★簡単な紹介
○放送
2014年7月2日(水)
午後8:58~11:08
TV東京系
○原作
松本清張○出演
米倉涼子………沢田伊佐子、信弘の後妻
橋爪功…………沢田信弘、大日本工学株式会社の技術担当役員、資産家
高嶋政伸………佐伯義男、弁護士
比嘉愛未………宮原素子、信弘の自伝の口述筆記担当
要潤……………石井寛二、伊佐子の愛人
宅間伸…………塩月芳彦、伊佐子の元愛人、帝国食品の副社長
かたせ梨乃……椿サキ、沢田家の住込み家政婦
笛木優子………沢田妙子、信弘と前妻の娘
矢島健一………川瀬卓郎、信弘が重役だった大日本工学株式会社の新社長
他
★評
1:
単発の2時間ドラマは、真面に観たこと、ここ8年あまりなし。
以前に観た作品では脚本が悪いのが殆どで、最後まで観る気にならず。
2:
しかし、これは、面白かった。
まぁ、
松本清張の原作がいいからでしょう。
それよりも、驚いたことに、主人公伊佐子を演じた
米倉涼子が凄く良かった(^.^)。
『ドクターX』では、大した演技じゃなかったけど、今回の小悪魔的欲ボケ女の演技では、段違いの表現力(@_@)。
美貌、明るさ、打算、少々短絡思考、弱気、意外と素の自分を見せる無警戒さ、
こう言ったものを良く動く大きな両目でよく表していました。
信弘(
橋爪功)が惚れるのも納得行く女の魅力を表現していました。
ドラマが始まってからの最初の10分程で米倉が素晴らしい演技をしたので、完全に関心と興味と心を捉われ、
「これから、どうなるんだ?」と好奇心も刺激され最後まで観ました。
また、伊佐子の設定を「普通の女性がちょっと道を踏み外しただけ」にしたのも正解。
これも最後迄観ていられた原因。
3:
下手な役者がいないのも、まぁ当然ですが、良かった(^.^)。
橋爪功、
高嶋政伸、
宅間伸、
かたせ梨乃、やはりお見事。
4:
それでも、役者の好演に支えられてはいますが、お話は、どうも弱い。
納得させる力が弱い。
「結局、女は強い」と言う話なんだけど、最後にやる事がズレでいます。
原作が書かれたのが1971年で、40年前。
ドラマの設定はどう観ても現在、2014年。
設定を現在にしているのだから、投機にした方が遥かに説得力が有り、
視聴者を納得させる力強いドラマになりました。
原作の著作権所有者との契約の関係で変更出来なかったと思います。
ドラマの出来具合から考えると脚本家の無能だとは思えません。
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