『愛なんていらねえよ、夏』その38

第一弾
第七話その6
光と影その3

1:
亜子、レイジに救われた後、ゴールデン街を後にする。
1-1:
亜子とレイジ、基本的に街灯等を背にして、
→本当
1-2:
“Fly me to the moon”が流れるのが、
立ち止まり、正面から照明。
→本当、嘘+嘘=「嘘は嘘」の組み合わせ
亜子:今のお兄ちゃん見ないで死んでいくのが、悲しくなっていく。
:お兄ちゃんにとってレイジさんが神様なら私にとっても神様。
レイジ:あの人はそんな奴じゃ…。
1-3:
…レイジ、苦しい、苦しい。嘘の代償を只今お支払い中。

2:
続いて歌舞伎町の歩道、鎌倉行きのタクシーの中。
街灯と後の車のライトを背にし、
→本当
レイジ:神様なんかじゃない、探そうとするな。
亜子:悲しくて悲しすぎて あったかい人。

3:
鷹園邸、咲子、社長の写真を見ながら。
窓を背にし、
→本当
> いつ どこで 何が狂っちゃったんだろう…。

4:
翌日、亜子、自室で。奈留やって来る。
亜子は椅子に座りカーテンは閉じてますが窓を背にしてます。
→本当
4-1:
奈留、妹とキスした話。
この時、テーブルを回り常に、
順光+逆光→嘘=「本当は嘘」=の組み合わせ
4-2:
奈留が亜子の横に行き窓を背にするのが、次の台詞。
→本当
・いやだったら結婚やめた方がいい。
(→亜子の右側。開かずの扉の窓を背にし、しゃがむので亜子の影の中)
・この気持ちだって愛なのに。
(→亜子の左側。寝室への出入り口を背にし、しゃがむので亜子の影の中)
・つらかったら レイジにもらった薬を飲めばいい。
・あれ本当に死ねる。
4-3:
亜子にキスする奈留。
窓を背にする亜子の影の中だから、
→本当
本当って言っても何が?(笑)
…言葉じゃないんで、意味不明(笑)。

5:
季理子が種を播く花壇で。
5-1:
亜子、逆光
→本当
・これ 何の薬?
・死ねる薬?
・飲んでも平気だ。
・お兄ちゃんは誰?
5-2:
レイジ、順光
→嘘
・そんなわけない。
・冗談。
5-3:
木の葉の揺れる影が掛かるレイジの顔。勿論レイジの不安と決心出来ない心。
亜子は揺れる影が掛からず単純に影の中ですから、度胸が座りました。
連敗街道邁進中のレイジです。
そして回りの風に揺れる木々はこのドキドキの出来事です。奈留と季理子のドキドキでもあります。



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『愛なんていらねえよ、夏』その37

第一弾
第七話その5
光と影その2

1:
レイジがグラウンドでタクローに須之内医師の紹介を頼む場面。
光の方向はピッチャーズマウンドから二人が座るベンチの方へ。
1-1:
ベンチ向かう二人。
タクローの野球の話。
→本当
1-2:
ベンチに座る二人。
1-2-1:
相手の方か下を向く以外は太陽に向かい順光
→嘘
嘘になるタクローの話は、
・妹と弟の話。
・可愛い弟と妹のために働きに出た。
・家族がいた。
・レイジを殺すためにこの仕事を引き受けたのではない。
…裏の世界の方ですからレイジを慰めたりするはずありません。軽くレイジを苛めてます。
…レイジを助けるためにこの仕事を引き受けたのでもなし。
1-2-2:
顔が影になり、
→本当
本当になるタクローの話は、
・長男である。
・レイジに比べれば大して苦労してない。
・レイジが死ぬと面倒が増えると説教。

1-2-3:
“Fly me to the moon”が流れ、太陽の方を向くのが、
・タクローがレイジを抱き締める。
・期日までに現金で\730,000,000返せ。
・レイジの右耳を噛む。

→本当、嘘+嘘=「嘘は嘘」の組み合わせ=本当
…現金を手に入れてくれと応援してます。
…耳を噛むのは色々解釈出来ます。例えば面倒掛けるなよとお仕置。
1-2-4:
レイジの方はタクローの方を向いたり土下座したりで顔は影の中。
→本当
1-3:
前回の分析で光の方向で嘘と本当を表わしてると気付いたのは、このシークウェンスで。

2:
亜子、ウェディングドレス試着。咲子同席。
ここが中々ややっこしい。
光源が2ヶ所あり、鏡は1ヶ所あり、オマケに亜子はベールをかぶってます。
2-1:
亜子と光源と鏡の位置は:

姿見

亜子

窓(光源)

亜子の前に姿見、後に窓。
このシークウェンスで亜子はこの位置から動きません。
だから姿見が光を反射するので順光になります。
ベールを下げると影になり、
→本当
ベールを上げると影が無くなり、
→嘘
2-2:
亜子ともう一つの光源の位置は:

亜子←窓(光源)

右側の光源は、亜子は動かないので、咲子に関係してきます。
2-3:
亜子、ベールを下げてる。
咲子、亜子の後。
亜子:どう?→本当
咲子:きれいよ→嘘
この解釈だと咲子はきれいなんて本当は思ってません。
2-4:
式場の女性が右側の窓と咲子の間に入ります。
咲子は影に入りますから、
→本当
・私は母親じゃない
2-5:
亜子は変わらず、咲子も再び最初の位置。
亜子:満足?ウェディングドレスまで着せられて
→本当
咲子:どういうこと
→嘘
咲子は亜子が言ってる事が分かってます。
2-6:
亜子、咲子、位置変わらず。
→本当
・パパにいばれるでしょう
から
・パパに褒められるための材料だった
まで
2-7:
咲子、亜子の左側へ行き亜子を見る(=窓を見る)
→嘘
・私一度だってそんな
何回も有ったと言う事。
2-8:
亜子、変わらず。
→本当
・そうやっていつまでもウソつき通せばいい。
2-9:
亜子、ベールを上げる
(ベールはここから最後迄上げたまま)
視線を右下に逸します。
・私の周りはウソばっかりだもん いつだってウソばっかり
→本当
…ちょっと微妙です。
…亜子が少し視線を右下に逸しますが、これを鏡を見ないと捉えると鏡の反射が無くなり後の窓からの光だけになり、本当。
…亜子の視線に意味が無いとすると、正面からの光になり、嘘。ウソだけでなかったとなります。
…亜子のこの次の台詞を考えると、亜子の視線の動きには意味があると捉えられます。
2-10:
亜子、変わらず。
視線を左側の咲子の方に向けます。
・だから決めたの
から
・言葉は消えてくから忘れればいいだけ
まで
→本当
…自分も皆もウソついて狂ってるって言ってますから、やはり亜子の視線の動きには意味があると捉えた方がいいでしょう。
2-11:
咲子、亜子の方を見たまま。窓の方を見てますが亜子の影の中。
→本当
・亜子がそう思い込んでるなら何を言っても無駄。
2-12:
咲子、姿見を見る。
→嘘
・亜子は本当にきれい
かなりの憎しみが…
2-13:
亜子、変わらず。姿見を見る
→嘘
・このドレス着せて棺に入れて
あんたなんかに殺されないわよ、って言う事。
2-14:
咲子、変わらず。
→嘘
・ええ そうしましょう
あんたにウェディングドレスなんてもったいない、って言う事。
2-15:
前回の分析でここも難しかった。
今回も難しい。改めて観ると光の使い方はかなり微妙です。
光で嘘と本当を表してないかもしれません。
ま、素人の楽しみで分析してますから、勘違いや思い込みでもいいか(笑)。



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『愛なんていらねえよ、夏』その36

第一弾
第七話その4
光と影その1

1:
レイジと亜子、ナイルで。
基本的に背後の窓からの光
→本当
1-1:
亜子にレイジについて聞かれます。
レイジは礼慈が書いた手紙の内容を知らないから、亜子の質問に対して恐る恐る、おっかなびっくりで答えます。
それを表わすのがレイジの前にある電灯スタンド。
正面を向くと電灯の光を受け、
本当+嘘→「本当は嘘」
の組み合わせになり、亜子の質問に嘘を答え正体がバレる恐れがあります。
答えにくい質問に対し亜子の方を向かねばならず、苦しいレイジです。
オマケに亜子からレイジの事を聞かれる前に右手で突いていた頬杖を止めますから、無意識に電灯の方を向いてしまう恐れもあります。
中々巧い演出です。
1-2:
楓が亜子の体を気遣う。
同じ光ですから、
→本当
楓は亜子が疑ってる程亜子を嫌ってないかもしれません。

2:
上の「1」の間に入る、奈留だけでなく五十嵐と咲子も亜子の部屋で礼慈の手紙を探す場面。
五十嵐と咲子が悪巧みを話す時
2-1:
五十嵐の場合
本棚のガラス扉を開け窓を背にします。
→本当
2-2:
咲子の場合
窓を背にするか、本棚のガラス扉を背にします。
本棚のガラス扉の時は反射を利用。
→本当
2-3:
ところが、映像に入るのはどちらか一つですが、窓とガラス扉は咲子を中心にして対角線上にあります。
つまり、
→逆光+順光=「嘘は本当」の組み合わせ
になり悪巧みをしてないとも捉えられます。
と言う事は、実は咲子は悪くない、のかな?
この点についてはこの回の後半に繋がってます。

3:
亜子が捨てようとした礼慈の手紙をレイジが巧みに手に入れる場面。
3-1:
レイジの顔が明らかに影に入るのは次の台詞
・レイジはゴミ箱に捨てられてたらしい。
・そんなんで生きていられるはずない。
・へその緒がついてた。
・有り得ない。
→本当
3-2:
顔の半分が影になるのは次の台詞
・生まれてすぐゴミ袋に入れられて捨てられた。
・ウソに決まってる。
・そういう嘘を平気で吐く人。
→これは怪しい。レイジ自身もよく知らないんでしょう。
また手紙を捨てると言ってポケットに入れる時も同じ。

4:
鷹園邸応接間、レイジと亜子、真壁弁護士と五十嵐と咲子。
窓側:亜子、レイジ
→本当
壁側:咲子、五十嵐
→嘘
その間を歩く真壁
ただ顔が明らかに影になるのはレイジだけ。
いかにも中立的な所にいる真壁以外は、亜子を初めどうも言ってる事が怪しい。

5:
亜子と五十嵐、亜子の部屋で。
5-1:
五十嵐は出入り口の扉の方を向いて話します。背中側の窓はカーテンが閉まってます。
光に向かってますから、
→嘘
亜子が部屋に入ると亜子の方を向くと隣りの寝室が光の中。また光に向かい、
→嘘
5-2:
亜子の方が怪しい。
5-2-1:
光源を向いてるのが次の台詞。
・時間無いから(←プロポーズを受けてくれて有り難うに対して)。
・その話は終わった(←西新宿病院は問題有りに対して)。
→嘘
という事は、結婚する気は無いし、病院について実は迷っている。
5-2-2:
部屋の中にいる五十嵐の方を向き、光源を背にするのが次の台詞。
・まだ夫じゃない。
・生きて間にウェディングドレス着たい
・そんな夢叶えてくれるのは五十嵐くらい。
・感謝してる。
→本当
5-2-3:
それから部屋に入ると、正面がカーテンを閉じた窓、背後が壁。顔は一応明るい位。
・1000人の社員とその家族。
・会社の回転資金。
→?
会社の事はよく分からんと言う事かな?
5-2-4:
亜子が五十嵐に失礼な事をされようとした時、
> いや!
明るい寝室を背にしてますから、
→本当
「嫌よ嫌よも好きの内」ではありません(笑)。



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『愛なんていらねえよ、夏』その35

第一弾
第七話その3

1:
亜子、ウェディングドレス試着。咲子もいます。
当然、
ウェディングドレス→白→白々しい嘘
です(笑)。

2:
歌舞伎町に亜子到着、「レイジ」探し。
2-1:
いやぁ、あの人込み全部エキストラでしょう。それも昼間だけじゃなくて夜も撮影。
「目が点」ですよ。
2-2:
亜子が二人組にホテルに連れて行かれそうになり、レイジに救われます。
この場面、同じ様なのを観た記憶が有ります。
どのドラマで観たのかなぁ…
2-3:
レイジが使ったのが「バタフライナイフ」。
TVドラマ『ギフト』(1997年主演木村拓也)で使われ有名になり、
このドラマを観てカッコいいと思った少年が1998年1月28日、栃木で女性教師を刺殺し悪名高くなりました。
折り畳みナイフの一種で刃を開いた時イマイチ完全に固定されないので警官や兵士等プロは使いません。
どうせなら片手で刃を開けるスパイダーゴにして欲しかった。お値段はバタフライナイフの3倍以上。歌舞伎町で最強の職業的嘘吐きになる厳しさもたった一丁のナイフで表わす事が出来ます。

3:
翌日、亜子の部屋。
書斎の方はまたカーテンが閉まってます。





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『愛なんていらねえよ、夏』その34

第一弾
第七話その2

1:
五十嵐、亜子の部屋へ。
1-1:
亜子が応接間で五十嵐のプロポーズを承諾した後、亜子の部屋へ五十嵐が来ると亜子が招き入れます。
この時、五十嵐はまだ夫でないのに何も言わずに入り、亜子に失礼な事をしようとします。
この辺のスケベ心丸出しな行動が、やはりホストではなくキャバクラのお客さん。
少なくとも部屋に入る時に「亜子ちゃん、ありがとう」は言わなくちゃいかんよ。
1-2:
それに比べこの時亜子を救った奈留は売れっ子ホストだけあり礼儀正しい。
花壇へ連れて行くために亜子の左手を取り肘を捕まそうとしますが、家の中だから必要無いと気付き止めます。
相手の事を考えた行動をしています。
1-3:
五十嵐と奈留の衣装。
五十嵐は暗い色のビジネススーツ。奈留は白いシャツ。
一見「清潔」そうな奈留です。

2:
奈留と亜子、花壇で。
2-1:
黄色のマリーゴールドが半分位枯れてます。
希望と絶望の象徴が半分枯れてると言う事は、亜子の病気が進行し運命の日が刻々と近付いていると言う事。
2-2:
亜子は今度は苗じゃなくて種がいいと言います。
最初から育てたいという事ですから、これも人生をやり直したいと言う事でしょう。
2-3:
亜子からレイジの居場所を聞かれた奈留は、亜子の手を掴んでいた指を放します。
奈留の迷いとどう応えるか瞬時に考え判断した事を示すカットです。

3:
レイジ、野球のグラウンドでタクローに須之内医師を紹介してくれと頼む。
3-1:
ここでもレイジはグラウンドへ下って来ます。
そして土下座、ベージュのシャツとパンツを汚します。
つまり嘘で煽て上げる世界から真当な世界に降りて来てなりふり構わず他人のために働いた訳です。
衣装をベージュの上下にしたのは汚れを強調するため。
3-2:
タクローがレイジの耳を噛むのはお仕置であり、売り物に傷を付けないため。
また、レイジがタクローの所有物である事を示す「焼き印」を付けました。
3-3:
タクローとレイジが座るベンチ横のスコアボード、7回裏で後攻チームのX勝ち。
『いら夏』が第七話まで来たって言う事。
3-4:
またこの場面でベンチの後の木立ちは風で揺れません。
レイジが亜子を何としてでも助けようとする気持ちとタクローがレイジから\730,000,000現金で巻き上げようとする気持ちに揺るぎは無い、と言う事。
3-5:
元高校球児はゴルゴ松本です。
森本レオ、左利きです。

4:
亜子と五十嵐が挙式を上げる式場の教会で。
4-1:
ステンドグラスが黄色。ここへ来た人々にとって亜子と五十嵐の結婚が希望であり絶望である事を示します。
足元の赤い絨毯も家族愛を表わし、その先に黄色いステンドグラスが有りますから、やはり家族愛の「結果(=結婚)」が希望であり絶望である事を示します。
4-2:
この教会に来たのは、亜子、レイジ、五十嵐、咲子、奈留。
なぜか五十嵐の親族は無し(笑)。
咲子以外が黒い衣装を身に着けています。
咲子以外は愛する人か友人がいます。
亜子→レイジ
レイジ→亜子、奈留
五十嵐→盛岡真奈美(=秘書室の彼女)
奈留→レイジ

5:
奈留と季理子、名波生花店で。
教会の場面と繋がってます。
5-1:
だから季理子も白いカットソー(?)に黒いエプロン。
勿論
季理子→レイジ
です。
5-2:
ここで季理子が扱っているのが赤いバラ。
再び赤系バラの花言葉は、

赤:情熱、愛情、熱烈な恋、尊敬、美

緋色:情事、灼熱の恋、陰謀

紅色:死ぬ程恋こがれてます

「奈留がやっちゃえばいい」と言う季理子に相応しく「陰謀」なんて花言葉も。
5-3:
奈留、バラの刺で自分の右頬に傷を付け血を流す。
> 俺が好きなレイジさんにね 戻ってもらわなきゃ…
と言った後ですから、自分も血を流す位の覚悟がこれから必要かな、と言う事。
5-4:
季理子がバラを調整している後にあるポスターが黄色。書いてある文字が赤。
またこの場面でよ~やく気付いたんですが、“Nanami Florist”の看板が赤、文字が黄色。
嫉妬深いけどレイジが好きなんだ、季理子は。



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『愛なんていらねえよ、夏』その33

第一弾
第七話その1

1:
冒頭の場面。
1-1:
ここでも色が薄い。亜子を殺す気無いと季理子に言われ図星なので血の気が引いた事を表わす色の薄さです。
奈留と季理子に攻撃されたレイジですが、

> どうもしないよ

と言うと色が戻ります。頭の回転が早く、直ぐに応戦出来るから色が戻ります。
1-2:
レイジが栞の事を話す時、「栞さんからのプレゼント」の赤いバラを手前にして写しますが、焦点はレイジに合いバラはボヤけてます。
レイジにとって栞は第一の人間ではないと言う事です。

2:
亜子とレイジ、ナイルで。
2-1:
二人の座る位置が第五話と逆になってます。
レイジ:下手、出入り口に近い
亜子:上手
話の内容からレイジはさっさとナイルから逃げたいと言う事で、出入り口に近い席にいます。
2-2:
亜子が飲む紅茶が黄色。
ガラスのカップにしたのがこの場面でよく分かります。
マリーゴールドの黄色ですから希望、絶望、嫉妬の色。
亜子が話してる事と合ってます。

3:
奈留、亜子の部屋で咲子と五十嵐に見つけられそうになりますが、真壁弁護士が訪れて来たので助かります。
これもご都合主義ですが、冷房を使わず窓を開け涼を取る鷹園邸なので説得力があります。

4:
亜子とレイジ、ナイルからの帰り。
第六話の蛍の川、礼慈の手紙の件がこの場面に繋がり、実は非常に重要な場面です。
4-1:
坂を下る二人。
下る→下→底
→心の一番深い部分
→一番重要なこと
重要なことが始まるゾ、と言うカットです。
つまり亜子にとってはレイジを信じる事。
レイジにとっては亜子の信頼を得る事。
4-2:
橋の上で兄礼慈の手紙を破る亜子。
レイジを全面的に信用していいか?、でしょう。
まだ悩みやためらいが少しある亜子です。
4-2:
二人で橋を渡りましたから亜子はレイジを信じる事に決定。
…暗示するのは、やはり蛍の川を越えた事でしょう。
…幼い礼慈は蛍を捕まえられず、また亜子を父親の元に残さざるを得ませんでした。
…しかし、今回は二人で亜子の病気に打ち勝ち、困難を乗り越えて行くゾ、と言う事。

************************************************

4-3:
ゴミ箱の中に子猫がいて、レイジはその子猫を亜子に渡して破いた手紙をもらいます。
子猫がゴミ箱にいたのは少々ご都合主義ですが、レイジが亜子から兄礼慈の手紙を自分の動機を考えさせずに手に入れるには最高の方法です。
…つまりまだレイジには運があると言う事。
…『いら夏』の中でも最高の演出。何回観ても感心します。


************************************************

4-4:
この子猫、レイジに追い立てられ橋の反対側へ行ったと思われます。
渡り切ったカットが無いので「思われます」です。
では、この子猫と行動の意味は?
橋の反対側へ行くのは、過去を表わしてるのに間違いなし。
子猫は子供時代。
レイジの自分の人生をやり直したいと言う気持ちでしょう。特に亜子とはこんな風には出逢いたくなかった、と後悔。




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プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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