『明日、ママがいない』その13

最終話

1:
>子供を壊すぐらいなら、大人が壊れろ。

子供を育てるなら、この程度の覚悟が必要。


2:
まぁ、当然ですが、ハッピーエンド。

でも、何かなぁ…
芸術を理解出来ない医師の抗議で多かれ少なかれ変更せざるを得なかったのでしょう。
それでも、何とか面白いドラマにするのが脚本家、プロの脚本家の仕事。

完璧からは程遠い出来。

残念でした。

ポスト(芦田愛菜)の知恵と思慮深さの原因を最後まで描写しませんでした。
これが一番の欠点。


★まとめ
芸達者の子役を集めたのに、子役を活かせぬ大人達。

ピア美を演じた桜田ひよりの美貌にビックリ(@_@)。



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『明日、ママがいない』その12

第八話

1:
ん~、いい話なんだけどねぇ…

魔王(三上博史)が本性、善良な本性(愛情に満ちた親の元で子供が暮らしていく事を第一に考える)を見せたんですが、
何かなぁ…

話が盛り上がらないんです。
第一の原因が、子役の演技は悪くないんですが、少々実力不足。
ピアノのコンテストで泣くピア美(桜田ひより)。
この泣き方が駄目。
育ての親(酒井美紀)と里親(松重豊大塚寧々)の間で揺れるドンキ(鈴木梨央)。
迷いの表情や仕草がイマイチ。
里親の方を選んだ後の泣く演技もどうもなぁ…

もう一つは、やはり話がどうも巧く流れていません。
ポスト(芦田愛菜)の描き方が悪い。
大人びたポストを演じる芦田愛菜は巧く、今回の子役の中で一番の実力。
その大人びた言動の原因と理由が全く無く、非常に不自然なんです。
ポストではなくアイスドール(木村文乃)が子供達に語り掛ければ違和感が無く、説得力が出て来ます。

松田沙也脚本家の実力不足は明白。


2:
>いっぱいの愛情を持って育て上げるのが 本当の親なんです!
(>事実の親と真実の親は違うんです!)

魔王の台詞。
素晴らしい、実に素晴らしい。


3:
ピア美が父親と再会した後、魔王が仄かに微笑みますが、
この微笑が素晴らしい。
魔王の善良な本性がこの一つのカットに現れています。
演じるのは三上博史

今後、三上博史と言えばこの仄かな微笑を思い出すだろうなぁ、私は。


4:
次回はついに最終話。
勿論観ます。



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『明日、ママがいない』その11

少々前の朝日の記事。

2014年2月22日(土) 朝刊

“記者有論”
(→社説の下の記事)
“「明日ママ」論議 子どもの幸せ、最優先に”

熊本総局
日高奈緒

前略

>そうやってつないだ命が、ドラマでは「ポスト」と呼ばれ、
「お前たちは捨てられたんだ。前の飼い主は忘れろ」
となじられ、暴力を振るわれる。
病院の会見からは怒りより悲しみが伝わってきた。

後略


魔王(三上博史)は確かにポスト(芦田愛菜)に暴力を振っています。
その意図は何でしょう?
第一話40分付近で魔王(三上博史)がポストの頬っぺたをビンタするのは、
ポストとドンキ(鈴木梨央)がケンカし、ポストが先に手を出したので、そのお仕置きです。
孤児であるコガモの家の子供達は既に親がいないというだけでハンディであり、
両親のいる子供達より不利ですから、

>先に手出ししたら負けだ。

、と魔王の台詞通りに子供達に教えているのは確かです。
躾け以外の何物でもありません。
1回も子供をビンタもしないで子供を育て躾けられると思っているなら、
世間知らずであり、人間を知らない証拠。
「義」や「仁」を子供に教えるためにビンタをする勇気と責任の無い人間に子供を育てる資格が有るとは思えません。

字面や現象だけ見て演出の意図を考えようともしない日高奈緒。
芸術を理解出来ず、芸術とは無縁の朝日新聞。



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『明日、ママがいない』その10

第七話

1:
面白い。
各人の謎、過去が分かり始めました。

でも、
ポスト(芦田愛菜)の本名は依然不明。
ドンキ(鈴木梨央)はなぜ嘘を吐くのか不明。


2:
それでも、ドンキが嘘を吐く展開は無理が在るなぁ…
ドンキが「コガモの家」で他の孤児達の幸福を妬み嘘を吐くなら、その原因は親に捨てられた事。
そうだとすると、親に捨てられる前の嘘を吐かないドンキの描写が無ければ説得力が在りません。
抗議が多いんで強引に脚本を変えたのは明らか。

やれやれ(溜息)。


3:
それと今回はドンキ(鈴木梨央)とボンビ(渡邊ことみ)が泣くんですが、駄目、下手。
他の演技が悪くないから、この泣くカットの下手さが余計に目立ちます。

やれやれ(溜息)。


4:
もう一つ、魔王(三上博史)の台詞。

>片手間に優しくするだけなら 誰にだってできる。
>ずっと そばに置けるわけじゃ ない。
>だから 時には突き放し 強い心を持たせて
>送り出さないといけない。

ほ~ら、魔王が何で暴言を吐くのかわざわざ自分から言わせちゃった(溜息)。
(→「だから 時には突き放し 強い心を持たせて 送り出さないといけない。」)

芸術を理解出来ない医師の抗議に応えるために一番簡単な、安易な方法に走っちまったゼ(溜息)。


物を作る人間は作品の意図を作品自体で語っているのだから、自分自身で言葉にして語ってはいけないのです。
これでこのドラマの失敗は決定。
残念ながら松田沙也脚本家は工夫出来ませんでした。


5:
それでも、次回も観ます。



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『明日、ママがいない』その9

第六話

1:
今回は今迄で一番脚本の出来が良かった。
餓鬼ども(笑)に分かった風な生意気な台詞をのたまわせなかったから(笑)。

以下魔王(三上博史)の言葉の一部:

>お前達自身が知るあいつは本当にそうなのか?

>世の中がそういう目で見るならば 
>世の中に向けて あいつは そんな人間じゃないって
>なぜ 闘おうとしない?

>臭い物に ふたをして 自分とは関係ない。
>それで終わらせる気か?

>一度心に受け止めるクッションを
>情緒を持ちなさい。

>だが それを自分とは関係ない かかわりたくないと
>シャッターを閉めてはいけない。
>歯を食いしばって 一度 心に受け止め
>何がひどいのか 何が悲しいのか
>なぜ こんなことに なってしまうのか
>そう考える事が必要なんだ。

>そう つらいだろう うんざりだろう
>上から目線で かわいそうだなんて思われることに

>お前達は傷つけられたんじゃない
>磨かれたんだ



養護施設の子供達の物語だから、中心になる子供達にいい事言わせようとしたくなるのも分からなくもありませんが、
人生経験が一桁の人間に言える様な事じゃありません。
魔王(三上博史)が言ってこそ説得力が在るんです。


2:
中でも主人公ポスト(芦田愛菜)は生い立ちが全く描写されてないので、違和感が甚だし過ぎ第六話になってもこの点が全く解決されていません。
「小学3年生があれだけの思い遣りと理解と知恵を得るには、どんな経験をコガモの家に来るまでしたんだ?」
の答えが在りません。
その答えはポストが非常に悲惨な経験をしているのに違いなく、そんな描写TVで出来るはずありません。

養護施設の子供達への差別を助長するのどうのと言う前に脚本が破綻しているのです。

このドラマ、最初から失敗しているのです。


3:
それから、ついにこのドラマに対する批判派への応えが出て来ました。

>お前達自身が知るあいつは本当にそうなのか?

>世の中がそういう目で見るならば 
>世の中に向けて あいつは そんな人間じゃないって
>なぜ 闘おうとしない?

打ち切りにして臭い物にふたをしないで、最後迄放送しどういうドラマかを見せる決意の宣誓です。


4:
最後まで観ますよ、私は。



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『明日、ママがいない』その8

第五話

1:
>ポスト(芦田愛菜):お金の問題じゃない

>魔王(三上博史):金の問題だ

>ポスト:違う!親子で一緒にいれば…!

>魔王:6畳一間に閉じ込めて 生活のために働きに出す。

>魔王:それをホントにあいつが望むと思うか!?

>ポスト:望むよ! ピア美はパパと一緒ならどんなことだって。

>魔王:だが親は違う!

>魔王:娘をそんな環境に放り込みたくはない


>ピア美の父:親から見ても… 
あの子に才能があることは小さな時から分かってた。
あの子は私に残された最後の宝石なんだ!
それを…
曇らせたくはない。
せめて 遠くからでいい
あの子の輝きを 見つめていたい。
邪魔を… したくないんだ。

>ポスト:邪魔?


…親の気持ち。
…その気持ちを小学3年生に理解しろと言うのは、ちと無理。
…だから、悲劇なんです。

…このドラマ、初めてのいい台詞です。


2:
漸く話が動き始めました。
ピア美(桜田ひより)がピアノコンテストで銀賞。
父親がそっと見に来る。

パチ(五十嵐陽向)には養父母決定。

叶(木村文乃)には求婚者がいて、叶のためにケーキを作ったロッカー(三浦翔平)は、あ~ショック。


3:
何か、初めて面白くなってきました。
次回も観ます。



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『明日、ママがいない』その7

第四話

1:
あ~、このドラマ、もう駄目だね。
養護施設の子供達への差別を助長する以前の問題で、駄目だね、自滅。
芦田愛菜鈴木梨央なんて芸達者な子役の無駄遣い、全く活かせんていません。

第三話の記事でも書いた通り小学3年生の言う台詞じゃありません。
役者を子供にしただけで、子供達が孤軍奮闘する物語になっていません。
どう考えても大人の物語。
ポスト(芦田愛菜)のが頭良過ぎ。
この物語位頭を良くするには、ポストは遙かに酷い目に遭ってなければ説得力が出ません。

その他にもこのブログで出来の悪さを書かねば私の意見に説得力が出ませんが、そこまでこのドラマに情熱を注ぐ必要無し。
このドラマにはそんな「力」は有りません。


2:
鈴木砂羽演じる謎の女の正体は魔王(三上博史)の嫁だった(@_@)。
名前は佐々木香織。


3:
ま、それでも最終話まで観る予定。



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『明日、ママがいない』その6

第三話

1:
ん~、かなり無理して作ってますなぁ…
両親がいない「コガモの家」の子供達だけでもお話になるのに、
今回「お試し」に行った家庭には両脚が不自由な娘アズサ(優希美青)がいる。
そこの両親は超多忙で家にいない。
娘の両脚は手術で回復しているけど、不自由なままでいるのは両親からの愛情不足のため。

それをポスト(芦田愛菜)に解決させちゃなぁ…
設定は9歳小学3年生なんだから、ちと大人の知恵が有り過ぎ。

小学生にどの位知恵を持たせるか、この点が難しい。
このドラマでは成功していません。


2:
「コガモの家」は毎回子供達のための食事が用意されています。
それも極普通の家庭料理。
今回ならプチ家出から帰ったオツボネ(大後寿々花)に魔王(三上博史)が作ったカレーを出しました。
虐待とは無縁の演出。
こんな事も分からん人間がいるんです(溜息)。


3:
次回も観ます。



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『明日、ママがいない』その5

>日テレ 「明日、ママがいない」 全8社CM中止

(中略)

>小林製薬幹部は27日夜、
「顧客から提供の是非を考えるべきだという意見が多く寄せられ、
今夜、(見合わせを)判断した」
と語った。
(2014年1月28日(火) 朝日 朝刊)


この8社の重役達は芸術とは無縁の人々。
問題とされる台詞を字面通り捉えているだけで、その台詞を喋る魔王(三上博史)の意図を考えようともしていません。
困ったもんです。
寄せられる意見の正誤を考えず、金儲けだけを考え多数派に従うだけ。

芸術とは無縁の8社は、

花王
日清食品
スバル
エバラ
小林製薬
三菱地所
ENEOS
キューピー




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『明日、ママがいない』その4

>2014年1月22日(水)、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を運営する慈恵病院(熊本市)は、
放送倫理・番組向上機構(BPO)に放送内容の審理を申し立てたと発表した。
(→朝日、1月23日(木)朝刊)

>番組のスポンサー企業8社がすべて番組冒頭の「提供社」を伝える字幕に社名を出すのをやめ、
そのうち3社はCMの放送もやめたことが23日わかった。
(→朝日、1月24日(金)朝刊)

>【甘口辛口】慈恵病院は人権侵害だと放送中止を申し入れる前に、ドラマの展開を見て最終判断してもいいのでは
http://www.sanspo.com/etc/news/20140119/amk14011905000000-n1.html

このサンスポの記事が冷静、理性的な判断。


1:
医師を初めとする高学歴者だからと言って、あらゆる面で優れた人間だと思うのは間違いであり、危険。

特に医師は理系であり、高校の進学校では文系をあまり勉強しません。
個人的にその好例だと思っているのは以下の話。

私の掛かり付け医から聞いた話。
この先生は第一線を退いた心臓外科医。
大学では、内科学を教え、医師としては血管心臓外科学会とか言う所の認定医の認定番号が二桁。
大学病院の救急救命室の室長を10年やっていたそうです。
芸術一般が好きで展覧会にはよく行くし、読書家で正岡子規から『ゴルゴ13』まで読む方。
その先生が大学にいた頃、国内最高の大学医学部卒の新任教授が来た。
その先生が私の掛かり付け医の先生にこんな事を聞いたとか。
「さいとーみちぞうって誰ですか?」
さいとーみちぞう?
「斉藤道三じゃないか!」
(→蛇足、「さいとうどうざん」)
司馬遼太郎が書いた『国盗り物語』の主人公の一人。

ヤレヤレ(溜息)。
斉藤道三が『国盗り物語』か『樅の木は残った』かの主人公かと迷うのは分かります。
どちらもNHKの大河ドラマになりましたから。
また、『国盗り物語』の作者が司馬遼太郎だったか山本周五郎かと迷うのも分かります。
両人共時代小説を多く書いたから。

しかし、斉藤道三を正しく読めないのは明らかな読書量不足。
最高学府で最も難易度の高い学部に入学卒業しているのだから、これ位の事知っていて当然。


2:
しかしながら、医師の実態は医学の知識中心のかなり偏ってる医師が多いらしい。
芸術は新渡戸稲造の『武士道』では高く捉えられ惻隠の情(=武士の情け、思いやり)を育てるのは芸術としています。

新渡戸の『武士道』で考えれば芸術の一つや二つ嗜まない医師は患者を人間と考えず単なる被検体と考えているとなってしまいます。
今回の慈恵病院の院長や婦人科部長が芸術を好んでいないのは明らかでしょう。
ドラマの製作陣が台詞にどんな意味を持たせようとしているか、考えていません。
ドラマに対する理解が無いと言う事は、慈恵病院でやっている赤ちゃんポストの動機も、残念ながら、怪しくなってしまいます。
本当に人道的な動機でやっているのでしょうか?と思えてくるのです。

慈恵病院がこの抗議とは逆に
「児童養護施設の実態はこのドラマとは違います。
このドラマをいい機会にし、私達が赤ちゃんポストを作らざるを得なかった現状を考えて欲しいと思います。
小さなお子さんをお持ちの方は、このドラマで描かれる養護施設の子供達への偏見と暴言についてお子さんと一緒に考えて欲しいと思います」
とか発表して欲しかった。


3:
CMの放送を中止した企業も情けない。

>エバラの担当者は「何年間も提供社として放送枠を支えてきたが、当社に苦情が多数届いた」と説明。
ある社は「契約自体をやめるつもりはないが、批判が急激に高まっている今はやむを得ない」と明かす。
(朝日、1月24日(金)朝刊))

これら企業の重役達も芸術に興味が無く、多数の意見なら正誤に関係無く従う主体性の無い企業。


4:
自分が正しいと思っても戦う事を避ける日本人の悪癖がまた現れている今回の騒動です。

日テレよ、自分が正しいと思っているなら、絶対放送中止するな。



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『明日、ママがいない』その3

第二話

1:
ところで、主人公ポスト(芦田愛菜)の髪型。
前髪を上げて額を盛大に見せています。

なぜ?

髪で顔を隠さず世間と対峙する決意の表れの演出に間違い無し。

この点からもこのドラマ、養護施設の子供達を差別する意図とは全く無縁なのは、明明白白。


2:
今回は、脚本の誇張が強過ぎ(溜息)。
パチ(五十嵐陽向)の養父母候補に母親美智子(江口のり子)の性格は大いに疑問有り。
現実には児童養護施設からパチとシャンプーの空ボトルについて説明が有り、時間を掛ける様に依頼されるのでは?

子共にとって母親は、特に幼い頃は、母親がどんな虐待をしてもそれを自分が悪いためだと思い、どんな人間よりも大切で愛しいのです。
この事実を無視した今回の脚本も大した事無し。


3:
それでも、子役達は皆、芸達者。
この子供達の演技を観ているだけでも、楽しい(^.^)。

小津安二郎の頃のガキ達とは大違い。


4:
次回も勿論観ます(^.^)。



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『明日、ママがいない』その2

さて、さて、このドラマ、私にとっては第一話は、大したことありません。
でも、このドラマを差別を助長するとか思っている人がいます。

“日テレのドラマ「明日、ママがいない」への抗議問題。施設の子どもに対する「想像力の欠如」と「加害性」”

(参考→http://bylines.news.yahoo.co.jp/mizushimahiroaki/20140118-00031720/)

この記事を書いた水島宏明法政大学教授は台詞を字面通り捉えています。

人間が暮らす社会を善と悪両方が同時に存在すると有るがままに受け入れるか、入れないかの違いでこのドラマの捉え方が逆転します。
「清濁併せのむ」かどうかです。

三上博史演じる「魔王」の台詞は事実でしょう。
孤児に対する偏見は常にあり、万古不易。
それに対しどう対処するか、その一つの方法が「涙を流す」。
偏見に対し、暴言や暴力ではなく、知恵で対処するのが知性的であり大人の対応です。

三上演じる魔王が施設の子供達に言っている暴言の裏には、強く正しく生きろというメッセージが有ります。
次の様なものです。
「世間ではお前達の歳ならまだ親に甘えていられるのだが、お前達はそういう恵まれた奴らより早く大人にならんといかん。
偏見に対して子供じみた対応をしていられる場合ではない。
早く知恵を付け、偏見に満ちた大人達と正当に戦えるようになれ。
それも、一日でも早くだ。」
「孤児に対する偏見に対し暴言や暴力で応えたり、更に法を犯したり貧困に陥るのは偏見に負けたのと同じだ。
偏見に怒りや悲しみを感じても感情的にならず、冷静に考えろ。冷静に行動しろ。
正しい事をやれ。
言い訳と後悔をしない事をやれ。」


上記の水島先生の記事を読むと、水島先生は教育者ではなく、単なる研究者の様です。
このドラマを児童虐待や養護施設、さらには恋愛と結婚とセックスとその結果として生まれる子供についての教材にしようとは一言も、一文字も書かれていません。
家庭や学校で児童虐待や孤児に対する偏見等を教師、子供、親で話し合い考える絶好の機会なのに、なぜ見逃すのでしょうか?

同時にドラマを初め創作物の中での台詞の背後に有るものは何か考えるにも、絶好の教材であり、機会です。
例えば、
「お前たちはペッとショップの犬たちと同じだ」
と言う台詞は、
字面通り捉えていいものか、別の意味を持たせているのか
物事をよく考えるキッカケになります。

それに、子供達の差別意識を助長するとか書いてありますが、親がいる方の子供達はこのドラマを鵜呑みにするでしょか?
また、養護施設の子供達は全員このドラマで傷ついているのでしょか?


詳しく調べてないので、偉そうな事は書けませんが、ネット上には当事者の意見が有りませんね。
小学生低学年はともかく、中学、高校生なら自身の経験や考えを書けるでしょう。
水島先生の記事も何か、最近よく目にする「上から目線」だなぁ。


このドラマ、私には第一話は大したことありませんが、だからと言って、

中止にする理由、皆無。

製作陣に差別意識が無く逆に児童虐待等に対する問題提起をしているなら、
最後まで放送し反対意見に対する返答とすべし。




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『明日、ママがいない』その1

★簡単な紹介

○放送
2014年1月15日~3月12日
水曜日
午後10:00~10:54
NTV系
全9回

○スタッフ
脚本:松田沙也
脚本監修:野島伸司
演出:猪股隆一、長沼誠(AXON)、鈴木勇馬
撮影:市川正明
照明:大内一斎
音楽:羽毛田丈史
プロデューサー:福井雄太、難波利昭(AXON)

○出演
芦田愛菜→ポスト
鈴木梨央→ドンキ、真希
桜田ひより→ピア美
渡邉このみ→ボンビ

三浦翔平→ロッカー
大後寿々花→オツボネ
五十嵐陽向→パチ
阪本光希→ハン
阪本颯希→リュウ

藤本哉汰→笹塚蓮

鈴木砂羽→謎の女
城田優→東條祐樹

酒井美紀→涼香
木村文乃→水沢叶
三上博史→佐々木友則


★評

芦田愛菜だけでなく鈴木梨央まで出るんだから見逃すわけにはいかんぜよ。

おや、男の子子役で一番の美男子藤本哉汰まで出てる(@_@)。

第一話

1:
これは、非常に難しいね、佳作になるには。
登場する子役全員が孤児で、全員に養父母が決まるか親が引き取りに来なければ無条件に喜べるドラマになりません。
それ程の脚本を書ける人間が日本にいるでしょうか?

いないな。


2:
内容では、芦田愛菜演じるポストが知恵が有り過ぎます。
HPでは子供目線の愛情云々とか書いてありますが、ポストが言ってるのは大人の知恵です。
小学生が言う台詞にするのは、かなり無理が在ります。

どこが子供目線なんでしょう?
こういう傲慢な考えが野島伸司らしいのかね?

第一話から失敗の雰囲気が色濃いですゾ(溜息)。


3:
このドラマも音楽が悪い。
悲劇的な場面、心が暗くなる場面で悲劇的な音楽を入れる必要皆無。
同じく無意味な効果音も多い。

製作陣は子役達の演技力を理解出来ないのでしょうか?


4:
明らかな道化役であるボンビ(渡邉このみ)の使い方も下手で、笑いの場面があざとい。
気分転換させようとしてる製作側の意図が見え見え。


5:
しかし、このドラマの一番の欠点は、子供を泣かせ過ぎ。
これも製作側が視聴者のお涙頂戴で心を捉えようとしてるのが見え見え。

ドラマとは言え、子供を泣かせるのは非常に趣味が悪い。

『Mother』の脚本とエラく違います。


6:
子役達はいい演技をしてます。
経験が長い(笑)芦田愛菜を知恵が有るポストに配役したのは、大成功。
これは予想通り。

放送開始前、HPには男の子子役イケメンNo.1の藤本哉汰が出ると書いてなくて放送を観て驚いたら、
ピア美役の桜田ひよりが、ビックリ仰天の美人(@_@)。
いや、この子、お目目パッチリ系の美人に絶対なるし、もう大人顔してる(@_@)。


7:
子役達を筆頭に役者はいいですが、脚本に望み無し。
子役達の涙に感情移入出来る人にはいいドラマになるでしょうが、
私の予想では駄作になる可能性70%。

製作陣が傲慢なんです。

私の予想が外れる事を祈ってます。


8:
次回も楽しみ(^.^)、楽しみ(^.^)。



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CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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