『重版出来!』その10

最終話


1:
当然ですか、全て目出度し、目出度し(^.^)。


★まとめ


1:
第六話のアホな脚本が無ければ、佳作以上の出来になったのですが…(涙)。
惜しかったなぁ


2:
それ以外は良く出来ていました。

心(黒木華)の純情な、純粋な気持ちと奮闘振り。
安井昇(安田顕)の斜に構えた仕事振り。
中田伯(永山絢斗)の一部が発達した天才振りと社会性の欠如。

この3人の描き方と役者の演技が大変良かった。
特に心と安井の対比が効果的でした。

このドラマは黒木華の初期の代表作になっておかしくない。
それ位良かった、巧かった(^.^)。





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『重版出来!』その9

第九話


1:
金儲けしなきゃならん出版社。
でも、作品に対する愛情が同様に重要。

今回も中々良い内容であります(^.^)。


2:
また、中田伯(永山絢斗)の天才振りの描き方もいい(^.^)。

ただ、どう見ても湯川先生にしか見えないカットがあるのは、製作陣の無能の表れ。
個性や誇りというものを持ってないんだろうか?


3:
次回、最終話。
観ます。





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『重版出来!』その8

第八話


1:
才能と才能に対する疑いで生きるマンガ家達。
この辺は他の芸術分野、スポーツ選手と全く同じ。

今回は中田伯(永山絢斗)のがネーム作りでスランプ。
伯の他人の心を感じられない点を中心に話が進みました。

主な流れは、

亡き妻の思いを思い出した牛露田獏(康すおん)。
その思いを知らない娘のアユ(蒔田彩珠(まきたあじゅ))ですが、
心(黒木華)と和田晴樹週刊バイブス編集長(松重豊)の働きで父親に心を開きます。
牛露田はかつての作品の電子書籍化に合意(^.^)。

中田伯は好調だったネーム作りが停滞。
その原因は他人の感情が初めて心に入って来たからだと大御所三蔵山龍(小日向文世)。
しかし伯の心の厚い壁は破られるだろうと心に告げる三蔵山。


2:
マンガなんてのは、いい意味でも悪い意味でも、時間潰し程度の物です。
しかし、人の心に大きく働きかけるのも他の芸術と全く同じ。

プロ(出版社、マンガ家、書店)になると、売れる事を常に考えにゃならんのです。
出版社が売上を第一に考えるのは当然。
江戸時代の北斎や広重、歌麿、写楽、から全く変わってません。

今回第八話ではこの辺の葛藤を巧く描いてました(^.^)。

今回も出来がいい(^.^)。


3:
次回も観ます。





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『重版出来!』その7

第七話


1:
今回のお題は才能ある者と無い者。
40歳のアシ、沼田渡(ムロツヨシ)は去る。


2:
今回は脚本の出来がいい(^.^)。
未だ輝かぬ天才中田伯の描写がかなり巧い。
一つの能力が突出しているために平均的な社会性が欠けている描写に無理と嫌らしさが無く、
説得力があります。

変人の天才の描写の巧さは『ガリレオ』の湯川先生(福山雅治)以来。
まだ大成以前で押しの強さが無い中田伯だから、湯川先生以上の存在感、現実感があります。

演じる永山絢斗が中々いい。
変人の天才に見える(^.^)。


3:
今回、かつての天才漫画家牛露田獏の娘アユを演じた子役、見たことあるゾ…
最後のクレジットで分かった(^.^)。
あの蒔田彩珠(まきたあじゅ)だ(^.^)。
調べると役と同じく今年中学生(@_@)。


4:
次回も観ます。





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『重版出来!』その6

第六話


1:
このドラマも駄目だ(怒)。

脚本家、無能(怒)。

前回迄はかなり出来が良かっただけに今回の出来の悪さ、前回との落差が激しい(怒)。

心(黒木華)の理想に燃えた新人の働きぶりに対する安井(安田顕)の描き方の酷さ、手抜き振り(怒)。

最後に編集長和田(松重豊)から安井が売れる作品を出すから他で冒険が出来ると一声掛けますが、
これだけでは完全に不十分。

東江絹(高月彩良)が安井に利用されてるだけだから、次回の仕事を断りますが、
「今は君の望む仕事が出来ていないかもしれない。
でも、まずは売れるようになりそれから自分の望むマンガを描く事も一つの考え方じゃないかな?」
と脚本家は安井になぜ言わせないのでしょう?

理想と現実の差を描く今回ですから、安井がこれ位の事を話して当然。

今回の様な主人公の理想主義に対する正反対で単純な敵役(=安井)の描き方は、視聴者を舐め切った無能なプロデューサーと脚本家の証(怒)。
こんな下らない脚本を書き続けているからテレビを観なくなるんです(怒)。


2:
脚本の最悪の出来具合のために黒木華安田顕の演技の巧さを書く気に全くならず(怒)。
それでも、次回も観ます。





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『重版出来!』その4

第四話


1:
第四話ですから、当然話が動きます、変わります。

第三話まで「ビギナーズラック」で快進撃してきた心(黒木華)、初めて仕事で挫折を味合う。

78歳の古館市之進(ティーチャ(めいどのみやげ))を面接で落とすも、老人向け出版社を紹介。
その後、小出版社から「すうべにいる」を出版、好調な売れ行き。

自分が見つけた新人中田伯(永山絢斗)、東江絹(高月彩良)を中々デビューさせられない。
絹は安井昇(安田顕)から小説の漫画化を頼まれ、受け入れる。


2:
現実感が加わり、ヲヤヂ世代にとっては非常に好ましい展開。
才能がかなりの割合を占めるスポーツ界とは違うんです。
大部分の職業では新人が驚異の躍進をすることは不可能。

さて、心クン、次回以降、仕事の壁にぶち当たりどうするか?
汚いマネ、卑怯なマネをしないで安井が言う様な「利益」を上げる事が出来るか?
黒澤明がエライのは売れる映画を作った事。
黒沢心は売れる漫画家を発掘し、育てる事が出来るか?

絵空事とは言え、応援したくなるヲヤヂは一人はいるゾ。


3:
次回も観ます。




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『聖女』その8

まとめ、色々

1:
結構詰めが甘い脚本でした。
しかし、全体の出来から考えると「抽象絵画」的と言った方がいい。
作る側が答えを出さず、観る側に考えたり感じて欲しいドラマなんです。

1-1:
これが一番よく分かるのが最終話、
終盤、晴樹(永山絢斗)が基子(広末涼子)の海辺の家へ行き、基子の入水を止めようとするシークウェンス。

海へ入り沖へ進む基子。
それを追い止めようと進む晴樹。
そこへ泉美(蓮佛美沙子)の呼ぶ声。
いつの間にか汀にいる泉美。
振り返り躊躇う晴樹。

ここで泉美が現れるの、何か、おかしい。

★解釈1
実際に泉美が現れたと言うよりも、晴樹の心の声の象徴でしょう。

「晴樹、お前はどっちを愛してんの?」

これで晴樹は一瞬止まり、基子への距離を縮める事が出来ず、基子は波間に消えました。

★解釈2
泉美は晴樹の後を付けて来ていた。
無鉄砲に基子を助けに海に入る晴樹を心配し、大声で呼んだ。

1-2:
こういう感性重視型作品は観る方の感性次第なんで、製作陣の感性と合えば傑作になるし、会わなければ全然面白くない。
このドラマでは主人公基子の幼少期は「売春を生業にしている母親に育てられた貧しい幼少期」なんて松本清張が昭和20年代を舞台にした小説に書きそうな内容。
これを受け入れられるか、これを象徴としている事を想像出来るか、ここから何かヒントでも感じ取れるか、と言う無言のふるい落としになっています。

私CYPRESSには、無理が在るなぁ(溜息)。
最初から話に無理が在り、どうも単純に、素直にドラマを楽しめませんでした。


2:
「聖女プラクセデス」
これが活かされていたんでしょうか?

2-1:
最終話で基子が羽織るカーディガンの色にしか使われてません。

2-2:
聖女から当然導き出されるカトリックの救い。
世俗から離れた祈りに救いを求めるのがカトリック。
世俗の中、禁欲的労働に救いを見出すプロテスタント。
基子にとって「愛」が救いと考え間違いないでしょう。
自分にも他人の幸せを願う気持ちがあるのを実感し、その後入水。
むむむ、やはり世俗を離れるからカトリック的、と捉えられるか。


3:
主人公基子の性格も複雑過ぎ、付いて行けず(溜息)。
頭はいい方で、男から単に金を貰うのを潔しと出来ない潔癖症な部分も有り。
だから「独自の恋愛観」で自分を納得させる。
晴樹には男を満足させる作り笑いを出来ない。
潔癖症には一途な面が在り、晴樹に泉美という婚約者がいながらも結婚を強く迫る。
自分にも他人の幸福を願う気持ちが在るのが分かると、なぜか入水。

私CYPRESSには理解不能(溜息)。


4:
そして人並以上の美貌の基子。
「狂おしい愛が、欲しい」
の副題通り純粋な愛情なのか、狂信的な思いなのか、普通の人間とは少々かけ離れた基子。
それを演じた広末涼子は、やはり見事。


5:
それにしても、
「自分にも他人の幸せを願う気持ちがある」
+
盲目のヒロイン
って、広末涼子+渡部篤郎+堤幸彦の『愛なんていらねえよ、夏』の第九話とかなり(笑)同じ。


6:
最終話、終盤、入水する基子の台詞。
>あなたを愛した事…
>それだけが私の失敗だった。
>それだけが本当のわたしだったのかもしれない。

この「私の失敗」、これが分からん。

でも、これ以上考える気と時間が無いので謎は謎のまま(溜息)。




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『聖女』その7

最終話

1:
基子(広末涼子)、入水し終わり(@_@)。
自分以外の幸せと願えることを自覚し…

晴樹(永山絢斗)の幸せを願える事を自覚するには、千倉文江(中田喜子)に襲われ視力を失ってから。

相手から愛されるのを望むのではなく、相手の幸せを願う。
相手から貰うのではなく、相手に与える事。


2:
今回最終話では、基子は白以外を着ます。

冒頭は前回第六話からの続きですから、白尽し。
それが、今回は次の様に変わります。

2-1:
ウェディングドレスを選んでいる泉美(蓮佛美沙子)に晴樹をくれない?と恐ろしいお願いをする時。
晴樹の背広の上着を羽織る。
色は濃紺。

その後、脱いで手に持っていると、
晴樹には、いつ家に来てくれるの?と尋ねるし、
週刊誌の記者には晴樹との過去を敢て話す。

★解釈
…まぁ不自然な基子のファッション(@_@)。
…男性用背広の上着を羽織るなんて、普通じゃありません。
…つまり、演出上の意味が有ります。
…晴樹の上着ですから、泉美に対して自分も晴樹に愛されているのよ、と主張しています。
…もう一つ注目すべき点は、着るのではなく、羽織っている点。
…ちゃんと着ているのではなく、いつでも簡単に脱いだり来たり出来る一時的な着用です。
…つまり、愛情が絡んでいますから、晴樹の上着=愛情は完全に自分のものになっていないと告げています。
…それを基子も自覚しています。


2-2:
海辺の自宅で赤ちゃんの靴下を編む。
前原(岸部一徳)と黒坂(田畑智子)両弁護士が控訴審の日程を伝える。
それから砂浜を散策。
克樹(青柳翔)と会い、お話。
このシークウェンスにはありませんが、ここで克樹から晴樹と泉美の婚姻届の提出を知らされます。

赤いカーディガンを羽織る。

★解釈
…衣装で協調してるのは、間違いなく晴樹との結婚生活への願望です。
…ここでもカーディガンを羽織ってるので、単なる夢で自分のものになっていません。
…問題はカーディガンの色、赤です。
…このドラマの隠れた主題「らしい」聖女プラクセデスの衣装と同じ色。
…基子が子供の頃に見て心奪われた絵ですから、子供の頃からの夢、としておきましょう。

2-3:
婚姻届を出した晴樹と泉美。
その後、晴樹に詰め寄り、首まで絞める(@_@)。
そこを後ろから千倉文江に刺され、頭を地面に3回も叩きつけられる。

ベージュのストール。

★解釈
…ストールは、ここまでの背広の上着やカーディガンと決定的に違い、単に羽織る物で着られません。
…だから基子のやる事も今迄とは違いました。
…晴樹に詰め寄り結婚を迫り、首まで絞める始末(@_@)。
…ただ色が今迄とは違い、白に近いですが、決定的に違います。
…つまり、結婚を望みながらも、首まで絞めて結婚をしようとは思ってません。

2-4:
入院中、病床で晴樹には作り笑いが出来なかった、と前原に話す。
また晴樹と泉美の幸せを願う。
自分にも他人の幸せを願う気持ちがあったんだと、前原に話す。

病院支給のピンクの寝巻に白のカーディガンを羽織る。

★解釈
…羽織る物の色が基子の基調色白になりました。
…晴樹の事を、ちょっと考え直してみる、ですかね。
…そうするのも千倉文江に襲われ生死の境をさ迷ったから。
…自分の恋心が相手からの見返り皆無の横恋慕だと分かったはずです。
…それを表すのが羽織っている白いカーディガン。

2-5:
自宅に戻る。
入水。

白尽しに白いカーディガンを着る。

海の中を進む途中、晴樹の声に振り返り、独白の様に、
>あなたを愛した事…
>それだけが私の失敗だった。
>それだけが本当のわたしだったのかもしれない。
救いに行こうとする晴樹だが、泉美の掛け声の為に躊躇う。
波間に消えた基子。

二か月後、控訴審はあっけなく棄却。
基子の無罪確定。

★解釈
…ついにカーディガンを羽織らずに、着ました。
…本当の気持ち、決心を表します。
…晴樹を求めるのではなく、晴樹へ与えるです。
…与えるものは晴樹が幸せになる事。
…自分(?)の無罪も確定し、晴樹の経歴や人生に傷付ける事も避けました。

2-6:
成程、基子の心の動き、そして決心へと変わるのが分かります。
晴樹の背広の上着、赤いカーディガン、ストール、病床のカーディガン、羽織るだけ。
最後の入水の時だけ白いカーディガンを着ています。

★解釈
恋敵に自分も愛されている事を示す

結婚生活を望む

恋敵に嫉妬

自分の気持ち、愛情を考え直す

自分の本心、願いに気付く

相手に対し愛情を示す

…相手から求めるだけだった人生の最後(?→最後だとは限りません)で相手に与えました。
…基子は入水しましたが、死体が発見されたか分かっていません。
…波間に消えただけで、姿を晴樹と泉美の前から消しどこかで生きているかもしれません。
(弁護士が登場するドラマなので最後に弁護士的解釈を加えてみました(笑))


3:
貧しい母子家庭で育った基子。
母親は体を唯一の資本として生計を立てていた。
基子も生計は「エンコ―」だった

う~ん、これねぇ…
母親の方は説得力が弱いなぁ…
愛情と金銭と言うのは、相性がよく分からんのですよ。

もう少し考える必要があるんで、「その7」はここまで。



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『聖女』その6

第六話

1:
怖いなぁ、肘井基子(広末涼子)(@_@)。

1-1:
まず、指から男の匂いが消えないと呟きながら指を洗い続ける(@_@)。
レイディ・マクベスですよ(@_@)。
(参考『マクベス』第五幕からWiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%99%E3%82%B9_(%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%94%E3%82%A2))
有名なカットだと黒澤明が『マクベス』を翻案した『蜘蛛巣城』にそのものズバリが在ります。
鷲津時武(三船敏郎)の奥方浅茅(山田五十鈴)が同じ様なことを言います。
(参考、私の記事→http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-400.html)

レイディ・マクベスと同じなら男を唆し何やら怪しい事を何回もやらかしましたゾ(@_@)。

1-2:
更に晴樹(永山絢斗)が泉美(蓮佛美沙子)と結婚するのを知りながら、一緒に暮らすとおっしゃる(@_@)。
そのために海辺に家を買う(@_@)。
これ、完全にストーカー候補(@_@)。
もっと怖いのは晴樹に泉美と別れてくれと言わない、懇願しない、頼まない(@_@)。
自分で泉美を殺す気(@_@)?

1-3:
千倉泰蔵(大谷亮介)に対する殺意が無かったとは言えない、と言った(@_@)。
まぁ、確かに誰にでもそう思う事はあり、基子も弁解する様にそう言います。
だけど、同時に「あなたが言った事はあなたに対して不利な証言として使われる事があります」ですよ、基子さん(@_@)。

1-4:
そんな基子を演じる広末涼子、いいね。
晴樹への思いは愛情なのか、常軌を逸している狂気寄りな心なのか、どちらにも捉えられる必死さが十分伝わってきます。

1-5:
そして、今回も白尽しの基子。
白々しい嘘か?
死に装束か?
結婚衣装か?
興味をかなりそそる展開になってきました。


2:
一審で基子に対し決定的な有利な証言をしながらも、疑惑を晴樹に伝えた千倉泰蔵は死亡(@_@)。
今回は自殺か事故か殺人か分からぬままに(@_@)。


3:
晴樹を愛している事を自覚した泉美は突然強くなる(@_@)。
晴樹の兄克樹(青柳翔)に脅されても屈せず(@_@)。
エラい変わり様(@_@)。

また晴樹は基子を悪女を決めつけました(@_@)。
千倉泰蔵の疑惑を聞いただけでなく、基子も殺意が無かったとは言えないと言っちゃったからなぁ。
次回、どうなるんでしょう?

でもでも、最後、タクシー車中のカット。
悲しみから微笑へと変わる基子の表情(@_@)。
基子は何を気付いたのでしょう?


4:
次回いよいよ最終話。
絶対観ます。




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『聖女』その5

第五話

1:
主人公が女性登場人物と、何か、巧く行くのは安っぽいアメリカのミステリーに多い。
このドラマも、何かなぁ、危ないよ。
主人公の職業が弁護士なんだから、感情や情に流されない冷静さが必要なのに今回の様な展開は、自爆の可能性が在り、
落ち着いて観ていられません。

この辺にも弁護士と法廷と法律に疎い脚本家の弱さが漂ってます。

本物の弁護士が書いた法廷物が好きなんですが、弁護士の主人公が元カノの弁護をし助けるのは、
リチャード・ノース・パタースン(Richard North Patterson) の”Exile”(→日本語訳未刊)くらいかなぁ…


2:
さて、ドラマの繋がり上、基子(広末涼子)は今回も白尽し。
相変わらず花嫁願望も在りますが(笑)、千倉泰蔵(大谷亮介)の疑惑を晴樹(永山絢斗)が知っちゃったので、
「白々しい」嘘の意味も出て来ました。


3:
また、基子はホテルから誰にも告げずホテルの抜け出し海へ行きましたが、
晴樹と黒坂京子弁護士(田畑智子)に見つけられ出帆(=旅立ち、逃走)は出来ず。
(→海は船と出帆を連想させる)
また、泉美(蓮佛美沙子)も晴樹の自宅へ行く際、海から離れていくカットが入りましたから、
泉美も晴樹と基子との疑惑が消え晴樹との新たな関係へ進むことは不可能と暗示。
(そう思ったら、晴樹の家で晴樹の兄克樹(青柳翔)から晴樹と泉美の不幸を見たいと言われた(@_@)。)


4:
泉美を演じる蓮佛美沙子、いいなぁ(^.^)。
あの小さくて真ん丸のお目目が今回も表情豊か。

それに比べると基子役の広末涼子はエラく目が大きくなる。
大袈裟なんだけど破綻してないところが、これまたいい。

まぁ、これ位出来てるとどっちがいい、巧いではなく、
好みの差になりますな。

個人的には普通の女性っぽい蓮佛美沙子の方が、最近はいい。
広末涼子が悪いって事ではないですからね。
この点、強調しておきます。


5:
さて、晴樹は千倉から基子への疑惑を知らされ、どうするでしょう?
千倉は自殺を試みましたが、助かるのでしょうか?

次回も観ます。



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『聖女』その4

第四話

1:
アメリカの本職の弁護士が書いた法廷小説が好きなんで、今回の裁判、興味深く観ましたが…
アメリカの小説が全てでもなければ、正しいとは限りませんが、
何かレベルが低くつまらん。


日本の裁判じゃ証人が証言中に自分の意見を述べていいのでしょうか?
アメリカの裁判じゃ事実だけです。
今回の様に証人が意見を述べれば反対側の弁護士、検察官が直ちに異議を申し立てるか、
判事が直ちに止めさせます。
証人に証言させる前に聖書に手を置かせ、「事実だけを述べます」と宣誓させるくらいですから。

それと、自分側が出廷させた証人が反対尋問で自分側に被害を与える証言をしたら、
再直接尋問で被害を軽減しようとするもんですが、アメリカの小説では。
最初の証人のメガネの件、被告側が反対尋問で信頼性を撃破したのは面白かったんですが、
検察側が再直接尋問をやらんとは、何たる失態(T_T)。
裁判が戦いだと理解してませんな、このドラマの製作陣は。

さらに、弁護士陣と検察官陣の証言中の態度、気を抜き過ぎ。
もっと集中してなければおかしい。
勿論、気が緩んでもいい証言もあります。
相手側がどんな尋問で攻撃してくるか分からないのですから、
反撃するために一言一句聞き逃さない集中力が必要。
誘導尋問等から自分側の証人を守らねばなりません。
本音を言わせるために敢て証人を怒らせたり、誘導尋問をしたりすることもあります。
(こんな感じで少々汚い事もやりますが、やり過ぎると判事から法廷侮辱罪で退廷させられ拘置所に一泊)


2:
公判期間中、肘井基子(広末涼子)は白尽し。
女性で白尽しと言えば、結婚衣装。
白装束は死への旅立ちの衣装でもあります。
白装束を結婚の時、なぜ着るかと言えば、死の覚悟が必要だったから。
パスツールと消毒概念以前の時代、
女性の出産は命懸けの行為で、無事に出産しても産褥熱で15%の女性が死んでいたと言われています。

殺人の容疑で起訴され、有罪になれば懲役20年にはなるんですから、正に命懸けの行為です。
逆に無罪になれば、結婚の様に新たな人生を歩み始められます。

こういう事を表す白尽しです。


3:
とりあえず基子は無罪。
検察側は直ちに控訴するらしい。

そして、
ドラマ最後で検察側に壊滅的な打撃を与えた証人千倉泰蔵(大谷亮介)が自分の証言に疑問を抱く。
基子を弁護している晴樹(永山絢斗)の兄克樹(青柳翔)は検察側から接触され、証言を求められてるらしい。
まぁ、ドラマの定石で視聴者の関心を繋ぎ止めておく技です。


4:
次回も観ます。




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『聖女』その3

第三話

1:
さてさて、今回は、と言うか今迄気が付かなかったのか、面白い演出が在ります。
晴樹(永山絢斗)と基子(広末涼子)の接見のシークウェンス。
中央の仕切りのガラス。
そのガラスへの映り込み。

晴樹のカットでは、晴樹の顔に基子の映り込みの顔が重なりません。

基子のカットでは、逆に基子の顔に晴樹の映り込みの顔が重なります。
更に二人の顔が並ぶカットまで在りました(@_@)。

基子の方で重なるとは、やはり基子本人が言ってる通り晴樹が基子にとって真実の愛だったんだぁ…
その一方で晴樹は、婚約者泉美(蓮佛美沙子)がいるし、突然行方不明になった事が心に重石の様になってるし、
何やら信じ切れない事があるんでしょう。


2:
意識不明だった千倉泰蔵(大谷亮介)の意識が戻った(@_@)。
どうも基子に有利な証言をしそうです。

さて、どうなるのでしょうか?


3:
次回も観ます。



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『聖女』その2

第二話

1:
ふ~ん、一人の男中村晴樹弁護士(永山絢斗)を取り合う恋人の本宮泉美看護師(蓮佛美沙子)と被疑者肘井基子(広末涼子)と言う図式ね。
基子は真実の愛でした、なんて言ってる。
どうなるでしょう?
でも、
まだ序盤で驚きの展開が無いもんで、イマイチつまらん。

でも、基子の必死さを演じる広末涼子は相変わらず悪くないし、晴樹に疑問を感じ始めた泉美を演じる蓮佛美沙子も負けてません。
あのちっちゃな目が意外や意外、かなり表情豊かなんだなぁ、蓮佛美沙子は。


2:
次回も観ます。



タグ 永山絢斗 広末涼子 田畑智子 蓮佛美沙子 岸部一徳 田中要次 筒井真理子 中田喜子 安藤玉恵




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『聖女』その1

★簡単な紹介

○放送
2014年8月19~10月7日
火曜日 午後10:00~10:48
NHK総合
全7回

○スタッフ
脚本:大森美香
演出:日比野朗、水村秀雄
撮影:川口次男
照明:木幡和弘
音楽:吉俣良

法律考証:岡野武志
法律指導:松井正広
医療指導:堀エリカ

プロデューサー:高石明彦

○出演
広末涼子…………肘井基子(緒沢まりあ)
永山絢斗…………中村晴樹、弁護士
蓮佛美沙子………本宮泉美、看護師、晴樹の恋人

岸部一徳…………前原光郎、弁護士
田畑智子…………黒坂京子、弁護士
田中要次…………小池賢治、弁護士
浜野謙太…………阿川博之、青年実業家
森岡豊……………坂東幸雄、TV局プロデューサー
大谷亮介…………千倉泰蔵、大手企業役員
中田喜子…………千倉文江、泰蔵の妻

筒井真理子………中村百合子、晴樹の母
青柳翔……………中村克樹、晴樹の兄
安藤玉恵…………肘井雅恵、基子の母




★評


第一話

1:
肘井基子(緒沢マリア、広末涼子)と中村晴樹(永山絢斗)の衝撃の再会(@_@)。
ん~、今回はそれだけだなぁ…

広末涼子を筆頭に岸部一徳田畑智子、それに最近の注目株蓮佛美沙子と巧い役者が多いんで、
次回以降に期待。


2:
勿論、次回も観ます。



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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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