★簡単な紹介
○公開
1964年4月29日
○上映時間
1時間29分
○スタッフ
脚本:関沢新一
演出:本多猪四郎
撮影:小泉一
照明:小島正七
音楽:伊福部昭
特殊技術
監督:円谷英二
撮影:有川貞昌、富岡素敬
照明:岸田九一郎
火薬:山本久蔵
造形:利光貞三
合成:向山宏
操演:中代文雄
光学撮影:徳正義行、真野田幸雄
光学作画:飯塚定雄
監督助手:中野昭慶
プロデューサー:田中友幸
○出演
宝田明………………………………………酒井一郎
星由里子……………………………………中西純子
小泉博………………………………………三浦俊助博士
佐原健二……………………………………虎畑二郎、興行会の陰の実力者
ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)…小美人
田崎潤………………………………………丸田デスク
田島義文……………………………………熊山、ハッピー興行社長
佐田豊………………………………………老校長
藤田進………………………………………対策本部長
藤木悠………………………………………中村二郎
中島春雄……………………………………
ゴジラ手塚勝巳……………………………………
ゴジラ補佐
他
★評
1:
大昔、TV放送を観て、ヴィデオの時代に借りて観て、それ以来にAmazon prime videoで観ると…
2:
お話に関しては、まぁ、この程度なら許せるかな。
ミニチュアの出来と撮影も合格。
冒頭の台風と高潮のシーンは非常によく撮れています(^^♪。
特に最近(2018年)の中心気圧950hPaで日本に上陸した台風の映像を観ると、
その現実感に説得力があります。
逆に今までは、これ程中心気圧が下がった台風が日本に殆ど上陸することがありませんでした。
公開されたのは1964年(昭和39年)、東京オリンピックの年で、
この映画の舞台となった名古屋地方は5年前1959年(昭和34年)に伊勢湾台風の被害に会っていますから、
かなり衝撃的なシーンではなかったでしょうか?
(参考Wiki→
https://ja.wikipedia.org/wiki/伊勢湾台風 )
最近まで超巨大台風の被害の実況や動画を観なかったんで、
東宝特撮の強風と大波のシーンはかなり誇張が強いと思っていました(^^;)。
出来れば怪獣の大きさに合わせた撮影速度で全シーンを撮っていたら、
かなりの出来になっていたのになぁ。
やはり動きが速過ぎて
ゴジラや怪獣でなくて、中島春雄になっちゃうんです。
3:
1959年(昭和29年)公開の『
ゴジラ』からこの『
モスラ』まで東宝が作った怪獣と特撮映画を調べると、
何と、この『
モスラ』で20作目(@_@)。
道理でミニチュアの出来が良くなるはずです(^^♪。
工業地帯を中景にし
ゴジラが遠景で歩くカットは中々出来がいい。
映りが悪い映像同士(笑)を合成し、これが怪我の功名で、質感の差が少なくいい映像になっています。
4:
出来は悪くないんですが、
どうもねぇ、大人を満足させるレベルには達していません。
子供向けで子供を一人前の人間として扱ってない出来。
だから、
当時子供だった私CYPRESSの様ないい歳した大人が懐かしさで観ると、
幻滅の溜息がどの怪獣映画を観ても出るんです(溜息)。
それでも、
佐原健二がオーディオコメンタリーに出ているBDは観たい、聞きたい(笑)、
ちょっと高いんだよねぇ…
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