『僕の生きる道』その36

1:
このドラマ、ハッキリ言って脚本の作りが雑で欠点がかなり有ります。
しかし、今回DVDを観て改めて分かったのはメインテーマが素晴らしく欠点をかなり補ってます。
各回の最後に良いものを持って来てメインテーマで壮大に盛り上げ、エンドロールの『世界に一つだけの花』で後味を良くしています。
「終わり良ければ全て良し」を忠実に実行し成功しています。ドラマの構成が巧い、非常に巧いんです。

2:
巧い構成の中で最も盛り上がるのが第七話の最後、大きな木でプロポーズする場面と次の中村先生が自分の癌をお母さんに伝える場面。
また大きな木にクスノキを選んだ理由には、やられました(笑)。

3:
音楽の使い方で不意を衝く巧さで驚いたのが最終話、3年G組の生徒達が中村先生のために歌う『仰げば尊し』。

4:
ちょっと危なっかしい作りのドラマですが、本質を見せしっかりした土台や背骨がある事を示したのが、第四話。
近藤萌の妊娠に対する田岡君の考えに対し中村先生が「人の命を何だと思ってるんですか」と怒るカット。
そして中村先生が教頭先生に生徒が間違ってる事をして間違ってると教えるのがなぜ悪いと怒るカット。
中村先生が他人の“ために”怒り、他人が間違っている“ために”怒ります。
自分の“ため”ではありません。
この二つカットで『僕の生きる道』は構成や音楽等の上辺だけで何とか取り繕おうとしたドラマでない事を示しました。

5:
完璧なドラマなんかあるはずなく、欠点や嘘が目立たなければ合格なんです。
私が『僕の生きる道』について色々書くのは書くべき事があり、愛情表現です。

僕の生きる道』は色々欠点が有りますが、それでも好きです。

いいドラマですよ、『僕の生きる道』。



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『恋愛寫眞』その36

その36
上手と下手。その7
カシアスに親切にされ、さらに静流のアパートも見つけてもらうまで。

1:
カシアス登場。
上手:カシアス、善きサマリア人
下手:誠人、行き倒れ
新約聖書ルカ傳10章30~37、または、論語の「義を見てせざるは勇無きなり」、というところ。

2:
二人で食事。
…三角形の大変安定した構図。二人の間にある料理もまとも。この映像を観ただけでも悪い事が起きないのが分かります。
…ところが
上手:誠人、まだカシアスを疑ってる
(皿を持って食べるとこが日本人)
下手:カシアス、誠人がにぶにぶなのが分かる
そして、カシアスが笑うと位置逆転
上手:カシアス、からかう
下手:誠人、からかわれてるのが分からない

3:
「これは幸運なのか、」と言ってベッドに入る誠人。毛布(?)の色が希望の灯、赤。

4:
短い橋のカット。
走ってる車が下手→上手。
ビルから出る蒸気のカット。
蒸気の動きが上手→下手。
…お互いに同じ所を違う方向から目指してるのか?
…今だに目指してる方向が違うのか?

5:
カシアスの破戒的副業。
上手:金のある顧客
下手:カシアス、お金を「頂く」
画面に占める割合がほぼ同じ。金が物を言う、です。
ところが金のない顧客だと
上手:カシアス、拳銃まで構えてる
下手:貧乏顧客、上手の見えないカシアスにかなり寄ってます
下手半分に灯明のローソク。
…審判の日の炎か、地獄の業火か、尻に火が付いたか?

6:
ナゾハァ、スベテェ、トケマシタァ。
上手:誠人
下手:カシアス
光:下手→上手
希望の光、答えの光は正しい方向から入って来てます。しかも、珍しいことに誠人を照らしてます。

7:
二人乗りべスパで静流のアパートへ。
…画面の左右より、移動中に出て来る物に意味を持たせてます。
静流のアパートの前の通りに着くまでの七つの場面。
7-1:
二人乗りべスパ登場。遅!、だけど朱色で橙色に近い。
…これは上手く行くかもしれないと、期待と希望を高める色。
…実際には、ミカン色のべスパがなくてこの色になったと私は睨んでます。
7-2:
トロいべスパの後に黄色のスクールバス
…新しい事の色、黄色
7-3:
トロいべスパの後に黄色の小型(?)バス
…新しい事の色、黄色再び
7-4:
口の悪い反戦男にも抜かれる二人乗りべスパ
下手の“1ST AVE. GOURMET DELI”の横長看板(?)が赤。
…希望の灯、「赤」が見えた!
…ここまで鼻歌歌ってるの、カシアスでしょう。
7-5:
誠人、「走った方が速くありませんか?」なんて、分かった風な口きくと、
7-6:
誠人、一人でペイスメイカー付き持久走
7-7:
到着。
上手:カシアス、腰をくいっとやって「分かったか、若いの」
下手:誠人、息も絶え絶え

8:
“WONDER FROM MY NEST!”発見
8-1:
上手:カシアス、親切
下手:誠人
8-2:
発見すると、位置逆転。
上手:誠人
(…誠人、見つけてもらったんだから、「ありがとう」でしょう。by静流)
下手:カシアス
8-3:
「虹の反対側に着いたぞ」、また逆転。
上手:カシアス
下手:誠人
8-4:
…帽子を使い、カシアスの目を影の中にいれます。
…カシアスは、この時の台詞と共に日の当たらない世界も生きている事を強調。
…べスパからここまでの一連の場面、曇りと晴れが不規則に現れます。目深に帽子をかぶったカシアスは顎を上げて運転し、不自然です。両目を影に入れないようにしてるのは明らか。
…この一連の場面の最後を晴れの日にしたのは、カシアスの目を影の中にいれるためでしょう。
…雪以外にも天候で苦労したのが分かる一連の場面です。例えば、カシアスが誠人にS&Wリボルバーを突き付ける場面は曇りですが、次の場面は同じ構図でカメラの位置が違うだけなのに晴れてます。
…結末を知ってると、カシアスの生き方を示す台詞とS&Wリボルバー(多分M36チーフスペッシャル)を渡す事はかなり重要です。この辺は別の機会に。
…カシアスのほーにょーで“WONDER FROM MY NEST!”が分かった時、松田龍平
「あ、これ」
巧い。英語の時と言葉の表情が全く違います。やはり、外国語は難しい(;_;)。



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『愛なんていらねえよ、夏』その36

第一弾
第七話その4
光と影その1

1:
レイジと亜子、ナイルで。
基本的に背後の窓からの光
→本当
1-1:
亜子にレイジについて聞かれます。
レイジは礼慈が書いた手紙の内容を知らないから、亜子の質問に対して恐る恐る、おっかなびっくりで答えます。
それを表わすのがレイジの前にある電灯スタンド。
正面を向くと電灯の光を受け、
本当+嘘→「本当は嘘」
の組み合わせになり、亜子の質問に嘘を答え正体がバレる恐れがあります。
答えにくい質問に対し亜子の方を向かねばならず、苦しいレイジです。
オマケに亜子からレイジの事を聞かれる前に右手で突いていた頬杖を止めますから、無意識に電灯の方を向いてしまう恐れもあります。
中々巧い演出です。
1-2:
楓が亜子の体を気遣う。
同じ光ですから、
→本当
楓は亜子が疑ってる程亜子を嫌ってないかもしれません。

2:
上の「1」の間に入る、奈留だけでなく五十嵐と咲子も亜子の部屋で礼慈の手紙を探す場面。
五十嵐と咲子が悪巧みを話す時
2-1:
五十嵐の場合
本棚のガラス扉を開け窓を背にします。
→本当
2-2:
咲子の場合
窓を背にするか、本棚のガラス扉を背にします。
本棚のガラス扉の時は反射を利用。
→本当
2-3:
ところが、映像に入るのはどちらか一つですが、窓とガラス扉は咲子を中心にして対角線上にあります。
つまり、
→逆光+順光=「嘘は本当」の組み合わせ
になり悪巧みをしてないとも捉えられます。
と言う事は、実は咲子は悪くない、のかな?
この点についてはこの回の後半に繋がってます。

3:
亜子が捨てようとした礼慈の手紙をレイジが巧みに手に入れる場面。
3-1:
レイジの顔が明らかに影に入るのは次の台詞
・レイジはゴミ箱に捨てられてたらしい。
・そんなんで生きていられるはずない。
・へその緒がついてた。
・有り得ない。
→本当
3-2:
顔の半分が影になるのは次の台詞
・生まれてすぐゴミ袋に入れられて捨てられた。
・ウソに決まってる。
・そういう嘘を平気で吐く人。
→これは怪しい。レイジ自身もよく知らないんでしょう。
また手紙を捨てると言ってポケットに入れる時も同じ。

4:
鷹園邸応接間、レイジと亜子、真壁弁護士と五十嵐と咲子。
窓側:亜子、レイジ
→本当
壁側:咲子、五十嵐
→嘘
その間を歩く真壁
ただ顔が明らかに影になるのはレイジだけ。
いかにも中立的な所にいる真壁以外は、亜子を初めどうも言ってる事が怪しい。

5:
亜子と五十嵐、亜子の部屋で。
5-1:
五十嵐は出入り口の扉の方を向いて話します。背中側の窓はカーテンが閉まってます。
光に向かってますから、
→嘘
亜子が部屋に入ると亜子の方を向くと隣りの寝室が光の中。また光に向かい、
→嘘
5-2:
亜子の方が怪しい。
5-2-1:
光源を向いてるのが次の台詞。
・時間無いから(←プロポーズを受けてくれて有り難うに対して)。
・その話は終わった(←西新宿病院は問題有りに対して)。
→嘘
という事は、結婚する気は無いし、病院について実は迷っている。
5-2-2:
部屋の中にいる五十嵐の方を向き、光源を背にするのが次の台詞。
・まだ夫じゃない。
・生きて間にウェディングドレス着たい
・そんな夢叶えてくれるのは五十嵐くらい。
・感謝してる。
→本当
5-2-3:
それから部屋に入ると、正面がカーテンを閉じた窓、背後が壁。顔は一応明るい位。
・1000人の社員とその家族。
・会社の回転資金。
→?
会社の事はよく分からんと言う事かな?
5-2-4:
亜子が五十嵐に失礼な事をされようとした時、
> いや!
明るい寝室を背にしてますから、
→本当
「嫌よ嫌よも好きの内」ではありません(笑)。



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その36

第三弾

第一話その2

1:


第一話で雨は「恵みの雨」です。
2004年のサクに降る雨は17年間の「乾期」の終わりを告げる雨。新しい生命(=人生)の芽吹きへと導く雨。
1987年のサクに降る雨は恋を実らせる雨。アキと付き合うきっかけになるのも雨。
「恵みの雨」を象徴するのがサクがアキを自宅まで赤いギンガムチェックの傘で送る場面。背景にあるのが田植えから間もない水田で、イネの成長のために十分な水が必要。そこに降る雨は「恵みの雨」。

2:
葬儀後、堤防でフナムシとガムのおもちゃでサクをからかうアキ。こういう物は普段から持ち歩いてるとは考えにくいですから、アキは葬儀が終わってから買いに行ったと考えるべきでしょう。
だからミュージックウェーブのキーリングより、わざわざ買いに行ったこのおもちゃの方がアキの気持ちがこもってます。アキにとってサクが可愛いからからかう訳です(→堤防でフナムシを探す振りをしてる時の笑顔から明らか)。
しかしキーリングもサクへの思いやりの表れ。エルメースよりイヂワルなんです(^_^)。
…でもぼーっとしたサクにはそこまで分かんないでしょう。

3:
ウォークマン

色が青、空の色。「空」に関するものが不吉になるのは第六話からですから、まだ希望の色。
但しボウズの怨念に少なからず触れてますから、不安が残る先行きを暗示する色、かな。




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『去年マリエンバードで』

★簡単な紹介

〇公開
1964年5月2日

〇スタッフ
脚本:アラン・ロブ=グリエ
演出:アラン・レネ
撮影:サシャ・ヴィエルニ
音楽:フランシス・セイリグ
美術:ジャック・ソニエ
プロデューサー:ピエール・クロー、レモン・フロマン

〇出演者
ジョルジョ・アルベタッツィ→男X
デルフィーヌ・セイリグ→女A
サシャ・ピトエフ→夫M

★評

ん~何なんだ、この映画。

1:
時間の流れが直線的でないのはそれ程気にはなりませんが、音楽と背景がかなり気になります。
映像はシュルレアリスムのポール・デルヴォーの絵みたい。
1-1:
解説リーフレットによるとロブ=グリエは「攻撃的で耳障りな音楽」が欲しかったそうですが、確かに分かりにくい時間の流れには合っています。でも「耳障り」であり、うるさい、うるさい。個人的には音楽が無くても映像だけで十分表現出来ると思いますが…。
この音楽を気に入るかどうかでこの映画の評価が別れる気がします。
1-2:
背景で気になるのが「装飾過多」の室内。この背景も「うるさい」。徐々に目に付いてくるんです。記憶を曖昧にさせる事物の象徴だとしたら、かなり巧い。
1-3:
そして「うるさい」音楽と背景により観客を惑わせイライラさせようとするのがアラン・レネとロブ=グリエの意図なら私は二人の思う壺です。理想的なお客さんという事(笑)。

2:
ホテルと庭は人が作った物ですから、好ましくないもの忘れたく、都合のいい記憶を作りたがる「人の心」に相応しい場所。
だからこの物語はホテルと庭で起り進みます。

3:
登場人物が決して立ち入らない場所、それが池。水が流れしかもその音まで聞こえます。循環してるのは明らかでこの映画での時間の流れの象徴なのも間違いありません。
最後の場面、暗黒の中を進んでるらしい二人。彼等が池に落ちたらどうなるんだ?しかも男だけ落ちたら、ホテルで見えない女に「われわれは去年出会った」と言い続けるのでしょうか?

4:
屋外の場面で光の質感が全く違う場面が一ヶ所あります。怪しい。レネの意図か?単なる失敗か?

5:
何なんだ、この映画?でももう一回は観たい。

6:
リマスターした映像はキレイだし、解説リーフレットは映画のパンフレット並でかなり出来がいい。DVDの解説でこれ程出来がいい解説はまず付いてきません。

7:
それにしても、この映画、何?



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『僕の生きる道』その35

第二弾
最終話

1:
中村先生倒れる。
でも何であんなに大袈裟、不自然に倒れる?
尤も不自然な倒れ方はこのドラマだけじゃないけど…

2:
倒れた中村先生、敬明会病院処置室へ。
去年の再放送の時はシャツを切って肋骨を見せるまで。処置や心肺停止は無し。

3:
吉田君の指揮の練習も無かった気が…

4:
続いて夜の病室(中村先生御夫妻)と夜の待合室(金田医師+みどり先生、何でみどり先生だけスリッパ?)も無かった気が…

5:
第四話にも出て来た並木道の場面。
流れる音楽は『この道』。
5-1:
第四話と進んでる方向が逆です。横から撮り背景に高速道路が入るカットから分かります。
中村先生は、
第四話:上手→下手
最終話:下手→上手
5-2:
進む方向が逆と言う事から色々解釈出来ます。

・未来へ進む事は既に不可能だから過去へ戻るしかない。
(→中村先生のお母さんがいつも「お金は大事だけど善悪を忘れちゃいけないよ」と言ってたらこの場面の意味がもっと大きくなったんですが…)
・中村先生がやり残したことをやりに行く。
(→合唱を通じて教えたかったことが生徒達に伝わったか確認)
・中村先生が自分がしてきたことを確認。
(→「この道はいつか来た道」?未来に囚われ過ぎずに今を生きた?テノール歌手なりたかった頃みたいに今を生きた?)

6:
中村先生が金田医師に外出許可をお願いする場面。
金田医師は中村先生の事をよく分かってますから、
「僕が担当してるのは君だけじゃないからね、」
(=僕が見てない時に行っちゃって)
とか言って当然ですが、なぜ言わなかったんでしょう?
専門の看護を受けない事が「死」だからに間違いありません。

7:
3年G組の生徒諸君、本番に弱い吉田君を何で元気づけないんでしょう?
ち~と変。

8:
合唱コンクール決勝の時、みどり先生の代わりにピアノを弾いたの誰?
あぁ、紺野紗衣さん、エンドロールに書いてある(笑)。

9:
『仰げば尊し』を3年G組の生徒達が中村先生に歌う場面。
やはりいいネ。
例の並木道の場面、やはり自分が教えたかったことが生徒達に伝わったか確認しに行く、が一番有りそう。

10:
メインテーマのトランペット、

凱歌であり鎮魂。

このドラマ、やはりメインテーマが素晴らしい。
音楽がこれ程ドラマを引き立てている作品は無いなぁ。『ブラザー・サン シスター・ムーン』も音楽がいいけどここまで引き立てていません。



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『恋愛寫眞』その35

その35
上手と下手。その6
同窓会から渡米、最初のボコボコまで。

1:
ゴミを出す場面。
上手:ゴミ、USポスタルサービスの封筒が一番上、白いゴミ袋、青いゴミ箱
下手:誠人
白=誠人の色ですから、誠人の静流に対する気持ち。ゴミとして出すという事は、気持ちの整理が付いた事を示しています。
しかしゴミ関係は上手にあり、誠人に何かを「与え」てます。青=未来だから、未来に関する事を。

2:
同窓会
2-1:
会場のレストラン、入口の扉。赤い化粧板が2枚。その横に黒い衝立。
赤=希望の灯、黒=静流の色だから、静流の話になると、明示(=入口だから)。
2-2:
誠人とみゆき。
帰ろうとする誠人に声を掛け、近付くみゆき。やはり、誠人の左側から近付きます。
会話する二人は
上手:誠人
下手:みゆき、「相変わらずね」
みゆきにとって誠人は今だに心配の種です。
みゆきが静流の死を伝えると二人の位置が逆転します。
上手:みゆき
下手:誠人
みゆきが誠人に不安と疑惑を与えます。
…この場面のみゆきの表情を観てると、誠人のことを憎からず思ってるのが分かります。
…みゆきが誠人に警官から聞いた話を伝える前に、一瞬下手下を見ます。躊躇というより、ちょっと勇気を奮い起こしてるのでしょう。
…誠人から「今日、静流から手紙来た」と言われると、
瞬きし、息を飲み、体を軽く後に引き、下を見ます。『ちょっとショック、傷付いた』でしょう。
…ここまでは少しばかり上目遣い。やはり、ためらいがあります。
…しかし、静流との関係が続いてるのが分かると、顔が上を向き誠人の目を見ながら話します。「心配」が「ためらい」に勝ちました。
…以上の表情から「憎からず思ってる」が分かります。
…そして、サラッと普通に演じたのが西山繭子、いいですね(^_^)。
…「びみょー」な白浜を演じた山崎樹範もいい。
…にぶにぶの誠人はみゆきの表情の変化に絶対気付いてないはず。

3:
同窓会から帰る。
誠人、上手→下手。走る向きが「答えを求める方向」でないし、
アパートに戻ってゴミ箱へ行くと、
上手:誠人
下手:青いゴミ箱
「与える」のは上手だから、ゴミは収集済み。
手掛かりが何もないと話にならないから、
“WONDER FROM MY NEST!”
が残ってました。いちおー、ワンダーにしておきましょう。

4:
キャブ。
車窓からの風景は上手→下手。という事はキャブの動きは下手→上手。答えを求める方向になってますが、運転手が不甲斐ないアラブ系(運転手の眼鏡のレンズが無反射コーティングされてなく、車の動きが逆向き(上手→下手)。

5:
WTC跡の赤いニットキャップの日本人カップル。
二人が写真を撮り、その間に誠人が写ります。
「あ、そういえばカメラ壊したんだ」、という顔をしてます。

6:
最初のボコボコ。
上手:誠人、変な英語
下手:三人組
誠人が殴ると位置が逆転し、
上手:三人組、ボコボコにする
下手:誠人、「痛ぇ~」
…誠人はなぜ殴ったのか?WTCの惨劇の不条理に憤りを感じてたからだと思います。
…右手は殴るための手ではなく、写すための手です。
…構えてる銃の安全装置が掛かってます。堤監督が分かってたのなら、殺す意思はありません。
…銃も使う格闘技を学んでいたら、あの至近距離で、相手が銃等を持ってないのが分かっていても、相手の顔に銃を決して突き付けません。
…相手が武道家の可能性があり、銃を持ってる手を振り払い、突きか蹴りで反撃してくる可能性があるからです。
…「卑怯な」手も使うストリートファイトの「いろは」を知ってれば、銃を持ってる人間は蹴りが届く相手の1.5m以内には決して近付かず、この場合、数の利を活かし、誠人をフェンスに追い込み、退路を絶ちます。
…銃に関する知識がなく、滞在する国の言葉と文化に不自由だと、命に関わって来ます。バトンルージュでの服部君の悲劇は、“FREEZE”が分からず、銃に関して無知だったために起きました。
…銃を使う必要はありませんが、銃や兵器の知識が必要な国は地球上にいくらでもあります。無知が死に直結する事があります。



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『愛なんていらねえよ、夏』その35

第一弾
第七話その3

1:
亜子、ウェディングドレス試着。咲子もいます。
当然、
ウェディングドレス→白→白々しい嘘
です(笑)。

2:
歌舞伎町に亜子到着、「レイジ」探し。
2-1:
いやぁ、あの人込み全部エキストラでしょう。それも昼間だけじゃなくて夜も撮影。
「目が点」ですよ。
2-2:
亜子が二人組にホテルに連れて行かれそうになり、レイジに救われます。
この場面、同じ様なのを観た記憶が有ります。
どのドラマで観たのかなぁ…
2-3:
レイジが使ったのが「バタフライナイフ」。
TVドラマ『ギフト』(1997年主演木村拓也)で使われ有名になり、
このドラマを観てカッコいいと思った少年が1998年1月28日、栃木で女性教師を刺殺し悪名高くなりました。
折り畳みナイフの一種で刃を開いた時イマイチ完全に固定されないので警官や兵士等プロは使いません。
どうせなら片手で刃を開けるスパイダーゴにして欲しかった。お値段はバタフライナイフの3倍以上。歌舞伎町で最強の職業的嘘吐きになる厳しさもたった一丁のナイフで表わす事が出来ます。

3:
翌日、亜子の部屋。
書斎の方はまたカーテンが閉まってます。





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『世界の中心で、愛をさけぶ』その35

第三弾

第一話その1

1:
目覚め

第一話では、2004年のサクは涙を流しながら目覚め、1987年のサクは目覚めると葬儀へ参加するのを忘れていました。
二人が目覚めた時にあるものが「死」=アキ。
二人共「死」へ向かって動き始めます。2004年のサクは「死」と決別するため、1987年のサクは「死」と出逢うために。

2:
ガラス瓶入牛乳

1987年のサクが目覚めた後、最初にするのがガラス瓶入牛乳を飲む事。
このガラス瓶が、不自然、怪しい。1987年ならどう考えても紙パック入りでしょう。
直ぐに結び付くのが2004年のサクが目覚めた時に手にするアキの遺灰入りガラス瓶=携帯クリーンユニット。
牛乳→カルシウム→骨(→まだ成長中のサク)→遺灰。
牛乳=白、遺灰=灰色→無彩色。
成長するサク、つまり時間が進むその先にあるもの、サクが生きていくと出逢うもの、は
遺灰=死=アキ
…こういう具合にサクの運命はドラマが始った瞬間に決定済。

3:
…このままだとサクがかわいそうなので、第一話の最後でアキが「好きよサクちゃん、大好き」、と好展開。
…それとも逆に、第一話からうまく行き過ぎだから、後は悪くなるのみ、か?

4:
『アッコにおまかせ!』

ですね、1987年のサクが目覚めた時家族が観てるTV番組。

5:
手を挙げるアキ

弔辞を読む前、谷田部先生から紹介された時、なぜアキは手を挙げるのでしょう?
返事だけで十分ですから、非常に不自然。第一話の中で一番不自然な演出です。
直ぐに思い付くのは
避雷針
つまり過酷な運命を無意識に自ら引き寄せている、という事。そしてもう一つ引き寄せられたのがサク。
…、と考えても何か違う様な感じ、考えておきます。




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『山の郵便配達』その2

1:
この映画が日本人に馴染みやすいのは父親が恥ずかしがり屋であり照れ屋である事。
息子に背負われて川を渡っている時に、息子を背負った昔を思い出し、その涙を息子に見せないのは、非常に日本人的。

2:
ロケ地の湖南省(フーナン)が温暖湿潤気候で日本にそっくり。
冒頭の雨に煙るカットから超日本的。
生えてる木が杉だし、竹林まで出て来るからなぁ…
おまけに山間部に広がる棚田。
でも息子が少数民族の娘と出逢う場面の水田の広がりは中国的。
それでも驚いたのは父親の回想場面で数台の自転車が水田の中を走り、画面を横切る場面。目を凝らさないと日本の田舎ですよ、この場面。

3:
山も日本的。
生えてる植物が目に馴染みがある物ばかり。
伐採した後の斜面なんか、東京近郊なら奥多摩や秩父の山みたい。

4:
もう一つ日本と似ているのは土。色が似ているので調べるとどちらの国もポドゾル性土で同じ。

5:
電線やビニールやプラスチックが画面に入らないから、時代劇のロケ地に使えますゾ。
『ラストサムライ』とか『どろろ』なんかニュージーランドじゃなくてここでロケすれば良かったのに。
ただ日本の時代劇を撮るなら茅葺き屋根初め日本家屋が無いので、これを何とか出来る予算が必要。
つまり日本資本じゃ無理って言う事。

6:
張藝謀(チャン・イーモウ)の映画とはロケ地が違うから光と空気が違って当然ですが、それでもその違いに唖然とします。
逆に日本と違い光と空気の違いを選べるので映画の内容の合わせたロケ地を選べます。
この点からも中国映画が大きく躍進しそうな可能性が有るし、ロケ地としても天候を考えなければバラエティに富み非常に魅力的であり有利。

7:
映像は湖南省(フーナン)の美しさを撮り切れてません。
張藝謀(チャン・イーモウ)だったら絶対違う映像になったはず。
湖南省(フーナン)で撮った張藝謀の映画を観てみたい。

8:
この映画も音楽が美しく、入れ方が最小限でまた非常に効果的。

9:
演技陣は画面に溶け込み馴染み文句無し。



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『山の郵便配達』その1

★簡単な紹介

〇公開
2001年4月7日

〇スタッフ
原作:彭見明(ポン・ヂェンミン)
脚本:思蕪(ス・ウ)
演出:霍建起(フォ・ジェンチイ)
撮影:ジャオ・レイ
音楽:王暁鋒(ワン・シャオフォン)

〇出演者
トン・ルゥジュン→父親
リィウ・イェ→息子
趙秀麗(ジャオ・シィウリ)→母親
ゴォン・イエハン→五婆さん
陳好(チェン・パオ)→ドン族の娘

★評

1:
東京だと神保町の岩波ホールで長いことやっていたあの中国映画。

2:
いい映画であります。

父親と息子を通して描いた、世界中どこにでもありそうな極普通の家庭と仕事の話。
霍健起(フォ・ジェンチイ)監督がインタビューて言ってる通りどこの国、どこの民族でも受け入れられる話。

3:
ロードムービーというジャンルが有りますが、この映画は正に“trail movie”です。
主人公の父親と息子二人が辿る道は建設された道路と言う程の物ではなく、地元の人々が踏み分けて出来た跡(=“trail”)。
これがハッキリ分かるのが息子が父親を背負って川を渡る場面。
川へ入るのに使われてる倒木。その倒木の上が踏まれて平らになり踏み跡になってます。
そして二人が辿るのは
3-1:
父親の仕事である郵便配達。
人々のためになり、人々の人生に関わり、少々の危険を冒してもするべき事であり、責任を持ってすべき事であり、誇りを持って出来る事。
3-2:
そして父親の仕事を辿って分かる父親の家族への思い。
3-3:
父親は郵便袋と言う他人に対する責任が無くなって初めて自分の家族への思いを巡らせられます。

4:
そう、父親と息子が辿った踏み跡の様な道は特別な道ではなく、今迄に多くの家族や人々が踏み分け平らになった道。
表す事はどこにでもありそうな人生という道。それも建設機器を使ったりしない地道な生き方が残した踏み分け道。
歩くという人間の普通の行為で残された道ですから、コマツやキャタピラーの土木機器が有ろうが無かろうが関係無く作れる世界共通の道、人間に共通する人生。

5:
崖をよじ登る時の落石が表す人生での危機。
その崖をよじ登る時に投げてもらったロープ。些細な親切が意外に重要だと暗示してます。

6:
息子が飛ばした紙飛行機、紙飛行機が表す結婚。
どこへ行くか分からず、いつまで飛ぶか分からないけど飛ばすにはいられない紙飛行機。
嫁のために正しい事をしたかと父親。恋心を抱いた娘に正しい事を出来るかと息子。

7:
五婆さんへの孫からの何も書いてない手紙を読む父親。
いい場面ですが、ここは明らかに息子が父親を背負って川を渡る場面への前振り。
(→おそらく息子は父親の他人に対する思いやりを初めて目にしちょっと見直したはず)
川を渡っている時に父親が昔を思い出し涙ぐむ場面も音楽と共に凄くいい。
それでも川を渡り対岸で暖を取る迄が更に素晴らしい。
息子は郵便袋だけでなく父親を背負って川を渡ります。表す事は人生初の難事。流れに足を掬われることなく渡り切ります。
渡り切り暖を取り煙管を分け合いながら話すのは互いの胸の内。
最も素晴らしいのは二人の後で回る三台の水車。同じ流れに回る三台の水車。
間違いなく郵便配達家族三人を表し、父親と息子の心が分かり合えた事を強調しています。

息子:「父さん、もう行かなきゃ」
父親:「次男坊、聞いたか?あいつ、初めて父さんって呼んだよ」

これを強調する三台の水車。
ロケ地の素晴らしさにこの場面では唖然としました

この場面に続くのがウンカが黄金の様に輝き水田の中を歩く二人。

素晴らしい。



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『北京ヴァイオリン』

★簡単な紹介

〇公開
2003年4月26日

〇スタッフ
脚本:陳凱歌(チェン・カイコー)、薛暁路(シュエ・シャオルー)
演出:陳凱歌(チェン・カイコー
撮影:金炯求(キム・ヒョング)
音楽:趙麟(チャオ・リン)
プロデューサー:陳紅(チェン・ホン)、李住益(イ・ジュイック)

〇出演者
唐韻(タン・ユン)→チュン
劉佩奇(リウ・ペイチー)→父リウ・チュン
陳紅(チェン・ホン)→リリ
王志文(ワン・チーウェン)→チアン先生
陳凱歌(チェン・カイコー)→ユイ教授
季伝韻(リー・チュアンユン)→タン・ロン(ユイ教授の弟子)

★評

1:
監督のチェン・カイコー(陳凱歌)と言えば25年程前に観た『黄色い大地』以来。

2:
「金が物を言う」脚本が現実的で宜しい。
金や人気が実力を圧倒するクラシック音楽界。
音大(?)の先生も権謀術数(という程大袈裟ではないけど)を使ってるらしい。
主人公のライバルは手段を選びません。
貧富の差がかなり大きいですが、悲惨さを強調しないのが良い。

3:
主人公チュンが思春期真っ只中で「おっぱい中学生」なのが好ましい。
演じたのは音大(?)生のタン・ユン(唐韻)。音大(?)生だけありヴァイオリンの弾き方は私の様な素人の目には問題無し。

4:
チュンの父親リウ・チェンを演じたのはリウ・ペイチー(劉佩奇)。
チュンがヴァイオリンを売ったのを知った時の怒り方の演出とリウ・ペイチーの演技、両方良い。
4-1:
リウ・ペイチーの怒り方が日本人と違い仰々しくありません。
、と言うかリウ・ペイチーの演技を観て日本の役者の怒り方が仰々しいのが分かりました。
4-2:
なぜリウ・チェンがあれ程怒るのか、その理由は最後まで観れば分かります。

5:
DVDの解説には
「無償の愛を注ぐ父親」
と仰々しく書いてありますが、親が子供のためにやる普通の事です。

6:
最後の場面は盛り上がりますが、ヴァイオリンだから出来る事でピアノでは無理(笑)。
6-1:
チェン・カイコーが「主役」をヴァイオリンにしたのはこの場面を撮りたかったからだと思います。
6-2:
大変力強い、訴える力の強い場面です。
台詞を使わず映像と音楽だけで表現しています。
6-3:
親の子への思い、子の親への思い、人間の優しさ、音楽の力、音楽で見えないものを表現する音楽家、
つまりチアン先生とユイ教授が言った、チュンの「心がある音楽」がこの場面です。
6-4:
『スウィングガールズ』の音楽映画としての出来悪さを証明する映画がもう一本増えました。

7:
ユイ教授の弟子は、やや、辻井伸行!ん?あの人はピアノだった(笑)。ま、素人目にはそれ位似てます。
演じたのはリー・チュアンユン(李伝韻)、主人公他の代わりにヴァイオリンを弾いていたのもこの方。そういう人に金のために演奏するな、なんて映画の中で言うチェン・カイコーは中々お茶目であります(^_^)v。
チェン・カイコーはユイ教授も演じ、見た目は完全に普通のオッサン。特典映像のインタビューを観ると英語が巧い。強勢がハッキリしているし、“you know”をよく使うとこなんか中々です。
奥さんのチェン・ホンはリリを演じ、美人であります。

8:
私が好きなバッハのヴァイオリン曲は無し。残念(涙)。
ただ特典映像の撮影風景を観ると、バッハ(多分)の曲を聞いてます。

9:
北京の裏街は相変わらず埃っぽいなぁ。



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『グッドライフ』

★簡単な紹介

〇放送
2011年4月19日~6月28日
火曜日 22:00~22:54
全11回
関西TV系

〇スタッフ
原作:チョ·チャン『グッドライフ
脚本:大島里美
演出:三宅喜重、白木啓一郎
音楽:住友紀人
プロデューサー:安藤和久

〇出演者
反町隆史
加部亜門
榮倉奈々
井川遥
伊原剛志


★評

第二話

1:
第二話迄は『僕と彼女と彼女の生きる道』とほぼ同じ。
自己中心的で仕事人間で家族を顧みない夫。(反町隆史←→草なぎ剛)
そんな夫に愛想を尽かす妻。(井川遥←→りょう)
小学生の子供。(加部亜門←→美山加恋)
その小学生の子供に尽す若い女。(榮倉奈々←→小雪)

2:
でも主演の夫とその子供はこのドラマの方が段違いに巧い、と言うか草なぎ剛と美山加恋が下手過ぎ。

3:
『僕と彼女と彼女の生きる道』の素晴らしい点は、子供の虐待はこうして気が付かない内に始るんじゃないかと仄めかしてある脚本。
この点は本当に見事。

4:
このドラマでは息子が第二話で急性リンパ白血病である事がハッキリしますから、親子の関係の修復と愛情物語以外にはなりません。

5:
伊原剛志演じる円山医師の描写が悪い。

澤本大地(反町隆史)が息子羽雲(=わく、加部亜門)を心配し白血病について調べ、それを円山医師が一蹴し親なら他にやる事があると諭す場面。
こりゃマズい。
典型的な日本の無能な医師。
学が無いとこを患者の親に見せちゃいました。

大地が白血病の事を仕事の合間に調べたのは、羽雲を愛してるからで愛情表現。
こんな親の気持ちを理解出来ない様な医師に自分の大切な、大切な、大切な子供の治療を任せたいと思いますかな?

円山医師は、まず大地を褒めにゃいかん。
例えば、
…忙しい仕事の合間によくこれだけの事を調べた。記者としての能力の高さ、調査の原動力になった愛情の深さと大きさ。白血病という重病から目を逸らさず積極的に関わろうとする意志の強さ。中々ここ迄出来る親御さんはいない。…
それから諭すんです。
例えば、
…勿論こういう事は、決して間違った事ではないが、もう一つ親としてやって欲しい事がある。
羽雲君のそばにいてあげて欲しい。
そしてお父さんからもこうして調べた白血病の事を話してあげて欲しい。…

病気だけ診るのは研究者であって、医師ではありません。

6:
佳作になる可能性を第二話で失った連ドラです。
ヤレヤレ(溜息)



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『リバウンド』

★簡単な紹介

〇放送
2011年4月27日~6月29日
水曜日 22:00~22:54
全10回
日本TV系

〇スタッフ
脚本:遊川和彦
演出:南雲聖一、石尾純、日暮謙(5年D組)
音楽:池頼広
プロデューサー:大平太、太田雅晴(5年D組)

〇出演者
相武紗季
速水もこみち
栗山千明
勝地涼
半海一晃


★評

第一話

1:
相武紗季を推定体重78kgに変身させた技術は見事。

でも相武紗季が喜劇を全く出来てません(溜息)。『ホタルノヒカリ』の綾瀬はるかと同じ。

速水もこみちもカッコ良くないしおかしくもない。

2:
進水と同時に沈没した点だけが笑えるドラマ。

このドラマの唯一の長所は、貫地谷しほりと上野樹里がいかに優れた能力を持ち、いかに貴重な若手女優かを間接的に実証した点。

相武と速水を主演に決定したプロデューサーと監督初め制作陣の責任重大。



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『ハガネの女』SEASON2その2

第二話

1:
物語以前に4年4組の生徒諸君、演技がち~と下手過ぎんかね?
前回4年3組の時は八木優希を初め合格の演技をしてましたゾ。
それにこのドラマ、今季は運が悪い事に藤本哉汰率いる(笑)『名前をなくした女神』の幼稚園児達が巧い。

先行き、非常に悪い。



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『僕の生きる道』その34

第二弾
第十話

1:
中村秀男、みどり御夫妻、自宅のあのベッドで二人寝るのは不可能。
中村先生、絶対ベッドから蹴落とされます(笑)。

2:
鈴木りなの単語帳。
最初が“commute”=「通勤する」
次が“ripen”
(→コマ送りで観ると分かります。“ripen”は捲りません。「熟する」です。)

3:
陽輪学園御住所:
横浜市保土ヶ谷区岩井町994

4:
夏はスイカねぇ…
個人的には桃です。毎年出来はいいし、お値段お手頃。殆ど露地物で季節感豊富。

5:
初夏の歩道を歩く中村先生御夫妻。
この時の光が冬に撮ってるのに冬に見えず大変宜しい。
しかし、もう少し先の場面で同じ場所で中華まんの季節。光が同じなんだなぁ。非常に惜しい。

6:
歓喜の爆発が2回あったから最後は悲しみの涙。メインテーマも流れません。死神が軽く指でつついただけなのにこの威力。

草なぎ剛君、涙が溢れてないゾ。ここは涙が流れにゃマズいっしょ。



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『恋愛寫眞』その34

その34
上手と下手。その5

1:
誠人のアパートで火を吹く写真からバス停での別れまで。
1-1:
この一連の場面の冒頭、
目に付くのが「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のポスター、
目障りなのがその前に垂れる白い電線。
1-2:
「天国より奇妙な」所は地上でしょう。幸福にもなれるし不幸にもなれます。「禍福糾へる縄の如し」です。
という事は二人は今まで幸福だったから…
1-3:
白い電線が作る形と、前屈みで入って来る誠人の肩から頭までの「線」が同じ。
この形が同じ事から、誠人は「型」に嵌まった写真しか撮らない事を暗示。
…これはかなり面白い演出。電線はもっとしなやかですから、明らかに針金で作った物でしょう。

2:
上手(!)壁の「時計仕掛けのオレンジ」のポスター。ナイフを持った男が小さな三角形の隙間から出て来る(見える?)アレです。
このポスターが写った後に火を吹く写真。
にぶにぶの誠人でも、そろそろ静流の写真の才能に気付く。それだけでなく、上手にはナイフを持ったアブナイおじさんもいるから…
『目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見ら(ナイフを持ち火を吹く)の声』(笑)ですよ。
2-1:
アパートの中に吊された写真。
上手:静流の写真、色々
下手:誠人の写真、空が主題の物ばかり
誠人は「想像力」というより、「空」想癖があります。
静流が知らない間に誠人に教え始め、上手=送り手=教えると下手=受け手=教わるが完全に変わりました。
2-2:
「第43回 日本カメラ、フォトコンテスト 公募開始」は未来に関する事ですから「青」字。

3:
橋の上のポストに投函する二人。
この不自然なポストは、場所だけでなく向きも変。カメラの光軸に向いてます。「カメラ目線」です(笑)。
3-1:
二人の住所は「中野区沼袋」になってます。という事はこの川(下水?)は妙正寺川。5km程下ると神田川になります。という事はワセダ大学の近くを流れるから、静流に有利(笑)。
…蛇足:神田川は浄化の効果が表れ始め生物調査で鮎まで捕獲されてます。
3-2:
上手:静流
下手:誠人
ん~、誠人不利。静流の方が反対岸に近い。

4:
雲行きが怪しくなる。雲の流れは上手=静流→下手=誠人。静流が何かを起こす。

5:
静流受賞。
5-1:
上手:当と落の手紙
下手:誠人、結果を「受け取り」あ~ショック
堤監督が伝えたい事は明らか。「なんで静流が受賞なんだ!」と怒る誠人。
5-2:
上手:誠人、逆光、落選、怒る人
下手:静流、順光、当選、怒られる人
…この前に静流が順光の中、部屋に入って来る場面。光がちと強過ぎ、壁に出来る静流の影が目障り。
5-3:
静流の受賞作「虹」。
「受」賞したから下手、左頁

6:
大学での最後の日々。
大学生活もある意味「天国より奇妙な所」。階段を降りて実社会に来た関口、白浜、みゆき、誠人の四人。
…静流はどこ?
…私が行った学部の学科の一年前期、月曜と土曜は授業なしでした。

7:
別れ話
7-1:
静流が帰って来ると、足下に黒いビニール袋が二つ。
…え、何?…
部屋の中の写真がなくなってるから、静流の物(黒=静流の色)を全部誠人が詰め込んだんでしょう。
7-2:
上手:静流、光の中、希望
下手:誠人、影の中、絶望
7-3:
静流の左手のアップ
…この場面はかなり重要だと思います。親指と人差し指の間が作る影が鋭く、また強い。この影は前後の関係から静流の心の傷だと思います。
…左手が心の傷を表してるとすると、書いてある文字が読み取れなくても、この演出は納得出来ます。
…自分の心の傷は簡単に言葉に出来るものではありません。
…文字が書いてある静流の左手が写る他の場面も分かってきます。詳しくは別の機会で。
7-4:
二人の顔のアップ
上手:静流、二人の事を考えるから両目、励ましてる
下手:誠人、自分の事しか考えないから片目
7-5:
二人の顔が動く
7-5-1:
上手→下手
上手:静流:ずっと一緒にいたかった(優しい言葉を与える)
下手:誠人:お前は俺より上の世界にいるんだ(棘のある言葉を返す)
7-5-2:
下手→上手
上手:静流:上の世界って(棘のある言葉に身をを引く)
下手:誠人:全然別の世界なんだ(さらに棘のある言葉を返す)
7-5-3:
下手→←上手
上手:静流:もう一緒にいたくないんだ、提案
下手:誠人:頷く、了承
こうして同意。
…この場面の二人はスッピンです。本音を強調するための演出と見ました。
…かなり穏やかな別れ話。誠人はかなり優しく、穏やかな性格。けど自分じゃ気付いてないんだろうなぁ

8:
バス停で
沼袋近辺は野球のグラウンドや哲学堂公園があるので、ああいうだだっ広い所でも納得行きます。(→おそらく幕張。)
8-1:
金網
誠人が寄り掛かってる金網のフェンスを安全網と捕らえると(結末も知ってると)、上手くこの後の展開に繋がります。
8-2:
暗黒の道
二人を写すカメラが下手から上手に移動します。画面奥の暗黒へ続く道が表われます。
下手から上手への動きは答えを求める動きですから、安全網に着地出来ないと…
8-3:
一人づつ写すカメラも下手から上手へ回りながら動きます。しかし金網が途切れ、暗黒へ続く道までは写しません。
…という事はまだ間に合う。
8-4:
再び二人が写る場面
上手:誠人
下手:静流
焦点が手前静流から奥誠人に変わっていきます。誠人と共に焦点が合うのが金網フェンス。
誠人は安全な所にいるから、静流に救いの手を差し出さなくちゃいけないんです。
代わりにチラッと見ただけ。
8-5:
京王バス
静流が持ってる白いゴミ袋。白=誠人の色だから二人の思い出。
バスに乗る直前の静流、軽く頷き軽く頭を振る。
…待てって言って。だめか…
誠人は静流の方を見てないから、ドアが閉まるところが写らず音がするだけ。
京王バスは、答えを求める下手から上手への動き。安全網から離れる静流はどこへ?

9:
…静流はなぜ泣かないんでしょう?
…金網フェンス、安全網であり帰る所。気が付くのにかなり時間が掛かりました。「8-4」で焦点が合うのに注目した時でした。
…静流に帰る所がないのを知ってる誠人なのに、静流に一言声を掛けられなかった。
恋に不器用なのは確かですが、これが人生でしょう。切なく愛しい人生です。



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『愛なんていらねえよ、夏』その34

第一弾
第七話その2

1:
五十嵐、亜子の部屋へ。
1-1:
亜子が応接間で五十嵐のプロポーズを承諾した後、亜子の部屋へ五十嵐が来ると亜子が招き入れます。
この時、五十嵐はまだ夫でないのに何も言わずに入り、亜子に失礼な事をしようとします。
この辺のスケベ心丸出しな行動が、やはりホストではなくキャバクラのお客さん。
少なくとも部屋に入る時に「亜子ちゃん、ありがとう」は言わなくちゃいかんよ。
1-2:
それに比べこの時亜子を救った奈留は売れっ子ホストだけあり礼儀正しい。
花壇へ連れて行くために亜子の左手を取り肘を捕まそうとしますが、家の中だから必要無いと気付き止めます。
相手の事を考えた行動をしています。
1-3:
五十嵐と奈留の衣装。
五十嵐は暗い色のビジネススーツ。奈留は白いシャツ。
一見「清潔」そうな奈留です。

2:
奈留と亜子、花壇で。
2-1:
黄色のマリーゴールドが半分位枯れてます。
希望と絶望の象徴が半分枯れてると言う事は、亜子の病気が進行し運命の日が刻々と近付いていると言う事。
2-2:
亜子は今度は苗じゃなくて種がいいと言います。
最初から育てたいという事ですから、これも人生をやり直したいと言う事でしょう。
2-3:
亜子からレイジの居場所を聞かれた奈留は、亜子の手を掴んでいた指を放します。
奈留の迷いとどう応えるか瞬時に考え判断した事を示すカットです。

3:
レイジ、野球のグラウンドでタクローに須之内医師を紹介してくれと頼む。
3-1:
ここでもレイジはグラウンドへ下って来ます。
そして土下座、ベージュのシャツとパンツを汚します。
つまり嘘で煽て上げる世界から真当な世界に降りて来てなりふり構わず他人のために働いた訳です。
衣装をベージュの上下にしたのは汚れを強調するため。
3-2:
タクローがレイジの耳を噛むのはお仕置であり、売り物に傷を付けないため。
また、レイジがタクローの所有物である事を示す「焼き印」を付けました。
3-3:
タクローとレイジが座るベンチ横のスコアボード、7回裏で後攻チームのX勝ち。
『いら夏』が第七話まで来たって言う事。
3-4:
またこの場面でベンチの後の木立ちは風で揺れません。
レイジが亜子を何としてでも助けようとする気持ちとタクローがレイジから\730,000,000現金で巻き上げようとする気持ちに揺るぎは無い、と言う事。
3-5:
元高校球児はゴルゴ松本です。
森本レオ、左利きです。

4:
亜子と五十嵐が挙式を上げる式場の教会で。
4-1:
ステンドグラスが黄色。ここへ来た人々にとって亜子と五十嵐の結婚が希望であり絶望である事を示します。
足元の赤い絨毯も家族愛を表わし、その先に黄色いステンドグラスが有りますから、やはり家族愛の「結果(=結婚)」が希望であり絶望である事を示します。
4-2:
この教会に来たのは、亜子、レイジ、五十嵐、咲子、奈留。
なぜか五十嵐の親族は無し(笑)。
咲子以外が黒い衣装を身に着けています。
咲子以外は愛する人か友人がいます。
亜子→レイジ
レイジ→亜子、奈留
五十嵐→盛岡真奈美(=秘書室の彼女)
奈留→レイジ

5:
奈留と季理子、名波生花店で。
教会の場面と繋がってます。
5-1:
だから季理子も白いカットソー(?)に黒いエプロン。
勿論
季理子→レイジ
です。
5-2:
ここで季理子が扱っているのが赤いバラ。
再び赤系バラの花言葉は、

赤:情熱、愛情、熱烈な恋、尊敬、美

緋色:情事、灼熱の恋、陰謀

紅色:死ぬ程恋こがれてます

「奈留がやっちゃえばいい」と言う季理子に相応しく「陰謀」なんて花言葉も。
5-3:
奈留、バラの刺で自分の右頬に傷を付け血を流す。
> 俺が好きなレイジさんにね 戻ってもらわなきゃ…
と言った後ですから、自分も血を流す位の覚悟がこれから必要かな、と言う事。
5-4:
季理子がバラを調整している後にあるポスターが黄色。書いてある文字が赤。
またこの場面でよ~やく気付いたんですが、“Nanami Florist”の看板が赤、文字が黄色。
嫉妬深いけどレイジが好きなんだ、季理子は。



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『世界の中心で、愛をさけぶ』その34

第二弾

最終話その1

1:

> サクの父親「どうして 送ってやること 一つ出来ない えっ!」
「どうして 死んだ人間の頼み一つ聞いてやれないんだ!」

男として父親が息子に言ってやれる事、ですね。

2:
サクが校庭で遺灰を撒く場面、ここで元気な頃のアキが走る姿が入ります。
これが実に効果的。
命の輝き、過ぎ去った青春時代等々、輝きに満ちたものを表してます。
生の輝き、喜び、そして肯定。

3:『世界の中心で、愛をさけぶ
青空のタイトルで出て来る時、黒帯白抜きで、この黒帯が目障りでした。最終話の最後でようやく白文字だけになります。
表す事は明らかで、喪章で、サクの喪が開けたから白文字。

4:
最後の場面、堤防を歩くサクとアキ
左:アキ
右:サク
そう、二人の結婚写真と位置が同じ。
「ずーっとサクちゃんを見守っていくよ」です。

5:
素晴らしいドラマです。
脚本、台詞、演出、演技、音楽、ロケ地、全てがどのドラマよりも完璧に近い。
成功の原因は死神との対決を避けなかったからでしょう。
そう
クリーンユニット
で「死」を表現出来たからだと思います。

そして堤幸彦と森下佳子という二人の実力が息を奪う素晴らしさ。

6:
まだの方は是非ご覧になって下さい。
私の様に微に入り細を穿つ観方をしなくても大変面白いドラマです。

7:
以上で第二弾終わり。でも礼賛はまだまだ続く…



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『キープ・クール』

★簡単な紹介

〇公開
2003年3月8日

〇スタッフ
原作:述平(シュー・ピン)『晩報新聞』より
脚本:述平(シュー・ピン)
演出:張藝謀(チャン・イーモウ)
撮影:呂楽(リュイ・ユエ)
音楽:臧天朔(ザン・ティエンシュオ)
プロデューサー:王其鵬(ワン・チーパン)、張偉平(チャン・ウェイピン)

〇出演者
姜文(チアン・ウェン)→チャオ・シャオ
李保田(リー・パオティエン)→チャン・チウション
瞿穎(チュイ・イン)→アンホン


★評

1:
張藝謀(チャン・イーモウ)の異色作。
全編北京ロケは間違いないでしょう。
音楽も他の作品とはかなり違いますが、入れ方と音量は控え目で他と同じ。

2:
張藝謀らしいのは、終わり方。
この映画もハッピーエンドです。
人の善を信じる脚本になっています。
黒澤明の映画は

> 『七人の侍』は、「義を見てせざるは勇なきなり」というお伽噺だが「そんな侍、いるわけねえ」という世知辛い現実に、映画=夢の論理で抗っている。

~中略~

夢や理想で現実を捻じ伏せようと作者が苦闘しているからだ。
(→『黒澤明の作劇術』p.145 古山敏幸著 フィルムアート社刊 から)

という事で人の心の暖かさや優しさ、善意を信じていたのは間違いないでしょう(→『用心棒』、『椿三十郎』、『羅生門』等)。
張藝謀も《しあわせ三部作》、『活きる』(→不幸に負けず地道に暮らすという主題は人間の良い可能性を信じる事。人間の善の一つ)、そしてこの『キープ・クール』で

> 世知辛い現実に、映画=夢の論理で抗っている。

ですなぁ。

3:
こうして改めて黒澤明と張藝謀を考えると私を初め世界中の人々がなぜ二人を好むのか分かります。
映像の美しさ、話の面白さ、映像に合った音楽の美しさと共に人間の善を信じる暖かさも有るからです。

4:
さて話をこの映画に戻し…
どんな映画かと言うと、現代の都会で逆ギレする二人の男の話。
そして互いに宥め落ち着かせます。
都会人の心の危うさを表す手持ちカメラ。
映像の揺れが心の揺れを表してるのは間違いないですが、やはり観にくい。『去年マリエンバードで』の騒々しい映像と音楽程ではないですがね。
逆に普通の人間にとっては正視しにくい「境界線に近い」人々の心を映像で表し不快感を感じさせようと張藝謀が意図したなら、大したものだと認めねばならんです。

5:
二人がキレる理由が、一人はストーカー状態だったのでボコボコにされ、もう一人は足の親指の間に酢を掛けられたから。
つまり二人がキレる理由は納得行きます。
些細なこと等でキレる怖さが無いのはまだ中国の都会は金の「毒」でそれ程汚されてないから?
実際には他の先進国の都会と変らないのですが、「病的」な映画は許可されないから?
労働者による労働者のための国だから、勘繰りたくなります。

6:
私が観た張藝謀の映画で

田舎を舞台にしたのは
『紅いコーリャン』
『菊豆』(チュイトウ)
『あの子を探して』
『初恋のきた道』

都会を舞台にしたのは
『至福のとき』
『活きる』
キープ・クール

映像の美しさでは圧倒的に田舎を舞台にした映画の方が美しい。
金を手に入れ失ったものは何?です。世界中人間にとって共通のこと。

7:
最後の場面が広い近代的な道路をタクシーが進む映像。
『至福のとき』も基本的に同じ。
このまま西欧的近代化が「進む」とどうなる?、という事。

しかしチャン(→足の親指の間に酢を掛けられた方)はチャオ(→ストーカー状態だったのでボコボコにされた方)からの宥め落ち着かせようとした事に感謝する手紙を読み、チャオの所へ行くためにタクシーを次の交差点(か高速出口?)で曲がらせます。
PCをもらったチャン(→冒頭でチャオがボコボコにされた時に壊れその弁償)はそのまま真直ぐ進んでも問題有りませんが、善意、反省、改心、感謝等を表す「曲がる」です。

張藝謀、心を「曲がる」で表してます。
(→『至福のとき』では主人公ウー・インは「曲がる」をしませんが、チャオが買った善意の象徴である花柄のワンピースを着ています)



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『活きる』

★簡単な紹介

〇公開
2002年3月23日

〇スタッフ
原作:余華(ユイ・ホア)『活きる
脚本:余華(ユイ・ホア)、蘆葦(ルー・ウェイ)
演出:張藝謀(チャン・イーモウ)
撮影:呂楽(リュイ・ユエ)
音楽:趙季平(チャオ・チーピン)
プロデューサー:邱復生(チウ・フーション)

〇出演者
鞏俐(コン・リー)→家珍(チア・チェン)
葛優(グォ・ヨウ)→福貴(フー・クイ)
郭濤(グォ・タオ)→春生(チュン・ション)


★評

1:
2時間強の家庭ドラマ。
中国の1940年代から1960年代の物語。
三谷幸喜の『わが家の歴史』はどう観ても普通の家庭の物語ではありませんが、この映画は普通の家庭の物語。
最後迄退屈せずに観られます。三谷幸喜とは実力が段違いの張藝謀(チャン・イーモウ)。
三谷が監督ではないのは分かってますが、それでも書かずにはいられない出来具合の大差。

2:
家珍(チア・チェン)と福貴(フー・クイ)の娘が鳳霞(フォン・シア)。
この鳳霞が幼女(1940年代)、少女(1950年代)、娘(1960年代)と三人変るんですが、三人共よく似ていて成長した顔の変化が納得行きます。
日本の芸能界ではここまで似ている三世代を揃えるのは不可能。

3:
家珍(チア・チェン)役の鞏俐(コン・リー)は中々いい。所帯やつれした顔付きが良く、特に中年のオバサン顔には感心しました。
福貴(フー・クイ)役の葛優(グォ・ヨウ)、嵌まってます。違和感が全く有りません。見事です。

4:
この映画も他の張藝謀映画と同じく音楽の入れ方が最小限であり、また効果的。

5:
しかしDVDの音が悪い。
吹き替えは悪くないですからオリジナルが悪い。
台詞の左右のバランスは悪いし、効果音の方が大き過ぎ聞き取りにくい所がかなり有ります。

6:
さて影絵。
特典映像の字幕では1,000年続く中国の伝統芸能で、登場人物の感情表現と言ってます。
福貴(フー・クイ)が影絵の道具を燃やすのが1960年代。表すことは明らかに文化大革命と庶民への影響。
昔ながらの方法で意見を言えなくなったのです。「帝が悪い」、つまりこの時代なら「党が悪い」と言えなくなりました。労働者による労働者のための理想的な政府だから労働者が不満に思うはずがないからです。
自ら焼くと言う事は「自己批判」以外の何物でもなし。

7:
この映画は共産主義の正負を描いてます。
つまり、街に食堂が出来て皆に食事が行き渡る事と看護学生の無知により鳳霞(フォン・シア)が亡くなる事です。
張藝謀は共産主義に対し中立的な立場を取っていると捉えられます。
しかし1960年代には食料不足が起きていますから、皮肉であり風刺であり、しかし何よりも張藝謀の保身(→悪い意味ではありません)に私には思えます。

中国人として中国で映画を撮るにはどうしたらいいか?
その答がこれら二つのシークウェンスだと思います。

8:
市街地のロケ地は山東省だそうですが、時代考証に関しては分かりませんが、生活感の方は十分有り中々良い。



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『僕の生きる道』その33

第二弾
第九話

1:
合唱について文句を言いに来た田岡君のお母さん他四名、今回も校舎に入る時にスリッパ。

2:
3年G組29名が中村先生のために『野ばら』を病院の隣りの公園で歌う場面。
去年の再放送ではかなり短かった記憶が…
DVDで観ると滑り台とブランコがあるから確かにあそこは公園。

3:
中村先生の病室、普通のドアノブ付きのドアでどう観ても病室じゃありません。

4:
花嫁の結婚写真を撮らんとは、中村先生、女性のことをあまり知りませんな。

5:
最後に中村先生とみどり先生は二人の写真を撮りました。
5-1:
ここの前の病室の場面でみどり先生が二人の写真が欲しいと言う所からメインテーマが入りこの場面へ続きますが、盛り上がり方が大変宜しい。
メインテーマの威力と魅力を再び発揮。
5-2:
〇がXで★が△ですか、へぇ~、そうなんだぁ…

この辺についてはもう一度全話を観直してちと考えないかんので別の機会に。

アメリカのベトナム、ロシアのアフガニスタン、泥沼化、『僕の生きる道』の深みに沈みつつあるCYPRESSです。



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『恋愛寫眞』その33

その33
上手と下手。その4

1:
最初のマヨヌードル。
「位置」から考えても変です。この場面は意図的に「変」に作ってるとしか思えません。
1-1:
静流の登場。
お湯の入ったカップヌードルを持って、ダッシュ!、するはずがない。
1-2:
二人が画面下手に寄り過ぎ。
下手:誠人
中央:静流
上手:写ってないTV
そしてこの二人+TVを底辺にして、静流の奥にあるガス湯沸かし器が頂点になり三角形のミョ~に安定した構図になってます。
静流の過去(湯沸かし器)はよく分からん(写ってないTV)という事でしょうか?
1-3:
静流が「?」なマヨヌードルを味わう場面。
上手と下手が反転してます。
上手:送る側=誠人
下手:受け取る=静流
問題と答えを与える上手に静流が来なくちゃダメでしょ。つまり静流は答えを教えるつもりも気もないんです。(堤監督も)
1-4:
そして食後。
静流は空の容器を下手、誠人側へ丁寧に押しやる。味の方は、少なくとも、静流が食べ切れるお味。
何も言わない静流は誠人に背を向け、TVのスイッチをいれる。TVは「ここで次の問題。」
おいおい、マヨヌードルの味はどーなのよ?それに静流の左手に何が書いてあるか分からないよ~。
…観てる人間の関心を保つためでしょう、この場面の演出は。

2:
コインランドリーの場面から新宿西口地下街の場面まで。この一連の場面も良く出来てます。
基本的に
上手:静流=送る=厄介事を起こす&ごめんなさい
下手:誠人=受け取る=もういいよ
2-1:
コインランドリーではこの位置。
広末涼子さん、NewF1を洗濯機に落とすところ、ち~とわざとらしいですよ…
2-2:
アパートに戻って来ても二人の位置はこのまま
2-2-1:
翌朝、青い光の中、やはりこのまま
…この「青い」光が重要…
2-2-2:
上手:『市庁舎前のキス』
下手:誠人
光:青
2-2-3:
分解したNewF1、眠る静流とミカンの皮。
光:青
2-2-4:
上手:眠る静流
下手:乾燥保管庫からもう一台のNewF1を取り出す誠人。
光:青
2-3:
ここで位置が反転。
上手:誠人、静流の寝顔を写す。
光:青
2-4:
光:青
分解したNewF1を片付け、もう一台をテーブルの上に置く。
2-5:
光:青
底辺:眠る静流
中心の垂直線:誠人、静流に「青い」毛布を掛ける。
…青=将来の象徴、ですから希望に満ちた将来(=青い光)が始まる事を暗示
…誠人は静流に新たな将来(=青い毛布)を与える事を暗示
…もう一台のNewF1と毛布、誠人のさり気ない優しさ

3:
撮影実習、多分新宿西口
3-1:
上手:静流、謝ってる
下手:誠人、「まだ乾いてなかったんじゃないの」
光:明らかに冬の朝
…新しい人生の始まり
3-2:
上手:誠人、教える
下手:静流、教わる
…誠人は、そんな使い方してて大丈夫かぁ?、という顔をしてますが、細かい事をいちいち言わない様です…

4:
誠人、撮る、おかず横丁
上手:誠人、師匠
下手:静流、弟子
静流がNewF1を取り、誠人を置いて先へ進む
…静流、撮影の楽しさ発見
…静流に誠人を置き去りにする程の才能がある事を暗示

5:
部室でキス
上手:誠人、優しいけど気弱
下手:静流、積極的、気も強そう、でも辛い人生を歩んで来たから優しさに敏感
…下手端、壁に貼ってあるポスターに注意
“ONE MOMENT”
「ちょっと待て」と青い(!?)字で書いてあります。まだ安心するのは早いゾ、と暗示
…「誠人はカメラを使ってしか優しさや愛情を伝えられない」という設定になってるのが、二人の対話から分かります。
…誠人の撮影技術が秀逸なのを静流の寝顔の写真で明示。あの青い光の中で、暖かい橙色の光に満ちた写真を撮れるんです。
(→勿論映画の中での事)

6:
撮影、新宿センタービル横の地下
上手:誠人
下手:静流
光:青
NewF1を受け取った静流は、嬉しい顔になり、走って行く、夢中になる。
6-1:
上手:空間
下手:誠人、あ~行っちゃった~、という顔
…二人の将来を明示してる、と捕らえていいでしょう。

7:
この一連の場面について
7-1:
二人の写真の違い。
ミカンを持った子供達の写真で明示。
誠人:遠くから撮り、しかも帽子の影が強く表情が分からない…写真でもにぶにぶ…
静流:近付いて表情を撮る
7-2:
…乾燥保管庫の中のF1は誠人が静流に贈ろうとしていたと思います。自分の予備なら「もう一台あるから大丈夫」と言ったでしょう。
…という事は、冒頭で誠人が壊すNewF1はコレ。誠人の愛情は、結局伝えられなかったんです。そして最後に誠人を救うのが静流のF1。
…切ないなぁ~(;_;)。
7-3:
二人が恋人になり別れるまでの繋ぎの5分間の場面ですが、この様に重要なもので一杯です。



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『愛なんていらねえよ、夏』その33

第一弾
第七話その1

1:
冒頭の場面。
1-1:
ここでも色が薄い。亜子を殺す気無いと季理子に言われ図星なので血の気が引いた事を表わす色の薄さです。
奈留と季理子に攻撃されたレイジですが、

> どうもしないよ

と言うと色が戻ります。頭の回転が早く、直ぐに応戦出来るから色が戻ります。
1-2:
レイジが栞の事を話す時、「栞さんからのプレゼント」の赤いバラを手前にして写しますが、焦点はレイジに合いバラはボヤけてます。
レイジにとって栞は第一の人間ではないと言う事です。

2:
亜子とレイジ、ナイルで。
2-1:
二人の座る位置が第五話と逆になってます。
レイジ:下手、出入り口に近い
亜子:上手
話の内容からレイジはさっさとナイルから逃げたいと言う事で、出入り口に近い席にいます。
2-2:
亜子が飲む紅茶が黄色。
ガラスのカップにしたのがこの場面でよく分かります。
マリーゴールドの黄色ですから希望、絶望、嫉妬の色。
亜子が話してる事と合ってます。

3:
奈留、亜子の部屋で咲子と五十嵐に見つけられそうになりますが、真壁弁護士が訪れて来たので助かります。
これもご都合主義ですが、冷房を使わず窓を開け涼を取る鷹園邸なので説得力があります。

4:
亜子とレイジ、ナイルからの帰り。
第六話の蛍の川、礼慈の手紙の件がこの場面に繋がり、実は非常に重要な場面です。
4-1:
坂を下る二人。
下る→下→底
→心の一番深い部分
→一番重要なこと
重要なことが始まるゾ、と言うカットです。
つまり亜子にとってはレイジを信じる事。
レイジにとっては亜子の信頼を得る事。
4-2:
橋の上で兄礼慈の手紙を破る亜子。
レイジを全面的に信用していいか?、でしょう。
まだ悩みやためらいが少しある亜子です。
4-2:
二人で橋を渡りましたから亜子はレイジを信じる事に決定。
…暗示するのは、やはり蛍の川を越えた事でしょう。
…幼い礼慈は蛍を捕まえられず、また亜子を父親の元に残さざるを得ませんでした。
…しかし、今回は二人で亜子の病気に打ち勝ち、困難を乗り越えて行くゾ、と言う事。

************************************************

4-3:
ゴミ箱の中に子猫がいて、レイジはその子猫を亜子に渡して破いた手紙をもらいます。
子猫がゴミ箱にいたのは少々ご都合主義ですが、レイジが亜子から兄礼慈の手紙を自分の動機を考えさせずに手に入れるには最高の方法です。
…つまりまだレイジには運があると言う事。
…『いら夏』の中でも最高の演出。何回観ても感心します。


************************************************

4-4:
この子猫、レイジに追い立てられ橋の反対側へ行ったと思われます。
渡り切ったカットが無いので「思われます」です。
では、この子猫と行動の意味は?
橋の反対側へ行くのは、過去を表わしてるのに間違いなし。
子猫は子供時代。
レイジの自分の人生をやり直したいと言う気持ちでしょう。特に亜子とはこんな風には出逢いたくなかった、と後悔。




タグ 愛なんていらねえよ、夏 堤幸彦 広末涼子 渡部篤郎 坂口良子 森本レオ 西山繭子 藤原竜也 有吉弘行 ゴルゴ松本


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『世界の中心で、愛をさけぶ』その33

第二弾

第十話その1

1:カニクリームコロッケ
アキの父親の好物ではなく、幼稚園児だったアキが欲しがった物。
…こういう事があるから子供は親に永遠に頭が上りません。親は子供をいかに愛しく微笑ましく思っているか、その表れです。

2:
完全の代名詞クリーンユニットから出る条件は、二者択一、生か死。完璧な死神を騙すのは不可能。死神はアキに与えたものは「ダモクレスの剣」。アキの頭上毛一本でつるされた剣、いつ落ちるか、品のない微笑で見つめる死神。

3:投稿写真

> ボウズ「おー! 今日来たのか ミスター投稿写真」

1987年です。

4:
アキの最後の選択は
サク
です。
Timonさんが書いた様に結婚であり、佐藤医師が言う通り「反抗期」であり
自立、独立、親離れ。
そのままの自分を受け入れてくれるサクと生きる事を選びました。

5:結婚写真
と同じ
左(上手):アキ
右(下手):サク
になるのは列車の中のみ。最後の睦言。最後の喜びの時間。

6:
そして最後は
左(上手):サク
右(下手):アキ
アキに最後の記憶を与えるサク。アキは:
サクに抱き締められる
サクを見つめる
サクに好きよと言う

7:
つまりサクはアキを最後に幸せにしました。
アキが一つした失敗は絵本「ソラノウタ」をサクに渡せなかった事。ダモクレスの剣が落ちたのが「ソラノウタ」で、時の流れに釘付けにしたのです。
サクの17年間の彷徨は二人で列車を待っている時から、既に始っていました。
…やはり堤監督と森下脚本家は死神の「パシり」です

8:
それにしてもサクはアキを連れて病院を抜け出す時、何でタクシーを呼ばなかったんだ?アホはいつまでも経ってもアホです(笑)。



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テーマ : テレビドラマ
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『上海ルージュ』

★簡単な紹介

〇公開
1995年5月3日

〇スタッフ
原作:李暁(リー・シャオ)『門規』
脚本:畢飛宇(ピー・フェイウー)
演出:張藝謀(チャン・イーモウ)
撮影:呂楽(リュイ・ユエ)
音楽:張廣天(チェン・グアントィエン)
プロデューサー:ジャン=ルイ・ピエル、イヴ・マーミオン

〇出演者
鞏俐(コンリー)→小金宝(シャオ・チンバオ)
李保田(リー・パオティエン)→老爺/唐旦那(タン)
李雪健(リー・シュエチェン)→六叔(リウ叔父)
孫淳(スン・チュン)→宗二爺(ソン兄貴)

★評

1:
銃ヲタクですが、ヤクザやギャング映画には興味が無いんでこの映画も「どこが面白いんだ?」です。

2:
阿嬌(アチャオ)役の楊倩倩(ヤン・チェンチェン)は、あらまぁ~、エラく可愛い。
それに母親の翠花(ツイホア)役の蒋宝英(チャン・パオイン)もキレイ。

3:
前半、上海の場面の色調はアンティーク調。
このアンティーク調で一番美しいのは、タンと仲間が上海の水路を船で進む場面。ベージュと薄い茶色でまとめ中々宜しい。
灯が有る室内は昼夜を問わず橙色系、夜は青系。
後半、島の場面は紗を掛けやはりアンティーク調。
夜も前半と同じく青系。
季節は秋なんですが、翠花(ツイホア)と阿嬌(アチャオ)母娘の小屋から見える葦だけが緑。変です。

4:
DVDのジャケットに「静かなるギャング・ムービー」と書いてある通り、殺人を直接描いていません。
中々趣味が宜しい。



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『古井戸』

★簡単な紹介

〇製作
1987年

〇スタッフ
原作:鄭義(チヨン・イー)
脚本:鄭義(チヨン・イー)
演出:呉天明(ウー・ティエンミン
撮影:陳万才(チェン・ワンツァイ)、張藝謀(チャン・イーモウ)
音楽:許友夫(シェイ・ヨウフー)
プロデューサー:

〇出演者
張藝謀(チャン・イーモウ)
梁玉瑾(リャン・ユイジン)
牛星麗(ニウ・シンリー)


★評

『紅いコーリャン』を撮る前にチャン・イーモウが主演し撮影もした映画。
題名の通り井戸掘り物語。
面白い。
「天安門」の2年前だから共産主義プロパガンダ色が濃いかと思ったけど、全く無し。
安心して身を任せて楽しめます。

1:
ロケ地
当然ですが、日本ではありません。雨量が極端に低く木が殆どありません。朝鮮半島の日本と似た田園風景と全く違います。
そして広大な所ですが、木が殆どないから山からの眺望が広い広い。
地肌がむき出しになり風化した所が多く物珍しく好奇心を刺激します。背景を観ているだけでも楽しい。日本の黒四ダム建設の時、当初歩いて資材を運んだ黒部川沿いの杣道みたいな所が出るのですが、そこには植物が全く無く視線釘付けです。
空気が想像出来ない程乾燥しているので晴れると、太陽光が強烈。『異邦人』でムルソーが殺人の動機を「太陽が眩しかったから」と寝保けた事を言いましたが、『古井戸』の太陽光の鮮烈さを観るとそんな事を言わせる土地もあるかもしれない、と何やら考えが揺らぎます。
冬の場面では雪が降り積るのですが、これも所々に乾いた岩肌が見え日本では見られない風景。日本画の雪景色の絵からは、当然なのですが匂いを想像出来ますが、この『古井戸』のロケ地も日本と同じ匂いがするのでしょうか?
そんな中で数ヶ所日本と同じ光があります。秋の午後遅く、夕方の少し前位の逆光。空気中に埃や塵が多い様でかなり軟らかい光になっています。この映画と同じ様な光の中にいたことがあるので登場人物達の汗ばんだ肌や乾燥した唇の感覚がありありと分かります。

2:
2-1:
垂直方向の視線の動き
木が殆ど無く、杉の様に直線的な木は一本も無く、木を使って画面に垂直線を加える事は不可能。
それでも井戸掘り映画ですから垂直方向に視線を動かしています。
まず老井という村が急峻な山の中腹。村とその回りには平な所が無く平なのは家と掘っている井戸の現場位。井戸を掘るから上ったり下ったりします。
見上げる映像や見上げる事を想像させる斜線が入った映像が多く、見上げ過ぎて首が痛くなりそうと常に思わせます。井戸掘りと水が無い村の苦しさを想像させる映像です。
視線が垂直方向にしか動かないという事は牢獄の鉄格子を連想させ、この映画の村人達が村に囚われ捨て去れない事を暗示しています。
2-2:
山頂から眺望は視線が水平線方向へどこまでも進み素晴らしいのですが、こういう映像は少ない。
井戸を掘り当て水道を作らなければ水汲みに時間を取られ山頂からの眺めを眺め楽しむ余裕が無いという事。
つまり井戸が無ければ豊かな暮しをこの村では送れない事を暗示してます。
2-3:
イングリッド・バーグマンとゲイリー・クーパー主演の『誰が為に鐘は鳴る』と同じ画面構成です。

3:

準砂漠ながら衣装を利用してキレイな映像にしています。
女性には赤やピンク、子供達には更に水色、男達には青。色の数は少ないのですが「人数」が集まると中々華やかです。
二つの村が井戸を巡って男達がケンカする場面は青が集まり意外にもキレイ。
チャン・イーモウの『紅いコーリャン』や『菊豆』の色使いの元はこの映画だと分かります。

4:
役者
4-1:
まず目に付くのが女性の黒髪。青味掛かった黒髪の美髮の方もいらっしゃる。烏の濡羽色を観たのは久し振りです。モンゴロイドの黒髪は美しい。やたらに髪を染めりゃいいってもんじゃありません。
4-2:
主要な役以外の役者の皆さんが最近の日本では目にしなくなった田舎顔(→悪い意味ではありません)。ロケ地の地元で募集したのかエキストラ募集で選んだのか、どちらにしろ違和感が無くて良い。特に日焼けし皺深い老人はいい。間違いなく地元の方々でしょう。
4-3:
男達の喫煙率の高さにびっくり。100%?
4-4:
チャン・イーモウは悪くないけど監督としての腕前の方が明らかにいい。

5:
物語
水の無い村というのが日本人には馴染みが無く想像しにくい。それでも農民が困難と立ち向かい戦うという話は『七人の侍』と変わらず世界共通。
この映画はいい事が殆ど起らないけど音楽を含め演出を抑えてるから悲惨さが無く現実的。井戸を掘り当てた工事場面でも石碑に刻まれた碑文が写されるだけ。
一番いい場面は、終盤、予算不足を補うために村人に資金援助(、と言っても金なんかあるはずないから物を供出し売る)を頼む場面。押し付けがましさが全くありません。

6:
まとめ
繰り返しになりますが、世界中いたる所にある困難とそれに立ち向かう人々の映画です。



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『名前をなくした女神』その3

第三話

1:
悪はなぜ強い?
善人はルールを作り、やっていい事とやってはいけない事を決める。
対決の時、善人はルールに従いやっていい事しかやらない。
悪はどんな事でもやる。
だから強い。

2:
このドラマで羅羅ちゃんママは幼稚園児の自分の娘を使って気に食わない健太君をいじめさせ、健太君ママを間接的に攻撃します。
羅羅ちゃんママは復讐と言ってるけど攻撃でしょう。

3:
陰湿な悪意に満ちたママ友たちの話かと思ってましたが、そんな生易しい話ではないのが明らかになってきました。

4:
ママ友たちの嫉妬、敵意、悪意の元にあるものは何?
幸せ。
幸せになりたい。子供を幸せにしたい。
自分より「下のママ友」が幸せになるのは許せない。
自分より「下のママ友」を不幸にするためにはどんな事でもする。

幸せって何だっけ?

このドラマ、回を進める毎に怖くなってきてます。



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『僕の生きる道』その32

第二弾
第八話

1:
秋本邸の台所、狭さについては以前書いた通り。
ところで秋本親娘はなんで狭い台所の突当りで中村先生の癌の事を話してるんでしょう?
(→「コ」の字の縦棒の所)
中村先生の癌についていくら二人が話しても理解や前進しない、と言う事。

2:
牛筋の煮込みって圧力鍋で作らない?

3:
二人が一緒に暮し始めた時、最初の朝食に出て来たのが
卵焼き。
ふ~ん、ちゃんと中村先生の最初の生物の授業と繋がってるじゃん、感心、感心。

4:
中村先生、夜、一人で秋本理事長を訪ねる場面。
二人の間のダイニングテーブル、広く長いだけでなく一方が台所のカウンターと繋がり反対側へ行くには一ヶ所のみ。
秋本理事長が二人の結婚をまだまだ認めるつまりがない事を表わすテーブルです。

5:
麗子先生、中村先生とみどり先生の結婚を知って屋上で「悲しくて嬉しくて」、久保先生付き(笑)。
最後のカットで夕陽を入れたの明らかに演出ですが、40秒程の場面の最初と最後で太陽の位置があまりにも違い過ぎ。
森下愛子、泣くのに時間が掛かった?

6:
教室で話す秋本理事長と教頭先生。
秋本理事長、中村先生の癌と二人の結婚について教頭先生に話します。


他人に話す=自分の考えを客観的に見直す

そして教室に差し込むのは夕陽。秋本理事長の考えも変わってきました。

7:
次の場面。
自宅で一人8mmで撮ったチビみどり先生を観る秋本理事長。
7-1:
暗い中で観てます。暗い=心の中。色々考えてる、と言うより二人の結婚を許す言い訳を考えるパパです。
頭では分かっていても心では娘の結婚なんか許すはずないのが、父親。
7-2:
デジタルムービーを暗闇の中で観るのはかなり不自然。
しかし観るのに暗闇が必要なのが8mmフィルム。過去をハッキリ思い出し、色々考える事も同時に表現出来るのが8mmフィルム。
8mmフィルムを使えるのは『僕の生きる道』位まで。1980年代中頃にはもう8mmビデオがあるからね。

8:
最後、結婚式。
みどり先生のお父さん来ました。
流れるメインテーマ。
響き渡るトランペットの

凱歌

良かった(^_^)。

9:
楽しい事を我慢している(らしい)受験生達。そんな受験生達に合唱が楽しいかなぁ?
説得力が弱い。



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『恋愛寫眞』その32

その32
上手と下手。その3

1:
静流が電柱に登って風船を取る場面。
静流は上手から下手へ走って登場。なぜ?親切を「あげる」から。
…意外にも優しいところがあり、しかも明るい。実は良いおねーさんかも…

2:
次の部室の場面。
上手:誠人、写真の魅力を教える
下手:静流、写真の魅力に気付く

3:
みゆきから静流の悪い噂を聞いた場面から、「ミカン、喰い終わるまで」まで。
3-1:
部室でみゆきから静流の悪い噂を聞く誠人。
上手:みゆき、噂を「与える」
下手:誠人、噂を「受け取る」
誠人、答えを求め、部室を出て行く。下手から上手への動き。

…「答えを求める動き」は、ここで初めて出ます。
「下手から上手」
への動きに決定されます。…

3-2:
誠人、橋を渡りながら、自分のアパートへ向かう。
下手から上手へ(早速「答えを求める動き」)
日陰から日向へ出る=疑惑が晴れる予感
橋を渡る=新たな展開へ
3-3:
階段での二人。
上手:誠人
下手:静流
二人の間にあるのが手摺=心の壁。
静流は落ち込んでるから下。
一人づつ写す場面では、手摺越し。
それから…
誠人の方から静流に近付き、次に誠人が一人だけ写る場面では、手摺が写りません。
…誠人が優しいのをさりげなく表現、多分誠人は自分が優しいことに気付いてない?…
静流がお母さんの位牌を見せると、手摺が写らなくなります。
こうして二人の関係は一歩前進。
3-4:
誠人のアパートの中で。

…実に良く出来てる約3分の場面です。カット毎に説明したいのですが、そうすると絵コンテと台本になってしまいます。重要な点だけ書きます。興味がある方は繰り返し再生で御覧下さい。…

3-4-1:
二人が写る場面。
一回目
上手:誠人、ベッドに座る
間:『市庁舎前のキス』
下手:静流、椅子に座る、窓からの逆光
…静流に椅子を譲る誠人、礼儀正しいのか、優しいのか?…
二回目(市山教授と噂になってる)
上手:静流
間:『レザボワ ドッグス』(自滅の映画)
下手:誠人
三回目(ミカンを渡す手だけ)
上手:静流の左手
間:『レザボワ ドッグス』の下の方
下手:誠人の左手
…なぜ左手?二人共右利きだぞ…
四回目(傷付くのお前だけだ)
上手:静流
間:『レザボワ ドッグス』
下手:誠人
五回目(帰んのかよ)
上手:誠人
間:『市庁舎前のキス』
下手:静流
3-4-2:
…という事は
…上手=静流、「与えてる」=話してるのは、自滅の映画(『レザボワ ドッグス』)=自らを傷付けてる事
…上手=誠人、「与えてる」のは、キス(『市庁舎前のキス』)=優しさや思いやり
…下手=静流は、上手=誠人の愛情が必要なんです。
3-4-3:
一人だけ写る場面。
二人共上手の場面が続きます。心が通じてません。
静流が下手になるのは、ミカンを渡し、市山教授が父親と告げる場面から。空いた上手は、光溢れる窓になります。
誠人一人の場面は10回ありますが、2回誠人も下手になります。二人で酸っぱいミカンを食べる場面。
二人の視線がようやく交わるのが、
上手:誠人「もう少しいろよ、ここに」
場面変わり、
下手:静流「もう少しって?」
…やったぁ~(^-^)
3-4-4:
位牌の後にあるラジカセ。
上手のスピーカーが半分写ってません。
下手のスピーカー:市山教授
位牌:お母さん
上手のスピーカー:静流=孤独、心に大きな隙間
3-4-5:
この一連の場面での静流は全て逆光。誠人と心が通じて、輝く微笑みになっても、逆光。
希望の光に背を向けてます。
今まで苦労が多過ぎたから?まだ心が満たされてない?他のものも必要?単なる我儘贅沢女(笑)?
3-4-6:
…良く出来てます、この映画。



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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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