『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』その5

★まとめ

1:
やはりドラマの背骨、中心、キモは脚本なんですなぁ。
子供騙しの小さな嘘を正しただけで、これだけ真面なドラマに早変わりしてます!(^^)!。


2:
タイトルの破片が「怪奇大作戦」のロゴになるカット。
まぁ、わざわざ書くほどの事でもないんですが、小さな破片を集めて大きなパズルを完成させるように、
小さな証拠を集め大きな事件を解決する、って言う演出です。


3:
音楽の入れ方も少なく控えめで宜しい(^.^)。


4:
特撮もオリジナル程ショボクないがいい。
CGで修正、更に特撮出来ないものをCGで作れるようになったのも大いに貢献してます。


5:
内容はオリジナルや過去の別の作品と同じものも在りますが、まぁ問題ありません。
その演出は、う~ん、もう一工夫欲しい。


6:
演技陣に対する演出も誇張が少なく宜しい(^.^)。


7:
こんな感じでオリジナルを全編作り直してくれないでしょうかねぇ。




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『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』その4

第四話
「深淵を覗く者」

1:
オリジナルの第十六話「かまいたち」のリメイクです。
脚本と演出は基本的に踏襲しています。

ただ、犯人については大きく変えています。
オリジナルでも動機不明。
ミステリー・ファイルでは犯人不明のまま焼身自殺。

音楽もオリジナルはバッハの『トッカータとフーガニ短調』、
ミステリー・ファイルはワーグナーの『ワルキューレの騎行』(「ニーベルングの指環」全四作中、第一日目第二作「ワルキューレ」の第3幕の1曲目)。
ワルキューレは戦死した勇者を選びオーディンのバルハラ宮殿へ運ぶ乙女8人だから、こちら曲の方が物語の内容に相応しい。
最後の焼身自殺の場面でも掛かり、私を選びに来い、今がその時だ、私は選ばれた人間ではないのか、と誰かに無言の大音声で叫んでる様な演出です。


2:
今回の題名で思い出した事。
更に26分付近、取調室で牧史郎(上川隆也)との会話でSRIの現在の所長的矢千景(原田美枝子)が言う台詞でも思い出した事。

>踏みとどまりなさい 牧史郎
>深淵を覗く者は 深淵からも見つめられ
闇に引きずり込まれる
>光の側に
無理やりにでも 踏みとどまりなさい

次の言葉です↓

When you look long into the abyss, the abyss also looks into you.
=長いこと地獄(=深淵)を見つめると、地獄(=深淵)の方も見つめ返す。

怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
~ニーチェ 『善悪の彼岸』から~
(参考 Wikiqoute→http://ja.wikiquote.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7)

改めて調べるとニーチェの言葉かららしい。
まぁ、間違い無くニーチェの言葉から取って来たのでしょう。

また、
似ている言葉が、

Abyssus abyssum invocat
(=One evil deed leads to another.
悪行が別の悪行へと導く。
=Hell calls to Hell.
地獄が地獄を呼び寄せる。)


3:
オリジナルでもミステリー・ファイルでも「かまいたち」の犯行現場が橋の上。
橋を渡り切っていないので、犯人に何か迷いが有り悪人になり切れてない、と解釈出来る演出です。




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『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』その3

第三話
「闇に蠢く美少女」

1:
ふ~ん、スティーヴン・キングの『ペット・セマタリー』(“Pet Sematary”=ペット霊園)だ。
それに松田優作主演、吉田喜重監督『嵐が丘』を追加。

そして今風にしただけ。




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『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』その2

第二話
「地を這う女王」


1:
今回の題材は「蟻」。
蟻の映画、ドラマと言えば、
大昔、よくTVで放送された、
『黒い絨毯』
1954年
監督:バイロン・ハスキン
出演:エレノア・パーカー、チャールトン・ヘストン
参考 Movie Walker →http://movie.walkerplus.com/mv2687/

そんな訳で、新鮮味無し。



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『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』その1

★簡単な紹介

○放送
2013年10月5日(土)~11月16日(土)
午後10:00~10:45
NHKBSプレミアム

○スタッフ
原作:円谷プロダクション
監修:大岡新一
脚本:小林弘利、中野貴雄、黒澤久子
演出:田口清隆、緒方明、タナダユキ、鶴田法男
撮影:村川聡、藤井良久
照明:竹山弘道
美術:池谷仙克
音楽:玉木宏樹、山本直純、福田裕彦

科学考証:山田誠一郎
VFX:鹿角剛
CG制作:水石徹
特殊メイク:中田彰輝
操演:村石義徳
特殊技術:緒方明、八木毅
擬闘:二家本辰巳

プロデューサー:熊木白仁

○出演
上川隆也……………………牧史郎
原田泰造……………………三沢京助
高橋真唯(=岩井堂聖子)…小川さおり
村井良大……………………野村洋
原田美枝子…………………的矢千景
田畑智子……………………島田梨沙




★評

地上波初放送を観てみると…

最初の音楽がオリジナルと同じだ!(^^)!。

第一話
「血の玉」

1:
オリジナルの『怪奇大作戦』より遙かに真面な台本で、面白い。
オリジナルが悪過ぎるんです。


2:
野村洋(村井良大)が山中で紫外線を使い血痕を辿るシークウェンス。
なんで、背広を着たままなんでしょう?
ハイキングや登山に準じた服装が当然ではないでしょうか?




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『怪奇大作戦』その4

★まとめ

1:
おそらくその題名に尻込みし、放送当時は『ウルトラセブン』の後番組でありながらも観なかった気がします。
そう思うのは、今回全話(第二十四話を除く)を観ても記憶に残ってる物が一つも無かったからです。

と言う訳でいい歳したオヤジになってから観ると…

2:
肝心の特撮シーンが出来が悪く、これが致命的。
第二十三話の妙願寺のミニチュアの炎上シーンは素晴らしい出来ですが、
他の特撮シーンは技術の貧弱さが目立つのみ(涙)。
怪獣の場合はミニチュアを精密に作れば対処出来るんですが、超常的な自然現象を作るのは非常に難しい事を実証しました。
CG以前の手作り時代では、残念ながら「科学」は手に負えませんでした。

3:
更に悪いのが、脚本。
子供騙しです。
大人には欠点ばかり目立ち、白けるばかり。

科学を題材にしながらも、科学を知っている脚本家がいなかったのは明らか。

4:
それでも当時の街並み、風俗、自然、機械が見られるのは貴重。
博物館や資料館の展示品になってる物が実際に使われてるのを見られるのは非常に興味深い。

5:
岸田森って、最近の男優だと瑛太風。
松山省二って、最近の男優だと草なぎ剛風。


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『怪奇大作戦』その3

DVD4枚目

第十四話
『オヤスミナサイ』

1:
今回のゲスト、竜夫(と一卵性双生児の弟)を演じるのは佐々木功
この頃から額が広かったんだぁ(笑)。

2:
牧史郎(岸田森)が持ってる水平二連散弾銃、本物でしょう。
当時はこの手のモデルガン無かったからね。

3:
もう一人にゲスト、杉江ユキを演じたのが北島マヤ
竜雷太の出世作『これが青春だ』(1966年~1967年)でゆりを演じてました。


DVD5枚目

第二十話
『殺人回路』

1:
コンピューターのお話。
1968年から1969年の製作ですから、出て来る物はPCではなく、大型の汎用機。
MT(磁気テープ)、ラインプリンター、カード、カードリーダー、等々。
個人的には、その昔マックがようやく輸入され始めた頃、プログラムの開発をやっていたので懐かしい物ばかり。
その頃はIBMの大型汎用機が世界中で一番性能が良く、全盛期でした。
、と同時にマックを初めとするパソコンも出始め、大型汎用機の時代の終わりの「始まり」でもありました。

カードとカードリーダーはPCS(Punched Card System)と呼ばれ、カードに穴を開け、その穴を光学的に読み取るシステム。
私がやっていた所はプログラムを専用の言語で書くと、それをカードに穴を開け(→この人が「カードパンチャー」)カードリーダーで読み込み、
コンピューターに入力しました。
コンピューターで処理するデータもカードから入力可能ですが、当時からデータ量が手打ちで出来る量ではなくMT(磁気テープ)を使ってましたな。
フロッピーディスクも存在してましたが、まだ記憶容量が小さく一般的ではありませんでした。

この回も大型汎用機専用の機械室が出ますが、床を底上げし穴を無数に開け冷却用に冷風を床から流していたものです。
コンピューター専用のエアコン(それもかなり大きい)を設置し、夏でも機械室はかなり低温で寒かった。


DVD6枚目

第二十三話
『呪いの壺』

1:
終盤、妙願寺のミニチュア(実物の1/6)が炎上するカットは素晴らしい。
どう見ても本物。
円谷特撮の中でも屈指の出来具合。

素晴らしい、実に素晴らしい。


タグ 怪奇大作戦 岸田森 松山省二 円谷一 実相寺昭雄 北島マヤ 竜雷太 佐々木功


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『怪奇大作戦』その2

DVD2枚目

第九話
『散歩する首』

1:
冒頭、モーターバイクに乗った若い男女が休憩し飲むジュースが「プラッシー」。
スポンサーの武田薬品の子会社、武田食品の商品。
(参考→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC )

また、最後のエンドロールの背景にも武田薬品のアリナミンのネオンサインが写ってます。


DVD3枚目

第十話
『死を呼ぶ電波』

1:
光線銃に使ったのが、またしてもワルサーP38。
独軍物が好きなスタッフがいたんでしょうか?


第十一話
『ジャガーの眼は赤い』

1:
よよよ、サンドイッチマンがウルトラセブンだ(@_@)。

2:
西部劇に出て来る「グランドキャニオン」と太郎が言ってますが、
あれは、「モニュメントバレー」です。


第十二話
『霧の童話』
さて、この回のロケ地は長野県伊那市高遠町。
あの河野實“マコさん”の生まれ故郷伊那市です。
ただ、当時は伊那市に合併される前で、「高遠町」でした。

ドラマ中盤(16分34秒付近)で「高遠城址」のポスターが写り、「高遠町戸籍係」の三角錐の表示板(?)も映ります。

伊那在住の方がブログでロケ地探訪記を書いています。

『玉響日記』
その1 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_2.html

その2 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_3.html

その3 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_4.html

その4 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_5.html

その5 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_6.html

その6 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_7.html

その7 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_8.html

その8 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_9.html

その9 http://tamasora.at.webry.info/200911/article_10.html

番外編1 http://tamasora.at.webry.info/200912/article_1.html

番外編2 http://tamasora.at.webry.info/200912/article_2.html


第十三話
『氷の死刑台』
1:
今回のゲストは、科学者加瀬を演じた西沢利明
私が好きな『悲しみは海の色』で美術の教師をやった方!(^^)!。



タグ 怪奇大作戦 岸田森 松山省二 西沢利明 円谷一 実相寺昭雄 悲しみは海の色 愛と死をみつめて 河野實 伊那



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『怪奇大作戦』その1

★簡単な紹介

○放送
1968年9月15日~1969年3月9日
TBS系 日曜日 午後7:00~7:30
全26回

○スタッフ
脚本:上原正三、金城哲夫、佐々木守、若槻文三、市川森一、福田純、高橋辰雄、藤川桂介、田辺虎男、石堂淑朗、山浦弘靖
演出:飯島敏宏、円谷一、実相寺昭雄、鈴木俊継、小林恒夫、安藤達己、長野卓、仲木繁夫、福田純、満田かずほ
撮影:稲垣涌三、福沢康道、鈴木清、森喜弘、中町武
照明:小林哲也、羽田昭三
美術:岩崎致躬、池谷仙克、深田達郎、倉橋利韶
特技:的場徹、大木淳、高野宏一、佐川和夫
光学撮影:中野稔
操演:平鍋功、中島徹郎
音楽:玉木宏樹
音楽監修:山本直純
監修:円谷英二
プロデューサー:森田康司、野口光一、淡豊昭、熊谷健、橋本洋二

○出演
勝呂誉(三沢京助)
岸田森(牧史郎)
原保美(的矢忠)
松山省二(野村洋)
小橋玲子(小川さおり)
小林昭二(町田大蔵)


★評

『ウルトラセブン』終了後の後番組として放送されたんですが、
殆ど、と言うより全く記憶に有りません。
観なかったのかなぁ…
『ウルトラQ』から怪獣を抜いて怪異、怪奇に進んだ連ドラ。
ガリレオ』や『お天気お姉さん』の先輩に当る連ドラ。
、と言う訳でウルトラマン世代なので観てみると…

まずは一枚目のDVD。


第二話
『人食い蛾』

1:
「蛾」が主人公なんですが、エラく騒々しく飛びます。
不気味さを表す演出なんですが、実際にはあんなに騒々しく飛んで自分に関心を集めるはずありません。
蛾や蝶は速く飛べず予測不可能なフラフラとした飛び方で捕食者から逃れていますから、わざわざ自分の居所を知らせる音を発するはず無いんです。
別に効果音を入れなくても十分不気味に出来たはずです。
例えば、逆にキレイな色にして相手から蛾に近付けさせるとかね。
蛾を武器に使う発想は中々面白いだけに残念(涙)。

2:
マルス自動車の設計主任新田を演じたのは、『ウルトラQ』第五話にも出てた森山周一郎(@_@)
1934年生まれだから当時34歳(@_@)
最近の30代と違ってエラく老け顔だなぁ…


第四話
『恐怖の電話』

1:
電電公社の電話の中継基地内部がロケ地で出るんですが、
非常に興味深く、また、貴重。
今、こんな施設(接触型?)無いもんなぁ…

それに発信元を探すために中継基地から中継点へと辿り、最後にあるアパートの一室へ辿り着くシークウェンスは、
現実感が有り中々良い。

今や一人に一台のケータイやスマホの時代で何か有難みが非常に薄い電話ですが、
当時は一般企業で電話回線を利用したデータ通信がようやく始まったばかりだし、電話が無い家庭も全く珍しくありませんでした。
私の場合も、自宅に電話が入ったのは、え~と、1974年でしたな。

電話は1968年当時、まだかなりの「ハイテク」機器でした。
それを使って殺人を犯すなんて、今からでは想像も出来ない高度の「ハイテク」ですよ、若い衆(笑)。

2:
今回出て来る「小川時計店」。
非常に賑やか。
それも当然で、チクタク音がする機械式時計しか無く、現在主流の水晶発振器を使った市販時計が史上初めて出るのは1969年。
(→セイコーの腕時計「アストロン」1969年12月25日発売)
それに当時、機械式時計はまだ高級で精密な機械でしたから、登場人物の職業として電機メーカーの社員と並び時計店を営むのは論理的でおかしくありません。
つまり、電化製品と並び、機械式時計はまだまだ「ハイテク」機器だったんです。

3:
緊張感を表すために顔に汗をかくんですが、当時はエアコンが一般的になる以前ですから、
説得力、現実感が有ります。

4:
今回のゲストは桜井浩子


第五話
『死神の子守歌』

1:
冬でもないのに瞬時に凍死?
何だ、『お天気お姉さん』第五話と同じじゃん(笑)。
オマケに両方とも第五話でね(笑)。

2:
一瞬に凍死させるスペクトルG線を発射する銃はワルサーP38に色々くっ付けてますな。
MGCか中田の物でしょう。



タグ 怪奇大作戦 岸田森 円谷英二 小林昭二 桜井浩子 森山周一郎 ガリレオ お天気お姉さん


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プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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