『世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画』

★簡単な紹介

2016年11月16日(水)~2017年1月9日(月、祝日)

展示期間
2016年11月16日(水)~12月5日(月)
2016年12月7日(水)~12月12日(月)
2016年12月14日(水)~12月19日(月)
2016年12月21日(水)~2017年1月9日(月、祝日)


サントリー美術館

HP→http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_5/


1:
解体新書」のあの扉絵を描いた絵師、
と言う事実を今回初めて知り、興味を引かれ行ってきました。


2:
ん~、どうもなぁ…
小田野直武菱田春草と同じく、志半ばで亡くなった感じ。
東洋の描き方の西洋の描き方を取り入れ、融合しようとした秋田蘭画なんですが、
画法を確立する前に、モノにする前に亡くなってしましましたナ。

背景と脇役を描き過ぎているんです。
そのため主役の力を弱めてしまっています。

その代表が

作品番号106:
「不忍池図」
重要文化財
秋田県立近代美術館蔵

画面左下、池畔の杭、これを描き込み過ぎ、目立ち過ぎ、邪魔。
チラシやHPの映像ではさほど目立たないのですが、実際に見るとかなり目立ちます。


2:
小田野直武と比べると、他の絵師の腕前もイマイチ(溜息)。

秋田藩藩主だった佐竹署山(さたけしょざん)の

作品番号121:
「松に唐鳥図」
重要文化財
個人蔵

唐鳥の赤が強過ぎ、目立ち過ぎ、空間感覚と遠近感を壊しています。
また、手前の松の樹皮の描写もイマイチ(溜息)。

角館城代だった佐竹義躬(さたけよしみ)の

作品番号130:
「松にこぶし図」
歸空庵蔵

は手前に松、奥にこぶしを描いているのですが、
手前の松を置く構成が技に走り過ぎています(溜息)。
わざわざ松を手前に置いてこぶしを強調しようとしているのですが、
明らかにやり過ぎ。


3:
前回の鈴木其一展と同じく、会期を4回にも分け、分け過ぎ。
また、巻きシワが付いた作品が非常に多く、これも目障りでした。

こんな感じでイマイチでした(溜息)。






タグ 小田野直武 解体新書 佐竹署山 秋田蘭画 菱田春草 サントリー美術館





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『デトロイト美術館展 大西洋を渡った名画たち』

★簡単な紹介

2016年10月7日(金)~2017年1月21日(土)

上野の森美術館

HP→http://www.detroit2016.com/


1:
デトロイトの衰退を象徴するような貧弱な展覧会。
展示数がたったの52点。

こりゃつまらん。


2:
アメデオ・モディリアーニは好きで、悪いはずないから3点とも良かった。
ファン・ゴッホも好きだから悪いはずなし。

意外と良かったのが1点しか展示されなかったクロード・モネ
展示番号8
「グラジオラス」
陽光の描写が見事。
これは認めなきゃいかん。
でも、この人、完全完璧なシティボーイだから見た目の美しい物しか描かんのね。
向井潤吉やファン・ゴッホと全然違う。


3:
こんなに展示数が少ないなら、展示する時代や分野を減らせば良かったのに。
個人的には「第3章 20世紀のドイツ絵画」はあまり見る機会が無いから、これだけにした方が良かった。

お土産では、ゴッホの自画像のマグカップは大きさも300ccはあり、絵柄も申し分無しで即買い。

詰まらん、退屈な展覧会でした。





タグ ゴッホ モディリアーニ モネ デトロイト美術館 向井潤吉





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『ゴッホとゴーギャン展』

★簡単な紹介

2016年10月8日(土)~12月18日(日)

東京都美術館

東京都美術館のHP→http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_goghandgauguin.html

特設HP→http://www.g-g2016.com/


ファン・ゴッホは大好きですから、無条件で行きます。
それにしても、東京都美術館は商売が巧い。
金になる特別展しかやらんわい。


1:
今回まず気になった、目に付いた、目障りだったの物。
この展覧会で第一印象になったのはオランダはオッテルローにあるクレラ―・ミュラー美術館から来たゴッホ群。
2013年、国立新美術館の『印象派を越えて 点描の画家たち』に来た「種まく人」の真新しい白木の額縁が目障りでしたが、
完全に忘れていました。
(参考、私の記事→http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-1556.html)


今回、当然ながら再び目にし、目障りこの上なかった(怒)。
目障りだったのを思い出すと、

作品番号40:「公園の道」
作品番号41:「恋する人(ミリエ少尉の肖像)」
作品番号44:「男の肖像」
作品番号52:「ジョゼフ・ルーランの肖像」
作品番号54:「オリーヴ園」
作品番号56:「渓谷(レ・ペイレル)」
作品番号57:「種まく人(ミレーによる)」
作品番号58:「若い女の肖像」

茶色の染めている額もあるんですが、木目が浮き立ち不自然な動きを生み出し、
これまた目障り。

金箔を張った一見ゴテゴテ意匠は、彫りの動きを対称にし動きを相殺し、目障りな動きがありません。
だから全体に安定し絵を邪魔してないし、壊していません。

クレラ―・ミュラー美術館の学芸員はなんでこんなに趣味が悪い、
絵心が無いんだろう?


2:
それでも、悪趣味の額縁を屁とも思わぬファン・ゴッホの力強さ(^.^)。
まぁ、当然ですナ(笑)。

紅顔の美少年(笑)だった頃から画集で見た絵が何点も来ていて、楽しかった(^.^)。
毎回思うんですが、大昔に画集で見て、海外旅行と言えばJALパックの時代で、
中学生には夢のまた夢だった時代を生きていたんで、
電車に乗って簡単に見に行けるんで、非常にありがたい(笑)。
それでもこんなに簡単に見ていいんでしょうかと、何か悪い気もするし(笑)、
変な気もします(笑)。

では、感想を。

2-1:
作品番号3:
「古い教会の塔、ニューネン(農民の墓地)」
ファン・ゴッホ美術館

こんな地味な作品が来るんだぁ、と妙に感心。
これも大昔から知ってました。

2-2:
作品番号17:
「靴」
ファン・ゴッホ美術館

これ、『美の巨人たち』でやりましたな。
(放送分HP→http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/080524/index.html)
放送日が2008年5月24日だとか(溜息)。
エライ昔じゃん(笑)。
ついこの間かと思ってました。
まぁ、歳取った証拠なんです、過去がそんな昔の事じゃないと感じるようになると(笑)。

画像は展覧会のHPにはないので、こちらで。

番組では左靴しか描いていないと言っていたので、
実物をよく見ると確かに両方共左靴。
それを知らせているのか、強調しているのか、光を画面右側から来る構図にしています。
左靴なので、左側から光が着ています。
しかも後ろ側からです。
つまり靴は影の中に入っている状態。
なぜ?
分かりません(笑)。

今風の言葉で言えばこれはワークブーツ。
当時なら労働者の靴、おしゃれ用のレッドウィングではありません(笑)。
モネやルノワールが絶対描かない物、主題、モチーフ。
ファン・ゴッホはどういう絵師が分かる一例。
カイユボットと違い、労働者、農民、炭鉱夫側です。

色は白と黒、2種類の褐色の計4色、多くても5色でしょう。


2-3:
作品番号16:
「パイプをくわえた自画像」
ファン・ゴッホ美術館

暗い色の自画像。
それでも、怨念の様な暗い雰囲気は漂ってきません。
暗い絵、激しい絵、情熱的な絵、と強い絵が多いゴッホですが、
この絵の様に穏当な雰囲気が基本になっているんです。
この点からも非常にゴッホ的であり、典型的なゴッホの絵です。


2-4:
作品番号37:
「収穫」
ファン・ゴッホ美術館

大昔から知っている穏やかな絵。
水平線を何本も重ねた安定した構図。
黄色を中心にし、空の青と近景の植え込みの緑で安定させた色使い。
強い筆致や筆勢はありません。

少々分かりにくのですが空気遠近法で描いてます。
この絵もメトロポリタン美術館蔵「糸杉」と同じく、
遠景の山並みには白を加えた青で描き、光の拡散が増えているのを表現し遠方にあるのを表しています。

この絵も他のゴッホの絵と同じく大して大きくありません。
日本の狭小住宅にも問題無く飾れます。
73cm×92cm
こういう穏やかな雰囲気の絵は家に掛けておくにはいい。
何か、長谷川等伯の「松林図屏風」や「竹鶴図屏風」みたいな自然の厳しさを漂わせる絵なんかだと、
圧迫感があって落ち着かないでしょう?
そう、この絵、欲しい(笑)。


2-5:
作品番号38:
「ズアーブ兵」
ファン・ゴッホ美術館

作品番号41:
「恋する人(ミリエ少尉の肖像)」
クレラ―・ミュラー美術館

作品番号44:
「カミーユ・ローランの肖像」
ファン・ゴッホ美術館

昔から知ってる肖像画群。
背景を描かない、単純化する、そして人物に語らせる、
ゴッホも人物を描くにはどうすれば一番いいか、知っていた訳です。
尤もここまで来なくても、この展覧会の最初の自画像作品番号16:「パイプをくわえた自画像」
で分かるか(笑)。


2-6:
作品番号39:
「耕された畑(畝)」
ファン・ゴッホ美術館蔵

作品番号42:
ゴーギャンの椅子」
ファン・ゴッホ美術館蔵

筆致と筆勢で絵を壊してる絵。
系統の違う色を同じ筆致と筆勢を使ったため、バランスを少々崩してる2枚。

「耕された畑」では空の白い雲。
ゴーギャンの椅子」では画面下部の赤。
少々目立ち過ぎ。

ゴッホ程の絵師が素人でもあるまいし、なんでこんな事をしたのでしょう?
ゴッホにはこういう点があります。
有名なアルルの跳ね橋の一つ「アルルのラングロワ橋」
(参考、Wikiの画像→https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d5/Vincent_Van_Gogh_0014.jpg)
これも画面左端の雲が目立ち過ぎています。


2-7:
作品番号54:
「オリーヴ園」
クレラ―・ミュラー美術館

作品番号55:
「刈り入れをする人がいる麦畑」
ファン・ゴッホ美術館蔵

陽光の元に輝く黄金の小麦畑のイメージを私に植え付けたのは間違い無くゴッホ。
映画だと『ブラザー・サン シスター・ムーン』
この絵もその一つ。
この絵は遠景が大きく、多めの面積を占めるので絵具に白を混ぜ不透明色にし距離感を表す空気遠近法が
「収穫」(作品番号37)より分かりやすい。

この二つの作品を見ると、ダリの絵と比べ空気に潤いがあります。
スペインは空気が乾燥し、ドカンと突き抜ける空ですが、
ゴッホの絵ではスペインより湿度が高い。


3:
お土産

マグカップが3種あり、私は「収穫」(作品番号37)を買いました。


4:
ゴーギャンも展示されていましたが、興味も無く、目と心を引かれる作品はありませんでした。





タグ ゴッホ ゴーギャン クレラ―・ミュラー美術館 ファン・ゴッホ美術館





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『開館75周年記念特別展 円山応挙 「写生を越えて」』 その2

★簡単な紹介

2016年11月3日(木、祝)~12月18日(日)

前期:2016年11月3日(木、祝)~11月27日(日)
後期:2016年11月29日(火)~12月18日(日)


根津美術館

HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html


圓山應擧、好きだから悪いはずがありません(笑)。

根津美術館は規模がそれ程大きくなく、展示数が200点どころか100点を越える事もないのですが、
ガッカリする様な事はいつ行ってもありません。
学芸員の方々の鑑識眼や美意識がかなりの高さかと思われます。
また所蔵品の質の高さから、他の美術館も自慢の名品を快く貸してくれるのではないでしょうか?

今回も良かったデス、ハイ(笑)。

1:
前期展では、まず、大作の屏風三点がとても良かった(^.^)。

作品番号17:「雨竹風竹図屏風」
作品番号18:「藤花図屏風」
作品番号20:「雪松図屏風」

この3点は画題だけでなく、漂う雰囲気も全て違い、楽しかった(^.^)。
「雨竹風竹図屏風」の穏やかさ、清涼感。気温と湿度に不快感がありません。
「藤花図屏風」の動き、成長感、相変わらずの力強さ。
「雪松図屏風」の雪の後の穏やかさ、大気の暖かさとありがたさ。

違うもの3点ですから、見飽きないんです(^.^)。
ルノワールやモネが絶対描かない絵。
題材としては描いても、ここまで近付いて観察はしないし、更に昇華させ意味を持たせたり、
暗示したりは、しないよなぁ…
自然感の違い、自然との距離、かなり違います。
更に考えれば、やはり文化が違うんです。
まぁ、好みの違いになり、個人的にはやはり日本人の私CYPRESS、應擧の方が好きです(笑)。


1-1:
作品番号17:
「雨竹風竹図屏風」
重要文化財
圓光寺蔵

竹は絵になる。
だから、基本的に悪い絵になるはずなし。
更に濃淡の墨だけで描くと、想像力の入る余地が大きく、多く、深みのある絵になる。
更に更に、水墨画独自の余白の多さと大きさ、これまた想像力の入る余地の増加で深みのある絵になる。

と言う事は我等素人でもそれなりの絵は描けますが、これ程の素晴らしい絵は描けません。
筆の力量だけではなく、空間感覚が徹底的に敵わんのです(笑)。

お寺の屏風だけあり、折り目に明らかに手垢の汚れが多く、何回も出し入れしましたな。
そう、実用品で多くの人々の目を楽しませたんです。


1-2:
作品番号18:
「藤花図屏風」
重要文化財
根津美術館

2014年の「『特別展 燕子花図と藤花図』 光琳、応挙 美を競う」以来のご対面。
幹と枝の動きの素晴らしさ、花と葉の美しさ、改めていいなぁ(笑)。
力強さと動き、この雰囲気はやはり武家の男の子のお祝いに描かれたと改めて実感。

ところで、なぜ幹と枝を濃墨ではなく、薄墨で描いているのでしょう。
濃墨で描くと背景の金箔との対比の強さから、幹と枝がかなり目立ち、印象が決定的に変わります。
強さと勢いだけの絵なら濃墨で問題ないでしょう。
葉と花の美しさをかなり削ぐので薄墨にしたと考えると無理がありません。

同時に薄墨にすると筆致が残るので、その筆致を利用して枝と幹の勢いを出せます。

よく考えています。
まぁ、應擧なら当然か(笑)。


1-3:
作品番号20:
「雪松図屏風」
国宝
三井記念美術館蔵

今年2016年のお正月以来のご対面。
相変わらず空間感覚と同時に、立体感覚も見事です。
そして相変わらずの静謐感。
もう一つは今回他に2点の名作と並べられ際立つのが、大気の心地良い暖かさ。
雪の後の太陽の暖かさとありがたさ。

いい絵です、これも(^.^)。


1-4:
これだけの名品を並べ、同時に同じ場所で見られる喜びと贅沢。
最高です(笑)。


2:
作品番号47:
「七難七福図巻」
重要文化財
相国寺蔵

2階の真ん中の展示室5で展示。
今回見た中で、一番驚きました。
筆使いの巧さに仰天しました(@_@)。

ここに上ってくる来る前に展示室2で数々の写生を見て、
筆なのにペンで描いた様な細い線にビックリしました。
そしてこの「七難七福図巻」ではその筆致で描いています。
とんでもない力量です、まぁ当然なんですが(笑)。

単に圧倒され、心地良かった(笑)。

持ち主が伊藤若冲でお馴染みの相国寺と言う事でまたビックリ(笑)。


3:
今回行ったのが遅く、紅葉も終わりに近かった(涙)。
それに今年は暑さが長かったので、紅葉もイマイチキレイに燃えなかった様です。

それでも、今回気付いたのは、と言うか今迄気付かなかったのが、
根津美術館八景の八番目、天神の飛梅祠(ひばいし)の奥にあるイチョウ。
ここまで今迄行ったことありませんでした(^_^;)。
庭園の端にあります。

これ、馬鹿デカい(@_@)。
根津美術館の庭園にある木で、一番大きく、一番の古木。
樹齢、素人目にも200年どころではないでしょう。
巨木は見てて単純に気持ちいい。
だから、このイチョウも見上げるだけでも圧倒され、気持ちいい(^.^)。
どう見ても初代根津嘉一郎がこの地を入手した時に植えたとは思えず、元からここにあったんでしょう。
初代嘉一郎翁がここを買った理由の一つがこのイチョウだったんだろうなぁ、と思える巨木です。

根津美術館が東京都心の隠れた逸品、名品、名庭、名館、名建築、名コレクションですが、
その中の隠れた逸品がこの飛梅祠のイチョウですなぁ(溜息)。

とにかく、文句無しに、このイチョウ、凄いヨ(笑)。


4:
さて、今回もとても良かった(^.^)。
流石、根津美術館です。
應擧は当然ながら、いいです(笑)。
オマケに今回は飛梅祠のイチョウに気付き、更に良かった(^.^)。

ただ、今回も根津カフェは行列で入りませんでした(笑)。





タグ 圓山應擧 根津美術館






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『開館50周年記念 大仙厓展 ー禅の心、ここに集う』

★簡単な紹介

2016年10月1日(土)~11月13日(日)

出光美術館

HP→http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html


1:
やれやれ、最終日の前日にやっと行けました(^_^;)。
お昼頃着くと、エレベーターに私を含め5人(@_@)。
こんなに混んだ出光のエレベーターに乗るのは初めて(笑)。

入場券待ち行列無し。

でも、会場内は大して混んでないんですが、私が訪れた出光美術館の展覧会でこんなに混んだのは初めて(笑)。
でも、どの作品にもガラスに触れそうになる位近付けました(笑)。


2:
作品、
衝撃の宗教画です(@_@)。

ダ・ヴィンチ、カラヴァッジョ、ダリ、ラ・トゥール、等とは全く違う衝撃的な絵です。

これは、凄ぇーわ(@_@)。

こんなに軽い宗教画、初めて見ました。
キリスト教ってのは預言者や神様は怖いし、イエスは常に論争を挑まれ戦い続けたし、
残された弟子達も死を覚悟して師匠の教えを広めていました。
だからキリスト教芸術は重々しく、「常に真剣勝負」って言う作風。
音楽でもバッハの教会カンタータ、モーツァルトのレクイエム、の重厚さ。

それなのに、禅の教えを描く仙厓の絵の数々は、完全に肩の力が抜け、軽い事、軽い事(@_@)。
円空が彫った仏像と通じるものがありますね。
宗教をこんなに軽く、お気楽に教え広められるのでしょうか?
実際に教えたんだからねぇ…(笑)。

欧米のキリスト教芸術しか知らないと、完全に虚を突かれます、
私の様に(笑)。

その軽さ、本当に衝撃的です。


3:
そして、マンガチックな表現に惑わされずに一枚づつ見ていくと、どの絵も筆が躊躇いも無く走っています。
その軽さ、速さ、とても素人に真似の出来るものではありません。
これは、学校以外で絵を描いたことがある方なら誰でも分かります。

筆の自由な軽さを生み出したのは、臨済宗の僧として修業した結果なのか、
単に人柄によるものなのか、
まぁ、どっちでもいい(笑)。
ある程度の悟りを開いた坊さんとして仙厓は捉えて欲しかったんじゃないでしょうか?


4:
長澤芦雪曽我蕭白の様な絵を受け入れる日本人の感性ですから、
仙厓の絵なんぞ、あーだこーだ言う程の絵じゃないんでしょうか(笑)?

一度は見る価値がある仙厓です。





タグ 仙厓 出光美術館 曽我蕭白 長澤芦雪 円空





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国立西洋美術館蔵、ジュルジュ・ドゥ・ラ・トゥール筆『聖トマス』と『クラーナハ展ー500年後の誘惑』

★簡単な紹介

2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)

国立西洋美術館

HP→http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016cranach.html

TBSのHP→http://www.tbs.co.jp/vienna2016/


これまた大昔、中学生か小学校高学年の頃から知ってる絵師。
当時は「クラーナハ」じゃなくて「クラナッハ」だった。


1:
作品番号:82
「マルティン・ルター」

作品番号:85
「マルティン・ルターとカタリナ・フォン・ボラ」

私にとってクラーナハと言えばルター。
そうそう、この2枚の絵です。
帽子を被ってるのと被ってないの。
実物を見て分かったのが、小さい事、小さい事(@_@)。
会場で無料で配布している目録に大きさが書いてないので正確な数値は不明ですが、
日本の画材の大きさだと、6号Fか4号F位です。

改めて見ると、マルティン・ルター、英語訛りならマーティン・ルーサー、
私が愛する鹿島アントラーズに多大な貢献をしたジーコだ(笑)。

ただ、この2枚、それだけ。
なんの感興も起こさず。


2:
残りの絵も退屈。
聖書とギリシャ神話と金持ちの絵だけ。
平板で職人の絵ばかり。


3:
そんな中で、同時代の同国と言う事なんでしょうが、
デューラーの銅版画、エングレイヴィングが出展されていました。

作品番号:17
「騎士と死と悪魔」

作品番号:90
「メレンコリア I」

5月に町田の国際版画美術館で見て以来。
改めて見ると、絵が漂わす雰囲気がクラーナハとは段違い。
「騎士と死と悪魔」は前回気付かなかった魅力爆発(笑)。
町田で私はクロード・メランの「聖顔」に完璧に撃破されてましたナ(笑)。

この展覧会、クラーナハの本邦初の回顧展なんですが、
主役はデューラーでクラーナハが引き立て役になってます。
オマケにデューラーの版画は31cm×26cmと更に小さい。


4:
デューラーと同様にクラーナハを吹き飛ばし、ブチ破った絵が常設展にありました。

ジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥール
聖トマス

参考、国立西洋美術館のHP→https://www.nmwa.go.jp/jp/collection/2003-0002.html

4-1:
この絵を見る前に見ていたのが、ヤーコプ・ファン・ロイスダールを初めとした17世紀オランダ絵画。
この頃のオランダの風景画は、全体に褐色なんですな。
だから、遠目からも、「お、オランダの風景画だ」と分かります。
はい、今回も(笑)。

江戸前期以前から日本画の植物画や風景画の植物は緑青を使い文字通り「緑滴る」なんですが、
同じ頃のオランダの森はロイスダール初め褐色がかった緑なんです。
どう見ても美しくない。
自然観の違いは間違い無く、当時の欧州人にとっては自然は親しいものでもなく近しいものでもなかったのでしょう。
敵対するものだったのでしょう。
日本人にとっても単純に近しいだけのもでなかったのは、
長谷川等伯の「松林図屏風」や「竹鶴図屏風」を見れば厳しいものであったのも分かります。
それでも、日本人にとっては一線を画すものでなかったのは確かです。

、とこんな事を考えながら見ていて、ふと絵の前から離れ振り返ると、
何と、
光り輝く絵が1枚ある(@_@)。
それも、ロイスダールと同じく褐色しか使ってない、
明度は高いけど。
オマケに一目で分かる有名な作品。

4-2:
構成と表現について。

色は褐色を中心にまとめてあります。
槍を右上⇔左下の斜線に使い、
頭を画面上、左に傾げ左上⇔右下の斜線に使い構図の中心にしています。
槍は直線なので、右上⇔左下の線はこれだけ。
左上⇔右下の実際の線が無くこれだけだは弱くバランスが取れないので、頭が作る斜線と平行する斜線をつくってます。
それが、画面上から、
右肩⇔白い布⇔左手
右腕上腕⇔右手
の斜線を作ってます。

光が当るのは、
両手、禿頭(=とくとう)、両肩に掛けた布(→コートかも)、槍。
両手、頭、槍は画面上の斜線を作り、両肩に掛けた布は垂直線を作ってます。
両手、頭、槍が表わすのは当然信仰心を表し、一方、布は画面のバランスと安定感を与えてます。

その他、線、三角形で大きさと色のバランスを取ってますが、文字で説明するのは分かりにくいのでパス(笑)。
それでも一つだけ書くと、画面左端の縦長の影が構成上とても巧く、バランスが非常にいい。
見ていて気持ち良くなる構成の良さです。

また、上記のHPの写真では分からないのですが、両手の指をエドゥワール・モネの「笛を吹く少年」と同じく汚しています。
なぜ?
「笛を吹く少年」は労働者階級を表していますが、聖トマスは、イエスの教えを説く「種まく人」です。
仏教なら雲龍図ですね。
種をまく人なら農夫ですから、両手の指が汚れていて当然です。

4-3:
さて、
強い赤とか使ってないし、明度が高いとは言え使ってるのは褐色で地味。
それでも視線と心を捉えて離さない雰囲気を漂わせています。
光の当たる部分(槍、両手、頭)を強調し、暗闇で際立たせていますが、
地味な物を着て、槍を持った単なるジジィの絵(笑)なんです。
それでも、カラヴァッジョと同じく非常に「強い」絵です。

よく見ていると、カラヴァッジョの「エッケ・ホモ」みたいに3D風の飛び出す絵でも、
鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」の渓流の様に動きがある絵でもありません。

人間の視覚は動きに敏感だし、私の経験では心の方も実際に動きが無い絵でも動きを感じられると捉えられます。
しかし、この「聖トマス」は動きも動きを想像させる描写もありません。
それでも、視線と心を捉えます。
何か、強固で動かないモノがあります。
何か、なぜか?

よく見ると分かってきました。
これまた、上記HPでは分からないんですが、槍の裏側に槍と直交する線があります。
画面上、その左端には光を当て、強調しているのが分かります。
何でしょう?
十字架と捉えて間違いありません。

そう、信仰心を雰囲気で表している、と捉えて間違いありません。
揺るぐことない、「動かない」強固な信仰心を表しているのです。
殉教する事も厭わない信仰心です。
この敬虔な信仰心と言うのは日本人には分かりにくく、私CYPRESSも日本人なので分かりにくい。
聖トマス」を見ると、想像の手掛かりくらいは掴めた気がします。

キリスト教絵画の真髄ではないでしょうか?
「信念に殉ずる」、西欧の考え方と生き方に改めて触れ圧倒されました。






タグ ラ・トゥール カラヴァッジョ 聖トマス 鈴木其一 マネ






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『コレクション展 中国陶磁勉強会』

★簡単な紹介

2016年9月15日(木)~10月23日(日)

根津美術館

HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html


立体物、3次元の芸術はどうも心に響くものがないんですが、
見たり触れたり使ってみなければ何も分からないので、
有名どころは出来得る限り見に行こうと思ってます。

>うまいまずいは食してから言うものだ!!
~福山庸治画「ドン・ジョヴァンニ」p,129から~

去年2015年、2回も見逃した曜変天目茶碗を見に根津美術館へ行きました。


1:
展示室1
作品番号:96
曜変天目
重要美術品

第一印象。
「ち、小っちぇ~」
茶道とは無縁なので、こんなに小さいとは知りませんでした(^_^;)。
女性用の飯茶碗位の小ささ。
又は、お値段が高い(笑)、日本料理店で出てくるご飯茶碗位。

次に目に付いたのが、屈んで下の方から見ると分かる釉薬の厚さ。
釉薬が掛からない高台と高台脇、そこと胴の境目にたっぷりと黒鉄釉が盛り上がっています。
黒釉は流れやすいからこの様になって当然だそうです。

全体を見ると、
こりゃ凄い(@_@)、
門外漢でも簡単に出来る物ではないと分かります。
模様の細かさと技巧の感じの無さ、こりゃどう見ても考えても、人の技ではありません。
筆で描けるものではありません。
明治の薩摩焼の細密な絵付けもいいですが、ちょっと敵わないかなぁ…
見込みと胴の両側にある細かな金の砂子風、砂子の周りに僅かに掛かる青、絵画なら出来そうですが焼き物では無理でしょう。
現在の福建省の健窯で南宋の時代に作られたそうですが現在でも製造法は不明で、偶然出来たのではとも考えられています。

当時はこの「曜変」は不吉の前兆と考えられ破棄されたため、
完品は世界中にこれ以外に3口(藤田美術館、静嘉堂文庫、大徳寺龍光院、MIHO MUSEUMの物は油滴とも考えられているのでこれを加えると4口)しかないとか。

見込みの底、茶溜りは釉が剥げている様に見えるし、その少し上の茶筅摺りの辺りは表面の透明のガラス質の釉にひびが入ってる様にも見えます。
加賀前田家伝来だそうなので、あのお金持ち藩だから実際に使っていたのではないでしょうか?
手に取って見て、触れば私の様な門外漢でも分かるんですが、お願いは出来ませぬ(笑)。

キレイな抹茶の緑も合いそうですが、白いご飯を盛っても悪くないな、これに(笑)。
ご飯の白が映え、「銀シャリ」なんて言葉を実感出来そうです(笑)。


2:
展示室1
作品番号:97
油滴天目

お隣の曜変天目と比べると地味。
地味なためか、この油滴天目は明らかに使ってます。
それも一回や二回ではないでしょう。
茶溜りの釉が明らかに剥げています。


3:
展示室1
作品番号:98
「健盞(けんさん) 禾目天目(のぎめてんもく)」

これは更に地味。
禾目、これは稲の穂先の様な模様だとか。
英語では”hare’s fur”。
「野ウサギの毛皮」模様。


4:
今回は題名の通り中国の陶磁器の歴史と紹介。
土器→灰釉陶器→施釉陶磁器
時代は、
紀元前6,000年から17世紀。

今回展示された物は青磁、白磁、染付、と悪い物はありませんが、
窯と炎頼みの曜変天目油滴天目禾目天目の美しさは、やはり、別格です。
私の様な門外漢でも分かるレベルの高さ。


5:
展示室2
作品番号:1
「漁村夕昭図」
牧谿(もっけい)
国宝

絵です(笑)。
同時開催です。
漁の絵にしては、描かれている空模様が晴朗とは言えません。

ん~、これ位です、わたしにとっては。


6:
庭園

久し振りにそぞろ歩いて気持ちいい気候でした(笑)。
オマケに曜変天目茶碗なんて世界的な貴重、希少品が展示されているのに来場者が少ない。
庭園にいる人も少なく、いつも以上に気持ち良かった(^.^)。
次回圓山應擧の時は、紅葉の見頃に来たいなぁ。


★まとめ

曜変天目油滴天目禾目天目
門外漢でも一目で分かる逸品、レベルの高さ、素晴らしさ。
人知が敵わぬ偶然。
こういう物が存在しているのを目の当たりにすると、襟を正す気分になります。
「目から鱗」です。
世俗、正に汚濁の日常生活を送っているのを気付かせる器です。
偉そうなこと言ったり、傲慢な事を言ったりしてる日常生活に句読点を打ってくれます。
小生意気な小僧なんですな、私は未だに(^_^;)。






タグ 曜変天目 油滴天目 禾目天目 根津美術館





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『開館75周年記念特別展 円山応挙 「写生を越えて」』 その1

★簡単な紹介

2016年11月3日(木、祝)~12月8日(日)

根津美術館

HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html


1:
そろそろ今年の残りも少なくなってきたので、毎年年初恒例の「松」を調べると、
東京国立博物館の長谷川等伯の「松林図屏風」は今回も1月2日から展示。
三井記念美術館は、あれま、今回の年末年始は、『日本の伝統芸能展』だとか。
圓山應擧の「雪松図屏風」は今回はお預けかぁ…(溜息)。

まぁ、それでももう少しすると久し振りに根津で應擧の「藤花図屏風」を見られるワイ、
と根津美術館のHPを覗くと…
な、ん、と、(@_@)。
『開館75周年記念特別展 円山応挙 「写生を越えて」』
で展示される(@_@)。
但し前期(11月3日(木、祝)~11月27日(日))だけだけど。

何と、両方を一度に見られる!(^^)!。
初夏の「藤花図屏風」と冬の「雪松図屏風」をねぇ(溜息)。

とても豪華な展示です。
待ちきれんワイ(笑)。


2:
ところで、根津美術館で現在開催中の
『コレクション展 中国陶磁勉強会』
2016年9月15日(木)~10月23日(日)
HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
では、根津美術館蔵の加賀前田家伝来の曜変天目茶碗が展示されています(@_@)。
オマケに油滴天目茶碗まで(@_@)。

これも見に行くぞう(^.^)。





タグ 円山応挙 長谷川等伯 松林図屏風 雪松図屏風 藤花図屏風 曜変天目茶碗 油滴天目茶碗





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『鈴木其一 江戸琳派の旗手』その4

はい、また行ってきました。
今回は日曜日の昼前に。
やや、入り口に並んでいる(@_@)。
係のお姉さんに尋ねたら入場券購入行列でした、ほっ(^.^)。

いつもの如くエレベーターで4階へ。
う、う、う、う、混んでる。
でも、隙間が無くて覗けない程には混んでませんでした。

こんなに人気があるとは予想してませんでした。

では、展示替えされた物から見ましょう。


1:
作品番号:42
「夏秋渓流図屏風」
根津美術館

根津美術館で2014年「『特別展 燕子花図と藤花図』 光琳、応挙 美を競う」で見た以来。

1-1:
何か地味で極ありふれた林間と流れの絵なんですが、改めて見ると何やら地味な力があり視線と関心を捉えます。
渓流に使ってる群青が強いんです、地味だけど。
そして、動きがあります。
川の流れだから動いていて当然ですが、我等素人の下手の横好きには出来ないんですナ、これが。
その原因は何かとよく見ると、分かりました。
金泥で細く流れの線を入れているんです。
この金泥の細線が予想外に効果的。
まぁ、鈴木其一位の絵師ならこの程度の技とその効果を知っていて当然か(笑)。
それでも、中々の出来で、暫く見続けました。
全然見飽きないんです。
渓流の流れ(=動き)と音と周りの匂いをまざまざと、ハッキリと想像出来、楽しい(^.^)。
これは、凄いヨ、本当に(^.^)。

日本人は水の表現が非常に巧いと改めて実感しました。
自分が見た作品を思い出すと、
北斎の「神奈川沖浪裏」、光琳の「紅白梅図屏風」、長谷川等伯「波濤図屏風」、
省略と誇張、意匠化がとても巧く、西欧絵画とはレベルが違います。
国立西洋博物館にあるクールベの「波」みたいに写実的に描けばいいってもんじゃありません。
日本の絵師の水の表現は、絵画表現としての力と効果が段違いに強い。

1-2:
そして、地味な(笑)絵画空間にあって唯一の華やぎが右隻のヤマユリと左隻のサクラの紅葉。
根津美術館で見た時には、単なる彩りとしか思わなかったのですが…
今回、渓流の流れに視線を関心を捉えられ改めて細かい所まで見てあーだこーだ考えると、
彩りだけでヤマユリとサクラの紅葉を入れたのか?、と疑問が湧いてきました。

ふふ~ん、分かりました。
彩りだけなら左隻、秋の部分にモミジを入れても何ら問題はありません。
では、なぜサクラの紅葉を?
答はヤマユリ。
ヤマユリと対になってるんです。
何が対になってる?
香りです(^.^)。
ヤマユリの強い香りはよく知られていますが、サクラも紅葉の後半、
この絵にも描かれている落葉の頃になると仄かな香りを漂わせるんです。
桜餅のあの香りです(^.^)。

夏の香りヤマユリ、それに対する秋の香りがサクラの紅葉、なんです。

流石其一、よく考えています(^.^)。
やはり21世紀の人間より自然との係わりが深い。

1-3:
もう一つ目に付くのが、画面下部、左、中央、右、にある広い金箔。
「金箔」と書いたのは、本当に金箔を貼ってあるだけだから。
これも、何やらおかしい、変、不自然、異物感アリ。

檜林の中の木が疎らな部分、そこに日が落ちているのを表しています。
日の当たる部分が無くても、絵としておかしくなく、絵が壊れることもありません。
無ければ色の力の関係で非常に安定し重厚な屏風になるはずです。
そこに金箔で日が落ちる部分を入れたのは、渓流を際立たせるためです。
他の明度の高い色なら画面を壊しませんが、金箔にしたのは色数を抑えるためでしょう。
色の系統を二つにしています。
まず、土色系。
背景の金箔、、日が落ちる部分の金箔、檜の幹の茶、サクラの幹と枝の濃茶、クマザサの隈の薄茶、岩肌の濃茶。
もう一つが青。
檜の葉の緑青、苔の緑青、ヤマユリの葉の緑青、渓流の群青。

そこに彩りとして加わるのが、
ヤマユリの花の胡粉、ヤマユリの花粉の朱、サクラの紅葉の朱。

この様に色使いとしては完璧なんですが、やはり画面下部の金箔が少々ですが、強過ぎます。
理由としてありそうなのが、
私の様な絵について少々訳知り顔(笑)にこれは何だ、何のためだ、と困らせるため(笑)。
そう、お茶目な鈴木其一が冗談としてやったのでは、と勘繰ってます(笑)。

1-4:
こんな感じで中々の佳作です。
いい絵です(^.^)。


2:
作品番号:44
「風神雷神図襖」
東京富士美術館

展示替えで一番見たかった絵。
俵谷宗達尾形光琳酒井抱一、と描き続け、鈴木其一がどう描くか、興味津々でした。

2-1:
第一印象。
保存状態が悪い。
江戸後期から幕末にかけての絵師で、作品自体は一番新しいのですが、その割に状態が悪い。
絵具の剥落が多い。

それでも、引手の辺りに手垢による汚れが無く、殆ど使われなかったか誰も来ない所に嵌められていた様です。

2-2:
全体の印象は、う~ん、弱い。
尾形光琳筆と同じく、弱い。
雷神様の左から右に流れる細帯が鈴木其一の作も勢いが無い、力が弱い。
また風神様も、どうも胴体と風袋の色のバランスが悪い。
風袋が小さい。
色が胡粉の純白なら問題なさそうです。

悪くはないんですが、建仁寺の俵谷宗達の作品を見ちゃうと粗ばっかり目立ちます。

鈴木其一尾形光琳の作は、風神様、雷神様、ではなく、風神ちゃん、雷神ちゃんだよなぁ…(溜息)。


3:
作品番号:67
「朝顔図屏風」
メトロポリタン美術館

はい、何回見てもいい(笑)。
花の群青を胡粉の白が物凄く引き立てています。
そしてぐるぐる回るアサガオ、すげーワ(^.^)。


4:
お土産

何と、前回は無かった朝顔図屏風のクリアファイルがある(@_@)。
お値段、何と、¥700(@_@)。
た、高い(^_^;)。
それから俵谷宗達の「風神雷神図屏風」のクリアファイルも発見。
これは¥300。
勿論両方買いました。




タグ 俵谷宗達 尾形光琳 酒井抱一 鈴木其一








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『エッシャー展 視覚の魔術師』 ハウステンボスコレクション

★簡単な紹介

2016年9月11日(日)~10月10日(月、祝日)

そごう美術館

HP→https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/16/escher/index.html

エッシャーを知ったのは、おそらく立石鐡臣画伯の「アトリエ 細密画の描き方」(No.566 4 ’74)でしょう。


1:
これは、面白い(^.^)。
予想外の面白さ(^.^)。
葛飾北斎エッシャーを見たら、大変な影響を受けたでしょう。
なんせ「規矩の法(規=ぶんまわし=コンパス、矩=差し金=定規)」で構図を決めていた絵師ですから、
興奮したでしょうね。

平面の正則分割
ペンローズの三角形
ネッカーの立方体

等で不条理な絵、版画を作りました。
ダリなんか、全く敵いません。
殆どが墨一色で、多色摺りでも3色。
色が少ない程想像力を刺激し、また想像力が羽ばたき遊ぶ余地があるので、
絵に深みが出て来ています。
見ている人間の関心を捉え、あーだこーだ想像させ自由に絵と遊ばせてくれるんです。
ダリを筆頭に西欧絵画みたいに全部描き、塗りこめる必要は全く無いのです。

有名どころだと、

「上昇と下降」
「写像球体を持つ手」
「爬虫類」
「昼と夜」
「滝」
「物見の塔」

いいね(^.^)。
何十年も前から知ってる絵をお手軽に実物を見られる幸せ(^.^)。


2:
改めて近付いて観ると、特にリトグラフにはビックリ。
鉛筆と見紛う描写ですが、建物や石畳の広場の砂子は版木の地肌を活かしたもの。
鉛筆では描けません。
質感があり、とてもいい。

また、木の版木が幾つか展示されていて、彫りの鋭さが驚き(@_@)。
ある意味、摺り上がった作品より印象が強い。
あれ位鋭くなければエッシャーの線は表現出来ないと納得。
今年、根津美術館で見た中国の銅鏡と同じ位鋭かった(^.^)。


3:
エッシャーダリなんかより、遙かにいい、訴える力が強い。
感性と知性の融合です。
もっと評価されるべきです。


それと、開催期間が一か月では短過ぎ。
おっと、今日が最終日(^_^;)。
見て損はありません。
お近くの方は是非。





タグ エッシャー ダリ 葛飾北斎 立石鐡臣





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『ダリ展』その2

★簡単な紹介

2016年9月14日(水)~12月12日(月)

新国立美術館

公式HP→http://salvador-dali.jp/

新国立美術館HP→http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/salvador-dali/


日本では約10年振りの回顧展、個人的には実物を見るのは約35年振り。
大々的な回顧展の割には、画集に入っている有名な作品は殆ど来ていません。
有名どころでは、フェルメールを小さく描いた「謎めいた要素のある風景」、福岡市美術館の「ポルト・リガトの聖母」、
「テトゥアンの大会戦」くらいだなぁ。

平日の昼過ぎに行ったら、雨模様にもかかわらず、意外と人出が多かった。
見るのに多過ぎる程ではありません。
ダリの人気に改めて驚きました。


1:
全体に退屈。
昔は好きだったんですが。

ここ4年程日本画の奔放さ、自由闊達さに圧倒され、慣れてますので(笑)、
ダリの夢を描いた程度の絵では、驚きません。

実に平板な絵しかなく、雰囲気を漂わせている絵が一枚もありません。
3Dの様な飛び出る絵も無く、画面の中へ引き込む絵もありません。
視線と心を釘付けにする強力な絵もありません。

フェルメールの時代なら自分程度の人間はいくらでもいたとダリ自身が言っていたと思いますが、
その通りで器用な職人なんだなぁ。
だからと言ってフェルメールの様な技術がある訳でも無し。
フェルメールの様な凝った技術を誇示する絵もありません。

それでも、存在しない物を画面に出現させる、と言う絵の特色の一つを十分に実行し、
題材も悪くは決してありません。
夢を描く、中々面白い。
理論、方程式、定理、公理、法則とは無縁の不条理な夢の世界を描いています。
しかも、見て興味をそそるものです。
ダリの人気があるのも分かります。

でも、何か、コケ脅しだよなぁ。
ダリもピカソも日本画を無視していたのに違いない。


2:
改めて見ると…

まず、初期の作品(1918年~1921年)は、大まかなタッチが特徴のフォーヴィズム。
続いて20世紀の美術の流れに従うサルバドール君なので(1923年~1927年)、
キュビズム。

この頃の作品は、まぁよく見るもので大したことありません。
色もキュビズムの頃はくすんだ色ばかりです。

これ以降はお馴染みのシュールレアリズム。
今回気付いたのが、
木や植物が無い。
空が突き抜ける様に青い。
地面は色が薄く、泥濘が全く無い。
雨や雪とは無縁で、空気が乾燥している。


そう、半砂漠のスペインの大地です、個人的には行ったことないけど(笑)。
雨が降るのは主に平原のスペインです。
褐色の大地と突き抜ける空と乾燥のスペインです。
日本じゃ絶対こういう絵や色使いは自然発生しません、当然だけど。
面白いね、存在しない夢の世界を描いているのに生まれ育った気候風土から決して逃れられません。


では、今回少しは心にかすった作品を。


2-1:
作品番号:034
「謎めいた要素のある風景」
1934年

ここに描かれている手前の人物がヨハネス・フェルメールで、奥の少年がダリ、だとか。
昔は「青いターバンの女」だった「真珠の耳飾りの少女」は小学生のガキの頃から知ってましたが、
フェルメールを改めて意識したのは、この絵です。
40年前かなぁ…(遠い目(笑))
この絵も何にも感興を起こさず、素通り。
ただ、空の表現が面白い。
黄砂か砂嵐、みたい。
こういう空は日本じゃ想像しにくいよなぁ。

2-2:
作品番号:103
ポルト・リガトの聖母
1950年

福岡市美術館蔵。
この絵も水平線で上下二分してた(@_@)。
全然記憶に無かった(笑)。
私CYPRESS、何を見ていたんでしょう(笑)?

この絵も他の多くの絵同様スカスカ。
祭壇、柱、山、幕、の一部。
ガラと御子は体の真ん中に空間がある始末。
そして全て透視図法の構成物の一部。
消失点にあるのは、パン。
そう、キリストの体の象徴。

作られた年は1950年。
広島と長崎の核爆弾以降。
現実が芸術家の想像力を越えた時代。
放射能は分子構造を切り裂く力があり、物質は分子まで戻される。

そういう時代に残るのは何?
ダリの答えが、パンで象徴されるキリスト。

それにしても、この絵、デカいなぁ。
275.3cm X 209.8cm
だそうです。

2-3:
作品番号:094-10
「ガラの晩餐」から
「レ・ビオ・ノノシュ」
おや、アルブレヒト・アルトドルファー
「アレクサンドロス大王のイッソスの戦い」
を使ってる(@_@)。
ミュンヘンのアルテ・ピナコテーク蔵。
この絵、小学生のガキの頃、好きでした(^.^)。


3:
さて、今回もクリアファイルを求め、特設ショップへ。
な、無い、「ポルト・リガトの聖母」のクリアファイルが(涙)。
オマケに、高い(怒)。
なんと、A4で¥600(怒)。
こんなに高いの、初めて?
それでも買うなら褐色の大地と突き抜ける青空の半砂漠のスペインを舞台した物が欲しく、
「オーケストラの皮を持った3人の若いシュルレアリストの女たち」にしました。

それにマグカップも無し(涙)。

お土産はともかく、絵自体に関しては予想通り退屈でした。





タグ ダリ 新国立美術館 フェルメール アルトドルファー ポルト・リガトの聖母





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『驚きの明治工藝』

★簡単な紹介

2016年9月7日(水)~10月30日(日)

前期:9月7日(水)~10月2日(日)
後期:10月4日(火)~10月30日(日)

東京藝術大学美術館

HP→http://www.asahi.com/event/odorokimeiji/


「明治の工藝」の五文字には抵抗出来ませぬ(笑)。

上野へ向かい山手線に乗ったら、何やら車内を撮影するおにーちゃんがかなりいる。
スマホだけでなく、それなりの値段がしそうなEOSで撮影してるいかにもな30過ぎのオッサンも。
よく見りゃおねーちゃんもいる。
「?」
「ラブライブ」とか書いてある。
非常に便利なスマホで「ラブライブ」を検索すると、「ラブライブ」はアニメで人気があるらしく、
山手線で一編成だけラッピング列車が走ってるとか。
改めて車内を見ると確かに「ラブライブ」の中吊りしかなく、ドアの上の液晶には何やらおねーちゃん達が歌ったり踊ったりしている映像も流れている。
ふ~ん、そう言う事か。

参考→http://news.lovelive-anime.jp/app-def/S-102/news/?p=11936

全く関心も興味も無いのでバッハの教会カンタータを聞きながらヒットラーの『我が闘争』の下巻を読み上野駅への到着を待ったのでした。

そして、ここが日本の少々芸術的才能がある学生憧れの大学かぁ、と門を通ったのです。


1:
今回の展示は台湾のコレクター宋培安氏のものだとか。

どれも素晴らしい出来栄えですが、自在はどうもねぇ…
自在は手にして実際に動かしてみないことにはその動きと作りが分からんからね。
全展示品131点中、24点も自在なんだから動画で撮影し、動き具合とか説明して欲しい。
ヴィデオグラムを出せとは言いませんから、その代りにYouTubeに上げて欲しい。


2:
作品番号:061
「月に梅図盆」
濤川惣助

あの濤川惣助の無線七宝で作った四角い盆。
盆と言うより見た目は皿ですね。
大きさは、縦28.5cm×横28.5cm

この展覧会はこれに尽きました。
濤川惣助お得意の筆で描いたような無線七宝。
題名の通り月夜を背景にした白梅です。
濤川惣助の無線七宝はどれも筆で描いた様なんですが、これは私が見た中ではどう見ても筆で描いたとしか思えません。
鉱物の粉末とふのりと水を混ぜた釉薬を金属の上に載せ、800℃で焼成したとは思えません。
色と色の間のボカシ具合、ボカサない部分の色と色のハッキリした境、どう見ても水彩なんです。

特に驚いたのが梅の太い枝の一部に使われている輪郭線。
その細い事細い事(@_@)。
幅は数ミリ。
そんな細い部分を二枚の薄い銀板で仕切り、そこへ釉薬を入れ埋めているんです。
オマケに梅の枝ですから複雑な曲がり具合をしています。
その複雑な形に銀板を加工し、金属板の上に置き、釉薬を入れる。
そのための集中力と指先の器用さ。
当然ですが、そんな細かい事、素人に出来る技ではありません。

そして梅の枝の描写の巧い事(@_@)。
3色の釉薬を使い、墨の濃度の違いと筆致の違いを表しています。
しかも色の境目はボカシがある所と無い所があり、正に筆で描いたのと同じ(@_@)。
とんでもない写実表現です。

更に、背景の月夜。
これが全体にボカシが入ってるんです(@_@)。
筆に薄墨を含ませて描いたのではないんです。

圧倒的な技術。
技術が秀でているだけでなく、絵の巧さ。
実に素晴らしい!(^^)!。

欲しいデス、これ(笑)。


3:
作品番号:060
「秋草鶏図花瓶」
濤川惣助

題名の鶏、その両脚の描写と技術が凄い(@_@)。
1mm程の細線で鱗状の脚鱗(きゃくりん)を描いています、釉薬で(@_@)。
秋草もススキ、オミナエシの細さ、細かさ、目が点状態です(笑)。


4:
お馴染みの森田藻己の木で作った根付、宮川香山の釉下彩、並河靖之の有線七宝、相変わらずのと言うか、当然の出来の良さ、素晴らしさ。
天鵞絨(ビロード)友禅の写実表現の素晴らしさと驚き。
「山姥香炉」、恵順が木で作った「山姥香炉」、何と、口から煙が出る(@_@)。
まぁ、煙が出なきゃ香炉じゃないけど(笑)。

いい作品が多かったのですが、濤川惣助の無線七宝「月に梅図盆」、「秋草鶏図花瓶」が圧倒的、抜群の出来で、
他が霞んじゃいました。

残念だったのは、作品番号:130「大文字焼図壁掛」無銘、刺繍。前期のみ。
傷みが多く糸があちこちで切れていました。


5:
お土産お買い物編
展覧会オリジナル品はよくある物だけ。
クリアファイルを買いました。
もう一つは藝大オリジナルのクロッキー帳、B6サイズ。
メモ帳にちょうどいい大きさで、オマケに藝大のロゴと記章がちょっとオシャレ(笑)。


6:
なお前期展へ行くと、リピート割引券がもらえます。
¥1,300が¥1,000になる割引券です。





タグ 東京藝術大学 濤川惣助 森田藻己 並河靖之 宮川香山 恵順





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『鈴木其一 江戸琳派の旗手』その3

★簡単な紹介

2016年9月10日(土)~10月30日(日)

サントリー美術館
HP→http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_4/index.html

展示換が何と、5回もあります(@_@)。
参考 展示替リストPDFファイル→http://www.suntory.com/sma/info/visual/fc14bdc6f8c3988c75985ae9e7523f4f.pdf?&__utma=198440237.1198441666.1474131857.1474131858.1474131858.1&__utmb=198440237.4.8.1474131858&__utmc=198440237&__utmx=-&__utmz=198440237.1474131858.1.1.utmcsr=(direct)|utmccn=(direct)|utmcmd=(none)&__utmv=198440237.|25=FOID=ZqzLuMynIQgMvGfgz6db1HNyVQU=1^26=FOSG=%2261855%22%2C%2263603%22%2C%2263639%22=1&__utmk=107374914

川瀬巴水の回顧展を大田区立郷土博物館でやった時は前中後期の3回に分けてやったけど、
5回も展示替えがあるのは初めて(@_@)。
¥1,300×5=¥6,500
川瀬巴水の時は入場無料だったけど、¥6,500ですゼ(^_^;)
ちょっと高過ぎない?
5回通しの前売り券¥5,000を出せば良かったのに。
前売り券を買った時に展示替えを尋ねたら、その時はまだ不明で、
メンバーズ・クラブへの入会を勧められ、その理由も納得。
年会費¥5,000だからなぁ…



1:
さてと、
全体に見ると、キッチリとまとまっています。
想像力を自由に遊ばせた絵はありません。

今年2016年前半、日本の美術界を席巻した伊藤若冲と違います。
この辺、お利口過ぎて好みが分かれるかもしれません。

ガッカリする様な絵はありません。
巧いです。


2:
作品番号:81
「暁桜・夜桜図」
花が咲いた桜の枝の双幅。
題材が美しいので変な絵になるはずなし。
暁桜の方は題名の通り明け方の桜。
面白いのは夜桜。
影、シルエットを墨だけ描いてます。
正確に描写しているので想像力を刺激し、とても美しい。
こういう絵は虚を突き、驚き、とても楽しい(^.^)。


3:
作品番号:43
「萩月図襖」
風にそよぐ満開の萩。
右上から左下へ向かう対角線の構図。
月は左側の空間、左から2枚目の襖でバランスを取っています。
あくまでバランスを取るのが役目で朧月。
主役は紅白の萩。
単純な構成ですが、とても美しい。


4:
作品番号:41
「三十六歌仙図・檜図屏風」
八曲一双で右隻四曲が三十六歌仙、左隻四曲が檜。
檜図は金地に墨で檜。
これがキレイなんだなぁ(^.^)。
年月を経ている事もあるんでしょうが、金地が落ち着きギラギラ感が完全に無くなり、
墨の檜との対比がとてもいい。


5:
作品番号:50
「芒野図屏風」
これぞ琳派と言うべき屏風。
銀地に濃墨と薄墨でススキを意匠化し描いているだけ。
ただ薄墨のススキを光琳の「紅白図屏風」の川の流れの様に描き画面にリズムを与えてます。
縦型構図の黄金律であるジグザグ型の構図。
色使いが寒色で残暑にウンザリしている頃に出してきて、お客さんに涼を感じてもらおうとしてたんでしょうね。
秋口でも使える色使いです。
こういう作品を見る度に日本人が古から自然と添い寝してきて、自然がとても身近で近しい存在であったのが分かります。
こういう絵は西欧文化では生まれません。


6:
作品番号:67
朝顔図屏風
今回の展覧会の目玉。
個人的には光琳の「燕子花図屏風」、抱一の「八ッ橋図屏風」を見て以来、とても見たかった作品。
まず、この絵、一般の屏風よりデカい、一回りデカい。

でも、どうやら大きさだけではありません。
アサガオの花、葉、蔓、蕾、全てデカく見えます。
この迫力、全く予想していませんでした(@_@)。
そしてネットの画像で見た通り生き生きしているし、動きや躍動感もあります。
光琳と抱一のカキツバタの安定とリズム感に対し、生命感と躍動感のアサガオを作り出した訳です。
更に対角線の構図にくるくる回る動きも加えた構成の見事さ。
「燕子花図屏風」と「八ッ橋図屏風」から見事に進化しています。
素晴らしい描写です。

予想通りの素晴らしさで、やはり他の作品とは頭一つ抜け出しています。
しかも回転の動き!
こんな絵、西欧絵画にありません。

また、江戸時代最後の琳派の絵師だけあり、保存状態がとてもいいのも嬉しい。
退色、剥落、汚れが少なく出来た当時の状態に近い。
こういう絵を見る事の出来る幸せ!(^^)!。

こりゃ、メトロポリタンが買うはずダワ(^.^)。


7:
作品番号:190
「迦陵頻図絵馬」
何と、浅草寺に奉納された絵馬です(@_@)。
浅草のあの浅草寺ですよ、浅草寺(@_@)。
それを鈴木其一が描いていたとは…(@_@)。
こういう寺社仏閣の奉納されたものは記録に残りやすいので、
天保12年(1841年)の作と分かっているとか。


8:
予想通り全体にとても良かった(^.^)。
次回行くのは、東京富士美術館蔵「風神雷神図襖」が展示される10月5日(水)~10月30日(日)の間。
これ、「屏風」でなく「襖」、「襖」です。
俵谷宗達、尾形光琳、酒井抱一と描き続けた風神様と雷神様がどうなってるか、非常に楽しみです(^.^)。

今回の鈴木其一オリジナルのお土産は少なかった。
朝顔図屏風」のクリアファイルかマグカップが欲しかったんですが、無し(涙)。
代わりに「風神雷神図襖」のクリアファイルを買いました。





タグ 鈴木其一 サントリー美術館 朝顔図屏風





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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
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『コレクション展 はじめての古美術鑑賞 -絵画の技法と表現ー』

★簡単な紹介

2016年7月23日(土)~9月4日(日)

根津美術館

HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html


日本画の技法の紹介と言うんで、行ってきました。
他に「書く楽しみ」、「根津青山の軽井沢の茶」の展示もあります。

根津美術館へ今年行くのは、4回目です。
秋に圓山應擧の「藤花図屏風」が展示されるんで、後一回は行きますな。


1:
まずは、技法編

1-1:
たらし込み(たらしこみ)

これは琳派でお馴染み。
一回見ればどういう感じになるか、直ぐ分かります。
滲みです。
塗ったり描いたりした墨や絵具が乾ききる前に、その上に水分がより多い墨や絵具を加える事。

今回は例として、
「老子図」 伝俵谷宗達
「木蓮棕櫚芭蕉図屏風」 伝立林何帛
「四季草花図屏風」 喜多川相説

個人的には、たらし込みと言うと出光美術館の酒井抱一の「八ッ橋図屏風」の橋。
初めて見た時、
絵に信じらない程動きと速さを与えていて、ビックリしました。
同時にカキツバタを意匠化してるとは言え、どう見ても写実表現に入るのに、
たらし込みで描いてる橋がどう見ても抽象表現。
一枚の絵の中に写実表現と抽象表現を入れる(@_@)。
西欧絵画で見たことありません、少なくとも19世紀以前では。
この発想の自由奔放さにも衝撃を受けたものです(^.^)。


1-2:
溌墨(はつぼく)

これは、この間ここ根津美術館で見た技法だし、記事にもしました。
筆に墨をたっぷりつけ、事物を大まかに描く描法。
7世紀の唐では既に完成していて技法だとか。

今回の例は、
「溌墨山水図」 雲渓永怡筆、沢庵宗彭賛
「溌墨山水図」 周徳
「溌墨山水図」 周珍
「瀟湘八景図巻」 狩野常信

野獣派(Fauvisme)でお馴染みのタッチで好きな描写なんで、どの絵も良かった(笑)。


1-3:
外暈(そとぐま)
(=外隈(そとぐま))

白や淡い色のものを描く時、その外側を墨や暗色でボカし(=暈し)、
隈どる方法。
輪郭線の一種と言えない事もありません。

今回の例は、

「白衣観音図」 赤脚子
「富嶽図」 仲安真康
「楊柳白鷺図」
「染付白鷺文皿」 鍋島藩窯

焼き物の世界にもあるとは、予想もしていませんでした。


1-4:
付立て(つけたて)

輪郭線を用いずに、筆の穂の側面を利用し一筆で描き、陰影や立体感を表現する技法。

今回の例は、

「竹狗児図」 長澤芦雪
「花卉図屏風」 松村景文

筆全体に水や薄墨を含ませ、筆の横に濃墨を含ませ描きます。
我等素人に出来るはずがありません(笑)。
その前に同じ筆致、同じ筆勢で真っ直ぐな線を描けませんからな(爆)。

松村景文が「花卉花図屏風」でねむの木を描いてるんですが、
このねむの木の細い枝と幹の描写が見事です。


1-5:
金雲

金箔を貼り雲や霞を表し、場面の区切りや省略用。
金ですから装飾の効果もあり。

洛中洛外図とか、物語物でお馴染みの手抜き(笑)。

今回の例は、

「洛中洛外図屏風」
「両帝図屏風」 狩野探幽

どうもこの手の絵はダメ、何も心に響くものがありません。


1-6:
白描(はくびょう)

墨の線だけで描く事。
滲み、ボカし無し。

今回の例は、

「毘沙門天図像」
「大元帥明王、四天王図像」
「鳥獣戯画断簡」(模本)

墨と言う黒で描きながらも、その名詞はなぜか「白描」、「白」。
マンガの原点とも言えるでしょう。
あの高山寺の「鳥獣戯画」の写本が展示されていましたが、確かに墨でだけしか描いてませんから、
白描ですな。


1-7:
裏箔(うらはく)

絵絹の裏に金箔や銀箔を貼り付け、絹目を通す事により金銀の強い輝きを抑える技法。

今回の例は、
「藤原鎌足像」
「興福寺南円堂曼荼羅」

今回展示された藤原鎌足が室町時代16世紀、興福寺の曼荼羅が南北朝時代14世紀の作。
古いために汚れが多く、裏箔の効果が分かりませんでした。
鈴木其一みたいに幕末の頃の作品ならもっとよく効果が分かったと思います。


1-8:
截金(きりかね)

金箔や銀箔を細い線、三角形、四角形、菱形等に切り、絵画や彫刻に貼る技法。

今回の例は、
「愛染曼荼羅」
「大威徳明王像」
「不動明王立像」 木造彩色

ヴィトンのモノグラムです、ハイ。
同じ。
フランス王家のフルール・ド・リースの模様です。
エライ手間暇掛かる技法で、仏教が当時の日本人にとっての意味と価値が間接的に分かります。


1-9:
繧繝彩色(うんげんさいしき)

こりゃ、グラデーションと言ったら直ぐに分かるでしょう。
色の濃淡の変化をボカしではなく、明るい色から暗い色へ帯状に並べ表す技法。

今回の例は、

「愛染明王像」
「壬生寺地蔵菩薩像」

描いている場所が小さく、オマケにガラスがあるためによく分かりませんでした。


1-10:
まとめ

名前は知らないけど、表現法はしっていたりとか、
自分の知識をまとめ、整理するにはこういう展覧会は最適。
山種美術館でやった金と銀の使い方の展覧会も面白かったからね。


2:
「書く楽しみ」

硯、墨、筆、木胎漆塗の硯箱等。
蒔絵の硯箱は三井記念美術館でもお馴染みですが、こちらの方は使用済みが多い。
それより今回一番驚いたのは、水彩用の筆洗を、何と、白玉で作ってるのがあった(@_@)。

「白玉雲龍文筆洗」

筆洗ですよ、筆洗(@_@)。
あんなもん、水彩やアクリル絵の具で使うヤツは、
プラスチックの小さいバケツか空き缶か、
デザイン用で画材店で売ってる白い陶器で中が三つに仕切られてるやつか、
屋外スケッチ用のビニールの折りたためるヤツが普通でしょう。

それを、それをですよ、白玉を彫ってくり抜いて器にして雲龍の模様まで彫り出す(@_@)。
何なんだ、これ(@_@)。

お金持ちの財力と気ままさ、これに圧倒されました(溜息)。


3:


はい、相変わらずの美しさです。
白玉の筆洗にやられた頭と心を回復するのにも最高です(笑)。
8月の終わりに行きましたが、当然の様にススキの穂が出ていました。
ススキは秋の七草の一つですが、8月の残暑が厳しい時期にもう穂を出します。
季節が進んでいるのは間違いないんですが、まだ蒸暑い、蒸暑過ぎ(笑)。
次に秋の先触れになるのが、クズの花。
花弁の外側は赤紫、内側が純白でチンチョウゲと同じ。
またチンチョウゲ程ではありませんが、このクズも「芳香」族の一つ。






タグ 根津美術館






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『ダリ展』その1

★簡単な紹介

2016年9月14日(水)~12月12日(月)
国立新美術館
HP→http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/salvador-dali/

公式HP→http://salvador-dali.jp/


1:
現在は京都市美術館で開催中。
東京でもいよいよ来月ですなぁ…
立石鐡臣画伯を府中美術館へ見に行った時にチラシを発見。
このチラシ、波波カットで少々金を掛けています。
そのせいか、『オルセー美術館、オランジェリー美術館所蔵 ルノワール展』と同じく入場料が高い。
大人一人¥1,600(@_@)。
映画のロードショーと同じじゃん(@_@)。
前売りでさえ¥1,400(@_@)。
、と文句を言いつつも『オルセー美術館、オランジェリー美術館所蔵 ルノワール展』を見た帰りに買った(笑)。

福岡市美術館が持ってる有名な「ポルト・リガトの聖母」が来るんだから行かないはずなし。
ミケランジェロが20世紀に現れ作った様なあの「ポルト・リガトの聖母」!
40年前から知っている「ポルト・リガトの聖母」の本物を初めて見られる!(^^)!。

楽しみです(^.^)。





タグ 国立新美術館 福岡市美術館 京都市美術館 ポルト・リガトの聖母 ダリ展






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『オルセー美術館、オランジェリー美術館所蔵 ルノワール展』

★簡単な紹介

2016年4月27日(水)~8月22日(月)

国立新美術館

HP→http://renoir.exhn.jp/


大して興味のある絵師ではありませんが、エドゥワール・マネの「笛を吹く少年」の様に予想以上に素晴らしいこともあるので、
見に行きました。


1:
ありゃりゃ~、全然、一枚も心を震わせる絵が無いワイ(溜息)。

特に赤を多用する人物画は、全く趣味に合わん。


2:
作品

2-1:
作品番号:78
「リヒャルト・ワーグナー(1813~1883)」
おや、ビックリ。
同時代とは言え、実際にワーグナーを訪れ肖像画を描いていたんですか…

2-2:
作品番号:2
「陽光の中の裸婦(エチュード、トルソ、光の効果)
降りかかる陽光は悪くありません。
でもね、これもゴッホの「星月夜」と同じく塗り残しがあるんだなぁ。

2-3:
作品番号:17
「セーヌ川のはしけ」
背景の雲の明るさ、煌めき、これは見事です。
でも、風景画は陽光の煌めきをキャンバスに再現している向井潤吉の方が断トツに巧い。

2-4:
作品番号:27
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」
ルノワールの代表作の一つ。
これは、見事。
今回展示された他の絵と明らかに違います。
群衆の描き方が素晴らしく、題名の通り動きを感じられます。
喧騒もこれまた容易に感じられ、DTSのマスターオーディオやドルビーのTrueHDの5.1chの様な臨場感があります。

木漏れ日が美しく、群衆の動きに一役買っています。

気に入ったので¥400と他の展覧会のクリアファイルより高かったですが、
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」のクリアファイルを買いました。

2-4:
作品番号:102
「浴女たち」
これもルノワールの代表作。

どこがいいんでしょう?


3:
土曜日の午後6:00過ぎに行ってきました。
お客さんの入り具合はほどほど。
一番人気の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の前でも2,30人程で、
直ぐに前まで行けました。






タグ ルノワール 国立新美術館




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『北斎漫画 ~森羅万象のスケッチ』

★簡単な紹介

太田記念美術館
2016年7月1日(金)~7月28日(木)

HP→http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/2016-hokusai-manga


有名な北斎の絵のお手本帳、北斎漫画
本物を見たことないんで、どんなもんかと太田記念美術館へ行ってきました。


1:
ふ~ん、こんなもんか、程度の出来。
「富嶽三十六景」とか「諸国瀧巡り」とは違います。
勿論下手ではありません。
絵師ではなく職人として描いてますな。

全体に漂うユーモア、笑いの雰囲気、人柄がなんとなく分かります。

19世紀後半のヨーロッパ人が見れば度肝を抜いたのも分かります。
こんな絵、白人は絶対描きません。


2:
摺りの技術は相変わらず瞠目する素晴らしさ。
木版で銅版画のカーヴィング並の細く鋭い線を作りだす巧みさ。
これも当時のヨーロッパ人の度肝を抜いたのも想像に難く無し。


3:
単なる絵の手本の本なんで、それ程大切に保存されてなかった様で、
状態の悪い部分もいくつかありました。





タグ 北斎漫画 太田記念美術館




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『鈴木其一 江戸琳派の旗手』その2

サントリー美術館へガレを見に行ったら『鈴木其一 江戸琳派の旗手』の新しいチラシがありました。
前回紹介したのはA4一枚。
今回はよくあるA4二つ折り(=A3横長)

HP→http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_4/index.html

HPにはまだ出品目録が無く、また作品保護のための展示替えがあり、作品毎の期間はほんの一部しか載ってません。
新しいチラシの方がその点少々詳しく書いてあります。

まず、期間は、2016年9月10日(土)~10月30日(日)

前期は9月10日(土)~10月3日(月)
後期は10月5日(水)~10月30日(日)

全期間展示(2016年9月10日(土)~10月30日(日))
「群鶴図屏風」:ファインバーグコレクション、米国
「朝顔図屏風」:メトロポリタン美術館、米国

前期展示(9月10日(土)~10月3日(月))
「三十六歌仙図」:出光美術館
「水辺家鴨図屏風」:細見美術館、京都
(巡回で細見美術館でも2017年にやります。HP→http://www.emuseum.or.jp/exhibition/next_exhi.html)
「籐花図」:細見美術館、京都

後期展示(10月5日(水)~10月30日(日))
「夏秋渓流図屏風」:根津美術館
「蔬菜群虫図」:出光美術館
「風神雷神図襖」:東京富士美術館


いよいよ次回展覧会なんですなぁ…
期待が高まります!(^^)!。





タグ 鈴木其一 サントリー美術館




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『オルセー美術館特別協力 生誕170年 エミール・ガレ』

★簡単な紹介

2016年6月29日(水)~8月28日(日)

サントリー美術館
HP→http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_3/index.html


『開運!なんでも鑑定団』でお馴染みのガレ。
本物を見た記憶が無いので、見に行くと…

まず、地下鉄六本木の出口を間違えた(笑)。
いつの間にか六本木ヒルズ方面へ向かい、
気が付くとあの胸糞悪い森アーツセンターギャラリーがある森ビルへと向かうエスカレーターに乗ってた(笑)。
方向が逆だ(笑)。
で、気を取り直して、落ち着いて調べると、何だ、まだそんなに進んでなかったから、反対方向へ行ったら…
六本木の交差点へ着き、渡り、左折、人通りの多さに閉口し、着いた(笑)。

人混みが嫌いで、都会も嫌いだからこうなるのだ(笑)。

でも、サントリー美術館へ午後6:00過ぎに行ったら空いてて良かった(^.^)。


1:
ガレは日本で言えば幕末から明治に掛けての人。
ガラスと陶器の人。
今回は下絵も展示。

う~ん、こういう3次元の物はどうも心に響かないんだよなぁ…
2次元の絵画は心に響くんですがねぇ。
完成され想像力の遊び場、飛び立つ空間なんてものが無いんです、立体物には。

そうなると、まず見るべき所は技術。
ガラスでは、う~ん、素人目には優秀さが分かりませぬ。
陶器でも、宮川香山の釉下彩には敵わないなぁ。

下絵を見ると、見事。
写実力があるのが分かります。
ただ、下絵ですから職人の絵です。
芸術作品ではありませんから、
絵心というものが当然入ってません。

どの作品も一回見れば十分でした。


2:
しかし、
「腐ってもガレ」、なんでしょうか(笑)。
木で作った家具が凄かった(@_@)。

1877年に父親から陶器工場を受け継ぎ、
家具の方は1885年から作り始めたそうですが、全く知りませんでした(@_@)。
陶器やガラス器と同じく、花鳥風月、山川草木を描いてます。
寄木と象嵌で描いています。

多種多様な木を使って昆虫や植物を象嵌しているのは、
当然というか、想像出来る範囲内です。
ところが、さすが、「腐ってもガレ」(笑)、
板目を使い、年輪の間隔の違いで遠近感を表し、風景画にしているんです(@_@)。

2-1:
その一つ目が、

作品番号:107ティーテーブル「水仙」

水仙は象嵌です。
水仙が生える水辺を年輪で表し、年輪の間隔が大きくなることで奥行を表しています。
この年輪の間隔の差が予想以上に効果的。
ガラスや粘土は出来る範囲がかなり大きいですが、年輪となると人の技が全く入らず全て木頼み。
使えそうな木を探す時間と手間、それを活かす想像力、こりゃ我等素人には全くの想像の埒外(@_@)。
すげぇ~よ、これ。

2-2:
二つ目がもっと凄い。

作品番号:125本棚「蛾」

本棚と言うより、英語で言う”coffee table”です。
飲み物や本を置く天板があり、その下に雑誌や大判の本を入れるラックがある造りです。

近景と遠景(空)で木を変え、色が違っています。
近景も2種類の木を使い分け、土と水を表しています。
これには板目を使い、年輪の不等間隔が巧く空や地面の質感 遠近感を表しています。
それらしい板をみつけるのに、どれ位掛かったことやら(溜息)。

中景が林と言うか、木立と言うか、とにかくこんもりした木が沢山ある様に象嵌しています。
ここに使っているのが、何と、鳥目杢(とりめもく、=バーズアイ=bird’s-eye)とか瘤杢(こぶもく、=burl)と言われている杢目。
美しく希少品ですから高価。
惜しげも無く木立に使い、それが木立に見え効果的、大成功(@_@)。
楓のバーズアイが有名と言うか、結構なお値段が付いた小物入れとか見たことあるんですが、
こういう使い方、象嵌に使うのは初めて見ました。

完全に風景画です(溜息)。

鳥が近景の枝に留まっているんですが、
どれが蛾でどこにいるか分からない(笑)。

大きくないんで、欲しかった(笑)。

冗談はさておき、
三井記念美術館で見た源氏物語45丈を入れる専用の蒔絵の小箪笥にもビックリしましたが、
この本棚にもビックリしました(笑)。
作る手間、暇を考えれば当然ながら注文制作で、お値段も超絶的でしょう。

2-3:
象嵌と寄せ木は表面の化粧版。
下から覗くと下側は当然ながら模様無し(笑)。
一枚板なのは間違いありません。
「蛾」の方は天板に枠があり、化粧版と下板(?)の繋ぎ目が分からない作りです。
素人に直ぐ分かる細工や工作は、残念ながらこれ位。
触りながら拡大鏡を使って、隅々まで観たかったです、「蛾」を筆頭に展示された家具全て(^.^)。


3:
展覧会でよく買うクリアファイルを今回は超絶技巧の家具のヤツをさがしたけど、
無し(溜息)。
やはり、ガラスと陶器の人だワイ。
その中でも黒地にガラス器8点を写した物と白地にガラス器11点を写した物が中々美しかったので、
買いました。


4:
陶器とガラス器は予想通り心動かされませんでしたが、
寄せ木と象嵌の家具にはやられました!(^^)!。

エミール・ガレ、歴史に名を残しているだけあり、
やはり、並の芸術家ではありません。






タグ エミール・ガレ サントリー美術館






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開館50周年記念 『美の祝典 III 江戸絵画の華やぎ』

○会期
2016年6月17日(金)~7月18日(月、祝)

出光美術館

HP→http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

また行ってきました。

今回は酒井抱一が色々出るんで、楽しみ、楽しみ(^.^)。


1:
紅白梅図屏風
酒井抱一
紙本銀地着色

左隻が白梅。
右隻が紅梅。

背景が銀箔で冷たい感じになっています。
左隻の白梅は問題無いんですが、右隻の紅梅が、汚い。
幹、枝だけでなく、花まで茶色い(@_@)。
なんでこんな色にしたんでしょう?

全てが分かることはないんで、まぁ、これからの楽しみであります(^.^)。
苦しみにならん事を祈ってます(笑)。

更に、銀地にした理由は何でしょう?
梅が花咲く晩冬用ではありません。
冬に使うにはあまりにも寒い絵です。
逆に夏用ではないかと思います。


2:
風神雷神図屏風
紙本金地着色

八ッ橋図屏風
絹本金地着色

酒井抱一

前回見たのは2014年の『日本絵画の魅惑』展(2014年5月9日(金)~6月8日(日))以来。
この時は前期が「風神雷神図屏風」、後期が「八ッ橋図屏風」。
二つ並んで同時に見たのは今回が初めて。

いい、それだけ(笑)。
江戸中期の作だけあり、奇跡の様な保存状態です。
この保存状態の良さを見るだけでも、見る価値があります。


3:
十二ヵ月花鳥図貼付屏風
絹本着色
酒井抱一

これは初めて見ました。
驚きました(@_@)。
実に美しい絵です。
題名の通り、12枚の自然の美。

色調を金茶でまとめていて、非常に上品であり落ち着いています。
「花鳥」の題名の通り花、植物を描いてますが、日本画の色の特徴である緑、緑青を殆ど使っていません。
薄墨、薄い褐色を使い、緑の使い方は最小限。
ヤーコプ・ファン・ロイスダール等17世紀オランダ絵画の風景画の木々の様です。
しかしながら、美しさは段違い。

更に題名の「花鳥」から全てに鳥か昆虫が描かれています。
鳥(オシドリ、白鷺、鶯、雀等)、昆虫(モンシロチョウ、クロアゲハ、キリギリス、オオカマキリ等)、
これらが表わすのは「飛ぶ→動く→時間の流れ、季節の移り変わり」

素晴らしい(^.^)。

構図は縦型の黄金律である上下に走るジグザグ型。
左隻左から4番目の菊なんか、背後に濃墨で竹を加える完璧さ(^.^)。

また、左隻左から3番目の柿の描き方が、分からん。
でもとても美しい(^.^)。

右隻左端のアジサイの七宝焼きの様な美しさ(^.^)。
(七宝のモチーフでアジサイがよく使われてますが(笑))

構図、色使い、構成、題材、全く抜かりがありません。
改めて絵師としての酒井抱一の実力に圧倒されました(^.^)。
特に色彩感覚の秀逸さ、これには参りました(笑)。

久し振りに30分は見続ける絵と出逢いました(^.^)。
見飽きない絵です。


3:
今回は酒井抱一の「十二ヵ月花鳥図貼付屏風」、
これにつきます。

他はどうでも宜しい(笑)。
他を圧倒してました。






タグ 酒井抱一 十二ヵ月花鳥図貼付屏風 風神雷神図屏風 八ッ橋図屏風 紅白梅図屏風 出光美術館





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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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