★簡単な紹介
東京ステーションギャラリー
2023年1月21日(土)~4月2日(日)
HP→
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202211_saeki.html大阪中之島美術館
20223年4月15日(土)~6月25日(日)
HP→
https://nakka-art.jp/exhibition-post/saekiyuzo-2023/★評
1:
今年初めての展覧会行き(^^♪。
まずは、会場へ行く前に
佐伯祐三アトリエ記念館へ、
HP→
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/saeki/1667/行った事がある方ならご存知でしょうが、ここ、物凄く小さいです。
世田谷の
向井潤吉のアトリエ館の方がまだ大きいです。
(
向井潤吉アトリエ館HP→
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/annex/mukai/)
また、作品は1点もありません。
写真撮影したパネルだけです。
それでも、
佐伯祐三が家族とともに住み、近所を描いていた正にその場所だと思うと、
何かいいねぇ(^^♪。
小さいとはいえ、東京都心なら現在でもこの程度の狭さ(笑)は普通だし、
今はこじんまりとした公園の様になっていて気分良いです(^^♪。
2:
さて、
佐伯祐三の回顧展は大昔に行ったなぁ…(遠い目)。
調べてみると、
東京国立近代美術館
1978年7月22日~9月3日
だった(@_@)。
45年前じゃん(笑)。
練馬区美術館で2005年にもやってますが、これは知らなかったし、行ってません。
3:
で、久し振りに見てみると、
何かなぁ…
絵は当然ながら巧いです。
でもねぇ、どうも暗い、雰囲気が暗い絵ばかり。
自画像と人物がは気になる程ではないのですが、風景画が暗い。
東京の下落合を描いた絵は土と緑が多いためか、自然が残っているためか、これらもまぁ、許せる(笑)暗さ。
ところが、パリとヴィエリ=シュル=モランの風景を描いた絵は、どうも暗い、雰囲気が暗い。
何かですねぇ、孤独感に苛まされ心が荒んでいる様な雰囲気なんです。
冬だけに滞在したためかと思いフランス滞在時期を調べると、冬の間だけいたのではありません。
モーリス・ド・ヴラマンクに「アカデミックだな。北斎の国から来て何を学びたいと言うのか?」と言われ、
独自の画風を作り出そうと悩み、もがいていたのかもしてません。
今回、
佐伯祐三の絵、パリとヴィエリ=シュル=モランの絵を見ていて、
ロダンの有名な言葉を思い出しました。
「都会は石の墓場です。人が住む所ではありません」
ゴッホの様に南仏、プロヴァンスに行った方が良かったかもしれません。
「かもしれません」ばかり(笑)。
全くの見当違いの可能性も大きい(笑)。
実際のところ、
佐伯祐三はどうだったのでしょう?
2:
展示番号:140
『郵便配達夫』
1928年、大阪中之島美術館蔵
佐伯祐三の代表作の一つ。
私にとっては佐伯祐三と言えば、コレ。
人物を初め全体に左に傾いていますが、そこは佐伯祐三、絵が崩れていません。
画面左側下半分に赤いレンガ色を多用して郵便配達夫の濃紺の制服に対してバランスを取っていますね。
展示番号:97
『リュクサンブール公園』
1927年、田辺市立美術館(脇村義太郎コレクション)
これは、大昔の高校の美術の教科書、油彩のタッチの例でこの絵の街路樹が出てきました。
それだけ(笑)。
3:
まとめ
45年前と比べ、落胆甚だし(溜息)。
タッチとか好きなんですけどねぇ。
落胆するにせよ、感嘆するにせよ、やはり実物を見るのはいいなぁ(^^♪。
タグ 佐伯祐三
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