『大魔神逆襲』その2 BD版

1:
久し振りに観ると、欠点が有りながらも、3作の中では、まぁ、いいかな。
3作目なんで、やはりいい意味で慣れてきて良くなって来ています。
ロケ地、セット、特撮等、良くなってきたので、あと2作位作ったら、かなり出来がいいのが撮れたんじゃないでしょうか?


2:
今回観て気付いたのは、4人の子供が筏を作り川を下る場面。
背景、上流に立派な橋が映ってるカットが2ヶ所(^_^;)。


3:
映像はキレイですが、DVDと大して変わりません(^_^;)。


大魔神シリーズまとめ

1:
今回BDを観ましたが、元がいいんでDVDと変わりません。

2:
ガメラやゴジラより可能性が大きい。
以前にも書いた通り時代設定が科学が発達する以前を時代設定にしているから。

3:
問題は、今回観て気付いたのは、大魔神が強過ぎる事。
大魔神は正義の味方で、この辺がガメラとゴジラとは決定的に違う事。
破壊と殺戮の権化じゃないんです。
敵役がいないんだね。
大魔神が倒す相手が人間じゃねぇ…



タグ 大魔神



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『大魔神怒る』その2 BD版

1:
映像は、悪くないです。
DVDの映像が悪くないんで、BDで悪くなるはずないですが(笑)。

特撮も第一作より時間が増え、改善されてます。


2:
まぁ面白いんですが、今回観て気付いたのは、悪役が弱い。
大魔神が強過ぎるんです。
悪役御子柴弾正(神田隆)とその一派が単なる人間(笑)。
それにかなり善人(笑)。
憎々しげな悪役じゃないんだなぁ…
陰陽師とか呪術師位は悪役として出て来ねばね。

せめて大砲でも出て来ないと大魔神の魅力が引き立ちません。


3:
ヒロイン小百合を演じているのが、藤村志保
最近じゃ完全におばあちゃんだもんなぁ…
千草十郎時貞(本郷功次郎)の家来田部隼人を演じているのが、何と、平泉成(@_@;)。
当時の芸名は「平泉征」だった。
体重がかなり違ってるけど、目は変わってません。



タグ 大魔神 本郷功次郎 藤村志保 平泉成 神田隆



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『大魔神』その2 BD版

1:
このBDも平成ガメラシリーズBDと同じく映像と音声がDVDと変わっていません(溜息)。
まぁ、DVDの映像と音声が悪くないですから、BDになったからと言って劇的に、目に見えて良くなるはずありませんが…
それでも、何か工夫、改善が欲しかった。


2:
時代設定を戦国時代にしているので、粗筋は改めて観ると虐げられた民とそれを救う正義の味方物。
正義の味方は「大魔神」と言う荒ぶる神なので、悪者を退治するだけでは十分でなく、救うべき民草まで退治しようとします。
善良な存在ではあっても、悪に対してただ手を拱いているだけの無告の民にも怒っているのです。
村里へ、村人へ猛威を振るい始めた大魔神を思い止まらせたのはヒロイン花房小笹(高田美和)。
BD同封の復刻版作品案内によると「小笹の清い涙」が大魔神の怒りを鎮めたと書いてありますが、
私には自分を犠牲にしようとした小笹の勇気と決意が大魔神の心に通じたと思います。



タグ 大魔神 高田美和 橋本力 藤巻潤



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脚本家吉田哲郎氏 逝去

大魔神シリーズの脚本を書いた吉田哲郎氏が2011年12月20日(火)、脳梗塞で逝去されました。
(朝日新聞による)
謹んでお悔やみ申し上げます。
 
合掌



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『大魔神逆襲』その1

★簡単な紹介

○公開
1966年12月10日

○スタッフ
企画:奥田久司
脚本:吉田哲郎
演出:森一生
特撮監督:黒田義之
撮影:今井ひろし、森田富士郎
特撮合成:田中貞造
音楽:伊福部昭
プロデューサー:永田雅一

○出演者
二宮秀樹(鶴吉)
堀井晋次(大作)
飯塚真英(金太)
長友宗之(杉松)

橋本力(大魔神



★評

1:
内容はともかく、特撮の映像表現が三作目なんで見慣れて楽しくありません。
演出の荒さも三作共同じで、これは見慣れません。
一番痛いのは、主演の子役四人が下手。

三作の中で興行収入が最低なのも納得。

2:
それでも、まぁ、面白いんです。
「魔神の山」のロケも悪くないし、雪の表現も作られたのが1966年だから合格の出来。


3:
素材はいいんですが、作り方が荒くて佳作になるのを逃しました。

★『大魔神』三作まとめ

1:
西欧科学が無い時代を舞台にしているので嘘の醜さを誤魔化しやすい(→悪い意味ではありません)のですが、演出が荒く佳作に出来ませんでした。
「光りもの」や「鳴りもの」が信じられていた時代ですから「大魔神」がいてもおかしくない訳です。
大魔神」とそれについての「大きな嘘」は最高とは言えなくても合格の出来です。
ところが「大きな嘘」を支える「小さな嘘」の出来が悪過ぎます。
例えば、『大魔神逆襲』なら、荒川飛騨守の手下の追われた子供達が川へ逃げ金太が川に流される場面。
川は人が流される様な激流には見えませんし、金太もこのシークウェンスの最初で足に怪我をするんですが杉松を助けた後力尽きて流される程の怪我ではありません。
こういう「てきとー」な演出をして自滅しています。
特撮では全力を出しているのに、本編では手抜きが横行している状態です。

料理と同じです。
一番大事なのは、腕前。次が素材。
料理人の腕が良ければ、どんな素材でもそれなりの料理が出来ます。
腕が悪ければ、最高の素材を使っても旨い料理にはなりません。

映画のジャンルは違いますが、丁寧で細かな演出で佳作になった『母なる証明』を観るとこの点がよく分かります。


タグ 大魔神 橋本力


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『大魔神怒る』その1

○公開
1966年8月13日

○スタッフ
企画:奥田久司
脚本:吉田哲郎
演出:三隅研次
撮影:森田富士郎
特撮監督:黒田義之
特撮合成:田中貞造
音楽:伊福部昭
プロデューサー:永田雅一

○出演
本郷功次郎(千草十郎時貞)
藤村志保(早百合)

橋本力(大魔神)



★評

1:
大魔神封印函 魔神降臨』の二巻目を観ると…

2:
大魔神』を観てるんで、粗が目立ちます。
湖水が割れるのは、旧約聖書「出エジプト記」を1956年に映画化した『十戒』(監督:セシル・B・デミル 出演:チャールトン・へストン、ユル・ブリンナー、他)で既に使われてるので、
新味無し。オマケに合成がかなり悪い。
大魔神の動きも、イマイチ覚束ない。それに建物の壊し方も大魔神ではなく特撮の係りの人が画面の外から紐を引いて壊してる様に見えます。
前作『大魔神』でも有りましたが、武神の石像を壊そうとして鏨を大槌で叩くのですが、叩いていないのがハッキリ写ってます。
湖水割れ以外でも合成映像の出来の悪さは当時の限界ですから責める気は有りませんが、かなり目立ちます。
子供向き映画として作られたからでしょうが、『大魔神』の竹坊(出口静宏)、『大魔神怒る』の竜太(度々平の弟、加賀爪清和)が子供の登場人物として出ますが、
特に意味の無い役。

3:
それでも、『水戸黄門』や『銭形平次』等の一般的な時代劇より面白い。
なぜ?
嘘が大きいからです。
石像が動き出し善人と悪人を選り分け悪人だけを殺す事に比べれば、
格さん助さんが御隠居と旅行中に数百人斬ってるのに一回も刀を研ぎに出さない事なんか、
めくじら立てる必要有る(笑)?

4:
この『大魔神』シリーズも脚本に手を入れ現実感を持たせ、100億円単位の制作費で作れば、『スターウォーズ』なんかに負けないのになぁ…


タグ 大魔神 橋本力 本郷功次郎 藤村志保


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『大魔神』その1

大映の時代劇特撮のあれです。
私が子供の頃はよくテレビで放送してました。数年前、久し振りに観たくなり自宅近くのレンタル屋さん数軒へ行くと、

無い(涙)

一軒も置いてない(涙)。

ネットで調べるとデジタルリマスターのDVDは出てるしBDも有る。
三作入り『大魔神 封印函 魔人降臨』なんてのも有り、どうせ買うんならこれと決め、ブックオフの「ウィッシュリスト」(笑)に追加。
「あ~、今日も無いわな」が続くこと3年程。
そして先日ついに、発見、入手

順番に観ていきます。
まずは『大魔神』から。

★簡単な紹介

○公開
1966年4月17日
『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』と二本立て上映

○スタッフ
企画:奥田久司
脚本:吉田哲郎
演出:安田公義
撮影:森田富士郎
特撮監督:黒田義之
特撮合成:田中貞造
音楽:伊福部昭
プロデューサー:永田雅一

○出演者
高田美和(花房小笹)
青山良彦(花房忠文)
藤巻潤(猿丸小源太)

橋本力(大魔神)

他 

★評

1:
画質はいいですな。作品自体が比較的新しいですから黒澤明や小津安二郎の古い白黒のリマスター版とは、エラく違います。

2:
面白い。
1時間24分と言う短時間が成功してます。大魔神が動き始めるのが1時間8分頃で実質登場時間は、15分程。
「主人公」が登場するのが全編の最後の1/ 4だけで面白いんだから、脚本と編集が巧いんです。
欠点が有るんですが、上映時間が短いので目立ちません。

3:
大魔神の撮り方も工夫してあり巧い。
人間の視点の位置で撮り見上げる構図になり、大魔神の大きさと恐ろしさを無理なく表してます。

4:
ミニチュアの特撮もいい。
大魔神が砦を壊すと屋根瓦が一枚づつ落ちるところなんか、いいね。スキ(笑)。
この映画、賢いところは、大魔神が破壊するのが作ってる最中の砦。
城下町なんかと違い大規模なセットを作る必要が無く、また作る物が少ないので手間を掛けられます。

5:
それでもねぇ、粗が目に付くんだなぁ。
日本古来の勧善懲悪物語はいいとしても、手抜きが多い。
例えば、
○猿丸小源太(藤巻潤)が火縄銃で撃たれても怪我の治り方が超常現象的。
○武神像を壊そうとすると地震が起こり地面が割れ、城兵が落ちるんですが、これが何回観ても自分から落ちて行ってるんだなぁ。
○砦を破壊する大魔神を止めようとして鎖を張り渡すんですが、唐突。これだけの混乱が起きてるんですから、誰かが「鎖を使え」なんて叫ぶカットが必要。


それと子役達が下手。まだ加藤清史郎の方が巧い。

6:
手抜きを全て修正し、100億程掛けて着ぐるみとミニチュアとCGでリメイクしたのを観たいなぁ。

7:
手抜きが目立ちますが、全体の作りは今観てもいい。『Space battleship ヤマト』より断然出来がいい。
特典映像で橋本力が『大魔神』は映画の良心が沢山入っているなんて言ってますが、その通りです。
合格以上の出来で、佳作まではあと一歩の映画です。

8:
今回久し振りに『大魔神』を観ると、光瀬龍の時代劇SFの映画を、やはり、観てみたいなぁ。
(参考 私の記事→『多聞寺討伐』)


タグ 大魔神 橋本力 藤巻潤 高田美和

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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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