『日曜美術館 「アートの旅 みつけよう美 夏編』 明治の生人形の方
2015年8月30日(日)
NHK Eテレ
ゲスト:片桐仁(多摩美版画科卒、ラーメンズの一人)
放送分HP→http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2015/0830/index.html
この回、記事にしてたと思ったら、してなかった(^_^;)。
1:
田中麗奈が訪れたいわさきちひろではなく、多摩美卒の片桐仁が訪ねた幕末から明治の生人形の方です。
そう、明治の超絶技巧工芸品の一つ。
熊本市内に二作品もあり、それを片桐君が訪ねます。
2:
まずは、
「谷汲観音像」 松本喜三郎作 熊本市浄国寺蔵 明治4年
片桐君、ガラスケースのガラスを開けてもらい、見ている(@_@)。
いいなぁ…(笑)。
本で見たことありますが、やはり、デジタルHD放送の精細、透明感には敵わん。
片桐君、喜三郎の曾孫、秀一氏を訪れ見世物で展示された生人形の写真とか、喜三郎が桐で作り着色した蟹を見ます。
しかもこの蟹を、片桐君、手に取るんだもんなぁ…(垂涎)
いいよなぁ(笑)。
3:
お次は、
「相撲生人形」 安本亀八作 熊本市現代美術館蔵 明治23年
『美の巨人たち』で以前放送され、その写実振り、迫力に驚きました。
(参考:2013年1月26日放送 放送分HP→http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/130126/index.html)
日本書紀にある最古の相撲、出雲の国の野見宿禰(のみのすくね)が大和の国の当麻蹴速(たいまのけはや)を投げ飛ばす瞬間を作った物。
非常に片桐君が羨ましかったのが、収蔵庫から出し、分解された物を組み立てる作業まで見続けていた事。
いいよなぁ(笑)。、
更に、出来上がった物をエライ近くから見てる。
いいよなぁ(笑)。
今回気付いたのは、投げられる寸前の当麻蹴速(たいまのけはや)を後ろからワイア―で固定している事。
二人の足の裏にも固定用の輪っかが付いています。
一見すると自立している様に見えますが、少なくともワイア―の補助が無いと立たせていられません。
4:
熊本には「つくりもん」と言われる大きな像を作る伝統が360年もあるとか。
その伝統がこの様な超絶技巧の生人形を作り出したとか。
納得。
タグ 松本喜三郎 谷汲観音像 安本亀八 生人形 野見宿禰 当麻蹴速
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術