『IQ246~華麗なる事件簿~』その3

第三話


1:
今回は賢生(ディーン・フジオカ)のかつての憧れの人美晴(観月ありさ)のお話。
私CYPRESSも美晴、否、観月ありさが好きでした(笑)。
見ているだけで十分、眺めるための女優でした(笑)。

そんなお気軽な(笑)、女優のためか、どうもお話はイマイチでした。


2:
沙羅駆(織田裕二)は、どうやら、毎回の殺人事件の背後に「知恵袋」がいる事に気付いている様です。
法門寺家のPCにまで侵入している。

この「知恵袋」は朋美(中谷美紀)だろうなぁ。


3:
まぁ、お気軽に観ていられるんで次回も観ます。





タグ 中谷美紀 織田裕二 土屋太鳳 寺島進 篠井英介 新川優愛 ディーン・フジオカ 観月ありさ






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『日曜美術館 至宝が伝える 天平の文化~第68回 正倉院展~』

★簡単な紹介

○放送
2016年10月30日(日)
午前9:00~9:45
NHK Eテレ


正倉院展は毎年2週間しか開催されないし、奈良なんて僻地だから行く気にもなれず、
オマケに美術好きの掛かり付け医によると「見せてやる」と言う悪い雰囲気らしいので、
更に行く気を失っております。

東京国立博物館で大々的な展覧会をやらないかなぁ。

昨年に続きNHK Eテレの「日曜美術館」で観ました。

さて、印象的だったのは…


1:
漆胡瓶
(しっこへい)

ペルシャ風の漆の水差し。
唐で作られ、日本へ伝わったらしい。
表面の草花、鹿、鳥などの文様は銀を切り抜いて貼り付ける「平脱」と言う技法。
漆は経年変化で変形しやすいので、この漆胡瓶の様に漆が剥げたり割れたりせず、
表面の銀の文様が剥げたりしないのは、長年謎だったとか。
奈良時代、710年から794年、の物だから、1,300年は経ってる訳です(@_@)。

素地は木、木胎。
長年、編まれていると思われていましたが、X線検査により違うと判明。
横向きの筋があり、側面は階段状になっていると判明。
薄く細い帯状の木を巻き上げて作った「巻胎(けんたい)」と言う技法で作ったと判明。

特に乾燥に強いとか。
だから殆ど作品が変形しないとか。

…漆芸品の知識は全く無いので、ただただ感心するのみ。


2:
白葛箱
(しろかずらのはこ)

経典等を収める箱で、作品名どおりアケビや葛を編んで作った物ですが、
この編み方が未だによく分かってないらしい。
滋賀県の水口細工と言うのがこの編み方に近いけど、編み目に隙間が出来、違っています。
箱の各部を作り、それぞれを編んで繋げるのですが、どうしても繋ぎ目に歪みが出来、
この点が白葛箱と決定的に違うとか。

滋賀の水口細工も戦後廃れ、技術の復興に7年も掛かったくらいですから、そうは簡単に分からんでしょう。
それにしても、1,300年前にこんな素晴らしい物を作れたとは…(溜息)。

水口細工も悪くありませんが、編み目に隙間が無いこの御物には敵いませぬ(溜息)。


3:
大幡残欠
(だいばんざんけつ)

幡(ばん)は旗の意で、聖武天皇の一周忌、一周忌斉会で使われた旗だとか。

下部が大幡脚(だいばんのあし)
この二つは日本で作られた綾と言う絹織物。

浅緑地鹿唐花文錦大幡脚端飾
(あさみどりじしかからはなもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり)
幡の脚の一番下の飾り。
錦と言う高価な織物。織物の中で最も華麗なため、中国で「金」と等しい「帛(はく、=絹の織物)」と言う事で「錦」の文字が作られたとの事。
しかも、こんな高価な織物を切って使ったと言う事ですから、ビックリ(@_@)。

東大寺と盧舎那仏を作った聖武天皇ですから、それに対する思い、国が大きな力を注いだか分かると言ってましたが、
その通りでしょうね。


4:
感想

現在とは富の集中が比べ物にならぬ位一か所に集まっていましたから、正倉院御物に超絶品が集まって当然ですが、
それでもねぇ、こうやって見ると圧倒されます。
現在の超絶的お金持ちもこういう物を作っているんでしょうか?

自家用ジェットも悪くありませんが、芸術に金を使って欲しいもんです。
グッゲンハイム一族の様なお金持ちは現れるでしょうか?






タグ 正倉院






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『アメリカン・スナイパー』

★簡単な紹介

○公開
2015年2月21日(土)

○上映時間
2時間12分

○スタッフ
原作:クリス・カイル
脚本:ジェイソン・ホール
演出:クリント・イーストウッド
撮影:トム・スターン
プロデューサー:クリント・イーストウッド、ロバート・ロレンツ、ピーター・モーガン、アンドルー・ラザール、ブラッドリー・クーパー

○出演
ブラッドリー・クーパー……クリス・カイル
シエナ・ミラー………………タヤ・カイル
マックス・チャールズ………コルトン・カイル

ルーク・グライムス…………マーク・リー
カイル・ガルナー……………ゴート=ウィンストン
サム・ジェーガー……………マーテンス提督
ジェイク・マクドーマン……ライアン・“ビグルス”・ジョブ
コリー・ハードリクト………“D”/ダンドリッジ




★評


1:
よく出来た映画です。

戦争映画の佳作です。
非常に冷静に描き、好感が持てます。

アメリカの戦争観を表してますが、それを声高に批判していません。

クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)の父親の言動、

>人間には3種類いる。
羊、狼、番犬だ。
大人しい人間が羊、それを襲うのが狼、その狼に対抗するのが番犬だ。
クリス、今日からお前の弟が虐められたら、そいつを殴るのを許す。

まぁね、対処療法も必要なんです。

だからと言って賛美しているのでもありません。

2:
でも、戦争の無意味さと狂気を冒頭から表しています。
クリスがイラクへ派遣され狙撃手として最初に殺すのが子供。
母親とおぼしき女性が子供へ対戦車手榴弾を渡し、アメリカ兵達へ投げようとしたから。
(その子供が殺された後、その母親とおぼしき女性が拾い投げようとし、クリスに殺されます)

40年前のヴェトナムでゲリラ戦になり、現在はテロリズム。
子供も女も関係無く、人間は全てアメリカの敵になってしまいました。
正規軍だろうとなかろうと、相手は全て敵。

…だからと言って、子供を殺せるか?
…狂ってますよ。

…同時にアメリカ人の単純さも表しています。
…クリスが殺す子供と同じです。
…親に言われた事を鵜呑みにし、何も考えず言われた通りにします。


3:
映画の中の敵役、反米組織(?)、そのリーダーザルカウイの右腕がドリル使い。
米兵と話した人間を殺します。
その時使うのがドリル。
相手が子供だろうが関係無し。

…確かに邪悪な行動です。
…でも、米兵へ対戦車手榴弾を投げようとした子供を殺したクリスと同じです。
…米軍もザルカウイ派もやってることは、どう言い繕うとも同じなんです。

…オマケに敵への攻撃、自衛のために、動機はどうであり人様の財産である建物を破壊する。
ザルカウイ側も米軍も。

…互いに自分が善である、正義であると主張しながらもその行為が一般市民に何をもたらすか一顧だにしないのが戦争。
これをハッキリと示しています。


4:
また、興味深いのがクリスの死に方。
兵役を退いた後の仕事が帰還兵の社会復帰の手伝い。
帰還兵の一人と射撃中に射殺されます。

何たる皮肉な人生。
武器と銃の愚かさで常に思い出すのがマタイ傳の一節。
ゲッセマネでイエスが祭司長と長老達の捕縛に捕えられる時、イエスの仲間の一人が捕縛の一人の耳を切り落とします。
その時のイエスの言葉、
>なんぢの剣をもとに収めよ、すべて剣をとる者は剣にて亡ぶるなり。
~マタイ傳26章52節~


5:
更に興味深いのがクリスが仕事に有能であるだけでなく、夢中になっている事。
クリスが帰還し家にいても嫁のタヤ(シエナ・ミラー)には、心がここに無いと言われる始末。
クリスの設定を軍人でなく、他の仕事に変えても単なる仕事人間だと分かります。

軍人にとって戦争は、他の職業と同じく仕事にすぎないのです。
善悪と関係無く、家族を養うため、生きていくために絶対必要な仕事にすぎないのです。
戦争を仕事として捉え、これ程冷静に描いた戦争映画は他で見た記憶がありません。

ニーチェの言葉で
>男が夢中になれるのは二つだけ。危険と遊びだけだ。
と言う類の言葉があるそうです。
この続きが、
>男が女を愛するのは、それが遊びに中で最も危険だからだ。
との事。

しかし、この映画で思い出し、触発されたのは前半。
男の遊びの一つに「機械」があります。
開発、設計、製造、販売、使用、全て男の遊びに、少なくとも、繋がってます。
特に使う事には、「自由と支配」がります。
つまり、使いこなす事はとても面白く夢中になります。
そこに生命の危機が加わったらどうなるでしょう?
止められません。
更に正義、大義、愛国心と言う言い訳が加われば、何の躊躇いも無くなるでしょう。

戦車、大砲、戦闘機、銃、クリスの商売道具である狙撃銃、
男が夢中にならないはずがありません。
主義主張、イデオロギー、外交と国益、等とは全く関係無いんです。
戦争を仕掛ける方はともかく、戦場に出る方は、クリスの様に体と心が頑健なら、
クリス自身も戦闘疲労症候群に罹り、性格の変わり様に嫁のタヤは大変心配してますが、
(→クリスの弟は心がもたず除隊)
戦争大歓迎、大好き、なのではないでしょうか?


戦争が面白いなんて言った、書いたのは、私の少ない経験では、
小林よしのりの『新ゴーマニズム宣言 SPECIAL 戦争論』の
「第15章 痛快な戦争体験」
しかありません。
幻冬舎版のp.271から、
>戦争はイヤです わしも!
>けれど戦争は面白い あなどれない
>決して「戦争は悪」の一面でぬりつぶせるような単純なものではない



5:
この映画でも「戦争は面白い」と明言はしてませんが、
暗示はしています。

やはり、クリント・イーストウッドは大した映画人です。

去年の安保法案改正に関し反対の人も賛成の人も、
戦争に関し改めて考えるには最適な映画です。
是非観る事をお勧めします。

最後に小林よしのりの言葉をもう一度、

>戦争はイヤです わしも!
>けれど戦争は面白い あなどれない
>決して「戦争は悪」の一面でぬりつぶせるような単純なものではない






タグ クリント・イーストウッド 小林よしのり アメリカン・スナイパー 戦争論





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『砂の塔~知りすぎた隣人』その3

第三話


1:
第三話で色々とバラし過ぎ。
次回第四話では、弓子26階(松嶋菜々子)は亜紀25階(菅野美穂)に「覗き部屋」を教え招待(@_@)。

弓子の亜紀を陥れるやり方は完璧。
非常に頭がいい。

それにしても、最初にこれだけバラして、今後どうなるんでしょう?
興味津々(^.^)。


2:
でも、主役の亜紀25階を演じる菅野美穂
悪くないんだけど、どうも母親に見えないんだなぁ…(溜息)。


3:
次回も当然観ます(^.^)。





タグ 松嶋菜々子 菅野美穂 横山めぐみ 光石研 岩田剛典 川津明日香 佐野勇斗 田中直樹






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『地味にスゴイ!』その4

第四話


1:
人気女優と隠し子騒動とゴシップ専門記者のお話。

悦子(石原さとみ)がその記者に人気女優の生い立ちを教えると、
記者、心変わり。
悪者に徹し、そのおかげで女優に同情が集まる。

ん~、出来過ぎ、巧く行き過ぎ、ご都合主義。
それでも視聴者にチャンネルを変えさせようとはしない脚本、
少なくとも私CYPRESSは変えませんでした(笑)。

今回はギリギリ合格の出来。


2:
さてと、今回も意外と出来が悪くない。
お話にいい意味での軽さがあり、また話の展開も心地良い速さがあります。
悦子と幸人(菅田将暉)の恋の行方、悦子と貝塚(青木崇高)との関係、
悦子のLassy編集部への異動、登代子(本田翼)の仕事、登代子と幸人の関係、
視聴者の感心を引き留めておく数々の事。
次回以降、これらを巧く使い、消化出来るでしょうか?

演技陣では、女優が悪くない。
石原さとみは今迄観た中では一番いい。
嵌ってるんではないでしょうか?
本田翼も同様で一番いい。
挫折感、不安、この辺がよく出来ています。
この女優、笑顔より暗い表情の方が断然嵌るのかも。


3:
次回も、ハイ、観ます(笑)。





タグ 石原さとみ 岸谷五朗 青木崇高 本田翼 菅田将暉 江口のり子 加賀丈史






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『カインとアベル』その2

第二話


1:
高田優を演じる山田涼介、初めて観たけど、いいね(^.^)。
単純な脚本で単純な人物設定だけど、過不足なく演技出来ています(^.^)。
とりあえずこれ位出来ればいいでしょう。


2:
物語は少々巧く行き過ぎだし、早く進み過ぎ。
主題は大規模な仕事ではなく、兄弟の愛憎と兄の弟殺しだからこれでいいのでしょう。

今回は男たちの顔がほころびました。
高田兄弟二人が有能である事を示したからです。
貴行(高嶋政伸)は長男隆一(桐谷健太)がシンガポール事業への10,000,000ドルの融資に成功し、
その褒美として隆一が紹介したい女性がいると言われ、最高経営責任者から父親の顔へと変わります。
建築家神谷仁(竜雷太)は優が普通や一般論に捉われず自由な考えで説得すると、その有能さに思わず顔がほころびました。

高嶋政伸竜雷太の変化、ベテランだけあり表情だけでなく両肩から漂わせる雰囲気まで変え、見事でした(^.^)。


3:
次回は今回巧く行き過ぎた反省か(笑)、
かなり大きな問題に直面する優と隆一。
楽しみです(^.^)。





タグ 桐谷健太 山田涼介 高嶋政伸 倉科カナ 川崎紘菜 日野陽仁 木下ほうか 竜雷太





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『IQ246~華麗なる事件簿~』その2

第二話


1:
今回も安心して観ていられました(^.^)。
合格の出来です。

法門寺沙羅駆(織田裕二)が決め台詞「この犯罪、醜悪至極なり」を言う時のマンガそのものの表情も、
まぁいいか、と許せる位全体の出来は悪くない。

特に目新しい事も物も無し。
無難な作り。


2:
次回も観ます。

影の殺人の張本人、森本朋美監察医(中谷美紀)じゃない?





タグ 中谷美紀 織田裕二 土屋太鳳 寺島進 篠井英介 新川優愛 ディーン・フジオカ






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NHK少年ドラマシリーズ、『タイム・トラベラー』と『続・タイムトラベラー』のシナリオ集が復刊決定!

復刊ドットコムから復刊決定(^.^)。

詳しくはこちらへ→http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68325265

Amazonではまだ扱ってません。
映像は『タイム・トラベラー』の最終話しか残ってませんが、
脚本だけでも残っているのは大変ありがたい(^.^)。

Amazonのマーケットプレイスには中古がありますが、
古本屋系が出品してますから、相変わらずの消費者を小馬鹿にした暴利価格です。
お勧めはしませんが、どんな価格か見たい方は、
こちらへ→https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%BC-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%9F%B3%E5%B1%B1-%E9%80%8F/dp/4479480064/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1477230428&sr=8-1&keywords=%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%BC






タグ NHK少年ドラマシリーズ タイム・トラベラー 続・タイム・トラベラー






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国立西洋美術館蔵、ジュルジュ・ドゥ・ラ・トゥール筆『聖トマス』と『クラーナハ展ー500年後の誘惑』

★簡単な紹介

2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)

国立西洋美術館

HP→http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016cranach.html

TBSのHP→http://www.tbs.co.jp/vienna2016/


これまた大昔、中学生か小学校高学年の頃から知ってる絵師。
当時は「クラーナハ」じゃなくて「クラナッハ」だった。


1:
作品番号:82
「マルティン・ルター」

作品番号:85
「マルティン・ルターとカタリナ・フォン・ボラ」

私にとってクラーナハと言えばルター。
そうそう、この2枚の絵です。
帽子を被ってるのと被ってないの。
実物を見て分かったのが、小さい事、小さい事(@_@)。
会場で無料で配布している目録に大きさが書いてないので正確な数値は不明ですが、
日本の画材の大きさだと、6号Fか4号F位です。

改めて見ると、マルティン・ルター、英語訛りならマーティン・ルーサー、
私が愛する鹿島アントラーズに多大な貢献をしたジーコだ(笑)。

ただ、この2枚、それだけ。
なんの感興も起こさず。


2:
残りの絵も退屈。
聖書とギリシャ神話と金持ちの絵だけ。
平板で職人の絵ばかり。


3:
そんな中で、同時代の同国と言う事なんでしょうが、
デューラーの銅版画、エングレイヴィングが出展されていました。

作品番号:17
「騎士と死と悪魔」

作品番号:90
「メレンコリア I」

5月に町田の国際版画美術館で見て以来。
改めて見ると、絵が漂わす雰囲気がクラーナハとは段違い。
「騎士と死と悪魔」は前回気付かなかった魅力爆発(笑)。
町田で私はクロード・メランの「聖顔」に完璧に撃破されてましたナ(笑)。

この展覧会、クラーナハの本邦初の回顧展なんですが、
主役はデューラーでクラーナハが引き立て役になってます。
オマケにデューラーの版画は31cm×26cmと更に小さい。


4:
デューラーと同様にクラーナハを吹き飛ばし、ブチ破った絵が常設展にありました。

ジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥール
聖トマス

参考、国立西洋美術館のHP→https://www.nmwa.go.jp/jp/collection/2003-0002.html

4-1:
この絵を見る前に見ていたのが、ヤーコプ・ファン・ロイスダールを初めとした17世紀オランダ絵画。
この頃のオランダの風景画は、全体に褐色なんですな。
だから、遠目からも、「お、オランダの風景画だ」と分かります。
はい、今回も(笑)。

江戸前期以前から日本画の植物画や風景画の植物は緑青を使い文字通り「緑滴る」なんですが、
同じ頃のオランダの森はロイスダール初め褐色がかった緑なんです。
どう見ても美しくない。
自然観の違いは間違い無く、当時の欧州人にとっては自然は親しいものでもなく近しいものでもなかったのでしょう。
敵対するものだったのでしょう。
日本人にとっても単純に近しいだけのもでなかったのは、
長谷川等伯の「松林図屏風」や「竹鶴図屏風」を見れば厳しいものであったのも分かります。
それでも、日本人にとっては一線を画すものでなかったのは確かです。

、とこんな事を考えながら見ていて、ふと絵の前から離れ振り返ると、
何と、
光り輝く絵が1枚ある(@_@)。
それも、ロイスダールと同じく褐色しか使ってない、
明度は高いけど。
オマケに一目で分かる有名な作品。

4-2:
構成と表現について。

色は褐色を中心にまとめてあります。
槍を右上⇔左下の斜線に使い、
頭を画面上、左に傾げ左上⇔右下の斜線に使い構図の中心にしています。
槍は直線なので、右上⇔左下の線はこれだけ。
左上⇔右下の実際の線が無くこれだけだは弱くバランスが取れないので、頭が作る斜線と平行する斜線をつくってます。
それが、画面上から、
右肩⇔白い布⇔左手
右腕上腕⇔右手
の斜線を作ってます。

光が当るのは、
両手、禿頭(=とくとう)、両肩に掛けた布(→コートかも)、槍。
両手、頭、槍は画面上の斜線を作り、両肩に掛けた布は垂直線を作ってます。
両手、頭、槍が表わすのは当然信仰心を表し、一方、布は画面のバランスと安定感を与えてます。

その他、線、三角形で大きさと色のバランスを取ってますが、文字で説明するのは分かりにくいのでパス(笑)。
それでも一つだけ書くと、画面左端の縦長の影が構成上とても巧く、バランスが非常にいい。
見ていて気持ち良くなる構成の良さです。

また、上記のHPの写真では分からないのですが、両手の指をエドゥワール・モネの「笛を吹く少年」と同じく汚しています。
なぜ?
「笛を吹く少年」は労働者階級を表していますが、聖トマスは、イエスの教えを説く「種まく人」です。
仏教なら雲龍図ですね。
種をまく人なら農夫ですから、両手の指が汚れていて当然です。

4-3:
さて、
強い赤とか使ってないし、明度が高いとは言え使ってるのは褐色で地味。
それでも視線と心を捉えて離さない雰囲気を漂わせています。
光の当たる部分(槍、両手、頭)を強調し、暗闇で際立たせていますが、
地味な物を着て、槍を持った単なるジジィの絵(笑)なんです。
それでも、カラヴァッジョと同じく非常に「強い」絵です。

よく見ていると、カラヴァッジョの「エッケ・ホモ」みたいに3D風の飛び出す絵でも、
鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」の渓流の様に動きがある絵でもありません。

人間の視覚は動きに敏感だし、私の経験では心の方も実際に動きが無い絵でも動きを感じられると捉えられます。
しかし、この「聖トマス」は動きも動きを想像させる描写もありません。
それでも、視線と心を捉えます。
何か、強固で動かないモノがあります。
何か、なぜか?

よく見ると分かってきました。
これまた、上記HPでは分からないんですが、槍の裏側に槍と直交する線があります。
画面上、その左端には光を当て、強調しているのが分かります。
何でしょう?
十字架と捉えて間違いありません。

そう、信仰心を雰囲気で表している、と捉えて間違いありません。
揺るぐことない、「動かない」強固な信仰心を表しているのです。
殉教する事も厭わない信仰心です。
この敬虔な信仰心と言うのは日本人には分かりにくく、私CYPRESSも日本人なので分かりにくい。
聖トマス」を見ると、想像の手掛かりくらいは掴めた気がします。

キリスト教絵画の真髄ではないでしょうか?
「信念に殉ずる」、西欧の考え方と生き方に改めて触れ圧倒されました。






タグ ラ・トゥール カラヴァッジョ 聖トマス 鈴木其一 マネ






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『砂の塔~知りすぎた隣人』その2

第二話


1:
完璧な人間はいません。
当然完璧で、問題が無い家庭なんぞありません。

それでも、完璧な家庭を作ろうと無理するんですよねぇ…
このドラマでも。

で、善人(菅野美穂)の理想主義の綻びに悪人(横山めぐみ松嶋菜々子)は攻撃してくる訳です。


2:
今回は夕方と水辺のカット多し。
今迄他の記事で何回も書きましたが、
夕方は明らかに「終わり」の象徴、
水辺は船出を想像させ「始まり」の象徴。

今回、夕方と水辺のカットに映るのは、
25階高野亜紀(菅野美穂)と生方航平(岩田剛典)の二人。
幼馴染で航平は亜紀に憧れていた、と言うか初恋の相手。

今迄の関係が変わると明示してます、背景で。

問題は50階の阿相寛子(横山めぐみ)が航平を「自分のもの」と思ってる事。
視聴者にとっては面白くなってきました(笑)。

もう一つの夕方のカットは、
亜紀と子供達。
思い遣りと絆のカットで少々感動的。
でも、その背景が夕方と言う事はこの関係が終わる、と明示。
波瀾万丈ですよ、高野家。


3:
怪しい人物が増えました。
亜紀の長男高野和樹(佐野勇斗)。
どうもよろしくなさそうな若者達と付き合ってそう。
それを目撃したのが、同級生の45階の橋口成美(川津明日香)。

更に亜紀のダンナの健一(田中直樹)の仕事上の成績不振も暗雲を呼びそう。


4:
それにしても、亜紀は強い。
泣かないもんなぁ、怒りを爆発させてもね。

おそらく寛子や26階の佐々木弓子(松嶋菜々子)をイライラさせ、
航平の助けもあり、二人の攻撃に耐えられるんでしょう。


5:
女の嫉妬の嫌らしさ、
家族の思い遣り、
両方の対比が中々良い話になっています、
第二話迄は(笑)。
連ドラでは何回も裏切られ(笑)、
簡単には安心出来んのです、私CYPRESSは。

次回も楽しみ(^.^)。





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『地味にスゴイ!』その3

第三話


1:
頑張ってるなぁ、この連ドラ(^.^)。
第三話でも中弛み無し(^.^)。

今回は小説に対する愛情を巧く描いています。
恋物語の方も悪くない。
卓球を躊躇いや迷いの象徴に使うのも、もどかしさに満ちてこれまた宜しい(^.^)。

主人公河野悦子を演じる石原さとみも悪くない。
特に早口がいい(^.^)。
相手役の折原幸人を演じる菅田将暉も、「不思議君」であり、
同時に「未だ成し遂げたことなしのイマイチ自信の無さ」を漂わせ悪くない。

また、笑いの加え方も品があり宜しい。


2:
笑いの趣味、これがこのドラマの一番いい点ですナ。
次回も観ます(^.^)。





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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

『カインとアベル』その1

★簡単な紹介

○放送
2016年10月17日~12月19日
月曜日
午後9:00~9:54
全10回
フジTV系

○スタッフ
原案:旧約聖書、創世記、カインとアベルから
脚本:阿相クミコ
脚本協力:金沢達也
演出:武内英樹、葉山浩樹、谷村政樹
撮影:北山善弘、船橋正成
照明:清喜博二
音楽:菅野祐吾

ディベロッパー監修:栗原知己

プロデューサー:羽鳥健一、西坂瑞城、池田拓也

○出演
山田涼介……………高田優、高田家次男、高田総合地所株式会社社員
桐谷健太……………高田隆一、高田家長男、高田総合地所株式会社副社長
高嶋政伸……………高田貴行、、優と隆一の父親、高田総合地所株式会社社長
南果歩………………高田桃子、貴行の姉、高田総合地所株式会社の元専務
平幹二郎……………高田宗一郎、貴行と桃子の父親、高田総合地所株式会社の創業者、現会長

倉科カナ……………矢作梓、高田総合地所株式会社社員
木下ほうか…………団衛、高田総合地所株式会社営業部部長
日野陽仁……………佐々木肇、高田総合地所株式会社営業部第5課課長
川崎紘菜……………柴田ひかり、優の同期

大塚寧々……………広瀬早希、小料理屋「HIROSE」の女将




★評

桐谷健太が出るので観る。

第一話


1:
カインとアベルって兄弟殺し、兄カインが弟アベルを殺す話。
そして神はカインが殺される事ないように印を付け、カインはエデンの東、ノド(=「さすらい」の意)の地に住んだ。
これを原案として作られたもので一番有名なのは、スタインベックの小説『エデンの東』。
とその映画化。

だから、始まる前から優(山田涼介)と隆一(桐谷健太)がどうなるか、何となく分かります。

隆一の少々覇気、元気の無い表情が運命を暗示しています。
父親貴行(高嶋政伸)に認められ副社長の地位にいても、消えることのない不安がよく分かります。
演じているのは、桐谷健太
中々宜しい(^.^)。

優は自信が無い。
父親に認められていない。
普通と言われる「モノ」が無い代わりに、実は自分でも気付いていない強い個性がある。
この辺をまぁ、とりあえず、合格の演技をしている山田涼介
ただ、茶髪はダメでしょう、営業職が。
まだまだ髪の毛の色に関しては日本では非常に保守的。
それと、ネクタイを緩め過ぎ。
これは常識や「普通」に捉われない優を明らかに表しているのですが、少々やり過ぎの演出。


2:
お話も悪くない。
お金、そう、重要です。
でもアウトレットモールに出店するための支度金が50万ってのはいくらなんでも少な過ぎるでしょ。

でもお金が全てでないのも事実。
この点も第一話では抜かりが無く、宜しい(^.^)。


3:
こんな感じで視聴率不振のフジTVの看板の一つ月9、
第一話は悪くありません。

次回も観ます。





タグ 桐谷健太 山田涼介 高嶋政伸 倉科カナ 川崎紘菜 日野陽仁 木下ほうか エデンの東






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『IQ246~華麗なる事件簿~』その1

★簡単な紹介

○放送
2016年10月16日~12月18日
日曜日
午後9:00~9:54
TBS系
全10回

○スタッフ
脚本:泉澤陽子、栗本志津香、原涼子
演出:木村ひさし、坪井敏雄、韓哲(はんちょる)
撮影:坂本将俊(池田屋)、杉村正規(池田屋)
照明:横山修司
音楽:井筒昭雄
プロデューサー:植田博樹

○出演
織田裕二………………………法門寺沙羅駆
土屋太鳳………………………和藤奏子、警視庁捜査一課刑事、沙羅駆のお目付け役
ディーン・フジオカ…………賢正、89代目法門寺家執事
宮尾俊太郎……………………山田次郎、警視庁捜査一課刑事
真飛聖…………………………今市種子、警視庁捜査一課刑事
新川優愛………………………法門寺瞳、沙羅駆の異母妹
矢野正人………………………足利尊氏、朋美のアシスタント
寺島進…………………………賢丈、88代目法門寺家執事
篠井英介………………………棚田文六、警視総監
中谷美紀………………………森本朋美、法医学専門医、監察医




★評

私にとっての女優ナンバー1の中谷美紀が出るんで観るけど、
宣伝映像を見ると織田裕二の喋り方が『相棒』で杉下右京を演じる水谷豊みたいで心配(^_^;)。
まず第一話だけは観てみようと観ると…


第一話


1:
おや、悪くない(^.^)。
織田裕二も恐れていた程には悪くない(^.^)。

お話も破綻してないから、まずは合格。


2:
と言う訳で第二話以降も観る事に決定。






タグ 中谷美紀 織田裕二 土屋太鳳 寺島進 篠井英介 新川優愛 ディーン・フジオカ







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『砂の塔~知りすぎた隣人』その1

★簡単な紹介

○放送
2016年10月14日~12月16日
金曜日
午後10:00~10:54
TBS系
全10回

○スタッフ
脚本:池田奈津子
脚本協力:井本千恵子
演出:塚原あゆ子、平野俊一、棚澤孝義
撮影:高柳知之
照明:風間大介
音楽:横山克

フラワーアレンジメント指導:CHERSEA FLOWERS
体操指導:体操指導のスタートライン
警察監修:尾崎祐司
セキュリティー監修:横小路祥仁
フードコーディネイター:住川啓子

プロデューサー:高橋正尚、浅野敦也

○出演
菅野美穂……………高野亜紀、25階
松嶋菜々子…………佐々木弓子、26階
ホラン千秋…………尾野綾香、2階
横山めぐみ…………阿相寛子、50階=最上階
堀内敬子……………橋口梨乃、45階
音月桂………………柳汐里、38階
佐藤乃莉……………三浦篤子、32階
烏丸せつこ…………三田久美子、亜紀の母親


光石研………………荒又秀実、警視庁捜査一課特殊捜査班
植杉柊平……………津久井琢己、警視庁捜査一課特殊捜査班
田中直樹……………高野健一、亜紀のダンナ
岩田剛典……………生方航平、亜紀に幼馴染
木村裕一……………猪瀬伸二、健一の上司
佐野勇斗……………高野和樹、亜紀の長男
稲垣来泉……………高野そら、亜紀の長女
津田寛治……………阿相武文、寛子のダンナ
川津明日香…………橋口成美、梨乃の娘、和樹の同級生




★評

菅野美穂が出るんで、まぁ、観るか…

第一話


1:
やや、佐々木弓子を演じる松嶋菜々子、いいじゃない(^.^)。
こんなに巧かったか(^.^)?

目の表情がとてもいい(^.^)。
曖昧な表情が弓子にとても合っている。
タワマンの監視システムに侵入し住民を覗き見してるし、
「枯れない」プリザーブドフラワーなんて仄めかしの強い花を作ってる。
最初のカットでは明らかに風呂場の大量の血を洗い流している。
「ちゃんとした母親」とか、これまた強調し仄めかしが強い。

怪しいけど、正常の範囲内(笑)に入っている目の表情なんだなぁ(笑)。


2:
タワマンの住民の物語。
家に普段いる人の物語。
つまり、主婦の物語。
だから、女だらけ、怖ぇ~(笑)。

お題は女の戦い。
母親のあり方、理想の母親像と実際の母親、
そして、殺人。


3:
松嶋菜々子が予想以上に巧いんで次回も楽しみ(^.^)。






タグ 松嶋菜々子 菅野美穂 横山めぐみ 光石研






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『コレクション展 中国陶磁勉強会』

★簡単な紹介

2016年9月15日(木)~10月23日(日)

根津美術館

HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html


立体物、3次元の芸術はどうも心に響くものがないんですが、
見たり触れたり使ってみなければ何も分からないので、
有名どころは出来得る限り見に行こうと思ってます。

>うまいまずいは食してから言うものだ!!
~福山庸治画「ドン・ジョヴァンニ」p,129から~

去年2015年、2回も見逃した曜変天目茶碗を見に根津美術館へ行きました。


1:
展示室1
作品番号:96
曜変天目
重要美術品

第一印象。
「ち、小っちぇ~」
茶道とは無縁なので、こんなに小さいとは知りませんでした(^_^;)。
女性用の飯茶碗位の小ささ。
又は、お値段が高い(笑)、日本料理店で出てくるご飯茶碗位。

次に目に付いたのが、屈んで下の方から見ると分かる釉薬の厚さ。
釉薬が掛からない高台と高台脇、そこと胴の境目にたっぷりと黒鉄釉が盛り上がっています。
黒釉は流れやすいからこの様になって当然だそうです。

全体を見ると、
こりゃ凄い(@_@)、
門外漢でも簡単に出来る物ではないと分かります。
模様の細かさと技巧の感じの無さ、こりゃどう見ても考えても、人の技ではありません。
筆で描けるものではありません。
明治の薩摩焼の細密な絵付けもいいですが、ちょっと敵わないかなぁ…
見込みと胴の両側にある細かな金の砂子風、砂子の周りに僅かに掛かる青、絵画なら出来そうですが焼き物では無理でしょう。
現在の福建省の健窯で南宋の時代に作られたそうですが現在でも製造法は不明で、偶然出来たのではとも考えられています。

当時はこの「曜変」は不吉の前兆と考えられ破棄されたため、
完品は世界中にこれ以外に3口(藤田美術館、静嘉堂文庫、大徳寺龍光院、MIHO MUSEUMの物は油滴とも考えられているのでこれを加えると4口)しかないとか。

見込みの底、茶溜りは釉が剥げている様に見えるし、その少し上の茶筅摺りの辺りは表面の透明のガラス質の釉にひびが入ってる様にも見えます。
加賀前田家伝来だそうなので、あのお金持ち藩だから実際に使っていたのではないでしょうか?
手に取って見て、触れば私の様な門外漢でも分かるんですが、お願いは出来ませぬ(笑)。

キレイな抹茶の緑も合いそうですが、白いご飯を盛っても悪くないな、これに(笑)。
ご飯の白が映え、「銀シャリ」なんて言葉を実感出来そうです(笑)。


2:
展示室1
作品番号:97
油滴天目

お隣の曜変天目と比べると地味。
地味なためか、この油滴天目は明らかに使ってます。
それも一回や二回ではないでしょう。
茶溜りの釉が明らかに剥げています。


3:
展示室1
作品番号:98
「健盞(けんさん) 禾目天目(のぎめてんもく)」

これは更に地味。
禾目、これは稲の穂先の様な模様だとか。
英語では”hare’s fur”。
「野ウサギの毛皮」模様。


4:
今回は題名の通り中国の陶磁器の歴史と紹介。
土器→灰釉陶器→施釉陶磁器
時代は、
紀元前6,000年から17世紀。

今回展示された物は青磁、白磁、染付、と悪い物はありませんが、
窯と炎頼みの曜変天目油滴天目禾目天目の美しさは、やはり、別格です。
私の様な門外漢でも分かるレベルの高さ。


5:
展示室2
作品番号:1
「漁村夕昭図」
牧谿(もっけい)
国宝

絵です(笑)。
同時開催です。
漁の絵にしては、描かれている空模様が晴朗とは言えません。

ん~、これ位です、わたしにとっては。


6:
庭園

久し振りにそぞろ歩いて気持ちいい気候でした(笑)。
オマケに曜変天目茶碗なんて世界的な貴重、希少品が展示されているのに来場者が少ない。
庭園にいる人も少なく、いつも以上に気持ち良かった(^.^)。
次回圓山應擧の時は、紅葉の見頃に来たいなぁ。


★まとめ

曜変天目油滴天目禾目天目
門外漢でも一目で分かる逸品、レベルの高さ、素晴らしさ。
人知が敵わぬ偶然。
こういう物が存在しているのを目の当たりにすると、襟を正す気分になります。
「目から鱗」です。
世俗、正に汚濁の日常生活を送っているのを気付かせる器です。
偉そうなこと言ったり、傲慢な事を言ったりしてる日常生活に句読点を打ってくれます。
小生意気な小僧なんですな、私は未だに(^_^;)。






タグ 曜変天目 油滴天目 禾目天目 根津美術館





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『シェフ~三ツ星の給食~』その1

第一話


1:
天海祐希は下手糞なんで、嫌いな女優。
だから別に観たくないんですが、他に観る物が無いんで観てみると…


2:
嫌いだから余計に目に付くんですが、エラく歳取ったなぁ(溜息)。
今年、49歳(@_@)。
フルHDの威力全開。
元々色白だと思いますが、顔の白さが目立ち過ぎ。
オマケに痩せ過ぎで顔の輪郭も際立ち過ぎで、どうも不健康そうな見掛けになってます。

更に毎度お馴染みのメリハリ、抑揚の無い平板な演技。

あ~、やっぱりこの女優駄目だ(溜息)。


2:
脚本も何か雑な作りだしなぁ…

それでも小学校の給食を主題にしたのは目新しく、興味を引かれます。
ひょっとすると、佳作になる可能性も無くはありません。


3:
とりあえず、次回も観ますか。






タグ 天海祐希 荒川良々 遠藤憲一 伊藤修子 川口春奈 小泉孝太郎







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『地味にスゴイ!』その2

第二話


1:
おや、今回も出来が悪くない(^.^)。

河野悦子(石原さとみ)がやりたくもない校閲を無意識に奮闘。
そして奮闘し過ぎで失敗。
それでも校閲部の社員が協力し挽回。

この辺が過不足なく描けていて、宜しい(^.^)。

また、悦子が一目惚れした折原幸人=是永是之(菅田将暉)と再会。
貝塚八郎文芸編集部編集者(青木崇高)との相性の良さも強調し三角関係を仄めかしています。


2:
主人公河野悦子を演じる石原さとみが悪くないのが好調の原因の一つ。
また、脚本に下手糞な嘘が無いのも宜しい(^.^)。

ひょっとするとこのドラマ、成功するかも(^.^)。


3:
次回もこの調子で頼みますよ。





タグ 石原さとみ 岸谷五朗 青木崇高 本田翼 菅田将暉 江口のり子 加賀丈史






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『開館75周年記念特別展 円山応挙 「写生を越えて」』 その1

★簡単な紹介

2016年11月3日(木、祝)~12月8日(日)

根津美術館

HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html


1:
そろそろ今年の残りも少なくなってきたので、毎年年初恒例の「松」を調べると、
東京国立博物館の長谷川等伯の「松林図屏風」は今回も1月2日から展示。
三井記念美術館は、あれま、今回の年末年始は、『日本の伝統芸能展』だとか。
圓山應擧の「雪松図屏風」は今回はお預けかぁ…(溜息)。

まぁ、それでももう少しすると久し振りに根津で應擧の「藤花図屏風」を見られるワイ、
と根津美術館のHPを覗くと…
な、ん、と、(@_@)。
『開館75周年記念特別展 円山応挙 「写生を越えて」』
で展示される(@_@)。
但し前期(11月3日(木、祝)~11月27日(日))だけだけど。

何と、両方を一度に見られる!(^^)!。
初夏の「藤花図屏風」と冬の「雪松図屏風」をねぇ(溜息)。

とても豪華な展示です。
待ちきれんワイ(笑)。


2:
ところで、根津美術館で現在開催中の
『コレクション展 中国陶磁勉強会』
2016年9月15日(木)~10月23日(日)
HP→http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
では、根津美術館蔵の加賀前田家伝来の曜変天目茶碗が展示されています(@_@)。
オマケに油滴天目茶碗まで(@_@)。

これも見に行くぞう(^.^)。





タグ 円山応挙 長谷川等伯 松林図屏風 雪松図屏風 藤花図屏風 曜変天目茶碗 油滴天目茶碗





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『鈴木其一 江戸琳派の旗手』その4

はい、また行ってきました。
今回は日曜日の昼前に。
やや、入り口に並んでいる(@_@)。
係のお姉さんに尋ねたら入場券購入行列でした、ほっ(^.^)。

いつもの如くエレベーターで4階へ。
う、う、う、う、混んでる。
でも、隙間が無くて覗けない程には混んでませんでした。

こんなに人気があるとは予想してませんでした。

では、展示替えされた物から見ましょう。


1:
作品番号:42
「夏秋渓流図屏風」
根津美術館

根津美術館で2014年「『特別展 燕子花図と藤花図』 光琳、応挙 美を競う」で見た以来。

1-1:
何か地味で極ありふれた林間と流れの絵なんですが、改めて見ると何やら地味な力があり視線と関心を捉えます。
渓流に使ってる群青が強いんです、地味だけど。
そして、動きがあります。
川の流れだから動いていて当然ですが、我等素人の下手の横好きには出来ないんですナ、これが。
その原因は何かとよく見ると、分かりました。
金泥で細く流れの線を入れているんです。
この金泥の細線が予想外に効果的。
まぁ、鈴木其一位の絵師ならこの程度の技とその効果を知っていて当然か(笑)。
それでも、中々の出来で、暫く見続けました。
全然見飽きないんです。
渓流の流れ(=動き)と音と周りの匂いをまざまざと、ハッキリと想像出来、楽しい(^.^)。
これは、凄いヨ、本当に(^.^)。

日本人は水の表現が非常に巧いと改めて実感しました。
自分が見た作品を思い出すと、
北斎の「神奈川沖浪裏」、光琳の「紅白梅図屏風」、長谷川等伯「波濤図屏風」、
省略と誇張、意匠化がとても巧く、西欧絵画とはレベルが違います。
国立西洋博物館にあるクールベの「波」みたいに写実的に描けばいいってもんじゃありません。
日本の絵師の水の表現は、絵画表現としての力と効果が段違いに強い。

1-2:
そして、地味な(笑)絵画空間にあって唯一の華やぎが右隻のヤマユリと左隻のサクラの紅葉。
根津美術館で見た時には、単なる彩りとしか思わなかったのですが…
今回、渓流の流れに視線を関心を捉えられ改めて細かい所まで見てあーだこーだ考えると、
彩りだけでヤマユリとサクラの紅葉を入れたのか?、と疑問が湧いてきました。

ふふ~ん、分かりました。
彩りだけなら左隻、秋の部分にモミジを入れても何ら問題はありません。
では、なぜサクラの紅葉を?
答はヤマユリ。
ヤマユリと対になってるんです。
何が対になってる?
香りです(^.^)。
ヤマユリの強い香りはよく知られていますが、サクラも紅葉の後半、
この絵にも描かれている落葉の頃になると仄かな香りを漂わせるんです。
桜餅のあの香りです(^.^)。

夏の香りヤマユリ、それに対する秋の香りがサクラの紅葉、なんです。

流石其一、よく考えています(^.^)。
やはり21世紀の人間より自然との係わりが深い。

1-3:
もう一つ目に付くのが、画面下部、左、中央、右、にある広い金箔。
「金箔」と書いたのは、本当に金箔を貼ってあるだけだから。
これも、何やらおかしい、変、不自然、異物感アリ。

檜林の中の木が疎らな部分、そこに日が落ちているのを表しています。
日の当たる部分が無くても、絵としておかしくなく、絵が壊れることもありません。
無ければ色の力の関係で非常に安定し重厚な屏風になるはずです。
そこに金箔で日が落ちる部分を入れたのは、渓流を際立たせるためです。
他の明度の高い色なら画面を壊しませんが、金箔にしたのは色数を抑えるためでしょう。
色の系統を二つにしています。
まず、土色系。
背景の金箔、、日が落ちる部分の金箔、檜の幹の茶、サクラの幹と枝の濃茶、クマザサの隈の薄茶、岩肌の濃茶。
もう一つが青。
檜の葉の緑青、苔の緑青、ヤマユリの葉の緑青、渓流の群青。

そこに彩りとして加わるのが、
ヤマユリの花の胡粉、ヤマユリの花粉の朱、サクラの紅葉の朱。

この様に色使いとしては完璧なんですが、やはり画面下部の金箔が少々ですが、強過ぎます。
理由としてありそうなのが、
私の様な絵について少々訳知り顔(笑)にこれは何だ、何のためだ、と困らせるため(笑)。
そう、お茶目な鈴木其一が冗談としてやったのでは、と勘繰ってます(笑)。

1-4:
こんな感じで中々の佳作です。
いい絵です(^.^)。


2:
作品番号:44
「風神雷神図襖」
東京富士美術館

展示替えで一番見たかった絵。
俵谷宗達尾形光琳酒井抱一、と描き続け、鈴木其一がどう描くか、興味津々でした。

2-1:
第一印象。
保存状態が悪い。
江戸後期から幕末にかけての絵師で、作品自体は一番新しいのですが、その割に状態が悪い。
絵具の剥落が多い。

それでも、引手の辺りに手垢による汚れが無く、殆ど使われなかったか誰も来ない所に嵌められていた様です。

2-2:
全体の印象は、う~ん、弱い。
尾形光琳筆と同じく、弱い。
雷神様の左から右に流れる細帯が鈴木其一の作も勢いが無い、力が弱い。
また風神様も、どうも胴体と風袋の色のバランスが悪い。
風袋が小さい。
色が胡粉の純白なら問題なさそうです。

悪くはないんですが、建仁寺の俵谷宗達の作品を見ちゃうと粗ばっかり目立ちます。

鈴木其一尾形光琳の作は、風神様、雷神様、ではなく、風神ちゃん、雷神ちゃんだよなぁ…(溜息)。


3:
作品番号:67
「朝顔図屏風」
メトロポリタン美術館

はい、何回見てもいい(笑)。
花の群青を胡粉の白が物凄く引き立てています。
そしてぐるぐる回るアサガオ、すげーワ(^.^)。


4:
お土産

何と、前回は無かった朝顔図屏風のクリアファイルがある(@_@)。
お値段、何と、¥700(@_@)。
た、高い(^_^;)。
それから俵谷宗達の「風神雷神図屏風」のクリアファイルも発見。
これは¥300。
勿論両方買いました。




タグ 俵谷宗達 尾形光琳 酒井抱一 鈴木其一








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『エッシャー展 視覚の魔術師』 ハウステンボスコレクション

★簡単な紹介

2016年9月11日(日)~10月10日(月、祝日)

そごう美術館

HP→https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/16/escher/index.html

エッシャーを知ったのは、おそらく立石鐡臣画伯の「アトリエ 細密画の描き方」(No.566 4 ’74)でしょう。


1:
これは、面白い(^.^)。
予想外の面白さ(^.^)。
葛飾北斎エッシャーを見たら、大変な影響を受けたでしょう。
なんせ「規矩の法(規=ぶんまわし=コンパス、矩=差し金=定規)」で構図を決めていた絵師ですから、
興奮したでしょうね。

平面の正則分割
ペンローズの三角形
ネッカーの立方体

等で不条理な絵、版画を作りました。
ダリなんか、全く敵いません。
殆どが墨一色で、多色摺りでも3色。
色が少ない程想像力を刺激し、また想像力が羽ばたき遊ぶ余地があるので、
絵に深みが出て来ています。
見ている人間の関心を捉え、あーだこーだ想像させ自由に絵と遊ばせてくれるんです。
ダリを筆頭に西欧絵画みたいに全部描き、塗りこめる必要は全く無いのです。

有名どころだと、

「上昇と下降」
「写像球体を持つ手」
「爬虫類」
「昼と夜」
「滝」
「物見の塔」

いいね(^.^)。
何十年も前から知ってる絵をお手軽に実物を見られる幸せ(^.^)。


2:
改めて近付いて観ると、特にリトグラフにはビックリ。
鉛筆と見紛う描写ですが、建物や石畳の広場の砂子は版木の地肌を活かしたもの。
鉛筆では描けません。
質感があり、とてもいい。

また、木の版木が幾つか展示されていて、彫りの鋭さが驚き(@_@)。
ある意味、摺り上がった作品より印象が強い。
あれ位鋭くなければエッシャーの線は表現出来ないと納得。
今年、根津美術館で見た中国の銅鏡と同じ位鋭かった(^.^)。


3:
エッシャーダリなんかより、遙かにいい、訴える力が強い。
感性と知性の融合です。
もっと評価されるべきです。


それと、開催期間が一か月では短過ぎ。
おっと、今日が最終日(^_^;)。
見て損はありません。
お近くの方は是非。





タグ エッシャー ダリ 葛飾北斎 立石鐡臣





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『ウルトラQ』その6

1:
第十八話
「虹の卵」

竹の花の開花と不吉な出来事の組み合わせは悪くありません。
どうせならパゴスを倒すのにネオニュートロン液が利かず、
竹の花が枯れるのと同時にパゴスが消えていく、なんてのも悪くない。


2:
第十九話
「2020年の挑戦」

只今2016年(@_@)。
ウルトラQ放送から50年(@_@)。
2020年は4年後、東京オリンピック開幕の年(@_@)。
どひゃ~、歳取るはずだワ(笑)。

終わり方は、中々宜しい(^.^)。
当時の記憶は残っていませんが、面白がったでしょうね。


3:
第二十話
「海底原人ラゴン」

ラゴンの赤ちゃんが孵化し、その赤ちゃんをラゴンに手渡しする~?
そのまま置いて、離れてどうなるか見守るのが普通でしょう。
わざわざ手渡しなんて危険な事をなぜするんでしょう?
こういう馬鹿げた脚本にするから、怪獣物が良くならんのです。
「ウルトラQであれ位なんだから、この程度で大丈夫でしょう」と以降の怪獣特撮物の出来の悪さの言い訳になってしまったのでは?


4:
第二十一話
「宇宙指令M774」

可も無く不可も無く。
30分と言う放送時間の限りがあるからでしょうが、敵役が毎回弱過ぎイマイチ物語が盛り上がらん。
今回のボスタングも弱いなぁ。


5:
第二十二話
「変身」

今回も舞台を都会ではなく、山村に設定しているので、ミニチュアセットが見事です。
巨人に崩される石垣なんか、最高です。
巨人と杉の苗木の対比も良く、中々の出来。
更に巨人を見上げるカットが多く、これも巨人の大きさがよく分かり宜しい(^.^)。

『大怪獣バラン』の映像らしい場面があります。
警察のジープが村に到着するカットです。
残念ながら『大怪獣バラン』のDVDは既に手放したので確認出来ず(涙)。


6:
第二十三話
「南海の怒り」

冒頭の船が襲われるシークウェンス、今ならタコじゃなくてダイオウイカになるでしょう。
そうなるとお話が…(笑)。
オオダコのカットの多くは勿論『キングコング対ゴジラ』からですが、
やはりディズニー映画の『海底2万マイル』のイカがノーチラス号を襲う影響が大きいでしょう。


7:
第二十四話
「ゴーガの像」

古代の呪いの話なんで脚本にもう一工夫欲しい。
ゴーガを火責めにするだけでは、不十分。
6,000年後の世界の武器と科学では倒せない方が面白く、
6,000年前の天敵で倒せる方が遙かに面白い。


8:
第二十五話
「悪魔ッ子」

本編の内、オープニングクレジットの次の場面から音声がこもってます。


9:
第二十六話
「燃えろ栄光」

これも脚本(特撮用は本編とは別だと思います)が未完成(溜息)。
巨大化したピーターがドラム缶を蹴るとなぜか出火、火災発生。
この辺、名案を考え付かなったに違いなし(溜息)。


10:
第二十七話
「206便消滅す」

前回のピーター、今回のトドラ、4足歩行の怪獣が4足歩行獣に見えないんだなぁ(溜息)。
2足歩行獣が四つん這いになってるだけ。
『大怪獣バラン』のバランの中に人間が入っているのが丸分かりで、12年経ってる『ウルトラQ』でも進歩無し(溜息)。
困ったもんだ(溜息)。


11:
第二十八話
「あけてくれ!」

佐田豊が出てる(@_@)。
サラリーマンの上司役(@_@)。
この回だけでなく、第十六話「ガラモンの逆襲」にも出てた(@_@)。

黒澤明の『天国と地獄』でナショナルシューズの常務権藤(三船敏郎)の息子と間違われ、常務の運転手の子供が誘拐されます。
その運転手青木を演じたのが佐田豊
奥村公延もまた出てますナ。
SF作家友野健二を演じたのは、天本英世(@_@)。
「仮面ライダー」の死神博士でお馴染み天本英世も出てたんだぁ…(@_@)。



★まとめ

1:
記憶では日本の特撮怪獣物では平成ガメラシリーズに次ぐ出来がいい記憶があり、Bookoffでもお値段高めでしたが、買いました。
でもなぁ、改めて観ると、大した事ない(涙)。
Amazonじゃエラく評価が高いけど、私には信じられん。
大人の鑑賞に堪えられる出来じゃありません。
脚本の核となるアイデアや発想は悪くないんですが、脚本の作り、詰めが甘過ぎます。
子供相手の子供騙しの手抜きです。
『ミュージック・ポートレイト「小室哲哉×浦沢直樹」第1夜』で浦沢直樹も「子供を舐めるなよ、子供騙し大っ嫌い」と言っていて、
大いに同感しました。

ゴジラ、ガメラ、あの程度の出来で褒めていちゃいかんゼヨ(怒)。
だからゴジラが出来てから60年間、大人の鑑賞に堪えられる真面な佳作が生れん(怒)。
作品に身銭を切る消費者が文句を言わねば、誰が言う(怒)?
『シン・ゴジラ』の出来は悪くなさそうですが…

と言う訳で、在庫整理と酒代確保の為に(笑)、売り飛ばす事に決定。






タグ 天本英世 奥村公延 三船敏郎 佐田豊 佐原健二 桜井浩子 西條康彦





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『地味にスゴイ!』その1

★簡単な紹介

○放送
2016年10月5日~12月7日
水曜日 午後10:00~10:54
NTV系 全10回

○スタッフ
原作:宮木あや子
脚本:中谷まゆみ、川さきいづみ
演出:佐藤東弥、小室直子
撮影:長嶋秀文
照明:徳永博一
音楽:大間々昴
チーフプロデューサー:西憲彦

○出演
石原さとみ………河野悦子
本田翼……………森尾登代子、悦子の後輩、景凡社”Lassy”編集者
加賀丈史…………本郷大作、ミステリー作家の大御所
田口浩正…………尾田大将、おでん屋の対象
菅田将暉…………折原幸人(是永是之)、貧乏大学生、実は作家
青木崇高…………貝塚八郎、景凡社文芸編集部編集者
岸谷五朗…………茸原渚音、景凡社校閲部部長
江口のり子………藤岩りおん、景凡社校閲部員
足立梨花…………今井セシル、景凡社受付
高橋修……………目黒真一郎、景凡社校閲部員
芳本美代子………亀井さやか、景凡社”Lassy”編集長
伊勢佳代…………波多野望、景凡社”Lassy”副編集長




★評


第一話


1:
とりあえず、観てみると…


2:
負けん気と正義感と物怖じしない事だけが取り柄の新人の奮闘記。
馬鹿馬鹿しく、何の感興も起こさない手垢にまみれた退屈極まりない話ですが、
このドラマでは主人公河野悦子(石原さとみ)の奮闘振りが「空回り」していません、
第一話限りでは。

第一話としては、とりあえず合格点。


3:
とりあえず、次回も観てみますか。





タグ 石原さとみ 岸谷五朗 青木崇高 本田翼 菅田将暉 江口のり子 加賀丈史






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『ウルトラQ』その5

1:
第九話
「クモ男爵」

特に言う事無し(笑)。
タランチュラの動きは悪いし、生物らしい柔らかさも無し。
最後に屋敷が燃え崩れ落ちるんですが、その理由が無い。
考えてなくテキトーに作ってる証拠。
屋敷の歴史が終わりと謎が解け、崩れ落ちるのはいいんですが、
そこに具体的なハッキリした火事の原因があると謎が残り、ドラマの余韻になります。

やはり、子供向けの子供騙しの手抜きなんですよ、『ウルトラQ』は。
困ったもんだ(溜息)。


2:
第十話
「地底超特急西へ」

石川進奥村公延大塚周男が出ていたとはビックリ(@_@)。
前回観た時、記憶に残らなかったとは(涙)。
でも、これもなぁ…
人工生命はいいんですが、最後に衛星軌道に乗っちゃうとは…
息出来ないじゃん(溜息)。


3:
第十一話
「バルンガ」

自衛隊機がバルンガを攻撃するシークウェンスはまたしても『空の大怪獣ラドン』から。
台風にシークウェンスは『妖星ゴラス』から。
この二ヶ所がエラく汚い(涙)。
両映画ともキレイな状態で残っているんだから、撮り直せなかったんだろうなぁ。


4:
第十二話
「鳥を見た」

998年前の航海日誌、何語で書かれていたんでしょう(笑)?
謎の古い船はなぜ沈んでしまったんでしょう?
村の伝説で、禍々しい漂流船は不吉の前兆なので沈めたとかでもあると、説得力があります。
ラルゲユウスが飛び、衝撃波で町が壊れるカットは勿論『空の大怪獣ラドン』から。

三郎少年が番小屋の様な小屋へ行きますが、こういう所は子供にとっては秘密基地なんで、
憧れましたなぁ(笑)。
こういう子供の気持ちと行動をよく分かっている脚本です。


5:
第十三話
「ガラダマ」

改めて観るとガラモンの造形、かなり奇抜。
二足歩行の恐竜型とは違い、直立二足歩行の人間型。
オマケに動きがコミカル。
人気があるのも分かります。


6;
第十四話
「東京氷河期」

この話は特に可も無く不可も無く。


7:
第十五話
「カネゴンの繭」

土管、ブルドーザー、宅地造成。
土木と建築が盛んだったから、その資材置き場。
『ドラえもん』でお馴染みの背景。

歳の離れた子供達が遊び、その中にいるガキ大将。
まぁ、ガキ大将と言うよりもリーダーの方が相応しいか。

昭和30年代から40年代の都市近郊ではどこにでもあった風景。

そして、話としては、一番面白い。
特にカネゴンから加根田金男に戻る方法が突飛で宜しい。


8:
第十六話
「ガラモンの逆襲」

冒頭、万城目淳(佐原健二)が江戸川由利子(桜井浩子)からの電話で起こされ、腕時計で時間を見るシークウェンス。
(4時13分位)
時計がオメガ(@_@)。
またしても佐原健二の私物でしょう。



9:
第十七話
「1/8計画」

よくあるオチですが、50年前の少年時代にリアルタイムで観てるんですが、
何にも覚えてないんだなぁ(笑)。
目が点に成る程驚いたんじゃないでしょうか?

怪獣の代わりに人間が町を壊すのは、意外性があり面白い。

今観ても、まぁ、面白い。
でも、江戸川由利子を演じる桜井浩子が下手なんだなぁ(溜息)。




タグ 佐原健二 桜井浩子 大塚周男 奥村公延 石川進 ウルトラQ






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『ウルトラQ』その4

改めて観ると…
白黒です、そういう放送を観た世代なんで(笑)。


1:
第一話
「ゴメスを倒せ!」

工事中のトンネルとトロッコ列車。
まず、作業員がトンネル内で正体不明の生物と遭遇。
更に地中で正体不明の怪獣と遭遇する万城目淳(佐原健二)と江戸川由利子(桜井浩子)。
「?」
何だ、『空の大怪獣 ラドン』と同じ設定じゃん(^.^)。
オマケにリトラと言う空飛ぶ怪獣まで出てくる。

トンネル工事現場の外側のミニチュアセットは大変良く出来ています。
でもなぁ、背景の山の書き割りが完全に絵でセットの出来と比べると悪過ぎ、お粗末過ぎ。
それに背景の空が一色で遠近感、空気感が皆無で、屋外でなくセット感があり過ぎ。
どうもこの空気感の無さはセットの背景だけが原因でない気がします。

それと、ラドンとギャオスと同じくこの頃の空飛ぶ鳥型怪獣はどう見ても生物ではなく、模型。
今回のリトラも生物とは程遠い硬さ。柔軟さが皆無。

お話に関しては、こんなところなんでしょう。
多くを求めてはいけないからなぁ…(溜息)。


2:第二話
「五郎とゴロー」

ゴローがいる天城山のセットは見事。
本編で撮影した所を忠実に再現しています。
それに比べ市街地のセットは稚拙過ぎ。
一番ひどいのは電線に艶があり、光ってる(溜息)。
興覚め甚だしい。

イーリヤン島に運ぶために睡眠薬でゴローを眠らせるのはいいんですが、
どうやって運ぶんでしょう?
キングコングを運んだ気球と特殊繊維を再利用(笑)?

『キングコング対ゴジラ』で使ったキングコングを使いまわしてるそうですが、
ゴローには尻尾が生えてます。


3:
第三話
「宇宙からの贈りもの」

大蔵島のミニチュアセットが見事。

でも強盗犯に脅され大蔵島へ飛行機を飛ばした万城目淳、
なんで警察へ連絡しなかったんだろう?

桜井浩子、下手(溜息)。
悲鳴の下手糞な事…(溜息)。


4:
第四話
「マンモスフラワー」

東京の市街地のミニチュアセットの出来がどうも良くない。
自然豊かな場所のセットの岩肌、切り出された土の地面、林等がとてもいい出来なので、
出来の差が大きい。

万城目淳が除草剤散布作戦(笑)で飛行機を操縦するのも、良くないなぁ…(溜息)。
一般市民に危険なマネをさせられません。
でも、いちおー、このドラマの主人公でヒーローだから危険を顧みずに平和のために働かなくちゃんならんからなぁ…


5:
第五話
「ペギラが来た!」

都会のミニチュアセットと同じく南極のミニチュアセットも出来が悪い(溜息)。
泥や岩と違い、コンクリートやアスファルト、氷の様な平らなノッペリした物は出来ないみたい。


6:
第六話
「育てよ!カメ」

ウルトラ版浦島太郎物語。
小学生を主人公にし、コミカル仕上げ。
特に感想無し。


7:
第七話
「SOS富士山」

「少年ケニア」と観たのか、こういう野生児物は何やら心ざわめくものがあります。
ウルトラQ』の後に『怪獣王子』と言うこれまた野生児物特撮連ドラがあり、その記憶と混同している様な気もします。
この回の様に野山を自由に速く駆け回れるのって憧れましたネ。


8:
第八話
「甘い蜜の秘密」

流用映像が多い。
『空の大怪獣ラドン』が一番多い。
農村が地盤沈下するシークウェンスは『地球防衛軍』から。

さて、最初の実写の国鉄貨物列車の機関車はD51。
動輪4個。
ミニチュアセットの機関車は動輪4個。
C55。
こういうマズイ作りなんですが、その続きの脱線転覆のシークウェンスは大変見事。






タグ ウルトラQ





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『湊かなえ X TBS ドラマ特別企画「往復書簡」~十五年後の補習』

1:
TV東京なんて準地方局(笑)でやった『望郷』の出来が良かったので、
同じ原作者の『往復書簡』も勢いで観たら…


2:
大した事なし(笑)。
愛+殺人=ドラマ
いつまでこんな下らない公式の作品を作るんだろう?
左辺に多種多様な変数を加えられるはずなんですが、何にもやりませんなぁ…(溜息)。


3:
主人公を演じた松下奈緒は笑顔じゃなくて、苦悩の表情の人だからこういう役に悪くはないんですが、
松雪泰子の薄幸には敵わん。

市原隼人がボランティアでアフリカで数学を教える設定です。
屋外教室で教えるロケ地がどう見ても日本(溜息)。

中学時代の康孝を演じたのが、今井悠貴
薔薇のない花屋』で広田省吾を演じたあの今井悠貴(@_@)。
当時10歳で今や17歳(@_@)。
月日の経つのは早い。





タグ 薔薇のない花屋 今井悠貴 市原隼人 松下奈緒 松雪泰子





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CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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