『世界の中心で、愛をさけぶ』その105

第五弾

音楽の使われ方その1

最終話

1:
☆冒頭、サク、2004年のサク「助けて下さい」
から
☆小林明希、意識が戻る。
まで

→4曲目、「ぼくの悩み」

2:
☆2004年、サク「明希…さん」
から
☆200年、サクの独白、タイトルバック。
を経て
☆ウルル(キングスキャニオン)の空撮。
まで

→9曲目、「朔と亜紀part2」

3:
☆空港、サク、アキを背負って搭乗ゲートへ向かう。

→18曲目、「君がいない世界part2」
に11曲目、「予感」のピアノを追加

4:
☆葬儀会場、サクの父親「うちのバカが すいませんでした」
から
☆自宅に戻ったサクと母親
まで

→18曲目、「君のいない世界part2」

5:
☆葬儀会場、安置されたアキの亡骸。翌朝、葬儀の日、サク、目覚める。

→15曲目、「1987年、夏」
のオルゴール風の部分

6:
☆葬儀、皆、アキに花を捧げ、最後の別れ。サク、逃げる。

→20曲目、「空の果てへ」
の弦楽器の部分

7:
「その72」にも書いた、
☆アキが遺したテープを聞く、智世、ボウズ、スケちゃん、谷田部先生。

→19曲目、「かたち あるものInstrumental For TV」

8:
☆アキの両親、アキの遺品整理中、『ソラノウタ』を見る。
から
☆ボウズ、サクを訪ね「よう! センチメンタルジャーニー!」
まで

→9曲目、「朔と亜紀part2」

9:
☆港、堤防、スケちゃん、サクに「おまえさんは持ってんだよ」
から
☆サクの父親、サクに「何を今さら傷付いた振りしてんだ」
まで

→2曲目、「朔と亜紀」
のピアノの部分

10:
続いて
☆サク「振り?」
から
☆サクの父親、サクに「お前 自分のために泣いてるだけじゃないか」
まで

→2曲目、「朔と亜紀」
のピアノ抜き、弦楽器のみ

11:
☆庭に倒れたサク。
から
☆ウルル(キングスキャニオン)の空撮。
まで

→2曲目、「朔と亜紀」
オーボエの部分

12:
☆ウルル(キングス・キャニオン)、サク、独白。

→9曲目、「朔と亜紀part2」

13:
続けて
☆サクの回想で、アキ、電車の中「サクのいない世界で」
から
☆サク、自室、二人の思い出の品を見つめる。
まで

→2曲目、「朔と亜紀」

13:
☆宮浦高校グラウンド、サクと谷田部先生。
から
☆サクの残りの高校時代。
を経て
☆2004年のサク、小林明希の病室に戻る。
まで

→15曲目、「1987年、夏」

14:
☆2004年、病室、小林明希「でもね 今になって思ってみると」
から
☆2004年、サク、廣瀬家を訪れ、アキの仏壇へ。
まで

→8曲目、「始まり」

15:
☆2004年、港、サク、アキの父親「俺もそうだ」
から
☆アキの父親「あぁ まぁ そんなことは お医者様に説教してもなあ」
まで

→9曲目、「朔と亜紀part2」

16:
続けて
☆2004年、港、サク、アキの父親「生死を扱う仕事はつらかっただろう」
から
☆サク、『ソラノウタ』を見る。
を経て
☆宮浦高校グラウンド、サク、アキの遺灰を撒く。アキ「頑張れ!サクちゃん」
まで

→2曲目、「朔と亜紀」

17:
続けて
☆アキのホイッスルの音。エンドロール開始。
から
☆高校生のサクとアキ、堤防。
まで

→柴咲コウ『かたち あるもの』
全曲
…なお、字幕で歌詞が出るのは

「いつかあなたが夜に迷い
から
「ずっとずっと見守る my love その心に…
まで
次は
「寄り添える場所 遠い夏の日
「温もり 生きる喜び 全ての心に…


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『世界の中心で、愛をさけぶ』その90

第四弾

最終話その1

1:
左と右
1-1:
空港でアキを背負い運ぶサク。頭の位置が
左(上手):アキ
右(下手):サク
アキの願いを叶えようとするサクです。
1-2:
病室でアキを見守るアキの両親。
二人の娘への思いや愛情は同じですから、
1-2-1:
左(上手):父親
右(下手):アキ
1-2-2:
母親はアキの右側(下手)にいますが、
左(上手):母親の顔
右(下手):アキの右手
1-2-3:
自分の子供を看取る親の気持ちは…
1-3:
1987年、病室で目覚めたサク。この場面、書くのを忘れてました。
左(上手):サク
右(下手):サクの母親
母親にとっても心配の種。
1-4:
アキの最期の言葉を聞く人々。
場所は各自のアキとの思い出の場所。
カメラが横方向に動く時は、
上手→下手(=北半球から見た地球の自転)
、つまりアキを亡くした事を悲しみ死を認め、正しい時の過ごし方をしているという事。
1-4-1:
智世
左(上手):ラジカセ
右(下手):智世
ヘッドフォンで聞き、両方共同じ向き(=グラウンドを見ている)。場所は水呑み場(=陸上部)。二人共陸上競技に情熱を注いでいたと言う事。
1-4-2:
ボウズ
左(上手):ボウズ
右(下手):ラジカセ
スピーカーで聞き、ほぼ対面。場所はタコ焼きパパさん、コークあり。
智世とスケちゃんの場合と逆。恋の対象だからアキに伝えたかった思いがまだまだあるという事でこの位置。
1-4-3:
スケちゃん、背中側から撮ってるので、
左(下手):ラジカセ
右(上手):スケちゃん
スピーカーで聞き、対面。場所は漁港(→夢島)。
カメラの動きは背中側から撮ってるので逆になり、
下手→上手。
1-4-4:
谷田部先生
左(上手):ウォークマン
右(下手):谷田部先生
ヘッドフォンで聞き、対面。場所は教室のアキの席(多分)。水に関係する物はありませんが、落涙。
ところが谷田部先生の時はカメラの動きが逆になり、
下手→上手
なぜ?
特別編を観るとアキが褒める程の教師ではないと言っているので、教師として後悔しているという事でしょう。
1-4-5:
なぜ智世と谷田部先生はヘッドフォン(イアフォン)で聞くのでしょう?
特に智世はラジカセで再生してますからヘッドフォンにする必要はありません。
「?」
男にとって女のおしゃべりは「?」、と言う事でしょう。
(→よく分からないのでこじつけ)

2:
サクの部屋にある日本の城のプラモデルは「松本」城。
ボウズが入って来る前、最初から24分位の所で箱が写りハッキリ分かります。
…、ん?よく観たらボウズが入って来た後のカットでも写ってます(笑)。

3:
仏壇の前でアキのテープを聞くサクから赤いウルル(キングスキャニオン)へ変わるカット割り、何回観ても圧倒されます。
赤いウルルの日本と全く違う異質感、巨大さ…
サクにとってアキを亡くした事はこれ位非日常的な事であり、巨大な事だと分かります。

4:
サクが医者になりたいと谷田部先生に言う場面の次の場面。
川沿いを進むサク、スケちゃん、ボウズ。自転車を頭の上に持ち上げて運びます。
4-1:
世界の中心で、愛をさけぶ』で一番分かりにくい演出です。
4-2:
サクにとって自転車は:
・学年主任の先生の葬儀に参加するための足。
・その葬儀がアキと恋人になるキッカケになる。
・じいちゃんのタクシー代わり。
・じいちゃんと稲葉さとの遺骨を「失敬」しに行く時の足。
・アキを家まで送る手段。
・通学の足。
・アキが入院している病院までの足。
・2004年になると、一樹と明希を乗せる。
・その他色々。
4-3:
これらから分かるのは、自転車はサクの生活や人生と密接に関わっています。
その自転車をスケちゃんとボウズが協力し、乗って行けない所を越えて行きます。
つまりアキを失ったサクの力になっている、という事。

5:
2004年、瓶を落して割り、アキの遺灰を失い、新たにアキの遺灰をもらったサク。
今度の容器はガラス瓶+コルクの栓ではなく、写真のカートリッジを入れる密閉容器。
「写真=過去」ですから、アキが完全に過去のものになりました。
…よく考えてると言うか、隙が無いと言うか、最後まで手を抜かず演出の集中力を保ってます。流石堤監督!。

6:
サクが下駄箱で黒沢千尋から単語帳を拾ってもらう場面。
書いてある単語が

“abrupt”
(=不意の、いきなりの)

「不意」にアキが帰って来る
、はずがありません。



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その74

第三弾

最終話その3

1:
夕方

1-1:
1987年、病室で気付くサク
母親の台詞から光は夕方。アキのいる世界の終わり。
最初に点滴が写ります。点滴は生の戦士ですから、サクは生の側の人間である事を示し、この場面の前迄の病室にいるアキには点滴がハッキリ写りませんから、二人の違いを強調。

1-2:
アキが遺したテープを智世、ボウズ、スケちゃん、谷田部先生が聞く場面。
正しくアキと別れられる三人です。

1-3:
堤防でサクを慰めようとする智世、ボウズ、スケちゃん
サクの心の傷の大きさと深さがハッキリしました。

1-4:
2004年、港でアキの父親とサク
左(上手):サク
右(下手):アキの父親
いよいよサクがアキと別れられる時が来ました。

1-5:
2004年、『ソラノウタ』の場面
アキと別れるために思い出の場所を訪れるサク。

1-6:
続いて宮浦高校グラウンド、100mトラック
アキとの別れ。

1-7:
2004年、防波堤でお弁当を食べるアキの両親
ずーっと陰ながらサクの事を心配してたんですが、明希との結婚を知り心配も終わり、一安心。

1-8:
最後
堤防を歩くサクとアキ
サクは明希と一樹を得て17年の彷徨が終わり、アキはそれを知り一安心。


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『世界の中心で、愛をさけぶ』その73

第三弾

最終話その2

1:
左と右
1-1:
2004年、回復室
左(上手):明希
右(下手):サクと一樹
命が助かった明希が二人に安心を与えます。
1-2:
1987年、病院のベンチ
左(上手):サクの父
右(下手):サク
サクの父がコーヒーと共に思いやりを与えます。
1-3:
1987年、病室で目を覚ましアキの病室へ行き混乱し暴れるサク
左(上手):サク
右(下手):サクの母親
心配のタネです、子供はいつまで経っても。
1-4:
1-4-1:
堤防でサクを慰めようとする智世、ボウズ、スケちゃん
左(上手):智世、ボウズ、スケちゃん
右(下手):サク
光は夕陽。
1-4-2:
ウヂウヂしているサクにスケちゃんがキレると画面上の位置逆転。
サクの悲しみと喪失感と心の傷が三人が思っていたより大きかったので、サクが三人に衝撃を与えてます。
画面上の位置は
上手:サク
下手:スケちゃん、智世、ボウズ
ですが、人物の配置では「左右」はなく対面しています。同じ立場に立ちサクを何とかしてあげたいという三人の友情です。
1-4-3:
そしてサクが父親に手荒く叱られる場面に繋がります。
左(上手):サク
右(下手):父親
心配と怒りのタネの息子。
もみ合いになりサクが庭に突き落とされると
上手:父親
下手:サク
アキの遺言を適えてやれと手荒く教える父親。真剣だから全面的に向き合う父親。倒れたままのサクはまだアキの死と向き合えない事を示しています。
1-5:
ウルルで遺灰を撒くアキの両親とサク
1-5-1:
まず遺灰と三人の関係。
左(上手):左手で握るアキの遺灰
右(下手):三人
三人共左手で遺灰を握ります。三人にとって生の喜びと意味を与えてくれたのがアキだからです。
1-5-2:
遺灰を撒く時、
左(上手):両親
右(下手):サク
両親は遺灰を撒きます。アキを死者と認め別れました。サクに手本を見せたんです。
しかしサクは遺灰を撒けませんでした。
1-5-3:
サクが二人から離れると位置が逆転。心配のタネです。
1-5-4:
サクが慟哭するとカメラは左回り。舞台が南半球だから地球の自転。つまりサクにとってアキのいない世界が始まりました。
1-5-5:
ロケ地キングスキャニオンの赤もこれ以上死に近付くなという警告とも捉えられます。
1-6:
オーストラリアから帰国後、宮浦高校グラウンド
左(上手):谷田部先生
右(下手):サク
草と木が多いグラウンド。生と若さ、そして進め!が多い。悲しみから一歩前進。
1-7:
2004年、病室の明希を訪ねるサク
サクが落ち着き座ると
左(上手):サク
右(下手):明希
二人の愛情は
明希>サク
だから明希はサクがいるだけで嬉しい。喜びの源。
お、ここにも生の戦士、点滴が明希の左側(笑)。
1-8:
2004年、初めてアキに線香をあげに来たサク
左(上手):サク
右(下手):アキの両親
喜び安心したアキの両親です。
1-9:
2004年、港でアキの父親とサク
左(上手):サク
右(下手):アキの父親
サクの愚直な心に感謝するアキの父親。
1-10:
エンドロール、2004年、防波堤でお弁当を食べるアキの両親
左(上手):アキの母親
右(下手):アキの父親
やはりどこ家庭でも妻の方が強い(笑)。
1-11:
同じく松本寫眞館
当然
左(上手):サクの母親
右(下手):サクの父親
1-12:
同じく松本寫眞館の一樹の小学校入学写真
左(上手):明希
右(下手):サク
これ以外有り得ません(笑)。
1-13:
最後
ひょっとしてと思わせながら、
やはり
左(上手):アキ
右(下手):サク


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『世界の中心で、愛をさけぶ』その72

第三弾

最終話その1

1:

色は赤。サクが血を流す場面が二回。
一回目が2004年、割れたガラス瓶に触れた時。
二回目が1987年、アキの葬儀へ行かず港へ走り込んだ時。
共通するのは雨。生の象徴であり生の戦士ですから、生の戦士からの警告と捉えられます。
2004年の方は、ナレーションからもアキの死に近付くな。
1987年の方はアキの死から目を逸らすな、死を認めろ。

2:
2004年のサクは回復室で初めて小林明希を「明希… さん」と呼びます。
失いそうになって小林明希の価値を気付きました。同時に17年の彷徨の終わりへ一歩近付きました。

3:
アキの戒名は
千和院風草紀颯信女
「颯」は「颯爽」であり「疾風」。勇ましく戦ったがはやての様に去ってしまった、なんて意味。

4:
アキの葬儀の日は雨。「涙に暮れる日」です。

5:
アキの葬儀へ行かず港へ行ったサク。
なぜ?
17年の彷徨への出帆です。
赤い血で警告するところが、森下脚本家の罪の意識の現われか(笑)?

6:
火葬になると雨が止みます。
葬儀に参列した人々は泣くべき時に泣くべき所で泣き、正しい死の受け止め方をしました。

7:
インストルメント版『かたち あるもの』
が流れるのはアキが遺したテープを智世、ボウズ、スケちゃん、谷田部先生が聞く場面。
明らかに夕陽を表わす光ですから四人にとってはアキがいた時代の終わり。正しい別れが出来ました。
愛する人との別れ方、見送り方が重要なのはサクの17年を見れば明らか。
この曲はサントラ盤に収められているのは3分25秒。この場面は4分40秒程。
録音するアキは白装束で盛装しラジカセに正面から向き合ってます。死を覚悟した真剣な態度です。

8:
『ソラノウタ』を読むサク
この場面ででる思い出について書くと
8-1:
表紙をめくると
カメラ右回り=地球の自転
時間が普通に進みます。
8-2:
>「私は答えるだろう
病んだ土を肥やすんだと」
のページになると少し
カメラ左回り=逆転
時間が遡ります。つまり17年前を思い出します。
二人の出逢い。
8-3:
>「すると私は答えるだろう
新しい葉を生み出すためさ」のページ
カメラ左回り=逆転
アキの告白。じいちゃんと稲葉さとの遺灰を撒いた後、アキが両手を広げサクを受け入れる気がある事を表わした時。
8-4:
>「そこで私は答える」
カメラ右回り=地球の自転
というより時間を少し巻き戻します。
ファーストキス(→これの方が先だから)。続いて夢島、アキの自殺未遂、結婚写真、空港での苦闘。
8-5:
>「隣のあの子は
どこに行ったの?」
カメラ右回り=地球の自転
思い出の中の時が進みます。空港で倒れたアキ、アキの最後の言葉「好きよ サクちゃん」


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『世界の中心で、愛をさけぶ』その34

第二弾

最終話その1

1:

> サクの父親「どうして 送ってやること 一つ出来ない えっ!」
「どうして 死んだ人間の頼み一つ聞いてやれないんだ!」

男として父親が息子に言ってやれる事、ですね。

2:
サクが校庭で遺灰を撒く場面、ここで元気な頃のアキが走る姿が入ります。
これが実に効果的。
命の輝き、過ぎ去った青春時代等々、輝きに満ちたものを表してます。
生の輝き、喜び、そして肯定。

3:『世界の中心で、愛をさけぶ
青空のタイトルで出て来る時、黒帯白抜きで、この黒帯が目障りでした。最終話の最後でようやく白文字だけになります。
表す事は明らかで、喪章で、サクの喪が開けたから白文字。

4:
最後の場面、堤防を歩くサクとアキ
左:アキ
右:サク
そう、二人の結婚写真と位置が同じ。
「ずーっとサクちゃんを見守っていくよ」です。

5:
素晴らしいドラマです。
脚本、台詞、演出、演技、音楽、ロケ地、全てがどのドラマよりも完璧に近い。
成功の原因は死神との対決を避けなかったからでしょう。
そう
クリーンユニット
で「死」を表現出来たからだと思います。

そして堤幸彦と森下佳子という二人の実力が息を奪う素晴らしさ。

6:
まだの方は是非ご覧になって下さい。
私の様に微に入り細を穿つ観方をしなくても大変面白いドラマです。

7:
以上で第二弾終わり。でも礼賛はまだまだ続く…



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その15

第一弾

最終話その1。

1:アホな高校生、実は走り続けていた
認めたくないものから逃げていたとも捉えられますが、進むべき方向が分からなかったと捉えるべきでしょう。
大人の世界へ放り込まれたばかりのアホな高校生に、大好きだった女の死に取り組めというのは酷です。
迷うのも死神の大鎌の恐るべき威力のため。生きている人間と生きる意味、理由、目的、目標、希望、歓喜を結び付ける絆を一閃で断ち切るからです。

2:スケチャン
私はスケチャン型かな。
次の二つの場面は、私も同じ事をしますね。
アキの遺言のテープを聞いても涙を堪える。
アキの葬儀後、堤防での場面。ボウズがサクを殴り掛かるのを止め、サクが「生」について否定的な事を言うと許せない。

3:絵本
DVDboxのオマケの絵本はアキが作った絵本…!版は小さいけど全く同じです。よく空港で無くならなかったなぁ(笑)。

4:17年
つまりアキの死後の17年のサクの人生は無駄、無意味だったのか?
いいえ、アキとまた一緒に堤防の上を歩いてるじゃないか。アキが死んだ事を認めたからだろう?
明希と一樹という人の心を地上に繋ぎ止める絆も見つけたじゃないか。
死神に一矢報いたじゃないか。

5:『かたち あるもの』
が全曲かかるのは最終話のみ。

旅は成就した。
円が閉じた。
~by 開高健~



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プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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