『ガリレオ』2013年TV版その3

第三話

1:
単純に楽しいドラマ。
岸谷美砂刑事(吉高由里子)と同じく物理学の知識皆無なんで、現象を説明する理由については何も書けません(涙)。

とにかく物理学の知識が無くても楽しいと言う事は、出来がいい証明。

湯川学准教授を演じる福山雅治は文句無く切れ者に見え、はまり役。
間違いなく福山の代表作です。

単純に楽しいと言う、非常に稀な佳作です。

2:
次回も楽しみ(^.^)。



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TV版『白夜行』音楽その14

第三弾

音楽の使われ方その14

サントラ盤に入ってる曲
1、 白夜を行く
2、 君を照らしていたい
3、 夜の彷徨い
4、 夜更け、独り言
5、 月蝕
6、 ふたりの約束
7、 殺人は落ち着いて
8、 疑惑の鍵
9、 追跡
10、ずっと待っている
11、君を照らしたい夜に
12、レクイエム
13、君の指先
14、背徳の調べ
15、光と影
16、見えない視線
17、会いに行くよ
18、白夜を行く、再び
19、この静かな闇
20、君を照らす朝
21、振動が止まらない
22、月光を集めて
23、僕の体温
24、Love & letter
25、祈り
26、影(Inst for TV)

そして柴咲コウの主題歌
『影』

第七話その1

1:
1秒~1分21秒
  冒頭、回想と今迄の説明。
♪白夜を行く、再び(18曲目)
…第五話、第六話と同じ使い方。

2:
1分38秒~2分38秒
  笹垣、友彦を事情聴取。
  笹垣、松浦のケータイの通話記録から「唐沢雪穂」を発見。
♪追跡(9曲目)
…警察側のテーマだね(笑)。

3:
3分26秒~4分4秒
  亮司、松浦のケータイを使って雪穂に連絡。
♪殺人は落ち着いて(7曲目)
…嘘と犯罪は落ち着いて。

4:
4分8秒~4分22秒
  笹垣、雪穂のケータイに掛ける。
  雪穂、振り返ると笹垣がいた。
♪?
→またまたサントラ盤に無し(涙)。

5:
4分32秒~6分38秒
  笹垣、雪穂を事情聴収。
♪振動が止まらない(21曲目)
…嘘を吐く雪穂。
…悪の振動が止まりません。
…雪穂の嘘を補強する音楽。

6:
6分47秒~7分8秒
  笹垣、笑った雪穂を殴り飛ばす。
♪?
→サントラ盤に無し(涙)。

7:
7分48秒~9分23秒
  笹垣、雪穂を尾行。
  笹垣、上司から叱られる。
♪追跡(9曲目)
…この曲しかないでしょう。

8:
音楽で見ると続いてる場面。
8-1:
9分54秒~11分33秒
  雪穂、亮司からの電話と笹垣の事情聴取を回想。
  雪穂、高宮とおでん屋でデート。
♪君を照らしたい夜に(11曲目)
8-2:
続いて
11分34秒~14分15秒
  デート中、就職先が東西電装だと雪穂に話す高宮。
  雪穂、高宮とお泊り。
  2年経過。
  雪穂、高宮と結婚予定。
♪君を照らしていたい(2曲目)
8-2:
…雪穂の思い方を強調しています。
…前半は夜を彷徨う亮司の足元を照らしていたい。
…後半は亮司を夜から昼間歩ける様にしたい。

9:
15分42秒~17分40秒
  高宮、篠塚に結婚を迷ってると相談。
  片思いの相手は三沢千都留。
♪夜更け、独り言(4曲目)
…篠塚以外に誰にも相談できない「夜更けの独り言」の様な片思い。

10:
18分30秒~19分29秒
  ネットカフェで雪穂と亮司、数年ぶりに再会。
♪?
→サントラ盤に無し(涙)。

11:
20分35秒~21分30秒
  亮司が滞在してるウィークリーマンションで。
♪白夜を行く(1曲目)
(に人の声を追加)
…「雪穂の幸せが俺の免罪符だから」を強調する音楽。
…雪穂が幸せなら俺は夜を歩いていてもいい、と亮司。

12:
21分52秒~23分41秒
  三沢千都留の花束の贈り物。
  それを見守る高宮。
  送り主は亮司だった。

  庭のサボテンを見つめる雪穂。
  それを隠れて見ている笹垣。
  笹垣を発見した礼子。

  三沢千都留、貰った傘のお礼の品を高宮に渡す。
♪?
→サントラ盤に無し(涙)。



タグ 山田孝之 綾瀬はるか 余貴美子 麻生祐未 武田鉄矢 小出恵介 渡部篤郎 田中幸太郎 福田麻由子 柴咲コウ


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ツール・ド・フランスその3

紙の中のロードレースその11

1989年の逆転

1:
1989年のツールは最終第21区間(7月23日(日) ヴェルサイユ~パリ 24.5㎞)のタイムトライアルで、
グレッグ・レモン(Greg Lemond) がローラン・フィニョン(Lauran Fignon)に58秒差を付けて区間優勝。
前日の時間差は50秒でした。
つまり、1分48秒も差を付けたのです。
総合では8秒差で逆転優勝。

2:
この時、フィニョンは実は股ズレで苦しんでいたのです。
単にレモン対し力負けしたのではありませんでした。
第19区間のエクス・レ・バンにゴールした頃から痛み始め、最終日前夜は苦痛で殆ど眠れなかった様です。

3:
このタイムトライアルでレモンのギア比は多くの本では54×12になっています。
(シャニ―が書いた”Tour de France 1989”では55×12)

(参考→ある本ではレモンは55にしてくれと言ったけどメカニックは監督と相談してそれはいくらなんでも大き過ぎるとなり、
55に替えた振りをして54のままにしておいたと書いてあります。
その本を探したんですが、無い(@_@)。と言う訳でこの件は不明なのでカッコの中に入れておく参考にしておきます(笑))

そして特別に付けたのが、ブーン・レノン(Boone Lennon)が開発したスコットのクリップオン・バー(Scott Clip-on(aero) bars)。
市販品ではなく手作りの試作品。

レノンは最終日前夜初めてシャンゼリゼを車で走りました。
道路のデコボコ振りに驚き、こんな所で持って来たクリップオン・バーが持つか不安になりました。
一つのサイズしか無く、袋一杯分のシムで全ての選手用に合わせようと考えていたからです。

4:
最終日当日、選手のウォームアップエリアでレモンはクリップオン・バーを掴むと全身に力を込めて引き付けました。
レモンが首や両脚の血管を浮立たせる程力を込めているので、レノンは
「グレッグ、そんなに力を入れないだろう」
レモン、
「いや、一踏み毎にこれ位引くぞ」

すると、クリップオン・バーが動いた(@_@)。
下手をするとスタートに遅れるかもしれないと思ったら、一人のメカニックがコークの空き缶を拾ってきてハサミで切り、
シムとして挟みました。
そしてボルトを捩じ切れる寸前まで締め付けました。
(→この時のレモンと自転車を正面から撮った写真を見ると、左右のクランプとハンドルの間に赤い物が写っています)

5:
ウォームアップエリアでレモンが走り始めると、フィニョンも走り始めました。
フィニョンはレモンの後をしつこく付いて行きましたが、しばらくして二人がレノン達の視界から消え次に現れた時、
レモンの方がフィニョンの後に付いていました。

最終区間は24.5㎞のタイムトライアルで時間差は50秒も有ったし、試作のクリップオン・バーも走行中に緩む恐れも有りましたから、
レノンの方はレモンはもう諦めたかもしれないと思ってたんです。

これを見たレノンはレモンの奥さんのキャシーに、
「ねぇ、これはいけるかもよ」


6:
さて、フィニョンの方の話。
13㎞地点で21秒遅れになっていました。
最初はレモンとの時間差を教えられていたのですが、13㎞地点以降は誰も教えなくなりました。
時間差が分からなくなり、リズムを失ってしまったとフィニョンは言っています。


参考文献
BICYCLING
Cycle Sport
Maillot Jaune,the Tour de France Yellow Jersey
Tour de France 1989
The official Tour de France centennial 1903-2003



タグ ツール・ド・フランス 1989年 グレッグ・レモン ローラン・フィニョン ブーン・レノン クリップオン・バー


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『お天気お姉さん』その3

第三話

1:
今回のお題は「収斂火災」。
新聞では「収れん火災」と出ていて、それ程珍しい火災ではありません。

つまり、警察なら、火の気の無い所で起きた火災の出火原因の一つとして考えるはずです。
わざわざ気象予報士に登場願う程の事件ではない、と言う事。

今回は駄目な脚本でした。
こういう手抜きをしていると自爆する日も遠くない。
武井咲が好演してるから、大石静脚本家に奮闘期待。



タグ 武井咲 大倉忠義 佐々木蔵之介 佐々木希 壇蜜 高知東生 大石静

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『ラスト・シンデレラ』その3

第三話

1:
広斗(三浦春馬)が桜(篠原涼子)を騙しているのは間違いないけど、桜の方からキスしちゃった。
桜は広斗が桃(市川由依)とキスしてるのを目撃したけど。
千代子(菜々緒)は恋出来ないとか広斗に言いながら、最後に凜太郎(藤木直人)にキスしちゃった。

まぁ、広斗は桜に対して巧いこと桃の事を誤魔化しました。

主人公二人の内、まだキスしてなかった凜太郎もキスされ、物語は起承転結の「起」が終わり「承」へ。

2:
始まったばかりの恋にはにかむ桜を演じる篠原涼子、ぎこちなさが無いし、中年オバサンの気持ち悪さも無いし(笑)、まぁお見事。
恋の始まりは何回やっても初々しいって事実を忠実に再現しています。

3:
お話自体は大したこと無さそうなんで、全く期待してません。
篠原涼子の見事な演技を観ていられれば十分。

そんな訳で次回も観ます。



タグ 篠原涼子 飯島直子 大塚寧々 藤木直人 三浦春馬 遠藤章造 菜々緒 市川由依


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『鴨、京都へ行く。』その3

第三話

1:
鴨(松下奈緒)、仲居の真似事をしますが、真似事は真似事、とても本職の仲居頭鞠子(かたせ梨乃)の様にはいかず。
しかし、宿泊客の一大事の時、亡き母親薫(市毛良枝)と同じ熱意で同じ行動をする。

これが鞠子の心を動かし上羽やに残る事を決心する。

そして翌日、鴨は解雇した従業員に非礼を詫び、受け入れられる。
上羽や、再出発開始。

2:
こんな感じで「起承転結」の「起」が完了。
主人公は自分の実力を痛感。
主人公を取り巻く人々は主人公の資質に気付く。
そして、難関への出発地点に着く。
と、お約束通りの展開。

観ていて欠伸が出ないのは、冷静で有能な仲居頭鞠子を演じるかたせ梨乃とこれまた冷静で有能な男衆峰岸を演じる笹野高史の尽力が大きい。

鴨を演じる松下奈緒は、若さの無鉄砲さと勢いだけ奮闘してるだけ。
これは悪い事ではなく、そういう役なんですな。
問題は、第一話でも書いた財務省キャリア組を納得させる頭のキレ具合が無い事。
言い換えると、松下の演技では頭が良さそうに見えません。
鴨が頭の良さを発揮させる機会を作らない脚本にも問題が有るんですが。

主人公の頭でっかちの青二才の才媛が負けん気と思い遣りの心で難題を克服するんじゃ、主人公を財務省キャリア組に設定した意味が無くなります。
今迄の京都の老舗高級旅館の女将に存在しなかった才媛が女将になり、負けん気と思い遣りに加え明晰な頭脳で山積する難問を解決し経営を立て直す、
こんな脚本を期待しているんですが、無理でしょう。

3:
まぁ、それはさておき、このドラマの次にやってるのが、『幽かな彼女』。
主人公の地縛霊アカネを演じてるのが

松下奈緒の演技力を比べると、松下、かなり落ちるなぁ(涙)。



タグ 松下奈緒 椎名桔平 若村麻由美 笹野高史 かたせ梨乃 堀内敬子 伊武雅刀 松平健 市毛良枝 


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『幽かな彼女』その3

第三話

1:
地縛霊アカネを演じる、巧いなぁ。
非常に可愛い性格のアカネになっています。

そして浮遊霊吉岡さんを演じる佐藤二郎、視聴者の笑いを誘う可笑しさ、見事。

現実では重苦しいことこの上ない教育問題をこの二人が見事に中和しています。

肩の力が抜け、幽かな希望の光が見えなくても感じられます。

このドラマ、画期的な作品になるかもしれません。
ドラマ史上に残る佳作になる可能性が有ります。

2:
神山暁教諭(香取信吾)と同じ「霊感体質」の森野小夜を演じる森迫永依
『ちびまる子ちゃん』の実写版、『いら夏』の亜子の子供時代、『のだめ』ののだめの子供時代、
やってたんだよなぁ…
もう15歳だぜ(溜息)。

前回主役だった岡本香奈を演じた未来穂香(=みきほのか)、お目目パッチリ目鼻立ちクッキリ系の美女になりますな。

3:
次回も勿論観ます。



タグ 香取信吾  前田敦子 真矢みき 佐藤二郎 森迫永依 未来穂香 山本舞香


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『ガリレオ』2013年TV版その2

第二話

1:
岸谷美砂刑事をやる吉高由里子、いいね。
柴咲コウがやった内海薫刑事と同じ位良い。

栗林助手(渡辺いっけい)を助手なんだからと小馬鹿にする態度が小気味良い。

予想以上の巧さで、お得感満喫(笑)。

2:
前回のシリーズでは湯川学准教授(福山雅治)を巡るラブコメ的「三角関係」が面白かったんですが、
今回は岸谷美砂刑事が栗林助手を、今のところ、圧倒していて単なるコメディーになってます。
これは、これで面白いですが、今後変わるかもしれません。
楽しみです。

今回のゲストは川口春奈
次回のゲストは大島優子

3:
次回も観ます。



タグ 福山雅治 ガリレオ 柴咲コウ 吉高由里子 澤部佑 北村一樹 渡辺いっけい 東野圭吾 川口春奈 大島優子


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『噂の女』

★簡単な紹介

○公開
1954年6月20日

○上映時間
1時間24分

○スタッフ
脚本:依田義賢、成澤昌成
演出:溝口健二
撮影: 宮川一夫
照明:岡本健一
音楽:黛敏郎
プロデューサー:橋本正嗣

○出演
田中絹代(馬淵初子)
大谷友右衛門(的場謙三)
久我美子(馬淵雪子)
進藤英太郎(原田安市)
浪花千栄子(お咲)
峰幸子(千代)
阿井三千子(相生太夫)
橘公子(薄雲太夫)
小柳圭子(実車太夫)
若杉曜子(玉琴太夫)
長谷川照容(如月太夫)
大実輝子(尾上太夫)


★評

1:
溝口健二の映画は5本目ですが、これが一番面白い。

2:
内容は『卒業』(1967年米国、マイク・ニコルズ監督、主演ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス)と同じような物。
だから…(笑)。

とにかく母親役(馬淵初子)の田中絹代が非常に巧い、いい。
表情の細やかな、そして無理の無い変わり方が最高。

それに比べ娘雪子役の久我美子の下手なこと…(溜息)。
まぁ、当時芸歴30年の田中と比べるのは酷だし、今と違いテレビドラマがまだ無く実戦の場が映画と舞台に限られていましたからなぁ。


3:
日本で売春防止法が施行されるのが、1958年4月1日なので、当時はこの映画が成立しました。
母親が淫売宿をやっていて、それで立派に育ててもらっても、やはりいい気持ちがしないよなぁ。


4:
これもリマスター版を観ましたが、かなりキレイに修復されています。
音声も聞き取りにくい箇所は有りません。
マスターフィルムの保存状態がいいのでは?



タグ 田中絹代 久我美子 浪花千栄子 進藤英太郎 大谷友右衛門


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ジャンル : 映画

映画版『テルマエ・ロマエ』

★簡単な紹介

○公開
2012年4月28日

○上映時間
1時間48分

○スタッフ
原作:ヤマザキマリ
演出:武内英樹
脚本:武藤将吾
照明:鈴木敏夫
撮影:川越一成
美術:原田満生
音楽:住友紀人
プロデューサー:稲葉直人、菊地美世志、松崎薫

○出演
阿部寛(ルシウス、古代ローマ帝国の浴場設計技師)
上戸彩(山越真美、漫画家志望)
北村一樹(ケイオニウス、次期ローマ皇帝候補)
市村正親(ハドリアヌス、第14代ローマ皇帝)
宍戸開(アントニヌス、ハドリアヌスの側近)
キムラ緑子(山越由美、真美の母親)
笹野高史(山越修造、真美の父親)
竹内力(館野)


★評

1:
TV放送を観ると…

2:
全然面白くない。
笑いのセンスが合わないから、笑える所が皆無。

お話しの方も、何かなぁ…
大昔のローマ人が現代の日本に来て、お風呂とその環境や習慣に驚き、ローマに真似して作ると言う話は、斬新でいいんですが、
その斬新さを活かしていません。
後半、在り来たりな日本人的発想になり、古代ローマの話になっていません。

当時世界最高の民族だと自負していた民族がそんなに簡単に見たことも聞いたこともない民族の考え方を取り入れるかなぁ?


3:
阿部寛は相変わらずの大雑把な演技。
目立つのは驚いた時の大きな両目。

上戸彩は、意外と良かった。
仕事で巧く行かず、そのため全てにおいて自信が無い頼り無げな雰囲気が良かった。

4:
『のだめ』がいかに優れた作品か、いかに超えるのが難しいか、『のだめ』の監督自身で実証。



タグ ヤマザキマリ 阿部寛 上戸彩


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

『お天気お姉さん』その2

第二話

1:
今回は、イマイチ。
高濃度の二酸化炭素ねぇ…。
その発生の過程が弱いから説得力も弱く、ドラマの力、魅力を弱めています。

2:
そう言えば、このドラマ、変人の天才的気象予報士が主役って、『ガリレオ』と同類か。

武井咲が魅力的に安倍晴子を演じてるから、脚本家にもっと頑張って欲しい。



タグ 武井咲 大倉忠義 佐々木蔵之介 佐々木希 壇蜜 高知東生


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『ラスト・シンデレラ』その2

第二話

1:
つまらない事はありませんが、関心や注意力を高める物が無いのも確か。
志麻(飯島直子)の浮気した相手(遠藤章造)が学生時代からの後輩美樹(大塚寧々)のダンナだったなんて、
かなり笑える話ですが、イマイチ面白くない。

何でかなぁ…?

役者はいいし、菜々緒演じる大神千代子のストーカー風恐怖の思い込みも不気味でいいアクセントになってます。

でもなぁ…。

次回、面白くなる事に期待しましょう。



タグ 篠原涼子 飯島直子 大塚寧々 藤木直人 三浦春馬 遠藤章造 菜々緒


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『鴨、京都へ行く。』その2

第二話

1:
何だ、財務省キャリア組の才女がその優秀な頭脳と負けん気で老舗旅館を経営立て直しをするのかと思ったら、
頭でっかちの美貌才媛跡取りの

成長物語

になっちまった(溜息)。

それを表す台詞が、
板長寺石秀(高杉亘)が鴨(松下奈緒)について仲居頭塩見鞠子(かたせ梨乃)に言う、

>楯突いてくるやつ いうのは嫌いやないんです。
>小そう まとまったやつより ずっと ええ。

2:
今回、鴨は上羽やの「高級」について何やら感じたものは、

高野槇の浴槽

キュウリのぬか漬け

でもなぁ、視聴者が観ても「高級」に見えないんだなぁ…(溜息)。
何とか映像表現出来んかねぇ。



タグ 松下奈緒 椎名桔平 若村麻由美 笹野高史 かたせ梨乃 堀内敬子 伊武雅刀 松平健 市毛良枝 高杉亘


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テーマ : テレビドラマ
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西沢利明氏、逝去

2013年4月11日(木)、俳優の西沢利明さんが亡くなりました。享年77歳、死因は肺がん。
脇役で色々なドラマに出ていましたが、私にとっては
悲しみは海の色
(参考→ http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-22.html )
の美術の塚田先生ですね。

特徴ある魅力的な声の持ち主でした。

合掌

Requiescat in pace


NHK少年ドラマシリーズの連ドラは間違いなくマスターテープが残ってませんから、
せめて原作を読んでみませんか?




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テーマ : 俳優
ジャンル : アイドル・芸能

『幽かな彼女』その2

第二話

1:
このドラマ、ひょっとすると今季の大穴になりそうな予感。

2:
屁理屈を並べ主張だけする保護者と教師を見下している生徒。
生徒に媚を売る教師。

それに対し知恵で応える霧澤和泉副校長(真矢みき)と主人公神山暁教諭(香取信吾)。
暁は岡本香奈(未来穂香)が京塚りさ(山本舞香)のグループで嫌な目に遭っているのを
知恵を使い(=抜き打ち私物検査)助けました。

…私、好きなんです、知恵で難問を解決するのがね(^.^)。

3:
そして前田敦子演じる河合千穂教諭。
何やら不気味さを暗示する今回の終わり方。
ひょっとすると親が政界の大物かも。

4:
佐藤二郎真矢みき、この3人はやはりいい、巧い。

5:
成功しそうな予感がする理由は、「霊」。
Deus ex machina、機会に乗った神が必要になっても「霊」なら何やら説得力が有りそう。
「霊」の内、2人が佐藤二郎だからね。



タグ 香取信吾  前田敦子 真矢みき 佐藤二郎 未来穂香 山本舞香



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『ガリレオ』2013年TV版その1

★簡単な紹介

○放送
2013年4月15日~6月24日
月曜日 午後9:00~9:54
フジTV系
全11回

○スタッフ
原作:東野圭吾
脚本:福田靖
演出:西坂瑞城、澤田鎌作
撮影:増井初明
照明:桑原伸也
音楽福山雅治、菅野祐悟
プロデューサー:牧野正

○出演
福山雅治(湯川学准教授、「ガリレオ」)
柴咲コウ(内海薫刑事)
吉高由里子(岸谷美砂刑事)
澤部佑(太田川稔刑事)
北村一樹(草薙俊平刑事)
渡辺いっけい(栗林宏美助手)


○主題歌
『恋の魔力』 KOH

★評

第一話

1:
私にとっての今季一番の目玉ドラマ。

2:
内海刑事が海外研修(?)でいなくなり、代わりに来るのが帝都大出身の岸谷刑事。
柴咲コウの代わりになるのが、吉高由里子
これが非常に不安の種でした。
私が吉高を観たのは『美丘』だけで、演技は怪しかったし、語尾をかすかに伸ばし過ぎる喋り方で非常に耳に不快でした。
(参考→演技 http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-237.html )
(参考→喋り方 http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-240.html )

で、観てみると…

ほぉ、最高とは言えなくても、悪くありません。
『美丘』の時より、かなり改善、進歩してます。
特に変に語尾を伸ばす喋り方をしてないのは、大変宜しい。

これは巧く行くかもしれませんゾ、このドラマ。

3:
このドラマ、前回の連ドラの時は基本的にラブコメでした。
即ち、
湯川学准教授(福山雅治)を頂点した栗林宏美助手(渡辺いっけい)と内海薫刑事(柴咲コウ)の三角関係でした。
湯川先生を栗林助手と内海刑事が取り合うのが、恋愛の様で非常に面白かった。

そして今回もこの構造は変わらず!(^^)!。
更に今回は岸谷刑事(吉高由里子)が前回の内海刑事より若く、年上の栗林助手を馬鹿にする傍若無人振り(笑)。
この人物設定も成功しそうな予感。

4:
謎解きの方は、まぁ、いいかな(笑)。
ラブコメなんだから(笑)。

5:
勿論次回も観ます。



タグ 福山雅治 ガリレオ 柴咲コウ 吉高由里子 澤部佑 北村一樹 渡辺いっけい 東野圭吾


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『祇園囃子』

★簡単な紹介

○公開
1953年8月12日

○上映時間
1時間24分

○スタッフ
原作:川口松太郎
脚本:依田義賢
演出:溝口健二
撮影: 宮川一夫
照明:岡本健一
音楽:斉藤一郎
プロデューサー:辻久一

○出演
木暮実千代(美代春)
若尾文子(栄子)
河津清三郎(楠田)
進藤英太郎(沢本)
菅井一郎(佐伯)
田中春男(小川)
小柴幹治(神崎)
浪花千栄子(お君)
石原須磨男(幸吉)
志賀廼屋弁慶(助次郎)
伊達三郎(今西)
毛利菊枝(女紅場の教師)


★評

1:
祇園と舞妓さん、
金と心
の映画。

2:
祇園と舞妓さんに関して。

何かねぇ、つまらない。
祇園と舞妓って設定が60年後の日本には非常に馴染みが悪い。
今時こんな映画観たいと思う日本人がいるかなぁ?
興味と関心が無いです、私には。

でもここにお笑いを入れた『舞妓Haaan!!!』は非常に面白かったけどね。

3:
金と心に関して。

それでもって金と心の方は、悪くありません。
60年後の日本でも事情が変わってないからです。
民間企業が役人を接待。
接待に道具にされる舞妓さん。
自分の心を守り貫けば仕事を干される舞妓さん。
金が無ければ生きてはいけないので、結局体を売る美代春姉さん。

4:
栄子を演じてるのが、若尾文子
最近ならソフトバンクのお父さんのお母さんだもんなぁ…
顔立ちが八千草薫と同じく最近になっても変わっていません。
この点は節制してるのが明らかで役者としては、立派です。
若々しい顔立ちは最初の方はいいんですが、お披露目以降も変わらず。
少なくともお披露目の時は美しくならなあかんがな(溜息)。
『舞妓Haaaan!!!』で柴咲コウはエラく美しくなりましたゾ。

他の役者は問題無く、宜しい。

5:
映像は、流石の宮川一夫でも和服の美しさは白黒では表せません。
カラーでないと無理。
もう一つ不満なのは、祇園の街並みが殆ど出ない事。
夜行性の舞妓さんが主役だから仕方なし(溜息)。

6:
今回はリマスターしたDVDを観ましたが、最初のクレジット以外はキレイに修復してあります。
音声も聞き取りにくい箇所は無し。
『お遊さま』と2年しか違わないのにかなり良い状態で保存されている様です。



タグ 溝口健二 宮川一夫 若尾文子 木暮実千代 浪花千栄子



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

『リーガル・ハイ』スペシャル版

★簡単な紹介

○放送
2013年4月13日
土曜日 午後9:00~11:10
フジTV系

○スタッフ
脚本:古沢良太
演出:石川淳一
撮影:大石弘宣、長谷川諭
照明:藤本潤一
音楽:林ゆうき
プロデューサー:成川広明、稲田秀樹

○出演
堺雅人(古美門研介)
新垣結衣(黛真知子)
里見浩太朗(服部)
生瀬勝久(三木長一郎)
小池栄子(沢地君江)
榮倉奈々(藤井みなみ)
北大路欣也(勅使河原勲、弁護士被告側)
広末涼子(別府敏子、裁判長)
末岡拓人(小暮和彦)
堀内敬子(小暮秀美、和彦の母)


★評

1:
ゲストの広末涼子北大路欣也、文句有りません。

2:
脚本は相変わらずの駄目振り。自爆。
古美門弁護士(堺雅人)は相変わらず証拠も無く、誘導尋問で証言させています(溜息)。
それを止めない被告側弁護士勅使河原(北大路欣也)。
裁判所の外では証人に自身の証言に有利になるように工作する古美門弁護士。
こんな証言、信頼性皆無。

救いようの無い駄作。失敗作。


タグ 堺雅人 新垣結衣 里見浩太朗 生瀬勝久 小池栄子 榮倉奈々 北大路欣也 広末涼子 末岡拓人 堀内敬子


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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

『お天気お姉さん』その1

★簡単な紹介

○放送
2013年4月12日~6月7日
金曜日 午後11:15~午前0:09
TV朝日系
全8回

○スタッフ
脚本:大石静
演出:片山修、田村直己、植田尚
撮影:小川信也」
照明:諸岡亮
音楽:末廣健一郎、神坂享之輔
プロデューサー:中山慎子、山本喜彦

○出演
武井咲(安倍晴子)
大倉忠義(青木豪太)
佐々木蔵之介(三雲三平)
佐々木希(橋本茜)
壇蜜(蜜代)
高知東生(亀岡巧)


★評

第一話

1:
武井咲演じる気象予報士安倍晴子、黒尽くめで『黒の女教師』の高倉夕子(榮倉奈々)みたい。
同じ位無表情。
でも武井の方が存在感が有るなぁ…
気象予報士なんで気象に関する豊富な知識を披露するんで、知的な雰囲気を漂わせ易いのも確かだし役者としては有利。

2:
気象の知識も目新しいし、武井咲の演技もとりあえず大丈夫そうなんで次回も観ますかね。




タグ 武井咲 大倉忠義 佐々木蔵之介 佐々木希 壇蜜 高知東生


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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

『ラスト・シンデレラ』その1

★簡単な紹介

○放送
2013年4月11日~
木曜日 午後10:00~10:54
フジTV系
全回

○スタッフ
脚本:中谷まゆみ
演出:田中亮、平野眞、関野宗紀
撮影:宮崎康仁
照明:富沢宴令
音楽:半沢武志
BMX指導:米田大輔
美容師指導:中田直久、高橋澄絵
プロデューサー:中野利幸

○出演
篠原涼子(遠山桜)
飯島直子(長谷川志麻)
大塚寧々(武内美樹)
藤木直人(立花凜太郎)
三浦春馬(佐伯広斗)
遠藤章造(武内公平)
菜々緒(大神千代子)


★評

第一話

1:
演技力に「?」がつくのは、主要登場人物では藤木直人
『ホタルノヒカリ』で少々演技が怪しかったからなぁ。
遠藤章造菜々緒は役者が本業ではないから、まぁ、許す(笑)。
主要女優三人は問題無いですから、まぁ、安心して観ていられます。

だから後は脚本家の腕次第。

2:
篠原涼子は相変わらず巧い。
オヤジ化女子を納得させる大雑把さと人目を気にしない恥じらい(?)の無さ。

3:
遠山桜(篠原涼子)の勤める美容室が“HAPPY GO LUCKY”。
意味は「のんきな」(carefree)、「楽天的な」(easygoing)。
桜に相応しい店名。

4:
目障り、耳障りが無い第一話だったので、とりあえず合格。



タグ 篠原涼子 飯島直子 大塚寧々 藤木直人 三浦春馬 遠藤章造 菜々緒



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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

『鴨、京都へ行く。』その1

★簡単な紹介

○放送
2013年4月9日~6月18日
水曜日 午後9:00~9:54
フジTV系
全11回

○スタッフ
脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
演出:永山耕三、兼崎涼介、並木道子
撮影:岡田賢三、日下誠、今西貴允
照明:山中秋男
音楽:野崎良太(Jazztronick)、松下奈緒
プロデューサー:手塚治、妹尾啓太、中尾亜由子

○出演
松下奈緒(上羽鴨)
椎名桔平(衣川周平、ワイズコンサルティング コンサルタント)
若村麻由美(梅垣涼風、梅垣屋女将)
笹野高史(峰岸鼓太郎、男衆、生花)
かたせ梨乃(塩見鞠子、仲居頭)
堀内敬子(間山紗江、仲居)
伊武雅刀(高瀬裕次郎、ワイズコンサルティング、衣川の上司)
松平健(仲代公吉、財務大臣)
市毛良枝(上羽薫、上羽や女将)


★評

第一話

1:
これは作るのが難しそうなドラマ。
高級旅館を「旅館の人間ではなく、お客様が決めるもの」と登場人物の言わせ、
また「生け花、部屋のしつらえ、季節ごとの料理、何もかもこれっぽっちの上積みにしかなりまへん。
でもこのこれっぽっちを217年間積み重ねてきた。価値があるかは分かりまへんけど、意味はあると思います。」
と峰岸(笹野高史)に言わせてます。

この「これっぽっち」をTVで表現出来るか、どの様にして表現するか、これが成功のカギとなるでしょう。

2:
上羽鴨は東大出の財務省キャリア組の設定。
だけど松下奈緒の演技だとイマイチ頭が良さそうに見えません。
第二話以降、うまく演技出来るでしょか?



タグ 松下奈緒 椎名桔平 若村麻由美 笹野高史 かたせ梨乃 堀内敬子 伊武雅刀 松平健 市毛良枝


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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

『幽かな彼女』その1

★簡単な紹介

○放送
2013年4月9日~6月18日
水曜日 関西TV系
午後10:00~10:54
全11回

○スタッフ
脚本:古谷和尚
演出:白木啓一郎、星野和成、田中耕司
撮影:中山秀一
照明:金子宗央
音楽:井筒昭雄
プロデューサー:木村淳

○出演
香取信吾(神山暁)
(アカネ)
前田敦子(河合千穂)
真矢みき(霧澤和泉)
佐藤二郎(浮遊霊、吉岡)


★評

1:
相変わらずムカつく生徒が中心の最近の学園物。
やる気を失ったけど、なぜか霊が見え霊の声が聞こえる神山教諭(香取信吾)。

霊をやるのが佐藤二郎なんて芸達者だから、霊の使い方が巧いと痛快な学園物になる可能性有り。
失敗すると水戸黄門みたいなご都合主義になり自爆必至。

それにしても最近の糞ガキ生徒を人として真面な道を歩ませるためには人間の手だけでは負えず霊の力を借りねばならんとは、
世も末(涙)。



タグ 香取信吾  前田敦子 真矢みき 佐藤二郎


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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

『お遊さま』

★簡単な紹介

○公開
1951年6月22日

○上映時間
1時間33分

○スタッフ
原作:谷崎潤一郎『蘆刈』
脚本:依田義賢
演出:溝口健二
撮影:宮川一夫
照明:岡本健一
音楽:早坂文雄
美術:水谷浩

○出演
田中絹代(お遊さま)
音羽信子(お静)
堀雄二(慎之助)
柳永二郎(栄太郎)
進藤英太郎(久右衛門)


★評

1:
21世紀の日本に生きる日本人には、感覚的に分かりにくい映画。
奇妙と今では言ってもおかしくない女二人と男一人の三角関係のお話。
私には、この映画、どこが面白いの?デス。

2:
少々大仰な演出が有りますが、小津安二郎の映画より遥かに真面な作り。
原節子や笠智衆みたいな下手さが目立つ役者がいないのが宜しい。
田中絹代は美人と言う程の「顔立ち」ではないですが、美人とハッキリ言える「顔付き」をしています。
音羽信子は役柄通りの悲しみと儚さを溢れさせ、中々宜しい。
私の世代だと晩年の頃しか馴染みが無いから撮影当時24歳の美貌にビックリ。

3:
撮影はあの宮川一夫で変な映像は無いんですが、ハッキリ言ってカラーで見たい映像ばかり。
映像はリマスターしてあると謳いながらも、『羅生門』とは雲泥の差。
音声も聞き取りにくい箇所があるのになんで字幕無し?

4:
終盤の室内セットの出来が悪い。
東京で慎之助とお静が暮らすセット。
お遊が暮らす嫁ぎ先の別宅のセット。
最後に慎之助が歩く蘆原のセット。
全て水が悪い。
不自然全開、不自然この上なし。


タグ 溝口健二 田中絹代 音羽信子  宮川一夫 堀雄二 谷崎潤一郎



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

『The official Tour de France centennial 1903-2003』

1:
L’equipeが出した100 ans de Tour de Fraceの英語訳。
私のロードレースの記事でよく引用したり参考にしている本です。
10年前ツール100周年で出した本ですが、未だにAmazonの日英米仏加に中古が有りますな。
フランスのAmazonには、原著のフランス語版が有ります。
日本のAmazonに出てる英語訳は英か米の古本屋が出品してるヤツですが。

良く見ると記録に間違いが多いのですが、それでも非常に素晴らしい本です。
なぜ?
当時のロト紙(L’auto)やレキップ紙(L’equipe)から引用されている記事が全て一時資料だからです。
つまり、有名どころではピエール・シャニー(Pierre Chany)を筆頭に実際にレースを見た記者が書いた記事しか載ってないのです。
「!」です。
それを日本語では無理ですが、ちょっと無理すれば読める英語で読める!

アームストロングを筆頭にロードレースの醜さを含めロードレースを愛している方にお勧めします。
上記の「!」と同じ思いがある方は絶対手に入れた方が宜しい。

こういう本で英語を勉強すると楽しいですゾ。

2:
ところで私の場合、2003年に新宿の紀伊国屋で買ったんですが、¥7,250+消費税。
次に入った時は¥1,000程安かった(?_?)。
その次に入った時は、ペーパーバックになり、何と、\4,000台だった(@_@)。

何なんでしょう、これ(涙)。



タグ ツール・ド・フランス ピエール・シャニー ロト レキップ



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テーマ : 自転車ロードレース
ジャンル : スポーツ

『野良犬』その1

★簡単な紹介

○公開
1949年10月17日

○上映時間
2時間2分

○スタッフ
脚本:黒澤明、菊島隆三
演出:黒澤明
撮影:中井朝一
照明:石井長四郎
音楽:早坂文雄
プロデューサー:本木荘二郎

○出演
三船敏郎(村上刑事)
志村喬(佐藤刑事)
木村功(遊佐)
淡路恵子(並木ハルミ)
三好栄子(ハルミの母)
千石規子(ピストル屋のヒモ)
東野英治郎(桶屋のおやじ)
千秋実(レビュー劇場の演出家)
伊藤雄之助(劇場支配人)
山本礼三郎(本多、本名立花)


★評

1:
前回観たのは、20数年前(汗)。
だもんで殆ど忘れていました(汗)。

2:
面白いですね。

ただ気になる、目に付く誇張し過ぎのカット二ヶ所。
まず、並木ハルミ(淡路恵子)が自宅アパートで母親と村上刑事(三船敏郎)の前で遊佐(木村功)に買ってもらったドレスで踊るカット。
次に遊佐に撃たれた佐藤刑事(志村喬)に手術中、手術室のドアに縋り付いて絶叫する村上刑事。

2:
それでも、こんな所を殆ど気にさせない巧い脚本。
何と言っても一番巧いのは、犯人まで簡単に辿り着かない点。
観客の興味と集中力を最後まで保ち続けています。

主役の佐藤刑事と村上刑事の描写も巧い。
ベテランの佐藤刑事の落ち着き振りと捜査が仕事なので感情的にならず淡々とこなす姿。
新人村上刑事の熱意は有っても、白々しい行き過ぎた正義感が無い点。

3:
殆ど出て来ない遊佐を演じた木村功が中々巧い。
心の弱さ、落ち着きのなさ、中々見事。

4:
最後の村上刑事と遊佐のシークウェンス。
追う方と追われる方の違いは有りますが、雑木林、叢、沼(→DVDデラックス版の付録解説本のチャプターリストでは「水溜り」)で同じ様に汚れる二人。
一人は刑事、もう一人は強盗殺人犯。
表す事は同じ経験をしながらも、全く反対の生き方をする事。
つまり、同じ様に復員後リュックを盗まれたのに一人は真っ当に生き、もう一人は人の道を外れました。
4-1:
二人の違いは何だったんでしょう?
脚本を書いた黒澤明と菊島隆三の答えは、次の佐藤刑事の台詞(→自宅に村上刑事を招き配給のビールを御馳走するシークウェンス):

>犯人の心理分析なんて 小説家に任せておくんだな

よく分からんと捉えて間違いありません。
そして、『天国と地獄』へと繋がっています。
(→参考 http://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-664.html )

中々賢い脚本です。
へんに小賢しい犯罪心理を入れると興が冷めるだけです。

4-2:
もう一つ最後のシークウェンスに繋がるのが、掏られた自分の拳銃が淀橋の傷害事件に使われたのが分かった後、
村上刑事が辞職願を出し中島係長警部(清水元)から言われる事:

>不運は人間を叩き上げるか 押し潰すか どちらかだ
>君は押し潰される気か
>心の持ち方次第で 君の不運は君のチャンスだ
>なぜ この事件を担当さしてくれと言わないんだい

叩き上げられた村上刑事、押し潰された遊佐。

5:
最初に射撃練習場でのコルトポケットオートの射撃のカット。
本物を撃ってるみたいですゾ。

6:
最後の大原駅のロケ地が、大泉学園の駅の様です。
もしそうなら現在とエラく変わっていて目が点です(@_@)。

7:
2013年TVドラマ版とは段違いの面白さ。



タグ 黒澤明 淡路恵子 三船敏郎 志村喬 木村功



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

ジロ・デ・イタリアその1

紙の中のロードレースその10

ジロ・デ・イタリアその1

ステルヴィオ峠

1:
イタリア語で
Passo dello Stelvio
ドイツ語で
Stilfser Joch
標高2,758m

南西の麓の町が
ボルミオ(Bormio)
標高1,217m
距離19㎞
標高差1,541m
平均勾配7.3%


北東の麓の町が
チェングレス(Cengles)
(独語でTschengls)
標高887m
距離23㎞
標高差1,871m
平均勾配7.0%

1:
1975年は私が初めてスポーツ用自転車を親に買ってもらった年。
(→丸紅山口のべニックスSX-1027。27インチ(!)のスポルティフ。サイズ560㎜)
同時にサイスポ誌とニューサイ誌を読み始め、数軒の自転車店に足繁く通うようになりました。
その中の1軒がロードレーサーに比較的力を入れている店でミロワール・ド・シクリスム誌(Miroir du cyclisme)やケネディ兄弟社のツールとジロの各年の本を売ってました。
写真が多かったミロワールで初めて見るヨーロッパの選手達とロードレーサーのカッコ宜しいこと、カッコ宜しいこと、一目で虜になりました(^.^)。

1975年のツールの総集編も運良くTBSで放送されました。
(→次に放送されるのは1982年。最近興味を持ち出したの人達には想像出来ないでしょう)
そして翌1976年、衝撃の本と出逢います。
ジロ・デ・イタリアの本です。

2:

イギリス、ケネディ兄弟社刊『ツアー・オブ・イタリー 1975』(Tour of Italy 1975)。

当時の英語力は問題外の低さで読んでみようとさえ思いませんでした。
そんな訳で、パラパラ捲って行くと立山アルペンルートの毎年の開通直後の様な雪の壁の間を登って行く選手の写真がかなり入ってました。
そして、凄い写真が有りました。
雪の斜面の中の九十九折れの道を俯瞰で撮った写真です。
晴れているのは分かりますが、標高2,400m以上です!
先頭の選手(ガルドスFrancisco Galdos とベルト―リオFausto Bertoglio)、関係車両、そしてそんな冬山みたいな所に観客!(ざっと見ても写真の中に数百人)
雪の白、道路と人と車両の黒と灰色、三色の強烈な対比。
非常に美しい白黒写真です。
こんな標高の高い所でこんな雪の有る時にレースとやる主催者の熱意
(→当時は自転車専門誌を半年以上読み、また自転車屋の大将にイタリア人のアホ振りと熱狂を聞かされ「熱意」ではなく「アホ」だと思ってました(笑))、
それにこんな所へこんな時にわざわざ見に来る観客の熱意と愛情
(→これも「アホ」だと思ってました(笑))
も痛い程伝わる写真です。

数年後、読んでみるとこの年に最終区間第21区間のゴールがこのステルヴィオ峠だとか(@_@)。
頂上ゴールだけでなく、最終区間のゴールも峠の天辺。
こんな最後、他のレースで見たことなし、聞いたことなし(溜息)。

当時は「スゲェ~」と思いましたが、その後10年以上経って英語の実戦を兼ねて英語でロードレースの本を読みまくると、「過酷この上なし」と思いが変わりました。

3:
この写真に衝撃を受けたのは私だけではない様です。
最近サイスポ誌に写真を提供しているグレイアム・ワットゥスン(=グラハム・ワトソン Graham Watson)もその一人に違いないと私は思ってます。
殆ど同じ構図の写真を1994年のジロで撮っています。
ワットゥスンの写真集、
“20 years of cycling photography”
VELO press刊 2008年
のp,126の全面写真。

1975年の例の写真に衝撃を受けたとしか思えんです、私には。
特に雪の部分を白く飛ばし雪を強調している点ですね。

4:
次にステルヴィオ峠を目にするのは、1980年。
ジロの第20区間、ルノーチームのベルナドー(Jean-Rene Bernaudeau)とイノー(Bernard Hinault)が逃げ、ベルナドーが区間優勝した時。
見た雑誌はミロワール・ド・シクリスム誌の年間総集編、”Livre d’or”(=黄金の本)。
当時1冊\1,300程して、中々手が出ない雑誌でしたが、1年のレースがまとめて載っているので無理して買いました。

イノーは前年1979年秋にロンバルディア一周に勝ち、イタリア人にクラッシクレースに強いところを見せつけ、
更に敵地イタリアでグランツールにも勝ち誰が現在のロードレースの支配者か思い知らせてやりました。

後年イノーのインタビューを読むと、このステルヴィオの下りで、ベルナドーは、
「あいつ(=ベルナドー)はいかれてたな。カーブになっても全然ブレーキを掛けないで行きやがった。」

まぁ、こんな感じで私にとってイタリアの峠、ドロミテの峠と言うと、「ステルヴィオ」になりました。

5:
そして自転車以外でもこのステルヴィオ峠は出て来ます。
例えば私が持ってる本だと、カーマガジン誌2001年12月号。
アルファロメオ147の試乗記。
コースがミラノからステルヴィオ峠
自転車乗り達が写っている小さな写真も載っています。
記事を書いた齋藤浩之氏は、頂上で撮影を済ますと、ガヴィア峠を目指したとか(@_@)。


参考文献
上記以外では、
La fabuleuse histoire du cyclisme
La veridique histoire des Geants de la Route
Tour 80
L’annee du cyclisme 1975,1980
Dictionnaire du cyclisme
ジロ・ディ・イタリア 峠と歴史



タグ ジロ・デ・イタリア ステルヴィオ峠 ガヴィア峠



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テーマ : 自転車ロードレース
ジャンル : スポーツ

TV版『白夜行』音楽その13

第三弾

音楽の使われ方その13

サントラ盤に入ってる曲
1、 白夜を行く
2、 君を照らしていたい
3、 夜の彷徨い
4、 夜更け、独り言
5、 月蝕
6、 ふたりの約束
7、 殺人は落ち着いて
8、 疑惑の鍵
9、 追跡
10、ずっと待っている
11、君を照らしたい夜に
12、レクイエム
13、君の指先
14、背徳の調べ
15、光と影
16、見えない視線
17、会いに行くよ
18、白夜を行く、再び
19、この静かな闇
20、君を照らす朝
21、振動が止まらない
22、月光を集めて
23、僕の体温
24、Love & letter
25、祈り
26、影(Inst for TV)

そして柴咲コウの主題歌
『影』

第六話その2

1:
18分丁度~19分16秒
    飲み屋島崎の大将が亮司と友彦に松浦の生い立ちを語る。
♪夜更け、独り言(4曲目)
…島崎の大将の「俺が言ったって言うなよ」を強調する音楽。

2:
19分36秒~21分51秒
  友彦、亮司に松浦の暴力は愛情の裏返しだと言う。
  友彦、亮司に本当の強さは打たれても何回も立ち上がることだぞと言う。
  友彦、亮司にお前が考えてる方法より打たれてる方がいいと言う。
  雪穂、篠塚のから睡眠薬を貰う。
♪白夜を行く(1曲目)
のピアノの部分。
…見捨てたられた子供。
…亮司と雪穂と似た少年時代を過ごした松浦。
…愛情表現として相手を傷付ける。
…嘘を吐く。
…つまり、このドラマの主題とも言える事を話しているので、「♪白夜を行く(1曲目)」で補強。

3:
22分53秒~24分5秒
  銭湯で、亮司と友彦。
  松浦、自宅で。
  雪穂、自宅で酒(ウィスキー?)に睡眠薬を混ぜ味見。
  雪穂、何かを終わらせる決心。
♪月光を集めて(22曲目)
…各人、自分の心の中を見ています。そのために「月光」が必要。

4:
24分30秒~24分55秒
  明日、榎本さんのルートに手入れが入る、と教えられる亮司
♪?
→またしてもサントラ盤に無し(涙)。

5:
25分3秒~26分20秒
  雪穂、睡眠薬を手にし。
  亮司、PCからファイルを消去。
  亮司、松浦がなにかファイル関係を持ってないかケータイを掛ける。
  松浦、自宅に弥生子がいるのを発見。
  古賀刑事、そんな松浦と弥生子を監視。
♪夜の彷徨い(3曲目)
…白夜の中を蠢く人々。

6:
26分21秒~26分30秒
  雪穂、古流花バサミをバッグに入れ家を出る。
♪殺人は落ち着いて(7曲目)
…用意周到な雪穂。

7:
26分51秒~28分56秒
  弥生子、松浦から例のネガを買い取ろうとする。
  弥生子、見つける。
  そこへ、古賀刑事、乱入。
  松浦、古賀を刺殺。
♪?
→サントラ盤に無し(涙)。

8:
29分27秒~31分35秒
  松浦、古賀に止めを刺す。
  亮司、松浦を刺殺。
♪振動が止まらない(21曲目)
…悪の「振動が止まらない」です。

9:
32分9秒~35分3秒
  松浦の言い分。
  亮司、弥生子に証言を頼む。
♪白夜を行く、再び(18曲目)
…殺人再び。
…亮司再び弥生子の前から姿を消す。
…弥生子再び亮司を失う。
…弥生子再び亮司のために嘘を吐く。

10:
35分50秒~37分22秒
  亮司、ネガを持って雪穂と会う。
  あんなやつ、前から殺そうと思っていた。
♪君を照らしたい夜に(11曲目)
…亮司の話。
…亮司の思い。

続いて
37分22秒~40分18秒
  私も殺そうと思っていた。
  やったのは私だよ。
  亮をもう一度太陽の下に戻してあげるからさ。
♪君を照らしていたい(2曲目)
…亮司の話を聞いた雪穂の思い。

…暗い愛情。
…倫理と言う羅針盤を失った愛が続ける迷走。
…醜い心の後に出来る影の美しさ。

…切ないなぁ。。。

11:
40分51秒~42分8秒
  夫人が語る古賀刑事の人柄
♪僕の体温(23曲目)
…亮司と雪穂とは違う古賀刑事の暖かな思いを強調する音楽。

続いて
42分8秒~43分22秒
  笹垣、古賀を回想する。
  笹垣の後悔。
♪この静かな闇(19曲目)
…大事な人を失う静かな、空虚な闇。
…大事な人の声が聞けない圧倒的な静けさ。



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ミラノ~サンレモその1

紙の中のロードレースその9

ユジェーヌ・クリストフミラノ~サンレモ

1:
クリストフ」と言えば私の世代だとフランス製のトークリップとトーストラップ。
安いのから高いのまで数種類ありましたな。
こんな遥離れた日本でも売ってた位ですから、引退後は金銭的には苦労しなかった様です。

2:
ミラノ~サンレモは私が最初に知った本場ヨーロッパのロードレース。
40年前の1973年、島野工業提供の自転車TV番組『素晴らしき自転車野郎』でこのミラノ~サンレモが取り上げられたはずです。
でも記憶が定かでないので、ひょっとしたらやらなかったかも(涙)。

3:
さて、クリストフは20世紀初頭のロード選手ですから、事故や事件は付き物で、この方はその中でも特に有名。
1913年第11回ツール・ド・フランス
7月9日(水)第6区間バヨンヌ~リュション(Bayonne~Luchon)
326㎞
ツールマレ峠で自転車のフォークが折れ、自転車を担ぎ麓のサント・マリー・ド・カンパン村(Sainte-Marie-de-Campan)までの14㎞を歩いて下りました。
そこの鍛冶屋でフォークを修理。
修理時間は4時間弱。
ツールマレ峠の頂上を首位で通過したのに、リュションへゴールしたのは首位のフィリップ・ティス(Philippe Thys)に遅れる事3時間50分(@_@)。

4:
クリストフミラノ~サンレモでも痛い目に遭っています。
1910年第4回での事。
この日は気温が低かったのですが、レース前半は道路の泥に悩まされました。
(→当時の道路事情はどこでも未舗装で悪かった)
しかし、最初の難関のトゥルキーノ峠を登り始めると雪が降り始め自転車から降り歩いて登りました。
この登りで先頭集団の選手は寒さのために一人また一人と棄権していきます。
峠を越えると雪が20cmも積もっていて場所によってはもっと積もっていました。
自転車で下れなくなると再び歩き始めました。
しばらく進むと腹痛になり片手で自転車を掴み、反対の手で腹を押さえて道路脇の岩に寄り掛かりました。
その内に寒さで体が動かなくなり、出来るのは首を左右に動かすだけになってしまいました。
その時クリストフが考えていたのは、このレースで優勝出来なかったら幾ら損するか。
自分が厳寒に晒され凍死の危機にいるのに気付いていませんでした(@_@)。
するとそこへ一人の男性が通り掛かりそのまま過ぎ去ろうとしたので知っているわずかなイタリア語で叫びました。
“Signor, signor, casa, casa!”
(→君、君、家、家!)
クリストフは案内されると言うよりは、引き摺られて建物へ連れていかれました。

その小さな建物は実際には小さな宿でした。
薪ストーブのそばでラムのお湯割りを飲みながら体を動かし手足の血行を良くしていました。
その間も窓から目を離さず他の選手を警戒していました。
25分後、宿主から長ズボンを貰うとここにいた方がいいと言う宿主の忠告に耳を貸さず再び走り出しました。

この時点でクリストフを抜いた選手は4人。
この4人をクリストフは「泥だらけの袋」とインタビューで言ってますから天候と道路状況がどんなもんだったか想像出来ます。

結局クリストフは4人を抜き優勝します。
12時間24分
281㎞
平均時速23.33kmh

平均時速が大会史上最低で当日の状況がよく分かります。

この後クリストフは低体温症のために1ヶ月入院。
更に真面にレース出来るようになるまで2年掛かったとか。

5:
Geants de la Route
「路上の巨人」とロード選手を敬意を込めてフランスでは呼びますが、1910年のミラノ~サンレモで優勝したクリストフは正にその典型。


参考文献
La veridique histoire des Geants de la Route
La fabuleuse histoire du cyclisme
La fabuleuse histoire du Tour de France
The official Tour de France centennial 1903-2003
A century of cycling
Ascent, the mountains of the Tour de France
ツール100話、ツール・ド・フランス100年の歴史


タグ ミラノ~サンレモ クリストフ 素晴らしき自転車野郎 トゥルキーノ峠


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TV版『白夜行』音楽その12

第三弾

音楽の使われ方その12

サントラ盤に入ってる曲
1、 白夜を行く
2、 君を照らしていたい
3、 夜の彷徨い
4、 夜更け、独り言
5、 月蝕
6、 ふたりの約束
7、 殺人は落ち着いて
8、 疑惑の鍵
9、 追跡
10、ずっと待っている
11、君を照らしたい夜に
12、レクイエム
13、君の指先
14、背徳の調べ
15、光と影
16、見えない視線
17、会いに行くよ
18、白夜を行く、再び
19、この静かな闇
20、君を照らす朝
21、振動が止まらない
22、月光を集めて
23、僕の体温
24、Love & letter
25、祈り
26、影(Inst for TV)

そして柴咲コウの主題歌
『影』

第六話その1

1:
1秒~1分32秒
  冒頭、回想とこれまでの復習。
♪白夜を行く、再び(18曲目)
…前回、第五話と同じ使い方。

2:
2分3秒~2分31秒
  古賀、笹垣両刑事が亮司について弥生子に質問。
♪追跡(9曲目)
…毎度おなじみ、警察捜査のテーマ(笑)。

3:
3分48秒~4分20秒
  弥生子、金田情報サービスへ行く。
  目的は松浦捜索。
  亮司、雪穂が返した預金通帳を見つめる。
♪光と影(15曲目)
…「影」(=裏の人生)の亮司と雪穂だけでなく、「光」(=真っ当な人生)の弥生子も動き出した、って事。
…全話観ると分かりますが、光と影が両方動きだし、この回第六話の最後では、
言えない、秘密(笑)。

4:
4分21秒~5分22秒
  亮司の語り。
  雪穂の事を考える。
  亮司、例の雪穂の写真を燃やす。
♪?
→これもサントラ盤に無し(涙)。

5:
5分25秒~5分55秒
  亮司、松浦にネガを売れと交渉。
♪光と影(15曲目)
…雪穂とはもう終わりだけど、雪穂に何かしたら自首して3人共終わり。
…つまり、罪と罰です。
…罪=影
…罰=光
…自首して裏の人生やめ、罰を受け表の人生へ、って事。

6:
5分55秒~6分18秒
  そんな事したら、榎本に殺される、と松浦。
♪?
→これもサントラ盤に無し(涙)。

7:
6分37秒~8分44秒
  亮司の語り、
  「白夜は奪われた夜なのか、与えられた昼なのか」
  こんな生活終わりにしたい。
  タイトルバック。
♪白夜を行く、再び(18曲目)
…ドラマの最初の方でこんな題名の曲が掛かれば、こんな生活終わりに出来るはずなし。
…こんな事を伝える選曲。

8:
11分15秒~
  雪穂、真文に恋愛相談。
  真文、隣の息子にときめくのもダンナがいるおかげかな。
♪月光を集めて(22曲目)
…恋心をじっと観察すると。

9:
12分43秒~13分40秒
  松浦、友彦に焼きを入れる。
  松浦、亮司に口のきき方を教える。
♪殺人は落ち着いて(7曲目)
…殺意や怒りが激情と共にやって来るとは限りません。

10:
14分34秒~15分40秒
  亮司、電話を掛けようとする。
  雪穂、川島江利子とお茶しようとする。
♪?
…サントラ盤に無し(涙)。

11:
15分41秒~16分13秒
  精華女子学園短大に松浦、雪穂と会うために姿を現す。
  亮司は切り絵の人間をハサミで切り刻む。
♪レクイエム(12曲目)
…この曲名みたいに嫌われてる松浦(笑)。
…誰かに死が近づいています。

…こので雪穂の台詞「あっ 忘れ物した 先 行ってて」
…雪穂が慌てて言い訳を考えて言ってるんじゃなくて、綾瀬はるかのこの喋り方は棒読み以外の何物でもなし(涙)。
…困った女優です(溜息)。

12:
16分26秒~17分14秒
  松浦、雪穂を会い亮司とよりを戻せと言う。
  雪穂、篠塚のにケータイを掛ける。
♪光と影(15曲目)
…雪穂の昼間の世界に現れた白夜の住人の松浦。



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ツール・ド・フランスその2

紙の中のロードレースその8

ロバート・キャパツール・ド・フランス

1:
私がロバート・キャパがツールの取材をしたのを知ったのは、アメリカの”Inside Cycling”誌が月間で定期刊行される前の準備号。
1986年の事でした。
(→この雑誌はその後どうなったか不明。現在ネットで検索しても出て来ません)
その後、1988年文藝春秋から『キャパ その青春』(原題”ROBERT CAPA : A BIOGRAPHY” リチャード・ウィーラン(Richard Whelan)著、沢木耕太郎訳)が出て早速確認しました。
そうしたら、書いてある、書いてある(^.^)。
間違っていませんでした。
奥付けを見ると著作権の発生年が1985年になっています。
つまり”Inside Cycling”の筆者は”ROBERT CAPA : A BIOGRAPHY”を読んでいたと考えて間違いありません。

キャパの本で有名なのは自ら書いた従軍記『ちょっとピンぼけ』ですが、この本は1942年から書かれているのでツールの取材については書かれていません。


2:
キャパが取材したのは1939年、第二次世界大戦前の最後の大会。
初めて山岳タイムトライアルが行われた大会。
(→但し、頂上ゴールではなし。第16区間その2 ボネヴァル・シュル・アール~ブール・サン・モーリス(Bonneval-Sur-Arc~Bourg-St-Maurice)
64.5㎞ イズラン峠2,764mを超える)

キャパは“パリマッチ”誌の依頼を受け取材。
(この時の原稿料は、お金ではなく欲しかったモーターバイクを貰ったとか)

その時撮った写真は、キャパの本や写真集によく載る様です。
私が持っている写真集には、少しですが載っています。
ロバート・キャパ展 “戦争と平和” 1984年 (p,63 小さな版で2枚)
ロバート・キャパ全作品展 1997年 (見開きで2ページ 8枚)
★CAPA’S EYE ロバート・キャパの眼が見た世界とニッポン 2004年 (見開きで2ページ pp.26~27 2枚)

載ってる写真の殆どは『キャパ その青春』に書いてある通り選手ではなく観客の写真。


3:
選手よりも観客の写真が多いのは世界中がキナ臭い頃だったからでしょうか?
それともスポーツに関心があまり無かったからでしょうか?
子供好きだったのは確かです。(→CAPA’S EYE p,77)

ツールの「周辺」の写真です。
一般的なツールの写真とはちょっと種類の違う写真です。
お暇な折にご覧になって下さい。


参考文献
上記以外では、
The official Tour de France Centennial 1903-2003
La fabuleuse histoire du Tour de France
Grands cols, les montagnes du Tour de France a velo


タグ ツール・ド・フランス ロバート・キャパ



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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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