『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルランドの至宝 -ボスを越えてー』その2

★簡単な紹介

2017年4月18日(火)~7月2日(日)

東京都美術館
(HP→http://www.tobikan.jp/exhibition/h29_babel.html)

展覧会HP→http://babel2017.jp/


○前口上
東京都美術館の企画展は金曜日のみ午後8:00迄開館。
去年2016年は伊藤若冲を見に行き、午後6:00過ぎで待ち時間30分程。
金曜日に行けるのは5月5日しかなく、行ってみると、
待ったのは、今回、0秒、0㎜(^.^)。

まぁ、上野駅から東京都美術館方面へ行く人極僅か。
上野駅方面へ帰る人、一杯(^.^)。

初夏と言うには早かったですが、寒さを覚える程でもなく、とても気持ちいい風と空気でした。

と、これは幸先いいワイと行くと、



1:
期待に反し、全て退屈。
視線と心を捉える強力な雰囲気を漂わせている絵は皆無。

ピーテル・ブリューゲルはボイマンスの「バベルの塔」を24年前に来た時に見たし、
ボスも「放浪者(行商人)」(展示番号:41)を初め40年以上前から知ってます。

ボスの「聖クリストフォロス」(展示番号:42)は外套の赤がエラく鮮やかで目立ち過ぎ。
久し振りに見る「バベルの塔」(展示番号:86)は、広重や北斎のベロ藍の様に青が目立ち過ぎるけど、
目立ち過ぎるだけで、広重や北斎の様にまとめられていません。

その他ボスブリューゲル以外でも、人物画は白人らしく背景を描き込み過ぎ。

日本人の想像力と創造力と発想には全く敵いません。


2:
あんな絵ばかり描いてウンザリし、退屈になり、やる気を無くしてるんじゃないでしょうか?
芸術家ではなく、絵画職人だね、心を感じられません。
金を稼ぐために絵を描いているだけ。
人は生きて行かなきゃなりませんから、金を稼ぐ方法が絵を描く事でも悪い事ではありません。

ヒエロニムス・ボス、1450年頃~1516年
ピーテル・ブリューゲル、1525~1530年頃~1569年
雪舟等楊、1420年~1506年頃
雪村周継、1504年頃~1589年頃

樂家、初代長次郎、生年不詳~1589年

当時の西洋では、
キリスト教、神話、金持ちと支配階級の肖像画と言う題材が決まっていて、それ以外を描いても金にならなかったんしょうか?
また、画家の個性も要求されてないとしか思えません。

ほぼ同じ時代の雪舟等楊雪村周継長次郎には全く敵わん。
鎧袖一触。


3:
さて、展示番号:86「バベルの塔」は正面では立ち止まれません。
制限線があり、そこから後(=離れて)は止まって鑑賞可。
でも、細部はそこからは見られません。
だからと言って、正面からも1m程離れているので、細部は見られません。

怒りを感じるより、何とか出来なかったのでしょうか、と残念に思いました。

私が言ってのは、午後6:00過ぎだったのでお客さんが少なく、
待っている人も多くても20人程だったので殆ど待たずに何回でも通過(笑)、可能でした。

だからと言っても、やる気を無くした(笑)私CYPRESSでしたので、
まぁざっと見ておしまい。


4:
今回のお買い物は、クリアファイルとマグカップ。
A5のクリアファイルは、出口前の特設ショップでは、開いて使うWファイルしかなく、
¥600(@_@)。
た、たかぁ~(溜息)。
「バベルの塔」だけと、主な展示作品を印刷したものの2種類のみ。
図柄が悪くなかったので両方購入。

しかし、
帰りの出入り口そばのミュージアムショップを覗くと普通の挟むだけのA5サイズのクリアファイルがあった(@_@)。
「バベルの塔」ですよ、印刷されているのは(@_@)。
¥400(@_@)。
何なんだ、これは…(溜息)。

マグカップは版画の色々な「怪獣」(→ゴジラ系ではありません(笑))を採用。
色は茶色とブルーグレイ。
ブルーグレイに入れたコーヒーの色を想像出来ないので茶色に決定。
ただ、見掛けほど大きくなく、300ccもなさそう。





タグ 雪舟等楊 雪村周継 長次郎 ボス ブリューゲル





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『雪村 奇想の誕生』

★簡単な紹介

2017年3月28日(火)~5月21日(日)

東京藝術大学大学美術館

期間
前期
3月28日(火)~4月9日(日)
4月11日(火)~4月23日(日)
後期
4月25日(火)~5月7日(日)
5月9日(火)~5月21日(日)

HP→http://sesson2017.jp/


○前口上


2017年4月初旬、今年は気温が低く、雪村周継(せっそんしゅうけい)を見に上野公園へ行くと、
サクラが満開でした(^.^)。
当日東京では朝方まで雨が降り、上野公園に着いた時は曇り。
それでも、いるんだなぁ花見客(笑)。
大きい古いソメイヨシノが多いからその気持ちは分かります。
確かに大きなソメイヨシノの下は、曇り空の下でも中々の美しさと気持ち良さ。
でも、地面はまだ濡れていたし、少々肌寒い曇りの日に宴をやらんでもいいでしょう(笑)。
でも、酒飲みの言い訳も痛い程分かる(笑)。

藝大へ行くのは2回目で、サクラの季節では初めて。
都道452号線を挟んで南側が美術学部、北側(東京国立博物館がある方)が音楽学部。
音楽学部の方にはソメイヨシノがあるのに、美術学部の方に無いのに今回気付きました。
何か、寂しいなぁ(笑)。

さて、
雪村周継を見た帰り、上野駅公園口前まで来ると、
何と、
目の前をマリオカートの一団が通過した(@_@)。
ぎょっ、これはシャッターチャンス、動画チャンスと思った時は、もう見えなかった(笑)。
走り過ぎる後姿を見ると、ちゃんとナンバープレートが付いていた、まぁ当然か(笑)。
任天堂が著作権違反と訴訟を起こしたレンタル会社が秋葉原にあるらしく、そこから来た様ですな。


1:
勉強不足だし、美術展には20年程行ってなかったから、雪村周継を知ったのもこの展覧会のおかげ(^_^;)。
あの雪舟等楊より100年程後の人。
室町後期から戦国時代の人になるんだね。


2:
坊さんらしく清貧で、水墨画が殆ど。
色付きの絵は極少数。
絵具を買うお金が無かったと言う事。
でも、東洋には墨で描く水墨画がある。
悪い事ではありません。
全てを描く必要が無い様に、色で塗り固める必要もないのです。

歴史に名を残し、作品が売れ現在に残るんですから、悪い絵はありません。
筆使いも巧く、我等素人の横好きには決して出来ない筆使い。
迷いや力みが無い、まぁ、当然か(笑)。
でも、書かずにはおれん、プロの巧さ(笑)。

あれだけ巧ければ、描いていて楽しいよなぁ。
歌が巧い人が、歌うのが好きなのと同じ。

しかしですな、
決して悪くはないんだけど、どうも心に響くものがありません。
言い換えれば、共鳴する心の弦が無い、同じ様な感性が無い、と言う事。


3:
江戸以前の古い絵師なんで、どうしても、巻き皺のついた絵が多く、これが残念。
また紙の変色が進んでいる作品が多く、描いた当初の狙いや効果が分からないのも残念。

それでも、次の2点は、良かった。

展示番号:101
「山水図屏風」
栃木県立美術館蔵

東京国立博物館にある雪舟等楊の国宝「秋冬山水図」の冬の図と同じく、不思議な遠近感の絵。
雪村周継の晩年の作で自由な境地と解説に書いてあり、見ている人間に覆いかぶさる様な、ちょっと不思議な迫力、
圧迫感があります。
不快感は無く、いつまでも見ていて、絵の中に入りウロウロしていたくなる、不思議な魅力がありました(^.^)。
これはいい、気に入りました(^.^)。

展示番号:95
「金山寺図屏風」
茨城県笠間稲荷美術館蔵

中国にある禅宗のお寺と景色を描いた屏風。
勿論、雪村周継、中国へ渡ったこともなく、想像で描いた作。
「山水図屏風」程ではありませんが、西洋の透視図法とは無縁、無視した遠近法。
だからと言って無茶苦茶に描いているのでもありません。
でもね、これも視線と心を捉える魅力があり、写実描写が名画に不要を実証する一枚。
西洋藝術のつまらなさ、退屈さを実証する一枚。
日本人藝術の非凡さを実証する一枚。
これだから日本人の描く水墨画は素晴らしい(^.^)。


4:
今回の目玉を見てみると…

展示番号:49
「呂洞賓図」
奈良県大和文華館蔵
重要文化財

まず、題名を読めん(笑)。
「りょうどうひんず」
呂洞賓(りょうどうひん)は中国の仙人だそうです。
今回の目玉の一つで、クリアファイルにもなっていて¥450哉。
¥320もあり、これは大和文華館オリジナル。
私の心の琴線に触れる物無し。


展示番号:88
「蝦蟇鉄拐図」
東京国立博物館蔵

目玉のもう一つ。
前期展示
これも私の琴線に触れる物無し。


5:
まとめ

「奇想の絵師」の元祖となるとチラシに辻惟雄が一言寄せていますが、
実際に見るとそれ程奇想とは思えません。
評価されるのには大賛成です。

写実描写と透視図法に縛られる必要が無いのが、雪村周継からも分かります。
必要ならばやればいい。
その程度のものなんですが、白人は出来ないんだよなぁ…

この展覧会も展示替えが多過ぎる。
4回ですよ、4回(怒)。
展示される物を全て見るには4回、¥1,600×4=¥6,400(怒)。
せめて2回にして下さいな。





タグ 雪村周継 東京藝術大学大学美術館 雪舟等楊 マリオカート





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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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