『世界の中心で、愛をさけぶ』その96

第五弾

音楽の使われ方その1

第二話

1:
☆2004年、サク(緒形直人)、17年振りに帰郷。
☆小林明希(桜井幸子)、仕事中。
☆サク、高校、防波堤、橋へ。

→2曲目、「朔と亜紀」

2:
☆1987年、サク(山田孝之)、高校の下駄箱でウォークマンを手にし、屋上でアキ(綾瀬はるか)からのテープを聞く。

→8曲目、「始まり」のピアノ独奏

…この曲、ギターの曲。ピアノが出て来るのが終わりの方。CDではピアノが出て来るのに意外と時間が掛かります。
…、と言う訳で探すのがち~と大変でした。

3:
☆サク、アキとコロッケパンお昼休みデート出来ず。
☆アキの陸上部の練習が終わるまで待とうとしたサク。
(→アキから先に帰っていいと言われる)
☆サク、タコ焼きパパさんでスケちゃん(田中幸太郎)とボウズ(柄本佑)とおしゃべり。
☆サク、自転車を飛ばす。

→8曲目、「始まり」

…ここはギターの部分なので、楽勝(笑)。

4:
☆アキ、アジサイの山の途中、スカートをちょっと巻き上げる。
☆アジサイの山の頂上、とそこでのサクのキス未遂(笑)。
☆サクが一人で乗ってる自転車にじいちゃん(仲代達矢)が飛び乗る。

→2曲目、「朔と亜紀」

5:
☆サク、じいちゃんからある人の骨を盗んで欲しいと頼まれる。

→10曲目、「じっちゃんの部屋では」

6:
☆風呂上がりのアキ、鏡で口内炎(?)を調べる。
☆父親に、夜中に電話してるだろ、と言われる。

→4曲目、「ぼくの悩み」

7:
☆じいちゃん、稲葉さとの写真を手にする。
☆アキ、高校の自分の下駄箱を見るとウォークマンが無い。
☆アキとサク、朝の教室で。
☆蛇口から水がバケツに滴り落ちる。

→5曲目、「愛とは」のピアノの独奏を主に

8:
☆松本寫眞館で、サクとアキ、じいちゃんから元カノ、稲葉さとについて聞く。

→8曲目、「始まり」

9:
☆夜、サク、アキ、それぞれ自分の部屋。
☆じいちゃんは葛生を読む。

→9曲目、「朔と亜紀part2」

10:
☆サク、アキにコロッケパンデート(昼休み、図書室で)を提案。アキ、賛成。
☆サク、コロッケパンを買い、図書室へ急ぐ。
☆ボウズ、アキと安浦委員長(田中圭)が一緒にいるのをみて驚く。

→6曲目、「ひだまり」

…当然こーゆーウキウキした曲調になるよなぁ。
…ボウズの驚きと曲の終わりは当然同期します。

11:
☆職員室で説教されるアキ、サク、安浦委員長。
☆その後の三人。
☆堤防で、サク。スケちゃんが現われる。

→4曲目、「ぼくの悩み」

12:
☆堤防で、サクがスケちゃんに説得される。
☆グラウンド、アキと谷田部先生(松下由樹)。
☆松本寫眞館、サク、じいちゃんに骨を盗みに行く事を伝える。
☆サクとじいちゃん、自転車で。
☆アキ、帰宅、自分の部屋で。

→8曲目、「始まり」

13:
☆じいちゃん、サク、稲葉さとの遺骨と対面。
☆サク、稲葉さとの遺骨を頼まれる。

→9曲目、「朔と亜紀part2」

14:
「その78」でも書きましたが、
☆夜中、アキ、サクの目の前で自室を抜け出す。
☆サクとアキ、夜明けのアジサイの山。
☆二人が見せたい物。
☆アキ、自分のやな所を話す。
☆アキ、稲葉さとの遺灰を見て、きれいだね、と言う。

→19曲目、「かたち あるもの Instrumental For TV」

15:
☆サク、相手のやな所も好きになれるのがいい、と言う。

→9曲目、「朔と亜紀part2」

16:
☆そのままのアキ
☆抱き合う二人
☆ためらうアキ
☆キス
☆2004年、サク、再びアジサイの山の頂上に

→2曲目、「朔と亜紀」

…巧い具合に2曲を繋げてます。
…なんかありますね、曲の使い分け。この2曲だけじゃなくて他の曲も、使ってる部分が違ってます。少しづつ見えて(、と言うか「聞こえて」)きましたゾ。

17:
☆最後、松本寫眞館、サク、じいちゃんを発見。

→11曲目、「予感」



タグ 田中圭 綾瀬はるか 山田孝之 仲代達矢 松下由樹 柄本祐 田中幸太郎 桜井幸子 緒形直人



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その79

第四弾

第二話その2

1:
2004年、サク(緒形直人)、冒頭、橋の上で佇む
どこでアキ(綾瀬はるか)の遺灰を撒くか決まってません。

2:
2004年、サク、アジサイの山で
水色のアジサイのみ。
進め、サク!ってゆー事。

3:
1987年はピンク
サクちゃん(山田孝之)、赤信号!
キスへの、まぁ、ちょっと長い道のり。

4:
骨を盗みに行くサクとじいちゃん(仲代達矢)、自転車に二人乗り、夕方、田んぼの中の道

4-1:
後のじいちゃんの顔にだけ光が当たってます。
一応

左(上手、奥):じいちゃん
右(下手、手前):サク

じいちゃんが主で中心だから。
サクの背中にレフか光源があります。

4-2:
この時じいちゃんが青いジャージ上下で、やる気満々。
最後のサクがアキをウルルへ連れて行こうとする時に着る物も青が基調色。
…これも伏線かぁ…

5:
キスの前、二階から抜け出すアキ

この時アキが履いてるのがいつもの白いアディダスでなく青(+灰色)のニューバランス(多分)。
アキが一歩前進するつもりなったと暗示。
この時アキが着ているのが
・白地の細いボーダーT
・灰色の半袖スウェット風フルジップ、フード付(多分)
・ベージュのハーフパンツ
・白いソックス
という準白装束。ちょっとした決意。
…キスまで行っていい、だね

6:
アジサイの山、そのまんまでいいとサク
二階の窓から抜け出すアキからこの場面迄、第十話のウルルへ向かう場面への伏線。

7:
さて難題の、なぜアキは松本寫眞館へ行きたかったのか?
話の流れからはじいちゃんから愛情について教わる、ですが、どう考えてもアキが行く理由がありません。
脚本の欠点である可能性が高くなりつつあります。

8:
もう一つの宿題がキスする前に稲葉さとの遺灰を見たアキが「きれいだね」と言う事。
これも物語の流れからきれいごとよりありのままの方がいいと言うサクの台詞に続いてます。
しかし遺灰が、なぜ、どこが、きれい?
粉末状になっているからかなぁ?一つ考えられるのがアキは今迄遺灰を見たことがなく、滑らかな粉末状になっているとは予想してなかったから「きれいだね」。
これだと説得力はそれなりにありますが、強引であり恣意的です。
まだ納得出来る解釈ではありません。



タグ 世界に中心で、愛をさけぶ 綾瀬はるか 山田孝之 堤幸彦 三浦友和 手塚理美 大島とも子 仲代達矢 桜井幸子 緒形直人



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その78

第四弾

第二話その1

1:
夕方

1-1:
アジサイの山

1-1-1:
サク(山田孝之)がキスしようとすると、アキ(綾瀬はるか)が「ヤダ!」。サクの顔の真ん中をピシャリ。
何回観ても楽しいなぁ。
さて、さて、夕方の意味を考えましょう。
図書室でコロッケパンデート出来なかった二人ですから、アキのお気に入りアジサイの山へ登ったのが最初のデートでしょう。
それに最初の二人乗りに間違いなし。
つまり智世(本仮屋ユイカ)が言ってる「付き合ってるの?」の始まりです。

…それにしても、最初のデートで、ま、相手から言い寄って来たからその気になるのも分かるけど、女の子がキスを許すと思う、サクちゃん?…
~by レイジ~

1-1-2:
さて、二人が頂上についてからの場面、どうも綾瀬の表情がイマイチ。
二人乗りの場面から考えて、アキがサクをからかっているのは間違いなく、ちょっと下品な笑顔が欲しい。
頭がいいアキだからサクがキスを狙ってる事なんか百も承知のはず。
あの綾瀬の表情ではサクのことが好きそうには見えないし、アジサイがキレイだから喜んでるだけです。
し、か、し、
サクの魂胆を分かっていてそれを隠して無邪気な表情をしているとすると、
唐沢雪穂だ(笑)。

1-2:
次の夜の場面、サクがこいでいる自転車にじいちゃん(仲代達矢)が飛び乗る場面
夜ですが、光が夕陽色。つまり二人の関係が変わる事を暗示してます。この場面は実行犯と計画立案者。

1-3:
サク、骨を盗みに行く決心の場面。

2:
左と右

2-1:
冒頭、1987年のサクがアキからのカセットテープを聞く場面
サクは画面下手寄り(右側)
この場面は第一話のアキがテープを聞く場面と対になってます。勿論アキは画面上手寄り(左側)。
ん~、流石堤監督!

2-2:
図書室でのアキと安浦学級委員(田中圭)

左(上手):アキ
右(下手):安浦学級委員

ほ~、そう言えば教室でもこの位置。それだけアキの人気が高いと言う事。
同時にガードが緩い事(笑)も暗示。

…大変っすね、サクちゃん…
~by 俺~

2-3:
じいちゃんが骨盗みを依頼する場面

2-3-1:
松本寫眞館内部、続いてその外でも。

左(上手):サク
右(下手):じいちゃん

選択出来る立場にいるのが左、だからサクが左

2-3-2:
サクが帰ろうとすると、位置が代わり

左(上手):じいちゃん
右(下手):サク

サクが折れました。

2-4:
ロミオ役で手を挙げるボウズ(柄本佑)とサク
なんで左手なんだ?サクは智世からのメモ紙持ってるからまぁ、左手でもいいけど。
つまりサクはアキの右側へ行きたく、ボウズは安浦学級委員がアキの右側へ行く事を阻止しようとしている訳。

2-5:
アキがサクに松本寫眞館へ連れて行って欲しいと頼む場面

2-5-1:
まずアキが怒ってると言う場面

左(上手、奥):アキ
右(下手、手前:サク

精神的にアキが大人で優位に立ってるから。

2-5-2:
アキがお願いする時は当然

左(上手):サク
右(下手):アキ

2-6:
松本寫眞館でじいちゃんから稲葉さとの話を聞く二人
左(上手):アキ
右(下手):サク
無理無く、迷わず、自然にこの位置。

2-7:
安浦学級委員とアキのキス、それから安浦学級委員とサクの揉め事。職員室で谷田部先生(松下由樹)から説教される三人

左(上手):アキ
右(下手):サク

巧い事言い繕うアキがサクを助けるから。安浦学級委員は離れ、やはり「第三者」。

2-8:
説教が終わった後、職員室の前

左(上手):アキ
右(下手):サク

頭が切れて問題を冷静に処理出来るアキが主になります。アキの方が大人なんです。

2-9:
アキの自宅一階、サクからのテープが無くなり父親に文句を言う場面

左(上手):アキの父親(三浦友和
右(下手):アキと母親(手塚理美

教育重視の厳しいアキの父親です。

2-10:
稲葉さとの墓で

2-10-1:
まずは

左(上手):じいちゃん
右(下手):サク

愛情の深さと時間に負けぬ穏やかな強さもサクに無言で教えてます。

2-10-2:
それを表わすのが稲葉さとの遺灰を握る左手

左(上手):じいちゃん
右(下手):稲葉さとの遺灰

2-10-3:
そして松本寫眞館にある稲葉さとの寫眞も

左(上手):稲葉さとの寫眞
右(下手):じいちゃんの結婚写真

…この一連の場面、胸を打つなぁ…

2-11:
続いてその後

2-11-1:
稲葉さとの遺灰入りガラス瓶を左手で持つじいちゃん

左(上手):稲葉さとの遺灰
右(下手):じいちゃん

2-11-2:
この時二人の位置は

左(上手):サク
右(下手):じいちゃん

サクがじいちゃんの願いを適えるからです。

2-11-3:
それからじいちゃんが自転車の荷台になると向き合いますが、位置は同じ。

…この時点ではサクはまだじいちゃんから教えられた愛情の深さと時間に負けぬ穏やかな強さが分かってないだろうなぁ。

2-12:
キスの前、互いに見せたい物を見せる場面

左(上手寄り):サク
サクの右手(下手寄り):稲葉さとの遺灰

サクは遺灰(=死)に支配されてません。

2-13:
キスの場面

左(上手):サク
右(下手):アキ

ぼーっとしながらも精神的に強いところもあるサクがアキを助けています。
職員室で谷田部先生から説教される場面と対になってます。
持ちつ持たれつの良い関係になってきました(^_^)v。

2-14:
2004年、
病院を抜け出したサク(緒形直人)を心配し宮浦のサクの実家まで来た明希(桜井幸子)

左(上手):明希
右(下手):サク

説明の必要無し(笑)。


3:
DVDで8分20秒辺りからの池田久美が安浦学級委員にアキがサクに取られちゃうと唆す場面、放送時はカットされたそうです。


4:
アジサイの山でサクがキス出来なかった次の場面。夜の宮浦を自転車で進むサク。
サクの自転車のライトが明る過ぎます。当時はLEDのライトが市販されてなかったから有り得ない演出。
ま、あんまり気にならない演出だからいいか(笑)。


5:
父親から夜中に声が聞こえるぞと言われるアキ。
やはり廣瀬邸は安普請(笑)。


6:
バケツと水
「その3」でも書きましたがサクの恋についての欲求不満の象徴。
恋は生きる喜びでもありますから、生の象徴としてここでも使われてます。
第一話の「サクって呼んでもいい?」の雨と繋がり、またこの二つの場面での使い方からも水が生の象徴である事が分かります。


7:
結核の特効薬
ストレプトマイシンです。
1944年、米国のワクスマン等による土中の放線菌から分離された抗生物質。
最初の結核治療薬物。


8:
稲葉さと、あの寫眞の方、どなた?


9:
インストルメント版『かたち あるもの』が流れるのが
アキがサクと会うために二階の自分の部屋の窓から出て屋根の上で足を滑らす場面
から
稲葉さとの遺灰を見たアキが「きれいだね」と言う場面
まで。
キスより重要だからここで流れます。
重要な点は

9-1:
まず二人が見せたい物

9-1-1:
稲葉さとの遺灰→サクのじいちゃんの深く長い愛情

9-1-2:
サクからのカセットテープ→アキを心配する両親(=2本のテープ)、両親の愛情の現われ(=心配し捨てる)

9-1-3:
二人共肉親から、無言で、愛情を教えてもらったんです。
…でもまだ分かってないだろうなぁ。

9-2:
次にアキが問題起こすのヤダからニコニコしながら家でも学校でも嘘ついてる、と白状。
サクに初めて嫌いな自分の欠点を言います。
いい子振るのを止め、あるがままの自分をサクに見せました。

9-3:
全11話を通じ初めてこの場面で使われました。



タグ 山田孝之 綾瀬はるか 田中圭 本仮屋ユイカ 仲代達矢 三浦友和 手塚理美 緒形直人 桜井幸子



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その42

第三弾

第二話その4

1:
自転車

1-1:
松本寫眞館からの帰り道

> アキ(綾瀬はるか)「本当の私を知ったら サク(山田孝之)ちゃんは嫌になっちゃうかもなって」

この台詞の前後一人づつ写り:
上手寄り(=左):アキ
下手寄り(=右):サク
実際には
左(上手):サク、自転車を押してる
(中央に自転車)
右(下手):アキ
つまりこの台詞の時、自分の秘密を教えちゃおうかな、ってアキが優位に立ってるから。

1-2:
5分45秒付近、
寄り添える場所

アキから部活で遅くなると言われ、サクはタコ焼きパパさんでボウズ(柄本佑)とスケちゃん(田中幸太郎)と恋愛談義。
この時、サクの画像になると自転車が後に写ります。アキとの二人乗り(=寄り添える場所)、アキと一緒にいたい気持ちを表してます。

1-3:
8分30秒付近、
アジサイの山へ行く時の二人乗り

左(上手):アキ
右(下手):サク

この時話してる事がアキの秘密ですから、アキが優位になり左。→上の「1」の場面と同じ。

1-4:
自転車を押してる時は

左(上手):サク
(中央に自転車)
右(下手):アキ

です。自転車はアキがサクに「寄り添える場所」。つまりサクに「お願いしますm(_ _)m。」
これが逆になり

左(上手):アキ
右(下手):サク
(右端[下手端]:自転車)

だとサクは完全にアキの「アッシー君」です。

1-5:
ブロックパターン

最後にサクが松本寫眞館を訪ねる場面で前後のタイアが写り、ブロックパターンがハッキリ分かります。

2:
「きれいだね」

キスの前、アキが稲葉さとの遺灰を見ると

> アキ「きれいだね」
サク「でも俺さ やっぱりこういうのは嫌だと思ったんだ」

?、遺灰がきれい?思い付くのはサクのじいちゃんが40年間思い続けた事ですが、何か変。考えておきます。

3:
綾瀬はるか

現在3回目の通しで観てる途中ですが、綾瀬の演技は合格、むしろ合格以上ですね。主役で画面に登場している時間が長いからどうしても観方が厳しくなります。
こうして見直すと、綾瀬より智世(本仮屋ユイカ)とボウズの拙さが目に付きます。



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その41

第三弾


第二話その3


1:
教室でのサク(山田孝之)とアキ(綾瀬はるか)

左(=窓側):アキ
右(=廊下側):サク

つまり学校でもアキがサクをリードしてる訳(=勉強も運動もサクはアキに敵わない)。→アジサイの山でのサクの不甲斐なさ。現役陸上部に帰宅部が敵うはずがありません。


2:
サクの柔らかな心

しかし、
サクの良さは柔らかな心(優しさを自覚してない)。

2-1:
アキ+サクx安浦(田中圭)事件で谷田部先生(松下由樹)に説教された後:

> サク「俺の気持ちも考えてくれよ!」…囁く様に

アキに怒鳴るだけで終わらず、そっと頼む心遣いを無意識に表してます。

2-2:
繰り返しですがキスの場面。

> サク「だから亜紀も そのまんまがいいよ」

サクは祖父(仲代達矢)祖母の悪口の言い合いを見て、愛情に基づいているのが分かる心の素直さがあります。

2-3:
アキの心の隙間(=面倒が嫌で頑張る自分が嫌い)に入り込むサクの柔らかな心、です。

3:夜明け
キスをする場面は明らかに夜明け=新たな一日=二人の次の一歩。
それにしても最初のキスで朝帰りのこの男女高校生、ち~と浮き世離れ。



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その40

第三弾

第二話その2

1:
アキはなぜ松本寫眞館へ行ったんだ?
説明が全くないので考えねば。


2:
キス

あーだ、こーだ、言ってる間、二人の間に木の幹を写してます。二人の間にある溝(=アキのためらい、恥じらい)を強調してます。その溝をアキのために超えたのがサク。

3:
青酸

アジサイは青酸を含み食べると危険。アキには口内炎が3個あるし、そんなアジサイが沢山ある所でキスするとは、何やら不安を暗示。


4:
天の川

サクとじいちゃんが稲葉さとの遺灰を盗んだ時、サクが空を見上げると満天の星。織り姫と彦星の再会です。


5:
タコ焼きパパさんから高校までアキを迎えに自転車を飛すサク。この時、タイアの音が大きい。普通のママチャリ用のタイアの音ではなく、ブロックパターンのタイアの音。疾走感を強調するために付け替えてるか、音を加えてます。



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その39

第三弾

第二話その1

1:
「ヤダ!」

アジサイの山でサク(山田孝之)が初めてアキ(綾瀬はるか)にキスしようとすると、アキが
「ヤダ!」
と言ってサクをピシャ!。

アジサイ、美しいけど土壌のphで花の色が変わる、つまりサクはアキの気持ちが「分かんねえよ 亜紀が何考えてんのか全然分かんねえよ」を象徴してます。
そしてこの場面での二人の位置は

左(上手):アキ
右(下手):サク

恋人としての二人の関係はアキがリードしてる、という事。
…いいですね、この「ヤダ!」。そう簡単には女の子とキス出来ません。


2:
キスする場面

2-1:
まず、アキが髪をポニーテールにまとめず、着てる物が私服。「本当」の姿をサクに初めて見せます。
サクは嫌なところも含めアキを受け入れます。つまり二人の関係でサクがアキをリードしてます。だから二人の位置が逆になります。

左(上手):サク
右(下手):アキ

この場面でのアキの気持ちは不安、恥じらい等揺れてますから、それを表す花はやはりアジサイ。

2-2:
そしてなぜ最初にここを訪れた時アキがキスを許さなかったか、分かります。

> 「嫌いにならないでね」

家庭や学校で面倒を起こすのが嫌で平気で嘘を吐く(=「頑張る」=嫌な女)自分が人のいいサクには相応しくないと思ったからです。

2-3:
サクのテープを勝手に捨てた父(三浦友和)に怒ったアキですが、おそらく初めての反抗でしょう。アキの親離れの始まりです。
勿論最後のウルルへの旅の「試み」へ繋がります。

3:
頭がいいアキ

安浦学級委員(田中圭)とサクが争ったために、三人で職員室で説教された時、言い訳を考え付くアキ。サクには真似の出来ない頭の良さです(→母親(手塚理美)譲りなのは第六話で分かります)。
目の前の問題を冷静に分析出来る能力がありますから、サクの行動と考えが手に取る様に分かり、さらにち~とイヂワルですからサクをからかう訳です。
ぼーっとしてるけど優しい(自分では絶対分かってない)サクとは相性がいい。




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『世界の中心で、愛をさけぶ』その19

第二弾

第二話その1。

1:
サク(山田孝之)とじいちゃん(仲代達矢)

稲葉さとの墓で
右(下手):サク
左(上手):じいちゃん
サクとじいちゃんの強い絆(=アキと同じ)。おじいちゃん子のサク。
じいちゃん:「まぁ 最後までよろしくな」
→アキとの仲も何やら仄めかし。


2:
『素顔のままで』

アキに
ビリー・ジョエルの『素顔のままで』
を格好付けるんなら教えればいい、サク。
でも使うと『素顔のままで』じゃないか(笑)

~by 英語のCYPRESS先生~

3:

> 下駄箱の脇の壁にこのレリーフがあります。『少女と両親の墓碑』で間違いありません。

私は大理石が買えなくて絵を描いたモディリアーニではないので、彫刻については分かりませんが、Timonさんのこの指摘は興味深いですね。
堤監督は聴覚が鋭敏で音楽系の人で、ブログでも音楽についてよく書いています。私が読んだ範囲内では絵画、彫刻等美術系についてはありませんでした。
(→補遺:これを書いた時点ではありませんでしたが、その後堤監督は書きました。)

『恋愛寫眞』と『いら夏』から映像系の「センス」もあるのが明らかですから、美術系もかなり詳しいかもしれません。しかも『いら夏』の鷹園家の食器はノリタケ、絨毯は数百万円のペルシャを使った堤監督ですから、複製を使ったのでは?
ところであのレリーフ、CGの可能性は?

(またその「裏」設定は、アホ系の谷田部先生がいる宮浦高校ですから、ひねくれ者の天才美術教師が製作。その教師は稲葉さとの父親~by 英語のCYPRESS先生~)





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『世界の中心で、愛をさけぶ』その4

第一弾

第二話その2。

1:
狭い路地を自転車で飛すサク(山田孝之)

へぇ~よく撮りましたねぇ。狭い所で映像の揺れも少なく、流石唐沢カメラマン。


2:
安定した構図

人物を中央に置いた安定した構図が多い。二人が通う宮浦高校も手前に三角屋根の校舎があり安定してます。『いら夏』や『恋愛寫眞』と違い工夫してない様ですが、こういう正統的な映像も宜しい。


3:
アジサイ

撮影用に植えましたね。アジサイの根元だけ土が見え過ぎ。


4:
その他

4-1:
アジサイの山から見える街並。1987年には松崎プリンスホテルらしき建物がありません。ロケ地情報のあるサイトに書いてあった通り。

4-2:
『いら夏』と同じ様に葬儀の場面から始まるから、石丸Pは低視聴率が頭の中を過ぎらなかったのでしょうか?
医療監修は再び堤邦彦医師。

4-3:
それにしてもあの出来の悪い小説からこんなに素晴らしいドラマを作り出した森下脚本家と堤監督、何なんでしょうこの二人?
ちょっとひねくれ者と思ってた堤監督ですが、こういう正統的なドラマも作れるんですねぇ。
主題歌を歌うのが私の好みの柴咲コウ、…と良い人ばかり(^.^)。





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『世界の中心で、愛をさけぶ』その3

第一弾

第二話その1

1:
正統派傑作の匂い

これは良く出来たドラマです。
Timonさん(→最初に書き込んだ1010っ子さんのブログの常連の一人)が書いた通り綾瀬の魅力が突出してます。『鹿男あおによし』の「かりんとう」の物足りなさとかなり違います。

2:
初恋の描き方が良い

性欲に突き動かされた男の子と、それをからかい逸らせる冷静な女の子の描き分けと描写が「普通定番古典的」だけど大変宜しい。
アキ(綾瀬はるか)に近付けそうで近付けないサク(山田孝之)の前にあるのがグラウンドのフェンスと図書室の机のガラスの仕切り板。脳内ホルモンPEAでラリってるサクには直進する事しか考え付かないから、越えられないんです。
そしてアキから好きと言われたのにアキに近付けないし考えが理解出来ないサク。その不満の高まりと積み重ねを表す蛇口から落ちる水滴とバケツに溜る水。
初恋物語だからバケツの水は当然打ちまかれます。→図書室でアキの唇を奪う安浦(田中圭)、怒りまくるサク。
そう、サクとアキの間に入る恋敵、サクを諭す友達、娘を心配し礼儀を忘れるアキの父親(三浦友和)、等々思春期の初恋につきものの万古不易が可不足なくあります。
夜中に女の子の家へ行ってみるなんてコソコソするのは男の子がやり勝ちなこと。
…こういうこっ恥ずかしい事も正直に加えるから、傑作の匂いが漂って来るんです。

3:
お約束のキス

ここも大変宜しい。
性欲とPEAで突進する男の子は
絶対
キス
出来ません。
女の子は体だけを求めるコにはキスを許しません。男の子が冷静になり心や考え等あるがままの自分を受け入れてるかどうか、女の子は冷静に観察してる(出来る)訳です。
アキがキスを許す迄の2回拒否するのが素晴らしく(→絶対誰かの経験に基づいている)、その理由が三ヶ所の口内炎というのも秀逸。女の子の可愛さを表し、悲劇の暗示もしてます。
…息を飲む素晴らしさ。

4:
二人のサクの対比

1987年の初さ、2004年の心身疲労困憊と荒廃した心、私好みの鮮烈な対比。2004年の緒形直人君、良い。男です、人生がある。

5:
参考

PEA=Phenyl Ethyl Amine(=フェニルエチルアミン)
アンフェタミン(=覚醒剤)に似たアミン。恋をすると(特に初期)脳内に大量に分泌されます。覚醒剤が分泌されてる様なもんですから、恋をすると阿呆になる訳です。恋人達が夜中まで喋り続けられるのもPEAの高揚と覚醒作用のためです。



タグ 世界に中心で、愛をさけぶ 綾瀬はるか 山田孝之 堤幸彦 三浦友和 手塚理美 大島とも子 田中圭 緒形直人 田中幸太郎


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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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