広末版『愛と死をみつめて』その21

広末涼子主演、鎌田敏夫脚本、犬童一心演出、『愛と死をみつめて』が
TV朝日で放送されたのが、2006年3月18日、19日の2夜連続の事。

丁度10年前の事。
ひゃ~、10年かぁ…

歳、取るよなぁ(涙)、否(笑)。

このドラマのおかげでドラマと映画を観る事を再開し、
更に4年前から、子供の頃から好きだった絵画も再開、
と言っても見に行くだけだけど(笑)。

新たに始めたのは、インターネット。
ブログによって「書く」欲求を満たされるようになりましたな。

以前にも書いたんですが、この広末版『愛と死をみつめて』のおかげで、
人生の喜び、楽しみが増えました(^.^)。




タグ 愛と死をみつめて 広末涼子 鎌田敏夫 犬童一心




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広末版『愛と死をみつめて』その6

広末版の欠点

圧倒的な内容と際立つことは無いけど好演している広末涼子がいないとこのドラマ、かなりお粗末な作り。

1:
オープンセットを全く「汚し」てません。
汚いと言うのではなく生活感が皆無。暖簾が新品なのが致命的。しかも表れるのが第一夜の最初の方だからかなり手痛い。
なぜこんな単純極まりない失敗を犬童監督は犯したんでしょうか?
1-1:
そしてこのオープンセットを初めに昭和30年代の再現が不十分。草なぎ剛広末涼子の出演料に予算を取られ予算不足だったんでしょう。

2:
草なぎ剛の演技が拙い。
このドラマだけでなく他の作品を観ても救いようのない大根二枚目役者。
第二夜の方が視聴率が低い主な原因はこの大根役者でしょう。
放送から4年後まではHPがあり掲示板を読むと草なぎのファンだから観た書き込みが大半。
当然ながら草なぎの演技に文句を付ける書き込みは無し。
2-1:
この大根役者、台詞も所作振る舞いも雑。
例えば、
2-1-1:
最初の重要な場面である綿引潤子(小雪)と出逢う場面から駄目。
3年間も文学全集を贈り続けてくれた女性を消印を頼りに探し見つけたのに、表情に変化皆無。
こんな女性と出逢ったんだから次の様な表情が表れなきゃ変でしょう:
★ひゃ~、やれやれ漸く見つかったよう。疲れたぁ…
★やったぁ!ついに見つけたゾ(^_^)v。嬉しいぃ、苦労した甲斐があったよ。
★良かったぁ~、でもこの人のお母さんかお婆ちゃんじゃないだろうねぇ…まだ安心するのは早いゾ。
2-1-2:
第二夜終盤、危篤になったミコさんを訪れる場面。
草なぎは自分の恋人の死が決定的になった時、どんな気持ちになるのか想像出来ないんでしょうか?
…何も出来ない無力感や脱力感、悲しみ、自分の至らなさの後悔、死の恐怖、「ガンバレ」や「元気を出せ」と言う言葉の無意味さ、…
こういう気持ちを考えれば、病室へ向かう足元のカットであんな元気な脳天気な歩き方になるはずが有りません。
2-2:
雑な演技を観るとどの作品でも監督が草なぎの演技指導してないのは間違いないでしょう。

3:
東京と大阪間の隔絶感が有りません。
新幹線が無い時代で片道7時間掛かったんですから、現在ならベトナムやシンガポールへ行く様なものです。
時間、距離、旅費を表すものが無し。
恋人に会いたいと言う情熱で解決出来ないものが有るのは冷厳な事実で、これを表すものが欲しかった。

4:
軟骨肉腫の苦痛と恐怖の描写が弱い。
吉永版の様に「写実的」に描写する必要は全く有りませんが暗示するものが必要。ミコさんの人柄の良さを引き立てるためにも必要な演出です。
難病と死を映像化するのは難しい。病気自体と治療の苦しさを描かねば病気の恐怖を表せず、直接的や写実的では趣味が悪過ぎます。
この点で、死を巧みに暗示したTV版『セカチュウ』は成功しています。
、と言うか成功しているのはTV版『セカチュウ』しか記憶に無し。

5:
吉永版も同じですが、やはりミコさんが主役のためマコさんの描写が弱い。
400通近く手紙を交わした情熱と最後まで何とかしようとした剛毅さを暗示するものが欲しい。

6:
三人目の主役が手紙なんですが、全く使われていません。
手紙を巧く使うと昭和30年代と東京と大阪の隔絶感を表せた気がします。

7:
作られたのは秋から冬に掛けて。そのために季節感に違和感が多い場面が多い。
7-1:
夏の屋外の場面(第一夜の初めでマコさんの父親が伊那に帰る場面、マコさんが上半身裸でテニスをする場面等)で光が明らかに秋。
7-2:
第二夜でミコさんから会いに来てと言われマコさんが阪大病院を訪れる場面。時間の流れから冬なんですが、背景に桜の紅葉が入り秋が明らかなカットが有ります。マコさんがミコさんにそっとキスするカットです。

8:
愛と死をみつめて』は実話を元にしていますから、実際に人が一人夭折し、泣き崩れた母親が一人います。この事を考えるとドラマとしては、無条件には楽しみにくい。
ん~、やはりこの点が一番の欠点ですかねぇ。他人の心の中に無断で入って行く様で気が引けます。


9:
サントラ盤が無い。
これは欠点ではなく苦情ですな(笑)。
音楽は演出を補強したり、映像と同じ位多くを語ります。
サントラ盤のCDは私にとっての「教科書ガイド」です。
作品を解釈する際に大変役立ちます。
広末版『愛と死をみつめて』の様な強敵を相手にする時には、是非欲しい。



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広末版『愛と死をみつめて』その5

その5

1:
今回ブログを引越しするので昔の記事を読むとまた観たくなり観ると…

2:
相変わらず圧倒的な内容。
放送を含め10回位観ましたかねぇ、最近は少なくなりましたが、言葉を奪われます。
圧倒され言葉が出てきません。
感想が出て来ないんです。
1年振り位に今回観たら以前の状態に戻った様です(笑)。
凄いドラマです。
ある意味『七人の侍』と同じ強力な作品です。

3:
原作の力、その力を漏れなく拾い上げた脚本の力、この二つの力が強いからこのドラマが強力になりました。
もう一つは、広末涼子の実力。はにかみ、皮肉、悲しみ、意志、希望等を普通に表し不自然なところが有りません。

4:
圧倒されっ放しの今回気付いたのは溝口肇が作った音楽の良さと音楽の入れ方の巧さ。
音楽を垂れ流しにせず必要な場面にだけ入れ効果的です。
DVDのタイトルで流れる音楽がメインテーマなんでしょうか。短調で悲劇悲劇した曲ですが、入るべき場面を盛り上げているのは間違い有りません。
また第二夜でミコさんに会いに来て欲しいと言われたマコさんが阪大病院のロビーに来た場面、ここでも入ります。
(→それから次のエレベーターのカットも)
悲劇調の曲なのにこの喜びの場面にも入りますが、違和感無く喜びを強調してます。

喜びも悲しみも同じ深い感情で湧き出て来る所は同じ、と解釈していいでしょう。
こういう心の動きや性質を正確に表した溝口肇の音楽、素晴らしい。

草なぎ剛が主演した『僕の生きる道』のメインテーマと同じ位の出来の良さです。

5:
このドラマ、ハッキリ言って圧倒され分析出来ません。
以前から分からない演出が一つ有り今回考えようと思っていましたが、今回も手も足も出ず(涙)。
このドラマの分析は、ほぼ諦めました(笑)。

草なぎ剛の下手さ初め欠点も多いんですが、その欠点を踏み潰して行く圧倒的な力がある珍しい作品であり凄い作品です。

6:
残念なのがサントラ盤が無い事。
溝口肇のベスト盤に数曲入ってるのみ。

7:
ドラマ史に間違いなく残る作品です。


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広末版『愛と死をみつめて』その4

その4

ミコさんが手術前にマコさんに裸を晒す場面について

1:
この場面についても、ん~、演出の意図や原因を解釈するのは難しい。
マコさん本人が『終章』に書かれた様に性に対する考え方でこの場面の賛否が分かれます。
当時の考え方:
播磨のお嬢様が結婚前に肌を見せるはずがない。
現在の考え方:
相手を信用し愛してるからキレイな体を覚えておいて欲しい。

2:
以前にも書いた通り犬童監督は病室の花を頻繁に換え、ミコさんへの思いやりを示していますから、時間やセット等の制約から付き添い用のベッドで撮影出来なかったと思います。
ですからこの場面はミコさんのマコさんへの全面的な信頼と愛情を表すため、と私は解釈してます。

3:
そして
→トイレでガーゼを剥す場面
→クリスマスにミコさんを訪れたマコさんに
「そばへ来んといて」
(この時ガーゼ[=二人の同意の結果]で覆われた顔の左側をマコさんの方に向けない事で、手術を後悔している事を声高に示しています。→二人の同意の結果[ある意味で作品の完成]をマコさんに見せ二人で喜ぶのではない、という事。)
と繋がってます。

4:
この様に解釈すると納得行く演出ですが、問題は昭和30年代の話に40年後の考え方を加えて脚本を作った事です。
〇→純粋にドラマとして考えれば悪い演出ではありません。
×→時代設定を昭和30年代にした事と原作からの変更が少ない事(=ドキュメンタリーに近いドラマ)。
こう考えると、ん~、やはり裸は不要かな。



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広末版『愛と死をみつめて』その2

夕焼けその2

ドラマや映画は芝居だけでなく絵画でもあり写真でもあります。
演技と台詞だけでなく映像に写る全ての物でも表現出来ます。
つまり役者の演技だけでは半分しか作品を理解出来ません。
広末版での夕焼けの使い方で分かって頂けると思います。

では夕焼けの続き。
『愛と死をみつめて』は書簡集ですがその内容は悲恋物語です。ヒロインは生きるために顔の半分を失うという大変衝撃的な話です。またヒロインは人柄が素晴らしく、悲しみを増幅させ読者の心を鷲掴みにします。
「玄人はだし」とか「事実は小説より奇なり」であって小説家や脚本家が思い付かなかった内容です。

映像化した物で市販されているのが広末版と吉永版。
吉永版は作られた時期からしょうがないのですが、悲恋物語にすぎません(悪い意味ではありません)。

広末版は出版から40年以上経ってから作られたので悲恋物語だけに終わっていません。「その後」が描かれています。
それが出版の中止と潤子さんとの結婚です。
夕焼けが出るのが新居のアパートの場面、夕焼けを連想させるのが駒ヶ岳山頂で手紙を燃やす場面。
アパートの場面はマコさんが苦労して潤子さんを探し出す事から愛情物語の続きを暗示(?)し、駒ヶ岳で手紙を燃やす場面はミコさんに愛すべき人を見つけた報告と別れを告げに来たと捉えて間違いありません。
しかしこれだけだと出版中止が繋がりません。『愛と死をみつめて』が100万部突破と小道具のポスターに書かれていますから、金に関する事を暗示しています。
まず二人の新居はどう見ても高くないアパートで、印税を使ったとは考えられません。
そうすると手紙は100万部以上の印税を生んだのですから、それを燃やす事は「金の成る木」や「金の卵を生むガチョウ」を燃やす事になります。

手紙を燃やす場面は台詞、ナレーション、字幕等言葉がありません。手紙を燃やすマコさんを見てミコさんが微笑み、それから消えます。
「マコ、それでええんよ」
に間違いありません。
『愛と死をみつめて』マコさんが選んだのは「死」=金ではなく、「愛」です。
特典映像のインタビューで犬童監督が「時代に取り残された二人」と言った事が最初と最後に表わされています。
金と愛情の二者択一という古典的な問題とその古典的な答を提示しました。
最後の場面に言葉が無いのは事実に基づいた物語であり答を出したのが脚本家でもなく監督でもなく残された人々だからです。そしてその答を制作陣は尊重しました。
またエンドロールに入る六本木ヒルズのカットが夜なのは犬童監督のマコさんの「答」に対する返事です。

二人の生き方は犬童監督がDVDの特典映像で述べた通り「時代の取り残された二人」で、現在の日本を考えれば「夕焼け」の物語になってしまいました。
エンドロール、夕焼けの大阪の街並が続きそこに入るマコさんが目覚め二人が自己紹介する場面は、愛情を初め正しい生き方はこれ、と犬童監督が声高に伝えてます。

…と解釈するのに3年。それ位衝撃的な内容の『愛と死をみつめて』。さらにその元が軟骨肉腫、恐るべし。



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広末版『愛と死をみつめて』その1

★簡単な紹介

〇放送
2006年3月18日(土)、19日(日)
TV朝日系

〇スタッフ
脚本:鎌田敏夫
演出:犬童一心
音楽:溝口肇
プロデューサー:中込卓也

〇出演者
広末涼子(大島【ミコ】みちこ)
草なぎ剛(河野【マコ】實)


★評
ヒロインが顔半分を手術により失う…
こんな事を思い付いた小説家や脚本家は地球上にいまだかつていたでしょうか?
文字通り空前絶後の事実に基いたドキュメンタリーに近いドラマなので、圧倒され言葉を奪われ分析出来ません。
それでも少しは分析しましたので紹介します。


夕焼けその1

夕焼けは一日の終わりであり一つの時間の終わりや新しい時間の始まりを象徴している事が多い。
広末版の夕焼けを注目すると、

第一夜

1:マコさん、潤子さんとの出逢い
出版からの乱気流人生に一息付く。

2:
マコさん、潤子さんとの結婚、新居
え~?もう離婚しちゃうの?
そんなはずはない、とこの場面で思い広末版の夕焼けを注目する事にしました。
さてこの場面、二人の離婚でなければ、マコさんのそれまでの人生が終わるという事。『愛と死をみつめて』の出版を止めるという事。
そして第二夜の最後の場面とエンドロールへ繋がってます。

3:
ミコさん、顔が痛いと蹲る
健康な日々の終わり。

4:
阪大病院、共同炊事場、マコさんとミコさんの出逢い
勿論恋の始まり。
(→そして一夜明けると、マコさん、手術後目覚める。朝→自己紹介→始まり始まり)

5:
二人が買い物に行った後、ミコさん卵焼きを作る
二人の関係、一段階終わり。ミコさんの方から手を取る。
(→そしてマコさん、退院。昼だから二人の関係終わらず→文通へ)

6:
マコさん、大阪駅ビール売り中、ミコさんに電話を掛ける。
→ミコさん、再入院。取敢えず居場所は分かった。

7:
ミコさんの病室、お祭へ誘うミコさん。
文通を止める時は一言書いて。→マコさんの不満増幅。

8:
ミコさんの両親がミコさんの顔の大規模な切除を伝えられた後、帰宅する電車の場面。
猶予の終わり。

9:
続けて医局の場面。
正確な事を告知する決意。重光医師の猶予も終わり。

10:
マコさんから来た駒ヶ岳の写真を見るミコさん。
ミコさんの猶予も終わり。登山=難関を乗り越える→マコは私がいなくても大丈夫→別れの手紙を書く決意。

11:
マコさん、来院、ミコさんの病室。
マコさん、事情を知った。それでも手術を勧める。

12:
マコさん、トラックの荷台、夜のバイトへ
キレイな時の私を覚えていてほしい。→ミコさんの思いが深まった。

13:
ミコさんの両親、海辺。
ミコさんの親離れ。(→親は淋しい)

14:
続いて阪大病院屋上、マコさんとミコさん。
キレイな時の私をしっかり覚えていてほしい、を強調。=整形が終わってから来て。
(手術前の場面、夕焼けでないから成功を暗示)


第二夜

1:
手術後、ミコさんが初めて字を書こうとする時。
危険を脱しました。

2:
マコさん、手術成功の手紙を読む
マコさん、一安心。
(→第二夜のタイトルバックへ繋がる。朝=新たな人生)

3:
クリスマスケーキの場面の次、マコさん、帰京する車中。
取敢えず不安解消。でも自殺を試みる。

4:
屋上での難癖の後、大部屋、皆で夕食
ミコさん、悪意との遭遇。そういう人に対してもおもいやるミコさん。ミコさんの人柄が溢れ出る。

5:
屋上、『川は流れる』を歌う二人、沈む太陽。
『川は流れる』の歌詞の通り。そして初めてハッキリ写る沈む太陽のカット。眼下を流れる(堂島)川。橋の下を流れた沢山の水。
いよいよ別れが見えてきました。またエンドロールの最後のカットへ繋がってます。

6:
最後の屋上。

7:
病室、最後の甘えた、顔を剃る。

7-1:
ミコさんが最後に食べるのが夕焼け色のミカン。末期の水なのは明らか。

7-2:
最後のインジャン、初めて勝ったマコさん。勝った人の言う事を聞く。
→「マコが正しいと思った事をすればええんよ」

7-3:
二人が出逢った共同炊事場へ再び。
→「円は閉じた。旅は成就した」→マコさんはいつでもどこでも別れられたがどの「出口」も使わなかった(=どうなったか分からない)→辿り着いたのが二人が出逢った「入口」→やはりどうなるか分からないけど少なくとも出逢う以前と同じ(正しい)事は出来る→マコさんがインジャンに勝ったから「マコが正しいと思った事をすればええんよ」

7-4:
最後の甘えた、顔を剃る→顔を傷付けられてもいい=マコさんを信頼=「マコが正しいと思った事をすればええんよ」

8:
駒ヶ岳山頂
燃える手紙の夕焼け色の炎。第一夜のアパートの夕焼けがここへ。死んだ人間とは結婚出来ません。
山頂からの眺め→今迄の人生というよりもこれからの「山あり谷あり」でしょう。

9:
エンドロール、大阪の街並
大阪物語の終わり。夕焼けの河口→旅路の終わり→塵から生まれたものは塵へ→母なる海へ。阪大病院眼下の(堂島)川は流れ海へ。
(東京の街並は昼間だからマコさんがこれから暮す場所)
その中に入るマコさんが手術後目覚める場面→朝、自己紹介、始まり=ミコさんを忘れません。
(そして朝の山並、これからの人生)


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プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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