『エイジハラスメント』その4
1:
「ひとまず総務」?
1969年(=昭和44年)に千葉県松戸市市役所に出来た「すぐやる課」ってのがありますな。
2:
今回のお題は口の悪い新任繊維一課課長小田みどり(森口瑤子)。
有能だが人の心を考えぬ口の悪さ。
一般職の菊池あけみ(櫻井淳子)にも歯に衣着せぬ正論。
怒ったあけみともう一人の一般職女性は小田みどりのラップトップを隠す(@_@)。
総合職吉井英美里(武井咲)と派遣社員阿部真理亜(宮地雅子)のおかげで何とか解決。
あけみもみどりも尤もな事を言ってます。
2:
でもねぇ、怖いもの知らずの度胸ある新人が言いたい放題で問題を解決する「若者水戸黄門型」。
ハラスメントなんて最新の内容を使いながらも、大筋は新しさ皆無。
こんな脚本じゃドラマ、映画の発展は無い。
やれやれ、困ったもんだ(溜息)。
面白さでは、誇張が強過ぎ、イマイチ面白くない。
バランスが悪い。
3:
原作と脚本を書いた内館牧子は儒教の四書五経とか読んだことないんだろうなぁ。
儒教には中庸と言う考えがあり、四書にはそのものズバリの書名『中庸』もあります。
>孟子がいわれた。「孔子は極端なことを決してなさらぬお方であった。」
>孟子がいわれた。「〔言行一致は美徳にはちがいないが〕、大徳の人は言ったことを必ずしも実行するとはかぎらないし、
>やりかけたことを是が非でもやり遂げるとはかぎらない。ただ義に従って適宜に行うまでのことだ。」
孟子 巻第八 離婁章句下 十章~十一章
岩波文庫版、小林勝人の現代口語訳
この脚本家は1948年の生まれ、団塊の世代で本を読まなくなった最初の世代だから、この程度か(溜息)。
タグ 武井咲 麻生祐未 小泉孝太郎 宮地雅子 森口瑤子 内館牧子 すぐやる課 櫻井淳子 中庸 儒教
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