『空軍大戦略』

★簡単な紹介

○上映
1969年9月20日

○上映時間
2時間11分

○スタッフ
脚本:ジェームズ・ケナウェイ、ウィルフレッド・グレートレックス
演出:ガイ・ハミルトン
撮影:フレディ・ヤング
編集:バート・ベイツ
音楽:ロン・グッドウィン、ウィリアム・ウォルトン

特殊効果:クリフ・リチャードスン、グレン・ロビンスン、ウォリー・ヴィーヴァ―ス、レイ・ケイプル
空中及び第2班監督:デイヴィッド・ブラックノール
空中撮影:スキーツ・ケリー、ジョン・ジョーダン

プロデューサー:ハリー・サルツマン、ベンジャミン・フィッツ

○出演
ハリー・アンドルース………フランシス・ストーク卿、空軍省次官
ラルフ・リチャードソン……デイヴィッド・ケリー卿、駐スイス英国大使

ローレンス・オリヴィエ……ヒュー・ダウディング卿、大将、空軍最高司令官
トレヴァー・ハワード………キース・パーク卿、少将、第11航空師団長
パトリック・ワイマーク……トラッフォード・リー・マロリー少将、第12航空師団長
クリストファー・プラマー…コリン・ハーヴェイ少佐、戦闘機パイロット
スザンナ・ヨーク……………マギー・ハーヴェイ、空軍夫人部隊分隊長、コリンの妻
マイケル・ケイン……………キャンフィールド少佐
ロバート・ショウ……………”スキッパー”少佐

ハイン・リース………………ヘルマン・ゲーリング、ドイツ国家元帥、独空軍最高司令官
クルト・ユルゲンス…………フォン・リヒター男爵、ドイツ外務省密使




★評


1:
いつだったか思い出せなほど昔にTV放送を観て、最近スピットファイア―好きの友人からDVDを貰い、
久し振りに観ると…


2:
空中戦としては、大変面白い。
、と言うか、それだけの映画。
だからと言って悪い訳ではありません。

画面の中で空飛ぶ英国のハリケーン、スピットファイア―、ドイツのメッサーシュミットBf109、ハインケルHe111(爆撃機)、本物です(^.^)。
流石にメッサーのオリジナルの機体にオリジナルのエンジンが付いて飛行可能機は1機しか現存してないので、
メッサーだけでなくハインケルもスペインのライセンス生産機で、エンジンはスピットと同じくロールスロイスが付いているとか。
それでも、この映画の編隊飛行を撮れるんですから、大した事だし、大変楽しく嬉しい(^.^)。
更に実機で空中戦を再現出来ているんですから、飛行機ファンには何の文句もありません(笑)。

出来れば、映画館の大画面で観たい。
大画面で見栄えがし、迫力を味わえるのが映画の定義なら、間違い無くこれは「映画」です。


3:
そして、爆発、炎上、破壊、これらの見事な事(^.^)。
カット割りから何が爆破、炎上、破壊するのか分かりますが、わざとらしさが目立ちません。
飛行機にしろ、爆破にしろ、「実物の迫力」とも言うべきものがあります。
CGとは明らかに違います。

全編に亘り光と色がCGと違い同じなんです。
まず、背景が本物(笑)。
木立、畑、飛行場の草地、空、海、これらが飛んでいる飛行機の色と光が同じ、まぁ、当然だわな(笑)。
CGだとCG色になり、実写の部分と違いが目立ってしまうんです


4:
この映画のために悪い事が一つ増えました。
円谷プロのミニチュアを使った特撮の出来の悪さが更に目立つ、分かる。
資金の差だけなんでしょうか?
円谷プロには根本的な、重大な間違いがあった気がします。


5:
『頭上の脅威』、『ファイナル・カウントダウン』と並ぶ飛行機、軍用機映画の佳作の一つです。





タグ スピットファイア― メッサーシュミット ハインケル




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

『ブラザーサン シスタームーン』主題歌その2

作曲したオラトー二がオーケストラで指揮してる動画が2013年に投稿されました。

https://www.youtube.com/watch?v=kMa4navc9T8


ブラザーサン シスタームーン』の音楽、かなり好きだと改めて自覚(笑)。



タグ ブラザーサン シスタームーン オラトーニ



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テーマ : 映画音楽
ジャンル : 映画

『アイルトン・セナ ー栄光の彼方にー』 BD版

★簡単な紹介

○公開
2010年10月8日

○上映時間
1時間48分
(エクステンディットバージョンは2時間44分(@_@))

○スタッフ
脚本:マニッシュ・バンディ
演出:アシフ・カバディア
音楽:アントニオ・ピント
プロデューサー:ジェームズ・ゲイ=リース、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー

○出演
アイルトン・セナ


★評


1:
フジTVがF1を放送してた頃は鈴鹿とオーストラリア、それと祝日の時はよく観てましたね。
だから1988年~1991年の全盛期、そして最後の1994年イモラは覚えています。
また、1994年と言うと日本が初めてサッカーワールドカップフランス大会に出場した年で、
セナの追悼の意味も有りブラジルが優勝しなきゃダメだろうと思ってました。


2:
内容はどんな物か位は覚えていましたが、やはりマクラーレン時代の映像には興奮しました。
どういう場面かと言うと、
2-1:
1988年鈴鹿、14位まで落ちながらも怒涛の追い上げで、最終コーナーからプロストの後に付き、ストレートで抜くカット。
あのヘリコプターからの空撮。

2-2:
1989年鈴鹿、最終コーナーのシケインへ飛び込みプロストと接触し停止、そのまま直進しレース復帰。
プロストは棄権。

2-3:
1990年鈴鹿、スタート直後の第一コーナーでのプロストとの接触、コースアウト、2人とも棄権。

2-4:
1991年インテルラゴス、残り6周を6速のみで走り切り、ブラジルGP初優勝。
この変速出来なかったのを知ったのは後の事で、その時記憶に定着した様です。


3:
そして、その後はアクティブサスペンションとトラクションコントロールの電子制御の時代となり、成績不振。
最後は1994年、イモラでの3日間になり、没後の様子へ。
まずは予選1日目のバリチェロの事故。
車が曲がり切れず、壁に向かって飛んでってるもんなぁ…。
車は道を走るもんなのに、空を飛んじゃマズイでしょう。
2日目はラッツェンバーガーの事故死。
車は文字通り大破し、ラッツェンバーガーが車の外へ。

個人的には予選での2回の事故の事は完全に忘れていました。

そして車の調整も未完成のままポールポジションを得て、本戦へ。
暗い雰囲気のまま。
そしてタンブレロの壁へ…

フジTV で放送された三宅アナウンサーと今宮、川井の両解説がセナの死を伝えるカットも有り、ビックリ。
まぁ、この映画を作ったのがイギリスだから感情を表に出さない日本人が三人共涙を抑えながら必死に話してるから使ったんでしょう。

セナの救急処置をしたシド・ワトキンス医師が、セナの体から力が抜けた時、彼の魂が体を離れたと思ったと語っています。
肉親や親しい友人、知人を亡くす歳になるとこういう言葉は胸に響きます。
ワトキンス医師が自分は宗教的な人間ではないと言ってますが、私も宗教的ではありませんが、
生死の瞬間を迎えると、やはり彼岸へ行く人は神に召される様な気がします。
「よく頑張ったな、もう人間の世界で十分苦しんだから天上界で休んでいいゾ」招かれている気がします。
特にこの映画のセナのイモラでの場面では、車の不調、仲間の事故死、明らかに電子制御が禁止されたために不安定になった各チームの車、
更に以前から付きまとうF1とFIAでの政治的問題。
こういう難題を切り抜けたセナに此岸を離れる許可が与えられた気がするんです。

セナの葬儀の場面では、文字通り力が抜けたセナのお父さんが痛々しい。
私も息子を亡くした父親を斎場で見掛けた事がありますが、セナのお父さんと同じ弱々しい歩き方をしていました。


4:
今回はエクステンディットバージョン、つまり延長版を観たんですが、劇所公開版より56分も長い(@_@)。
どうやら約1時間分がインタビュー集らしいみたいです。


5:
予想以上に面白かった。
100億円単位の金が動く世界最高峰のスポーツだから、汚い面が全面に出て当然。
スポーツでのアマチュア精神が好きな日本人に辟易してる方には特にお勧めします。



タグ アイルトン・セナ



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テーマ : ドキュメンタリー映画DVD
ジャンル : 映画

『トリコロール/青の愛』その3

その3

1:
「神々は細部に宿る」
冒頭、自動車事故後、入院した主人公ジュリー・ヴィニョン(ジュリエット・ピノシュ)、左眉の下を切り治療を受けています。
そこは縫わず、テープで留めています。
正解。
目の周りの切り傷は縫わずにテープで留めるのが普通なんです。

キェシロフスキ、分かってらっしゃる(^.^)。

出来がいい映画の証拠(^.^)。

2:
2-1:
ジュリーがオリヴィエとやっちゃった翌朝、
オリヴィエにコーヒーを淹れ枕元に。

2-2:
ジュリーが引っ越しした後行ったカフェ。
コーヒーとアイスクリームを頼む。
(=いつもの)
そこで大道で演奏するリコーダーを聞く。

このカフェでは赤っぽい光にして、赤が表す”fraternite”=博愛。
まぁ、愛想がいい店員の店、って事かな。

2-3:
引っ越し後、暫くしてオリヴィエと再会した時、飲んでいたのは水。
オリヴィエはコーヒー。


3:
階下の女リュシール(シャルロット・ヴェリ)の部屋。
入って直ぐの所に貼ってあるポスターはエディット・ピアフじゃん。


4:
トリコロール三話で毎回出て来る老婆。
白髪、腰が曲がってる、ガラス瓶を回収器に入れようとする。

青の愛』では、主人公ジュリーはいるのは気付きますが何もしません。
オマケに二人の間には柵が有ります。

この老婆は何の象徴なんでしょう?


5:
ジュリー行きつけのカフェの前でリコーダを吹いていた男。
暫く姿を見せなかったと思ったら、車から降りてきた。
金髪女性とサヨナラのキス。
その車はルノー25バカラ。
かつてミッテラン大統領の専用車だった高級車。
つまり、この笛吹き、何か金になる契約をしたゾ、と暗示してます。

白い角砂糖をコーヒーに漬け、コーヒーに落し、コーヒーが少々こぼれます。
「白」”egalite”「平等」
誰にでも「平等」に訪れる機会がジュリーの元にも来ました。
何かをするゾ、と先触れの暗示ですね。


6:
ネズミ!
ジュリーのアパートで仔を生んでる!
ヨーロッパじゃペストと同義。
病気と苦痛、それから死へと向かう物。
大変不潔、忌み嫌う生きもの。

6-1:
それを退治してくれるリュシール。
アパートから追い出されるのを防いでくれたお礼。
まぁ、書かなくても分かるか(笑)。

冗談はさておき、このネズミのシークウェンスが表す事は?
ジュリーにとって嫌な事の象徴でしょう。
それを退治してくれたのが、「自由」恋愛を生業とするリュシール。
「平等」に誰にでもある不幸を退治してくれたのがリュシール。

亡き夫パトリスが残した協奏曲を完全に忘れようとした、ですかね?

6-2:
発見した後、再び覗くカット。
中途半端な光を顔に当てます。
何か迷いを表してます。


7:
最初のネズミの後が痴呆症の母親のお見舞い(@_@)。
ん~、確かに痴呆症は厄介ですが…
まぁ、親子のネズミを見ましたから、自分の母親を思い出してもおかしくなし。

ジュリーが痴呆症の母親を見舞いに行くと観ているTV番組がバンジージャンプ。
ふ~ん、たった一本のロープで何とか現実と繋がり、それが切れたら命は無い。
母親だけでなく、ジュリーの心の状態もこうですな。

2回目に行くとジュリーは会わないで帰ります。
その時母親が観ているのは綱渡り。
そのものズバリです。
相変わらずの危ない二人。


8:
ジュリーがパトリスの仕事場で夫の協奏曲を仕上げようとする時、
最初に来た時ここで合唱が入ると本を手に取ります。
ギリシャ語で韻を踏んでると。

何の本?

定冠詞が付く本です。

欧米人なら説明が無くてもすぐわかる本。

聖書です。


9:
全編に亘り、屋内では靴の音が日本より遙かに響くんですよね。


10:
ジュリーがハッキリと見える涙を流すのは、1回。
最後のカット。
夫が残した協奏曲を完成させ、夫への愛情を成就させる事が出来ました。
嫉妬、不信を乗り越え、打ち克ち、そこで手にした自由。
それは、夫と子供を亡くした悲しみを認め、涙を流す自由を、漸く、手にしました。
「青」”liberte”「自由」


11:
アンヌ・ド・クルシー
誕生:1985年4月26日
死去:1992年9月7日



パトリスと共に娘のアンヌも亡くなりますが、
DVDの台詞だと、
「5歳」
ですが、
映像の棺の銘鈑では上記のようになっていて、
「7歳」
になります。

ふ~ん、こりゃ小道具さんが銘鈑の「5」と「8」を間違えたな。


12:
ジュリーが部屋を借りた通りがパリ5区の
Rue Moufftard
ムフタール通り


13:
ジュリーの左手の小指に指輪が見えるカット。
ジュリーの夫パトリスへの思いの変化がこれで分かるかもしれないと調べると…

1、 事故後、自宅に戻りピアノで楽譜を発見
2、 弁護士に今後の手続き処理を指示する時、左手でワイングラスを持つ
3、 赤い車を降り、写譜を取りに行く(→動きが速く見にくい)
4、 オリヴィエに来てと電話を掛ける。受話器を左手で持ってる(@_@)
5、 ムフタール通りで部屋を借り、初めて入る(→ここも動きが速く見にくい)
6、 その後、カフェでコーヒーとアイスクリーム
7、 突然ドアベルが鳴り驚き、鉢植えのツタを落とす(→リュシール追い出し署名のお願い)
8、 医師を訪ね、そこにアントワーヌから電話が掛かる
(→しかし、アントワーヌが十字架のネックレスを返そうとする次にシークウェンスでは、付けてない。なぜ?)
9、 アパートでラッキーストライクを一本吸う(→この後リュシールが白いデイジーを持ってお礼に来て、親しくなる)
10、不動産屋で別の部屋を探してくれと頼むシークウェンス。その傷どうしたのと尋ねるカット
11、3回目のプールのシークウェンス。リュシールが訪れる時。プールの縁に手を掛けるカットで映ります。
12、リュシールがネズミ退治に行った次のシークウェンス。夜中にジュリーが電話を取るカット。
13、ジュリーがリュシールの仕事場に着き、リュシールの肩に手を掛けるカット。
14、リュシールの仕事場で自分が映るTV番組を観るカット。手すりの手を掛ける時等、多い。
15、オリヴィエの家で聖書を見るカット。
15、サンドリーヌと会った後、オリヴィエの家を訪れ、タバコに火を点けるカット。
16、夫パトリスが残した協奏曲を完成させようと、楽譜を書いているカット。
17、完成した楽譜を丸め出掛けるカット。「コリント人への前の書第13章」が流れます。



さて、ジュリーが夫パトリスの元恋人サンドリーヌ(フロランス・ペルネル)と会うシークウェンス。
ここの最後でサンドリーヌの左手が映りますが、薬指には当然ながら指輪はありません。

また、最後のカットは右手で左手を覆っているので映らず不明。

14:
ジュリーがオリヴィエとやっちゃった後の翌朝、オリヴィエに話すカット。
顔の上手側半分、ジュリーの視線から間違い無くオリヴィエ側、影の中。
ジュリーの気持ちがまだハッキリしない事を表してますな。
「でもあなたを 追ったりしない」と言ってますが、信用は出来ませぬ(笑)。


15:
ジュリーのお気に入りの水はコントレクス。
ネズミを発見する前のカットで分かります。



タグ トリコロール 青の愛 キェシロフスキ



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

『トリコロール/青の愛』その2

その2

1:
青=liberte
自由、解放の象徴

この映画、全編に亘り光の基調色が青。
最初にカットから青。
車の下回りのカット。
車が自由へと運ぶと暗示してます。

と言う訳で、映画の進行と共に「青」と色を見て行きましょう。

1-1:
オリヴィエ(ブノワ・レジャン)が持っている楽譜を入れるポートフォリオの色が青。
オリヴィエが持っている楽譜がジュリーを解放すると暗示。

1-2:
ジュリーが夫パトリス(ユーグ・ケステル)の楽譜を捨てた後、自宅で食べるキャンディーの色を青にしています。
は~ん、夫の物を捨て夫の事を忘れようとしてますな。
そういう演出だね。

1-3:
ジュリーがオリヴィエを呼び、まずはキスしようとするカット。
外は雨で青。

ジュリー:青の光
オリヴィエ:赤の光

ん?
赤はfraterniteの象徴。
博愛ですから、オリヴィエはジュリーを愛してるというより夫を失った心の傷を癒そうとしてますな、この光の使い具合から解釈すると。

1-4:
その翌朝、やっちゃった後、ジュリーの着る物が変わります。
それまでは当然ながら裳を表す黒尽くめ。
から
黒のショートコートとセーター、
そして、
ブルージーンズ。

黒尽くしが終わったと言う事は、夫と娘を失った最初のショックから立ち直りました。
でも、何か自由を、何かからの解放を求めているのを表すブルージーンズ。

1-5:
ジュリーがアパートを探しに行った不動産屋。
そこの係員の後に並んだファイルが青。
何かから自由になるために住む所を変えようとしているジュリー。

1-6:
新たに引っ越しした部屋はベージュ基調。
つまり、「白」系の色。
白=egalite
平等
誰にでも等しく機会が与えられる新しい門出、って事だね。

そこでジュリーが最初にした事は今迄住んでいた家に飾ってあった青と白の吊り下げ型飾り物を吊るす事。
ここで私も等しく自由になりたい、解放されたいとの願いでしょう。

1-7:
4回有るプールのシークウェンス。
ここは全体に青。
自由になりたいけど、行ったり来たりするだけの場所ですな、プールは。
ジュリーの迷い、悩みの象徴。
文字通りの堂々巡りの象徴。

1回目、ムフタール通りに引っ越し後、カフェで大道のリコーダ演奏を聞いた後
2回目、アントワーヌが会いに来て、事故現場で拾った十字架のネックレスを返す。でもそれをアントワーヌにあげた後
3回目、ネズミ退治に猫を借りた後、リュシール(シャルロット・ヴェリ)がやって来る。ジュリーの話を聞いたリュシールはネズミ退治に行く。
4回目、夫パトリスの元恋人サンドリーヌ(フロランス・ペルネル)と会った次。

悩みは夫が残した協奏曲?。
この件について心を決めかねているんですな。

水は旅立ち、出帆ではなく、このシークウェンスでは羊水の方と捉えると巧く当てはまります。
新たな旅立ち。
誕生、制作。
水からも夫が残した協奏曲を完成させる事を悩んでる捉えられます。
特に2回目、ジュリーが胎児の様に浮かびます。

1-7-1:
3回目、ネズミ退治にリュシールが行くと白い水着を着た少女達がプールへ次々と飛び込みます。
少女達の両腕には橙色(?赤かも)の浮き。
仔ネズミと対になってますな。
しかも、白=egalite=平等。
自分がおそらく悩んでいる所に次々と飛び込んでくる…

この前のカットはリュシールがジュリーの涙を言い当てます。
また、このシークウェンスの前はオリヴィエの元に楽譜が届きます。

子供達→夫パトリスが残した未完成の協奏曲
白い水着→その協奏曲を完成させる決心をさせる機会の到来

迷った時に誰にでも訪れる機会がジュリーの元にもやって来たのです。

こう捉えると巧く繋がって行きます。

1―7―2:
4回目、夫パトリスの元恋人サンドリーヌと会った後。
泳ぐカットは無く、飛び込み、潜り、突如として浮き上がります。
熟慮し(→潜水)、決心した(→急浮上)、と捉えていいでしょう。


1-8:
階下の女(実は娼婦)リュシール(シャルロット・ヴェリ)の着ている物が青。
最初に画面に現れた時、青のコートを着て「自由」な女であると知らせてます。
それに玄関の扉の色も濃紺。

1-9:
その後リュシールがお礼に持って来た花が白いデイジー。
平等、2人は対等の関係になった、つまり友達になったと伝える演出。

そして、リュシールが「捨てられるタイプじゃないわ」と言った後、
カットが変わり「しゃべりすぎね」
照明が赤系に変わります。
赤はfraternite=博愛の象徴ですから、リュシールが思い遣りを表してます。
照明でも友達になった事を表してます。


1-10:
リュシールが仕事場に父親が来たので、ジュリーに相談する時、
リュシールに赤い照明。
レイジと同じく愛の大安売りをしているリュシールか(笑)。
こういう博愛も有るって事ね。

そしてリュシールの仕事場に溢れる色が青赤白。
自由平等博愛
まぁフランスらしい仕事ですこと(笑)。

1-10-1:
ここで映るTV映像が青。
報道の自由。
だから女性ジャーナリストは、ジュリーに出演依頼したとか自由な(笑)事を言ってます。

また、ここで初めて夫の浮気相手をTV放送で観ます。
この時、ジュリーの顔の半分に赤い光。
赤い=fraternite=博愛ですから、広く愛する、大衆も愛する、でしょう。
、と言う事は、夫パトリスの残した未完の協奏曲を完成させ発表するか決めかねていますが、
そこへズケズケと入って来た浮気相手。
この女性が決心の決めてになりそうです。

観客は最初から観ててオリヴィエが浮気相手の写真を持ってるのを知ってますが、
ジュリーはまだ知らんのです。
だからまだ決心がつきません。

1-11:
ジュリーが夫の元恋人で弁護士見習いのサンドリーヌ(フロランス・ペルネル)と会う場面。
二人共顔半分が影の中。
へぇ~、二人共大人じゃん。
気持ちを抑え感情的にならない。
台詞以外に言いたい事は山ほど有るのを示す顔の影。

1-12:
オリヴィエとジュリーがパトリスの協奏曲を仕上げてる時、楽譜を指で辿ります。
この楽譜を青くしています。
解放への願いですね。

そして映像はピントが外れます。
そう、地上を離れる天上的音楽と言う事。
地上のあらゆるものから解放される音楽、って言う演出。

(次のシークウェンスへ行くと夫の恋人だったサンドリーヌの子供に家を譲ります(@_@)
オマケにここではサンドリーヌは黒を着ていません。
もう気持ちの整理がついているって事。
リュシールの仕事場でのシークウェンスが有るから、当然。
「自分には夫が残した協奏曲が有るからそれで十分」。)

1-13:
ジュリーが楽譜を書き完成する時のペンのインクの色が青。
ペン自体も青。
音符一つ一つの解放してくれと祈りを込めて。

また、ここで大きな色の変化が有ります。
ジュリーの着る物が変わります。
黒のセーター系ばかりでしたが、青系のチェックのシャツになります。
第二段階です。
夫の死を乗り越える第一歩を踏み出しました。
でも上に着てるニットジャケはまだ黒だけどね。

1-14:
そして、新約聖書コリント前書第13章のシークウェンスへと続きます。
最初は例の吊り下げる飾りを使い青を強調。

愛は寛容、耐え忍び、すべてを信じる。
最後に残るのは信仰、希望、愛。
この三つの中で最も尊いものは“愛”。



タグ トリコロール 青の愛 キェシロフスキ



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

『第七の封印』

★簡単な紹介

○公開
1963年11月9日

○上映時間
1時間32分

○スタッフ
脚本:イングマール・ベルイマン
演出:イングマール・ベルイマン
撮影:グンナール・フィッシェル
音楽:エリク・ノルドグレン
美術:P.A.ルンドグレン
プロデューサー:アラン・エーケルンド

○出演
マックス・フォン・シドー…………騎士アントニウス・ブロック
グンナール・ビョルンストランド…従者ヨンス
ベント・エケロート…………………死神
ニルス・ポッペ………………………旅芸人
ビビ・アンデショーン………………旅芸人の妻
グンネル・リンドブロム……………少女
ベティル・アンデルベルイ…………ラヴェル
オーケ・フリーデル…………………鍛冶屋
インガ・ジル…………………………鍛冶屋の妻
モード・ハンソン……………………魔女



★評

この映画も前回観たのはビデオの時代(^_^;)。
レンタル屋さんにビデオは在ってもDVDは無く、古いレンタルビデオは劣化が免れないので観る気にならず…
2000年前後に発売されたこの手の一部のマニア好みのDVDは発売枚数が少ないのは明らかで、2005年頃には既に絶版、再版の噂も無し。
第七の封印』もその例に漏れず(涙)。
だもんで、中古で程度の良さそうなやつを定価の3倍近く出して入手(涙)。
久方ぶりに観てみると…

1:
ん~、何かなぁ…
おそらく、ビデオより画像が明るいんだろうなぁ。
映像は非常にキレイなんですがねぇ…

少々喜劇調なんです。
それが少々浮いちゃってるんです(溜息)。
ペスト、十字軍、魔女狩り、未発達の科学等々不安と不幸の種に満ちた世界と極普通の庶民の生活を対比させると喜劇調が活きるんですが…
それと、重要な登場人物である死神が恐ろしくないんです。
この点からも喜劇調が活きていません。


2:
それでも、死神とチェス勝負する脚本は素晴らしい。
これだけで一本作れる発想、設定。

この映画だとその他の物がなくても十分いい映画になるでしょう。


3:
もう1回は観たい。



タグ 第七の封印 イングマール・ベルイマン マックス・フォン・シドー



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『カストラート』

★簡単な紹介

○公開
1995年6月24日

○上映時間
1時間51分

○スタッフ
原案:アンドレ・コルビオ、ジェラール・コルビオ
脚本:アンドレ・コルビオ、ジェラール・コルビオ、マルセル・ボリュー
演出:ジェラール・コルビオ
撮影:ワルター・ヴァンデン・エンデ
美術:ジャンニ・クワランタ
音楽:クリストフ・ルセ
衣装:オルガ・ベルルーティ、アンヌ・ド・ガルディエール

カウンターテナー:デレク・リー・レイギン
ソプラノ:エヴァ・マラス=ゴドレフスカ
音声合成:フランス国立現代音楽研究所(IRCAM)

○出演
ステファノ・ディオニジ………ファリネッリ(カルロ・ブロスキ)
エンリコ・ロ・ヴェルソ………リカルド・ブロスキ
エルザ・ジルベルシュタイン…アレクサンドラ
カロリーヌ・セリエ……………マーガレット・ハンター
ジェローン・クラッベ…………ヘンデル
ジャック・ブデ…………………フェリペ5世
オメロ・アントヌッティ………ポルポラ
マリアンヌ・バスレール………モエール伯爵夫人



★評

この映画もロードショー公開を観ました。
レンタル屋さんでビデオの頃から在庫に無し。
2012年、BookoffでDVDを発見、即購入。
但し、お値段、定価の2倍程(涙)。
上映時間が2時間弱と長めなので時間が在る時に観ようと思っていたら、
何と、2013年9月11日にBDが発売されていた(@_@;)。
音声が非圧縮のリニアPCMステレオとドルビーTrueHD5.1chの二つ入り(@_@;)。
10秒ほど悩んでAmazonで購入。
お値段、中古で買ったDVDとほぼ同じ(涙)。

ドルビーデジタル2ch
非圧縮リニアPCM2ch
ドルビーTrueHD5.1ch 96kアップサンプリング

音声を、歌声を比べようとほぼ20年振りに
DVDとBDを観比べました。


1:
まず、録音。
BDの圧勝(笑)。
まぁ、記録量が多いから当然か。
音の透明感が段違い。

ただ、LPCM2chとTrueHD5.1chの音質の違いは私には分からん(笑)。
TrueHD5.1chは5.1chのホームシアターセットが在れば、音に立体感が出るので断然TrueHD5.1chの方がいい。


2:
映像もBDの方がいい。
それにDVDは4:3
BDは16:9
デジタル放送が標準になりましたから画面一杯に映像が広がった方が観やすい。
DVDでは白飛びしたり潰れて平面になってる部分が全て補正、再現され立体的になっています。
透明感も段違い。
ビデオ撮影みたいです。

それでも、DVDが全然駄目なのではなく、
ちょっと「アンティーク仕上げ」の様な色調になり、悪くありません。


3:
ファリネッリ=カルロ・ブロスキ(ステファノ・ディオニジ)の歌声に合成は何回聞いても見事。
カウンターテナーの高い所とソプラノの低い所を一音づつ録って合成したそうですが、
BDで聞いても音の継ぎ目が私程度の人間には分かりません。


4:
お話の方は、兄弟愛と
「超」が付く天上的な天才ファリネッリを取り合う天才ヘンデルと二人と比べると凡人になっちゃうリカルドの話。
4-1:
ファリネッリとリカルドの兄弟愛は、
二人共左手の薬指に指輪を嵌め、はずことがないので最後は和解し巧く行くと上映中ず~っと観衆に告げてます。
4-2:
音楽の才能と能力に関しては、ファリネッリは兄リカルドの才能には満足いかんのですな。
ヘンデルとリカルド・ブロスキの才能の差を表すカットは二人の作曲する場面。
ヘンデルはチェンバロを弾いてる時、楽譜を書くのは1回のみ。
それも極短く。
対してリカルド・ブロスキは少し弾いては楽譜を少しづつ書きます。

音楽家が曲を作る時は、楽器を弾いて音を拾いながら楽譜を書いたりしないそうです。

だから、どっちが優れているか、ヘンデルがリカルドの曲をチェンバロを弾きながら次々を変えていくシークウェンスの前に明らかです。
4-3:
ファリネッリは落馬のためにカストラートになったとはリカルドの弁。
という訳で、意外と馬が出て来ます。
リカルド兄弟の荒ぶる心の中を表してますな。
だから最後はリカルドが馬に乗りファリネッリの元を去って行きます。
二人の間の葛藤を落ち着かせる事が出来たと馬で表しています。


5:
クラシックに興味が無い方には退屈かも。
それでも欧米の文化の一部に実際に触れてみたい方にはお勧めします。



タグ カストラート ジェラール・コルビオ ステファノ・ディオニジ



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『仮面の中のアリア』

★簡単な紹介

○公開
1989年8月26日

○上映時間
1時間34分

○スタッフ
原案:リュック・ジャポン、ジェラール・コルビオ
脚本:ジェラール・コルビオ、アンドレ・コルビオ、パトリック・イラトニ、他
演出:ジェラール・コルビオ
撮影:ウォルター・ヴァンデン・エンデ
音楽:アンドレ・デフォセ

演奏:RTBF新交響楽団
音楽監督:ロナルド・ツォルマン
音楽指揮:アンドレ・ヴァンデルノート
バス&バリトン:ホセ・ファン・ダム
ソプラノ:ディナ・プリアン
テノール:ジェロール・プルエット

○出演
ホセ・ファン・ダム…………ジョアキム・ダレイラック
アンヌ・ルーセル……………ソフィ・モーリエ
フィリップ・ヴォルテール…ジャン・ニルソン
シルヴィー・フェネック……エステル・フィッシャー
パトリック・ボーショー……スコッティ公爵



★評

この映画はロードショー公開を観ました。
その後ビデオで観て、また観たいと思ってもレンタル屋さんにも無く、早何年だ?
ドルビーのTrueHDかdtsのマスターオーディオで再録音したBDを出るのを待ってるんですが、2014年1月現在出る気配も無し。
オマケに自宅近辺のレンタル屋さんは全部閉店(涙)。
だもんで、定価の2倍以上も払って中古DVDの程度のいいやつを購入(溜息)。

ホセ・ファン・ダムの大音声と美しい声をまた聞けるゾ(^.^)、といそいそと観てみると…


1:
大してクラッシク音楽の事も知らないし、特に声楽系は殆ど聞きませんが、
それでも声楽家の声が耳に非常に心地いい(^.^)。
ホセ・ファン・ダムの歌声は勿論記憶通りいいですが、自ら築いてきた一流の人間の雰囲気が中々いい。

残念ながら選曲の妙が分からんのですが、それでも楽しめるから中々の出来です。

お話の方も分かりやすく、最後は正義が勝ち、これまた宜しい(^.^)。


2:
時代設定が20世紀初頭。
絵画で言えば印象派の時。
そう、映像がルノワールやカイユボットの絵ですよ、絵そのもの(@_@)。
またロケ地が美しいなぁ。
人の手が入った自然が美しい。
ヨーロッパの美点がよく分かる映像です。

また、場所の設定を殆ど郊外にしたので、古い屋敷と城だけで十分。
中々賢い撮影法です(^.^)。


3:
かなりの深さのある映画です。
せめてこの映画で使われてる音楽全曲を聞いてからまた観てみしょう。
一応全曲聞いたのはモーツァルトの『ドン・ジョバンニ』だけだからね(^_^;)。



タグ 仮面の中のアリア ホセ・ファン・ダム ジェラール・コルビオ



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『オランダの光』

★簡単な紹介

○公開
2004年11月3日

○上映時間
1時間34分

○スタッフ
脚本:マールデン・デ・クローン、ヘリット・ウィレムス
演出:ピータ―=リム・デ・クローン
撮影:パウル・ファン・デン・ボス
編集:アンドレ・デ・ヨング、シール・ミュラー
音楽:ヘット・パレイス・ファンブム
プロデューサー:マールデン・デ・クローン、ヘリット・ウィレムス

○出演
ジェームズ・タレル(米現代美術家)
ヤン・ディベッツ(オランダ現代美術家)



★評


1:
オランダ独特の光の原因は次の様な事のためだとか。

空気中の水蒸気が多いために太陽光が拡散。
アイセル湖が鏡の役割をし太陽光を反射し、その反射光を上空の雲がまた反射。

更に高い建物が少なく、水平線が低い平地である事も関係してるらしい。

映画の中で長距離トラックの運転手に聞いているんですが、
イタリアやスペインだと陽光が強烈で色が飛んじゃうらしい。


2:
何か、日本と似てます。
湿潤な気候とかね。
江戸時代の江戸は正にこの映画で描写されているオランダと同じ。
気候以外では、直ぐそばに在った東京湾。
そして今より遙かに多かった江戸郊外に広がる水田。

残念ながら当時の日本は鎖国していて空気と光の色が場所によって変わるなんて事を知る機会が有りませんでした。
当時の画家、絵師は光の色とか意識していなかったじゃないでしょうか?

当時の日本の絵画が取り上げられないのも、まぁ、当然か。
それでも明治になってから岡倉天心に日本の湿度を表現してみろと言われ、横山大観菱田春草等が朦朧体を生み出したんだから、
こっちは取り上げて欲しかった。


3:
内容も興味深いし、映像もあまりTVで観る事のないオランダ郊外の映像が多くいい。
それでも、途中で寝ちゃうんだなぁ、この映画。
観たのは今回で2回目なんですが、2回共途中で寝ました(笑)。

それとHDで撮影し、BDで出して欲しかった。



タグ オランダの光 フェルメール ゴッホ 横山大観 菱田春草 岡倉天心



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『トリコロール/白の愛』その1

★簡単な紹介

○公開
1994年8月20日

○上映時間
1時間32分

○スタッフ
脚本:クシシュトフ・ピェシェヴィチ、クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本協力:アグニェシュカ・ホランド、エドヴァルト・シェブロフスキ、エドヴァルト・クウォシンスキ
演出:クシシュトフ・キェシロフスキ
撮影:エドヴァルト・クウォシンスキ
美術:ハリナ・ドブロヴォルスカ、クロード・ルノワール
録音:ジャン=クロード・ロール―
編集:ウルシュラ・レシャック
プロデューサー:マラン・カルミツ

○出演
ジュリー・デルピー(ドミニク)
ズビグニエフ・ザマホフスキ(カロル・カロル)
ヤヌシュ・ガヨス(ミコワイ)
イェジー・シュトゥル(ユレク)
アレクサンデル・バルディーニ(公証人)
グジェゴシュ・ヴァルホウ(身なりのいい男)
イェジー・ノヴァック(老農夫)
フィリップ・モリエ=ジュヌー(判事)
ジュリエット・ピノシュ(ジュリー・ヴィニョン)
フロランス・ペルネル(サンドリーヌ)



★評

“liberte,egalite,fraternite”の”egalite”の映画。


1:
何なんかねぇ、この映画(@_@)。

青白赤と「自由 平等 博愛」の平等の巻。

オスじゃないからとカロル(ズビグニエフ・ザマホフスキ)を離婚したドミニク(ジュリー・デルピー)。
ほんでもってカロルは自分の遺産目当てで自分を殺したとしてドミニクを嵌める。

ドミニクはカロルの葬儀で涙を見せる。
カロルは刑務所の中のドミニクを見て涙。

まぁ、平等なのかな。


2:
舞台の大部分がポーランド。
だから台詞もポーランド語。
だけど、最初の場面はパリなんだけど、フランス語とポーランド語の違いが分からん(笑)。


3:
カルロとミコワイ(ヤヌシュ・ガヨス)が出逢った時飲むのが、

グレンフィディックGlenfiddich 12年
(シングルモルトのスコッチ)

デス。


4:
ポーランドへの不法帰国法がトランクの中に入って飛行機で(@_@)。
実際にあるんだろうなぁ…

なんとか帰国したカルロがポーランドを実感するのが、カモメで一杯のゴミ捨て場を見た時。
ゴミ捨て場ですよ、ゴミ捨て場(@_@)。
ベルリンの壁が崩壊してからまだ5年しか経ってない時の映画だから、こんなもんなのかなぁ…

そしてそのゴミ捨て場でカルロが拾うのが壊れた「白い」少女像。
その後その少女像を修復。
勿論ドミニクとやり直したい事の象徴ですが、この時点ではまだ復讐は考えてないだろうなぁ。
演出に出てるはずなんですが、分からん(笑)。

もう一回は観ないとね。



タグ キェシロフスキ トリコロール 白の愛



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『トリコロール/赤の愛』その1

★簡単な紹介

○公開
1994年11月12日

○上映時間
1時間36分

○スタッフ
脚本:クシシュトフ・ピェシェヴィチ、クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本協力:アグニェシュカ・ホラント、エドヴァルト・クウォシンスキ、ピョートル・ソボチンスキ
演出:クシシュトフ・キェシロフスキ
撮影:ピョートル・ソボチンスキ
美術:クロード・ルノワール
編集:ジャック・ヴィッタ
音楽:ズビグニエフ・プレイスネル
プロデューサー:マラン・カルミツ

○出演
イレーヌ・ジャコブ(ヴァランティーヌ・デュソー)
ジャン=ルイ・トランティニャン(退官した判事ジョゼフ・ケルヌ)
フレデリック・フェデール(カラン)
ジャン=ピエール・ロリ(オーギュスト)
サミュエル・ル・ビアン(写真家)
マリオン・スタンレンス(獣医師)
デコ・セリオ(カフェの主人)
ベルナール・エスカロン(CD屋の店員)
ジュリエット・ピノシュ(ジュリー・ヴィニョン)
ブノワ・レジャン(オリヴィエ)
ジュリー・デルピー(ドミニク)
ズビグニエフ・ザマホフスキ(カロル・カロル)



★評


1:
“liberte,egalite,fraternite”の”fraternite”の映画。


2:
ん~、何だ、思わせぶりなカットが多い。
この思わせぶり君のおかげで集中力を奪われ、よく分からん(涙)。
まぁ、分かりにくいのはこの『トリコロール』三部作全てに言えるんですが。

こんな訳で散漫な印象を書くだけです。
これも、もう一回は観ますゼ、負けたままじゃ気に入らん(笑)。


3:
全体に暗い。
、と言うより、日本の映画やドラマが明る過ぎるんです。
この映画始め、『トリコロール』三部作は影や闇を強調しています。



タグ キェシロフスキ トリコロール 赤の愛



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『トリコロール/青の愛』その1

★簡単な紹介

○公開
1994年7月9日

○上映時間
1時間39分

○スタッフ
脚本:クシシュトフ・ピェシェヴィチ、クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本協力:アグニェシュカ・ホランド、エドヴァルト・ジェブロフスキ、スワヴォミル・イジャック
演出:クシシュトフ・キェシロフスキ
撮影:スワヴォミル・イジャック
音楽:ズビグニエフ・プレイスネル
美術:クロード・ルノワール
衣装:ヴィルジニー・ヴィアール、ナイマ・ラグランジュ
プロデューサー:マラン・カルミツ

○出演
ジュリエット・ビノシュ(ジュリー・ヴィニョン)
ユーゲ・ケステル(パトリス、ジュリーの夫)
エマニュエル・リヴァ(ジュリーの母親)
ブノワ・レジャン(オリヴィエ)
フロランス・ペルネル(サンドリーヌ)
シャルロット・ヴェリ(リュシュール)
エレーヌ・ヴァンサン(女性ジャーナリスト)
フィリップ・ヴォルテール(不動産屋)
クロード・デュヌトン(医師)
ジュリー・デルビー(ドミニク)
ズビグニエフ・サマホフスキ(カロル・カロル)



★評

原題 Trois couleurs:Bleu
フランス語なんだから「トリコロール」じゃなくて「トロワ・クールール」にならにゃまずいだろう。
外国語に関しては相変わらず無知蒙昧、滅茶苦茶、無知無学丸出しの日本人です(溜息)。
まぁ、「三色」を表す外国語と言えば「トリコロール」が日本語では一般的ですが、
そろそろ違う言葉を使っても分かるでしょう。

“liberte,egalite,fraternite”の”liberte”の映画。


1:
へぇ~、驚いた(@_@)。
この映画の最後にも新約聖書コリント前書第13章が出て来る。
ここの要約ですがね。
しかも、ギリシャ語です、ギリシャ語(@_@)。
だからフランス語の字幕が入る。

この5分程の最後のシークウェンスにこの映画の全てが詰まってます。
合唱の通りの内容。
映画がギリシャ語なんで日本語も分かりにくい文語訳で少々引用↓

愛は寛容にして慈悲あり。
愛は妬まず、愛は誇らず、驕らず、非禮を行わず、己の利を求めず、憤ほらず、人の悪を念はず、
不義を喜ばずして、真理の喜ぶところを喜び、凡その事忍び、おほよそ事信じ、おほよその事望み、おほよその事耐ふるなり。
(コリント前書 第13章 第4節~第7節 から)

げに信仰と希望と愛と此の三つの者は限りなく存らん、而して其のうち最も大なるは愛なり。
(コリント前書 第13章 第13節 から)

主人公ジュリエット(ジュリエット・ビノシュ)が夫(ユーゲ・ケステル)の浮気と非嫡出子にも耐え怒らず、嫉妬にも狂わず、
最後には夫が残した協奏曲を仕上げる。
なぜ?
愛の証だから。


2:
園子温の『愛のむきだし』でもここを引用してるんですが、日本人が聖書をここまで知ってるとは考えにくく、
この映画を観て知ったんだろうなぁ。


3:
映画の作りが大変巧い。

音楽を愛の証にし、夫が未完成で残し、それを妻と友人(ブノワ・レジャン)がわだかまりを乗り越え作り上げる。
それも、最後に向かい徐々に仕上げていく。

音楽が美しく、映画をかなり引き立てています。

こういう脚本は日本じゃ出来ないんじゃないかなぁ…
バッハ、モーツァルト、ショパン、ドビュッシー等の作曲家がいないかった国だから。


4:
青の使い方とか、気になるカットも多い。
この3部作全部観終わってから、少し精読してみましょうか。



タグ キェシロフスキ トリコロール 青の愛 ジュリエット・ビノシュ 愛のむきだし コリント前書第13章



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『決死圏SOS宇宙船』

★簡単な紹介

○上映
日本劇場未公開

○上映時間
1時間42分

○放送
1972年8月6日(日)
TV朝日系 「日曜洋画劇場

○スタッフ
原案:ジュリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン
脚本:ジュリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン、ドナルド・ジェームズ
演出:ロバート・パリッシュ
撮影:ジョン・リード
特撮:デレク・メディングス
音楽:バリー・グレイ
プロデューサー: ジュリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン

○出演
ロイ・シネス(グレン・ロス大佐)
イアン・ヘンドリー(ジョン・ケーン博士)
パトリック・ワイマーク(ジェイソン・ウェブ局長)
リン・ローリング(シャロン・ロス)
ロニー・フォン・フリードル(リーザ・ハートマン)
フランコ・デ・ローザ(パウロ・ランディ)
ジョージ・シーウェル(マーク・ニューマン)
エド・ビショップ(デヴィッド・ポールソン)
フィリップ・マドック(ポンティーニ博士)
ヴラデク・シェイバル(精神病医学者)
ハーバート・ロム(ハスラー博士)



★評

1969年イギリス映画。

英語の題名は、
アメリカでは、
“Journey to the far side of the Sun”
イギリスでは、
“Doppelganger”


詳しくは、こちらで↓
http://www.allcinema.net/dvd/sos.html
Wiki↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%BA%E6%AD%BB%E5%9C%8FSOS%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9

Amazonでは中古のVHSか、高い輸入盤しか売ってません。

最初のTV放送を観ましたね。
その後、ビデオの時代になりまた観たいと思ってましたが自宅近辺のレンタル屋さんには無かったなぁ…
Amazonを見ると中古のレンタル落ちVHSが有るからこれを置いていたレンタル屋さんも有ったんですね。

そしてついに昨年2012年9月24日、日本語吹き替え付きDVD発売(^.^)!
Amazonの輸入盤DVDの半額以下(^.^)!


1:
冒頭のコンピュターのシークウェンスにビックリ(@_@)。
紙カード、紙テープ、磁気テープ、ストックフォーム、等々。
大型汎用機の頃の物、物、物。
当時の最先端の物だからなぁ…

記録映像ではありませんが、当時を窺え中々貴重です。


2:
まぁ、まぁ、の出来ですかね。
題材は非常に面白い。
でも、少々消化不足。
もう少し「鏡」に関して話を深められたらねぇ。


3:
この「ユーロセク」の局長の名前が「ジェイソン・ウェッブ」。
この名前、欧米人だと直ぐピンと来るんですが、日本人には分かりにくい。
ギリシャ神話から来てるんですが、この映画はイギリス映画なんで英語化してます。
アルゴ探検隊を率いたイアーソーンの事。
参考→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%B3

(オマケ→『アルゴ探検隊の大冒険』の私の記事 http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-869.html )

正に大長征を率いるに相応しい名前。
これ以上適した名前は無し。


4:
特撮とセットはやはり少々チャチですが、円谷プロよりは遙かにマシ。
円谷プロと日本の特撮が悪過ぎるんです。

特にいいのは宇宙船の発射シーンの細かさ。
それと爆破シーン。
縮小に合わせた高速度撮影なんで違和感をかなり減らしてます。
爆破シーンの物の吹き飛び具合、これが最高です(^.^)。
円谷特撮に無い物。


5:
残念ながら高性能コンピューターを使った最近のCG映画にはやはり敵いません。
特撮の違和感や不自然さ、チャチさを消す事が出来ないんです。


6:
冷戦時代に作られた映画なんでこういう終わり方でもいい。
作られてから40年以上経った21世紀になり世界情勢も変わったんで、
続編が出来ないかなぁ…
例えば、

ウェッブ局長の孫(大学院で物理学専攻、博士前期課程)がおじいちゃんの遺品を整理してると太陽を挟んで反対側に惑星が有ると書いた日記を発見。
そんな事、学校で習わなかったし、宇宙の本にも物理の本にも書いてない。
情報公開によりNASAの記録を調べると、確かに地球並の重力の影響で電磁波の乱れが有る。
この孫君、何か「物質」が有ると確信し更に調べると…

面白そうでしょう(^.^)?



タグ 決死圏SOS宇宙船 日曜洋画劇場 ジュリー・アンダーソン



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テーマ : イギリス映画
ジャンル : 映画

『頭上の脅威』

★簡単な紹介

○公開
1965年4月27日

○上映時間
1時間49分

○スタッフ
脚本:イヴ・シャンピ、アラン・ファトゥ、ジャン・シャポー
演出:イヴ・シャンピ
撮影:エドモン・セシャン
空中撮影:ギイ・タバリー
音楽:ジャック・ルーシュ
プロデューサー:アラン・ポワレ
協力:フランス海軍、空軍

○出演
アンドレ・スマッグ(ガイヤック大尉)
ベルナール・フレッソン(ローラン)
マルセル・ボズフィ(モンフォール)
ジャック・モノ―(ラベーヌ艦長)
イヴ・ブランヴィル(プリクール)
アンリ・ピエゲイ(マジョ)
ジャン・ダステ(バザン)
ギイ・トレジャン(大臣)



★評

さて、初めて観たのは、40年以上前のTV放送(溜息)。
『トップガン』が出来る10数年も前の事(溜息)。
『ファイナル・カウントダウン』の10年位前かなぁ(溜息)。

TV放送後、観たいと思ってもテープの時代からレンタル屋さんで見掛けた事も無し。
VHSは出た様ですが、DVDは影も形も無し。

それが、先日グーグルで検索したら、DVD発見(@_@)。
出たのは2012年の9月(@_@)。

飛行機好きな少年だったんで買いましたよ、はい。


1:
>Nos ancetres les Gaulois n’avaient peur de rien, hors une chose, que le ciel leur tombat sur la tete.
>我々の先祖ゴール人が恐れた事は一つ 空が落ちてくる事だった

なんて字幕で始まり、その気にさせます。

全体に緊張感が漂い、最後迄切れない中々の出来栄え。
未知の飛行物体を米かロシアの秘密兵器と見做し、核による報復攻撃の準備をする粗筋で、脚本が成功の原因。

また正体不明飛行物体を殆ど映さない演出は中々賢く、宜しい。
円谷プロと東宝(と日本)の特撮物と正反対の演出なんだな。
もっとも仏海軍の十分な協力があって特撮が殆ど必要ないから、比べちゃ気の毒ね。


2:
艦載機の描写は記憶通りの素晴らしさ(^.^)。
発艦までの作業、発艦、
着艦を前に脚が出る、着艦誘導員の指示、着艦、テイルフックがワイアを引っ掛ける、ワイアが掛からず着艦のやり直し、等々(^.^)。
それに
発艦前にカタパルトのシャトルを越える時や着艦後に前脚のオレオストラットが伸縮するのを観ても楽しいし、
飛行甲板と艦内格納庫へ飛行機を出し入れするエレベーターの動きだけでも観てて楽しい。

カタパルトのシャトルと航空機を繋ぐワイアをブライドルワイア(bridle wire)と言うのですが、
古い設計なので使い捨てで発艦後海に落ちています。
これもしっかり映っていて記録としても貴重です。
当時の米国海軍のフォレスタル級空母にはブライドルワイア回収機が有り、使い捨てはやってませんでした。

ジェットエンジンの排気を避けるジェットブラストディフレクター(jet blast deflecter) が当時の米国海軍のフォレスタル級やキティフォーク級空母より小さい。

また最近の米国海軍機がフル装備(→最大発艦重量23t~29.9t)で発艦すると少々沈んでから上昇するんですが、
この映画の中ではエタンダール(→最大発艦重量10.8t)もアリゼ(→最大発艦重量8.2t)も沈むことなく軽々と上昇していきます。
まぁ、三分の一の重量じゃ当然か(笑)。


改めて実感したのは、CYPRESSは未だに飛行機と空母が好きなんだなぁ(^.^)。

一つ驚いたのが、ブレゲの航空機用時計。
エタンダールの発艦待機のカットで時計をセットするのを筆頭に計器盤が映りますが、そこにある時計が航空機用時計。
年代を考えれば間違いなくブレゲでしょう。
この映画に出て来るプロペラ機のブレゲ・アリゼのブレゲ
非常に正確な時計(=クロノメーター=chronometer)を作り続け、マリーアントワネットのために超複雑時計を作り、現在も世界を代表する機械式時計メーカーのあのブレゲです。
1775年創業のあのブレゲです。
正確な時計と航空機は関わりが深く、ブレゲは飛行機メーカーに出資していました。
ブレゲの航空機用高精度時計を観られるとは、嬉しい驚き(^.^)。


2:
エタンダールの墜落やUFOの合成はかなりチャチですが、他の出来がいいんで気になりません。
むしろ製作から50年後に観ると御愛嬌です。

3:
気になる点がいくつか、

3-1:
原爆を搭載したカルリエ操縦するエタンダールが墜落するんですが、あの原爆はどうなったんでしょう?

3-2:
放射の除去のために全艦放水中にマジャが落ちるんですが、あのまま海に落ちたんじゃないでしょうか?
90%の可能性で死亡じゃない?

3-3:
米とロシアが打ち上げたUFO迎撃用ミサイルは、どう考えてもUFOに追いつけず結局どうなったんでしょう?

3-4:
B-52だとか、米露のICBMらしき物だとか記録映像が入るんですが、このカットがB-52を除いて16:9に変換されてないものが多く、
上下に圧縮されお団子風に可愛くなってます(笑)。
何とか16:9に出来なかったんですかねぇ。
まぁ、50年前の映画ですからあまり気になりませんが。


4:
こんな具合で、買って大正解!(^^)!。

空母と航空機の映画
『トップガン』

『ファイナル・カウントダウン』
も観たくなってきました。



タグ 頭上の脅威 エタンダール 空母 クレマンソー ブレゲ



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『地下室のメロディー』

★簡単な紹介

○公開
1963年8月17日

○上映時間
2時間1分

○スタッフ
原作:ジョン・トリニアン
脚本:アンリ・ヴェルヌイユ、アルベール・シモナン、ミシェル・オーディアール
演出:アンリ・ヴェルヌイユ
撮影:ルイ・パージュ
音楽:ミシェル・マーニュ
プロデューサー:

○出演
ジャン・ギャバン(シャルル)
アラン・ドロン(フランシス)
ヴィヴィアーヌ・ロマンス(ジャネット)
モーリス・ビロー(ルイ)
カルラ・マルリエ(ブリジット)



★評


1:
ハラハラドキドキの犯罪映画。
それだけだなぁ…

確かに初老のシャルル演じるジャン・ギャバンは、渋い。
デカい図体と共に「俺だ」と言う様な雰囲気を漂わせ、中々の俳優。

アラン・ドロンのチンピラ振り、つまり、下品さがいい。
上品とは言えんでしょう、この二枚目の顔付きは。


2:
、で、この映画の質を落としているは、音楽。
トランペットの鋭い高音を強調した音楽、これが邪魔。
非常に趣味が悪い。

前半、フランシスがカジノ「パームビーチ」に潜り込むために女探しをしている時から邪魔なんですが、
カッコつけてるだけのフランシスに合わせたカッコつけた音楽なんで、まぁ、許す。

でも、最後のシークウェンスでは全く不要。


こんな風に音楽を入れたのは、『死刑台のエレベーター』の影響でしょか?
(参考、私の記事→ http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-1058.html )


3:
DVDのジャケットには、

>南仏のまばゆい陽光のもとに起きる華麗な犯罪と、驚きのラストシーン。

て書いてありますが、「まばゆい陽光」の映像なんて1カットも有りませんゼ。

続いて、

>男の美学に満ちた、フランス映画黄金期の歴史に名を刻む傑作!

「男の美学」って何だ?
それらしいもの、有ったかなぁ?

こういう無責任な文章からも、この映画の出来具合が分かっちゃうんです。



タグ ジャン・ギャバン アラン・ドロン 地下室のメロディー



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テーマ : フランス映画
ジャンル : 映画

『真珠の耳飾りの少女』

★簡単な紹介

○公開
2004年4月10日

○上映時間
1時間40分

○スタッフ
原作:トレイシー・シュヴァリエ
脚本:オリビア・ヘントリード
演出:ピーター・ウェーバー
撮影:エドゥアルド・セラ
美術:ベン・ヴァン・オズ
衣装:ディーン・ヴァン・ストラアレン
プロデューサー:アンディ・パターソン、アナンド・タッカー

○出演
コリン・ファース(ヨハネス・フェルメール)
スカーレット・ヨハンセン(グリート)
トム・ウィルキンソン(ファン・ライフェン)
キリアン・マーフィー(ピーター)
エッシー・デイヴィス(フェルメール夫人)



★評

ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』と並び西欧写実絵画の双璧の一つである『真珠の耳飾りの少女』を映画化。
原作の小説はかなり前に読みましたが、殆ど記憶に無し。
それでも、どう考えても映像表現が文字に敵うはずなし。

その昔、TV東京系『美の巨人たち』でこの絵の光について再現を試みました。
(2002年12月21日放送分と思われます。当番組HPに2002年放送分の記録が無いのでネット上での情報。
『美の巨人たち』HP→ http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/index.html )
窓から取り入れたりした自然光ではなく、フェルメールの創造である事を実証し、大変面白く興奮したのを覚えてます。
(また、番組の最後で所蔵元のマウリッツハイス美術館で毎朝最初にこの絵を見る人間を紹介してました。
それはスーツ姿の警備員のお兄さんでした。)

(写実絵画といいながらも、フェルメールの絵は不自然な表現は他にも有ります。
当番組の2000年5月27日放送『牛乳を注ぐ女』
牛乳を注ぐ皿が載っているテーブルが「五角形」であること絵から再現しました。
残念ながらこの放送の記録もHPに有りません。)

また、去年2012年この絵が日本で公開された時にも放送が有りました。
(7月14日放送→ http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120714/index.html )
この絵はフェルメールのオリジナルではなく、他の画家の作品の真似、または触発されて作られたのではないか、
と言う内容でした。
元になったと考えられるのが、グイド・レーニの『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』。
構図、画面構成がソックリなんです。
フェルメールがイタリアへ行った時、この絵を見た可能性が高いらしい。
両方の絵は上記ハイパーリンク先に有り、これを見るとフェルメールが真似したと言う意見は説得力が強い。

最近、美術展巡りを再開した理由の一つが『真珠の耳飾りの少女』を見に行かなかった事。

こんな感じでこの絵には関わり(?)が有るので、この映画も観てみたいと思ってました。
、で、観てみると…


1:
おや、意外と小説の粗筋は覚えていて、話の展開がよく分かりました。

ピアス用に耳たぶに穴を開ける

ピーターと結ばれる

フェルメール家から追い出される

フェルメールから真珠の耳飾りを贈られる

この辺は記憶が蘇りました。
ただ、最後は小説と違うと思いネットで調べると、やはり違ってました。


2:
さて、まぁ、セットが非常に良く出来ています。
当然なんですが、窓のガラスが平でない、20世紀や21世紀の平面ガラスとは程遠い波打ち状ガラス。
『アマデウス』の解説音声でも言ってますが、現代と昔ではガラスが違うんです。

それと、フェルメールのアトリエの再現の完璧な事(@_@)。
違和感皆無。
本当にここで描き続けたんじゃないかと無理なく思えるアトリエ。
見事、実に見事。
五角形のテーブルがないかと探したけど、やはり無かった(笑)。

そして、大したことない演出なんですが、冬になると凍る運河。
20世紀の中頃迄、オランダじゃ冬になると凍ったデコボコの運河でスケートの長距離レースやってましたからなぁ。

薄暗い昼間の室内描写もいい。
夜の室内は明らかにローソクの照明にしては明る過ぎるんですが、昼間の薄暗い映像から始まってるので、
明る過ぎるのが目立ちません。
賢い演出です。


3:
全編に亘ってフェルメールとグリートが互いに相手を異性として意識しています。
まぁ、自分のとって気になる異性がいれば、極普通の事で万古不易。

ただ、気になったのはフェルメールを演じたコリン・ファースがハンサム過ぎる事、二枚目過ぎる事。
あのイケメンだとフェルメールというより、カラヴァッジョかモディリアニだよなぁ。
絵画、色、光の美で通じ合うんだからその辺にいそうな普通顔のオッサンじゃないと説得力が弱い。

演技の方は、ファースもスカーレット・ヨハンセンも相手に気付かれまいとする程相手を意識しているのがありあり分かり、文句無し。
フェルメール(コリン・ファース)の方は、絵を描くだけしか能が無く金銭や注文取りは義理の母親頼みで、自分の不甲斐無さを分かっています。
この辺の遠慮がファースの表情から分かります。

グリート(スカーレット・ヨハンセン)は最初、家政婦として働き始める前に母親からあの家はカトリックだと教えられます。
と言う事は、グリートの一家は新教のプロテスタント。
設定として「ウチは貧乏かもしれないけど、進んでるんですからネ」なんて意識していたのは間違いないでしょう。
こう考えると、グリートはフェルメール家で働き始めると緊張は当然有るでしょうが、優越感(=馬鹿にしている)も少しは有ったと捉えても間違ってはないでしょう。
この辺の少々微妙な気持ちをヨハンセンが巧い事顔に表しています。


4:
重要な小物の真珠の耳飾り。
最後にグリードに贈られます。

御木本幸吉以前の真珠である事を忘れちゃいけません。
それもあの大粒。
オマケに形もほぼ同じの洋ナシ型。
プラスティックも人造パールも無かった時代です。
当時のオランダ近海ではなく、海洋で世界一を誇ったオランダがインド洋辺りから仕入れた物に間違い有りません。
日本か中国物だったかもしれません。
お値段、現代の日本の価値に換算すると¥20,000,000位するんじゃないでしょうか?

この点を考慮に入れないと解釈が的外れになる恐れが大きい。
それ位古い時代を舞台にしてるんです。

その真珠を妻ではなく家政婦に使い肖像画を描く。
最後に家政婦に贈る。

愛情表現ととも捉えられます。
本当に愛していたのは君だ、とね。

また、美や絵画を理解出来る君にこそこの真珠は相応しい、とも捉えられます。
妻には真珠ではなく、金だ、ですね。
フェルメールには生活のパートナーと美のパートナーが必要だった、という事。


5:
そしてもう一つ重要なのが、「青」
映画の中で乳棒で細かくしているのは、ウルトラマリン・ブルー=群青=ultramarine blue。
細かくしている石は、ラピスラズリ=瑠璃=lapis lazuli
産地はアフガニスタンが有名。
そのアフガニスタンから船に積み、海を越えてきたので
Ultramarine blue
ultra=beyond marine=sea
=海の彼方から来た青
=海外から来た青
と呼ばれるようになりました。

まぁ、これも真珠と同じ様に17世紀前半のオランダを表しているし、お値段の高さも想像出来ます。
ラピスラズリも真珠を同じ様に、現在と同じ様に採れると思ったら大間違い。
真珠と同じ様に簡単には採れなかった物。

その顔料から作った絵具を妻ではなく家政婦の肖像画に使い、しかも絵の中で面積が大きく主役の人物を引き立てる重要な色として使ってます。
最後に青いターバンを家政婦に贈ります。
この解釈も真珠の場合と同じです。


6:
フェルメールのアトリエの壁に貼ってある地図。
勿論当時にオランダの情勢を表しています。
七つの海へ進出してる黄金期です。


7:
さて、題名にもなった『真珠の耳飾りの少女』、描いているカットは非常に少なく、
どの様に光を当てたかは、描写無し。
原作者もスタッフも『美の巨人たち』を観てないからネ(笑)。

でもどうやってああいう光にしたか、想像しながら映像化、映画化すると面白い。
フェルメールのグリートに対する気持ちがもっとハッキリします。


8:
こうやって解釈すると原作を書いたシュヴァリエがなぜ、そしていかにして書いたか想像出来ますね。
あの絵に中に有る「青」と「真珠」(→この絵はかつては『青いターバンの少女』という題名だった)、
そして当時のオランダ情勢、
この三つからアイデアが膨らんでいったんだろうなぁ。



タグ フェルメール 真珠の耳飾りの少女 ピーター・ウェーバー コリン・ファース スカーレット・ヨハンセン



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テーマ : イギリス映画
ジャンル : 映画

『魔笛』2006年版

★簡単な紹介

○公開
2007年7月14日

○上映時間
2時間19分

○スタッフ
原作:モーツァルト
脚色:スティーヴン・フライ
脚本:ケネス・ブラナー
演出:ケネス・ブラナー
撮影:ロジャー・ランサー
音楽監督:ジェイムズ・コンロン
音楽指揮:ジェイムズ・コンロン
演奏:ヨーロッパ室内管弦団
製作総指揮:スティーヴン・ライト

○出演
ジョセフ・カイザー(タミーノ)
エイミー・カーソン(パミーナ)
ベンジャミン・J・デイヴィス(パパゲーノ)
ルネ・パーペ(ザラストロ)
リューポプ・ペトロヴァ(夜の女王)
トム・ランドル(モノスタトス)
シルヴィア・モイ(パパゲーナ)



★評

1:
モーツァルトの歌劇『魔笛』を映画化した作品。

2:
まぁ、つまらない作品になる可能性は低く、元の『魔笛』が好きか嫌いか、問題はそこ。

3:
時代設定を第一次大戦直前にしたのですが、これが大正解!(^^)!。
戦争関係が『魔笛』の音楽とよく合ってるんです。
細かい事はネタバレになるんで書きません。
それに、自分で調べた方が楽しい。

ブラナーとフライの発想に驚きました(^.^)。

4:
そして、
「魔法の笛が人々から憎悪や戦意を喪失させ、平和を望む気持ちを湧き立たせる」
なんて言う魔笛と、大戦と言えば、
第二次大戦での『リリー・マルレーン』が有りますな。
(参考→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3 )




タグ モーツァルト 魔笛



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テーマ : イギリス映画
ジャンル : 映画

『キリング・フィールド』

★簡単な紹介

○公開
1985年8月31日

○上映時間
2時間16分

○スタッフ
脚本:ブルース・ロビンソン
演出:ローランド・ジョフィ
撮影:クリス・メンゲス
音楽:マイク・オールドフィールド
プロデューサー:デヴィッド・パットナム

○出演
サム・ウォーターストン(シドニー)
ハイン・S・ニョール(プラン)



★評

ソルジェニーツィンの名著『収容書群島』を読むと、この手の新しい物には興味が湧きません。
なぜなら、人間は愚かな存在で同じ過ちを永遠に繰り返すからです。
『収容所群島』以前にも、フランス革命の後に「恐怖政治」が続き同じ様に不寛容で他の意見を認めず虐殺が有りました。
革命の後には、前勢力の考え方を認めず、排斥するものです。
なぜなら、以前の考え方を認めれば革命を起こす必要が無いからです。

革命とは基本的に人々の自由を認めない残虐なものです。

ボリシェビキだろうが、クメールルージュだろうが、愚かな人類がやるんですから、やる事は同じです。

「歴史は繰り返す」と日本語で言いますが、これは間違っています。
おそらく英語の”History repeats itself”から来たのでしょう。
正しくは、「歴史は同じ事を繰り返す」です。

革命後の出来事はどんな主義主張だろうが、何が起こるか見なくても読まなくても分かります。
前勢力での会社の管理職、教師等、社会の指導層を糾弾、排除です。
そして革命思想に満ちてますが、職務に関しては無能な人間が指導層になり混乱が続き社会の疲弊は回復しません。

張藝謀(チャン・イーモウ)の『活きる』でも同じ事が描かれました。

そして革命の指導者は社会の頂点に立ち、勢力争いをし、革命以前の支配階級と同じ事をやります。

これを描いた傑作がオーウェルの『動物農場』です。


まぁ、それでも人類の残虐話は暗い魅力が有り好きなんで観てみると…


1:
英語の題名は”KILLING FIELDS”と、複数形になっています。
これを巧い具合に訳せないのが、日本語の残念な点。
当時にカンボジアで殺戮、虐殺が行われた場所が一ヶ所ではなかったと言う事なんです。

これは、どう言う事でしょう?

この映画で描いたのは”A killing field”、
「殺戮が行われたある荒野」
と言う事です。

たった一つの殺戮の荒野で、何とか生き延び脱走したプラン一人を描いているだけですから、他の人や場合より悲惨さが薄れて当然。

「恐怖政治」の一つを描きそれが複数になったらどうなると思うか、と題名にしています。

2:
さて、内容の方は予想通りで、驚きは無し。
しかし、どうなるか分かってますから、何も知らない登場人物達の行動に最初から最後迄、ドキドキしっ放し(笑)。

言い換えると、中々出来具合がいい。
ニュース映像じゃないんだから、観てつまらん物になっては映画ではありません。


3:
ドキュメンタリー風な作品にしようとしたためだと思いますが、血とケガが多めです。
この辺の描写については、今迄も書きましたが、直接的、写実的な表現は私の好みではありません。

それでも、大袈裟な演出は無く全体に落ち着いた映像で好ましいのも確かです。

4:
あちこちのレビューを見ると「反戦映画」と書いてる方もいますが、これは違うでしょう。
反戦を描きたいなら、戦争が終われば、少なくとも、一息つけるはずです。
ところがこの映画では、戦争が終わったのに嫌な緊張感が無くなりません。

5:
今回観たのは、1998年版DVD。
最初に販売された物。
画質は悪いです。

それでも5分もすると気にならなくなります。
映画自体に出来がいい間接的証明です。

6:
主人公のシドニーとプライドを演じたのはアメリカ人だし、
アカデミーの助演男優賞、撮影賞、編集賞を受賞してるのでアメリカ映画と思いがちですが、
イギリス映画です。



タグ キリング・フィールド ソルジェニーツィン 収容書群島 オーウェル 動物農場



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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『太陽がいっぱい』

★簡単な紹介

○公開
1960年6月11日

○上映時間
1時間58分

○スタッフ
原作:パトリシア・ハイスミス(Patricia Highsmith)
脚本:ルネ・クレマン(Rene Clement)、ポール・ジェゴフ(Paul Gegauff)
演出:ルネ・クレマン(Rene Clement)
撮影:アンリ・ドカエ(Henri Decae)
音楽:ニーノ・ロータ(Nino Rota)
プロデューサー:ロベール・アキム(Robert Hakim)、レイモン・アキム(Reymond Hakim)

○出演
アラン・ドロンAlain Delon (トム・リプリー(Tom Ripley))
モーリス・ロネMauride Ronet (フィリップ・グリンリーフ(Philippe Grennleaf))
マリー・ラフォレMarie Laforet (マルジュ・デュヴァル(Marge Duval))
エルノ・クリサErno Crisa (リコルディ(Riccordi))
フランク・ラティモアFrank Latimore (オブライエン(O’brien))
ビリー・カーンズBilly Kearns (フレディ・マイルズ(Freddy Miles))
エルヴィール・ポぺスコElvire Popesco (ポポヴァ夫人(Popova))


★評

TVで2回、ヴィデオで1回は最低でも観ました。
それ位面白い。
今回は、最新のデジタルリマスター版BDで。

1:
相変わらず、と言うか、何度観ても面白い!(^^)!。
犯罪者映画の佳作ですなぁ。
トム・リプリーに完全に感情移入出来て、映画の流れと共にドキドキ出来ます。

あーだら、こーだら、言う必要が無い映画。

☆そう言う訳で、以下、どうでもいい事。

2:
トム・リプリー(アラン・ドロン)について

2-1:
上目使いの演出が多い。
貧困層と言う社会の下層の住民である事の証。

2-2:
最初に現れた時に着ているのが、水色のオックスフォード地のBDシャツとホワイトジーンズ。
これには、驚きました。
完全にアメリカスタイル。
しかも、BDシャツは変な形じゃないから間違いなくブルックス・ブラザース製かJプレス製でしょう。
日本じゃVANが細々作ってた頃で、くろすとしゆき氏がメンズクラブ誌にデビューしたのがこの映画が作られた1959年(の4月号)。

靴はスリップオンのモカシン。

ジャケットは三つボタンの上二つ掛け。
オマケにフィリップにストライプのジャケットなんか、石津謙介氏のブレザーそっくり(@_@)。
(参考→『VANヂャケット博物館』(扶桑社刊1993年7月30日発行)p,17)

アメリカのアイビーファッションが表すのは、アメリカ東部の名門大学の学生ファッションですから、当然富裕層への憧れ。
トムは富裕層の人間ではありませんから、水色のBDシャツで似非富裕層を表しています。
文字通りのブルーカラー(=blue collar)、肉体労働者の色。シャンブリーのワークシャツの色。
(蛇足:色(=color)じゃなくて襟(=collar)です)
最初にトムがどんな人間か、着ている物で説明しています。
良く考えてある演出です。


メンズクラブ誌の映画欄をあまり読んだことないんですが、『太陽がいっぱい』にアイビースタイルが出て来るなんて
記事書かれたこと有ったんでしょうか?
何か、もっと話題になっても良かった気がするんですが、私が高校生の頃のメンクラ誌には載ってた記憶が有りません。

2-3:
トムが犯罪を犯すのを納得させるアラン・ドロンが漂わせる何かに飢えた雰囲気。
何やら危ない雰囲気を漂わせています。
見事です。

3:
トムが港の市場を廻るとやはり魚が多い。
その中で細身の魚が出て来るんですが、
何と、サヨリ(@_@)。
地中海にもいるんだ。
地中海の漁村に言ったら、サヨリのカルパッチョだゼ(^.^)。
(参考→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A8%E3%83%AA )

4:
ジェネオンから出たDVDのスペシャル版は野沢那智(アラン・ドロン)と堀勝之祐(モーリス・ロネ)の吹き替え、2枚組、オマケ沢山付き、で評判いいですが、
このBDは日本語吹き替えさえ無し。
個人的には、この映画を最後に観たのは、NHKの教育放送で字幕付きだったし、ヴィデオも字幕付きだったので、まぁ、吹き替えは無くても構いません。
最初にも書いた様に、映画として完成され面白いので、特典が無くても不自由しません。


タグ 太陽がいっぱい アラン・ドロン ルネ・クレマン ニーノ・ロータ パトリシア・ハイスミス モーリス・ロネ


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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

『死刑台のエレベーター』

★簡単な紹介

○公開
1958年9月26日

○上映時間
1時間31分

○スタッフ
原作:ノエル・カレフ
脚本:ロジェ・ニミエ、ルイ・マル
演出:ルイ・マル
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:マイルス・デイヴィス

○出演
ジャンヌ・モロー(フロランス・カララ)
モーリス・ロネ(ジュリアン・タヴェルネ)
ジョルジュ・プージュリ(ルイ)
ヨリ・ベルタン(ヴェロニカ)
リノ・ヴァンチュラ(シェリエ刑事)


★評
全回観たのはヴィデオの時だからなぁ…

1:
ん~、イマイチ。
脚本が粗いんです。
演出も粗い。
ルイの人物描写が全く無いからジュリアンの車を盗み、更に衝動的に殺人を犯す事が説得力皆無。
オマケにその後ヴェロニカとルイが自殺を試みますが、ここも説得力皆無。
照明についてもクローネンブール・ビールのネオンサインがカララ商会のビルを点滅しながら照らすカットが駄目。
不自然全開で全く駄目。
このカットで私の集中力が完全に切れました。

2:
それでもこの映画を救っているのがマイルス・デイヴィスの音楽。
かなり映画を音楽で良くしています。
『ラスト・フレンズ』が宇多田ヒカルの“Prisoner of Love”で良くなった事の先輩にあたる訳です。

3:
冒頭の電話を掛けるシークウェンス。
女フロランスは電話ボックスから。
男ジュリアンはビルの中から。
どちらもカメラが引いていくとどちらもガラスが映ります。
ガラスの典型的な使い方で、目に見えていながらも決して手が届かない隔絶の象徴です。
更にカメラが引くと画面の大部分を占めるのが電話ボックスの格子、ビルの窓枠の数々。
どう見ても檻の中の二人。
囚われの身(=不倫)から自由になろうとする二人の行く末はどうなるか、と言う演出。

4:
そして最後の現像の場面。
写真は過去そのものですから、過去から出られなかった二人、不倫関係から抜け出せなかった二人。
最初のシークウェンスがここに繋がり、囚われに身のままの二人です。

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テーマ : 映画評価
ジャンル : 映画

プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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