『若者たち2014』その11

最終話

1:
ん~、何かなぁ…
燃え尽きちゃったな、前回までで。

今回は前回までと違って、佐藤兄弟が皆不幸でもなければ、失敗もしてなければ、躓いてもいません。
お約束通り目出度し、目出度し、だからなぁ。


2:
それにしても、暁(=さとる、次男、瑛太)と多香子(長澤まさみ)のキスシーン。
何と、農業用水路の中、橋の下(@_@)。
こんな場所でのキスシーン、観た記憶無し(@_@)。

水は出帆→新たな人生→二人の結婚
農業用水→土に暮らす→農業

を表してるのは分かりますが、それでもねぇ…
殺虫剤、除草剤、消毒剤を撒くからねぇ、田んぼに。
それが農業用水に流れ込むでしょ。
汚いと言うより、少々危険じゃない?

人生に危険は付き物。
暁と多香子はすでに痛い目に遭ってます。
そういう人生を歩み始めた暁と多香子を表してると捉えられます。
しかし、これからは一人きりでなく、二人。
今迄と違い巧く行くかも。
そういう演出だな(^.^)。


3:
佐藤兄弟、やはり土地を手放す事に。
住み慣れた家を離れる佐藤兄弟。

巣立ち、独立、旭(=あさひ、長男、妻夫木聡)からの独立、佐藤兄弟の一人から一人の佐藤へ。
いつまでも父親が建てた家と旭に頼ってんじゃないゾ、って事です。



★まとめ

1:
観てる方が恥ずかしくなるような熱血漢、正義感のお話。
熱血漢兼正義感が臭い台詞を喚く。
それでも、違和感が無いのは演じた妻夫木聡の演技力の賜物。
妻夫木の代表作になるのは間違い無し。


2:
内容は何か古臭そうだけど、万古不易の正しい生き方の話。
50年近く前の1966年のドラマを基にしてるので現在に通用するかと疑問に思ってましたが、
通用しました(笑)。


3:
ケンカと罵り合いの絶えない佐藤兄弟。
それだけ関わりが深く、「ケンカする程仲がいい」であり、”No argument, no love”(=「愛が無ければケンカしない」)です。



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『若者たち2014』その9

第九話

1:
いいドラマであります(^.^)。


2:
今回は「人の為に」と言う題名。
他人の幸福を願い、そのために何かをする。
それが、人を愛すると言う事。

単純な事を単純に描き、非常に分かりやすい。
カッコつけず、愚直に描いています。


3:
今回の演出。
まずは、暁(=さとる、次男、瑛太)が瑞貴(広末涼子)の墓参りをした後、新城医師(吉岡秀隆)とかなりの急坂を下ります。
おまけにカメラの向きを変えると海まで見えます。
(→なかなかの景勝地なので、ロケ地を探しましたが、発見特定出来ず(T_T))

ふむふむ。

「坂を下る」→自分の心の底まで行って、本当の気持ちを考える。
「海が見える」→よくある「海→船→出帆→新たな旅路、始まり」と言う事。

つまり、新城医師の言葉通り、新しい愛情の対象、多香子(長澤まさみ)の事をどう思っているのか、と背景でも暁に聞いています(笑)。


滑り台が出て来るシークウェンスが2回。
これも最初の下り坂のカットと同じですな。
ここで暁が心の一番深い所で考え、感じてる事は何か?

ここは暁が旭(=あさひ、長男、妻夫木聡)達と子供の頃に遊んだ場所に間違いありません。
だから家族の事です。
この場合だと、勿論旭の事。

いつも他人の幸せを願う旭の気持ちが漸く分かり、感謝の気持ちを伝える場所にしました。


4:
今回の演出、暁と多香子編。

佐藤家へ食事に行くようになった多香子。
佐藤家2階で多香子が電話した後、暁が多香子と話します。
この時、暁が先にベッドに座ります。
「お前の話、じっくり聞いてやるよ」、と示しています。
それから多香子もイスに座ります。
「じゃぁ、話そうかな」、と多香子。
これで二人の関係がかなり近づいていると間接照明証明。

話が進み、暁が多香子に多香子の所で働くのを辞めると伝えに行くシークウェンス。
去って行く暁の腕を多香子が掴みます。
それを暁が振り払い、多香子が尻餅をつきます。
相手を少々傷付ける行為です。
相手を少々傷付けても許される関係になった事を表しています。
それ位まで二人の関係が進み、深まった、と言う事です。

そして、暁と旭二人がボコボコにされるのに耐え、最後の暁と多香子のシークウェンスへと続きます。
でも、最後のシークウェンス、カット割りが良くない。
余りにも単純なカット変え。
多香子の感情の変化を演出と長澤まさみの演技で見たかった。
長澤まさみの実力を見たかったんです。
おそらく長澤まさみは多香子の感情の変化、心の変化を表わせたはずです。


5:
次回も楽しみ、楽しみ(^.^)。



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『若者たち2014』その8

第八話

1:
今回の主役は旦(=ただし、四男、野村周平)。
末っ子だから愛されることのみ。
だから死んでお詫びするなんて甘えた事言うんです。
死んではお詫びも出来ず責任逃れです。
死んでは責任を果たせません。

でも、今回、旦が香澄(橋本愛)にした事に対する責任の取り方、確かに難しい。
警察に訴え実刑、罰金になったとしても、ネット上に流れた画像は回収不可能ですからねぇ…


2:
このドラマ、主役で長男旭を演じる妻夫木聡が引っ張ってるよなぁ(^.^)。
かなり臭い台詞を叫び続ける(笑)、観てる方が恥ずかしくなる熱血漢(笑)だけど、
全然不自然さが無いんだ(^.^)。

このドラマで妻夫木を見直した人、結構いるんじゃないでしょうか?
私もその一人です(笑)。


3:
さて、最後に旦が香澄が笑ってなかった、僕を許してないと恐ろしい事を言いました。
(でも、橋本愛の演技じゃなぁ… 胸に秘めた思いとか、怨念とか、自覚してない恐ろしさとか、そんなもんが皆無の演技)

多香子(長澤まさみ)には「土居」と言う視聴者と暁(=さとる、次男、瑛太)には正体不明の人物から謎に満ちたメールが届く。
予告編によると、暁が多香子にために何かやりそう。

残り3話かな?
巧いことまとめ、終わらせられるでしょか?

次回も観ます。



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『若者たち2014』その7

第七話

1:
旭(=あさひ、長男、妻夫木聡)と梓(蒼井優)の間に長女あかり、誕生。
ただし、25週の早産で体重650g(@_@)。
生後72時間が生死の分かれ目。

でも、お約束通り、何とか無事通過。

良かった(^.^)。

自分に子供がいても、いなくても、中年の立派なヲヤヂになると(笑)、
子共が生まれただけで、単純に嬉しい。
心に直接響くものがあります。

だから、産声が出たカットは私まで涙が出そうでした(笑)。

今回の旭の台詞は一つづつが、心に染み入ります。

それといいのは、旭を自分の弱さや卑怯さを認める素直さと強さがある人物設定。
単純に自分の子供の誕生を祝えない、喜べない今回の旭。
人間が完璧から程遠い設定で、非常にいい。


2:
そして、別れる時の男の未練、未練、未練。
引きずる、引きずる、引きずる(笑)。

男性諸氏、身に覚えがあるでしょう(笑)?

男の方が女々しいんです、恋と愛の終わりには。

だから、旦(=ただし、四男、野村周平)の行動は、非常にいやらしいけど、非常に現実的。

いい脚本です。


3:
冒頭、ひかり(長女、満島ひかり)と新城医師(吉岡秀隆)との別れ話のシークウェンス。
暁(=さとる、次男、瑛太)が多香子(長澤まさみ)から「お兄さんのために帰ってあげた方がいい。お兄さんが光で、あんたが影。
影が無きゃ光は射す方向が分からない」と言われるカット。

両方とも雨が降ります。

ひかりと新城医師の方は涙雨の意味が多いですが、暁と多香子の方は暁が何か考えてる様です。
会話から考えると暁と兄旭との今迄の関係や出来事を考えてると捉えるのが妥当でしょう。
そうすると、この雨は、「川の下を沢山の水が流れました」の水と同じ時間の流れと捉えられます。

ふ~ん、そうすると冒頭の雨は結構降ってるからかなり時間が経ったと言う事になります。
前回からかなり時間が経っている、と言う事です。
つまり、二人の愛人関係は完全に過去の事。

成程、と一人納得する私です(笑)。


4:
今回、旭と暁が殴り合いをしそうになり、旦が止めようとして旭に殴られます。
また、あかりのために神社でお賽銭用に旭と暁が全財産を使いすっからかんになり、旭が病院へ行くのに人力で行く破目になります。

笑いの場面であって、話の句読点なんですが、イマイチ力が弱いんです。
確かに面白い、第三者の立場からなら面白い場面です。
でも、何か私には今回の話の中では弱く感じてしまいます。

いや、今迄もこういう他人から見ればおかしいカットが入ってるんですが、やはり毎回弱いんです。

理由は、ん~、分からん(笑)。
最終話まで観て分かればいいんですが。


5:
今回目に付いたのが、永原香澄を演じる橋本愛
下手(溜息)。
まぁ、まだ実力不足なんでしょう。
今回、旦からボウズではなく(笑)、陽(=はる、三男、柄本佑)と一緒にいてキスまでしてるところを写真に撮られ、
それを失恋に狂う旦から見せられるシークウェンス。
表情は平板、台詞は一本調子。
ヤレヤレ。
次回からもう少し出演時間が増えそうなのにこんな演技じゃ画面を汚すだけ。
ドラマの質を落とす恐れが非常に大きい。


6:
人間の弱さと醜さ、それに対する生命への尊厳と讃歌、両方を描いている良心的なドラマです。

だから、次回も楽しみ(^.^)。



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『若者たち2014』その5

第五話

1:
今回も旭君(長男、妻夫木聡)、いい事言うなぁ…

親が子供を幸せにする。
子供は親を頼りにしている。

そして、ひかり(長女、満島ひかり)、子供が持つ力を力説。
その通りなんです、子供は存在するだけで大人に力を与えるんです。

中絶を考える梓(蒼井優)。
命と子供の尊さが分かるのが大人の条件の一つ。
生れる子供の障碍の可能性と子育ての困難さを考えると、中絶も選択肢の一つ。
だから人生の中で最も苦しく悲しい決断の一つです、中絶は。

どうするかはまだ不明。
旭君に仕事が見つかったけど、子供に関してはまだ安心出来ません。


2:
単純に生きる事の讃歌のドラマです。
次回も観ます。



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『若者たち2014』その2

第二話

1:
謝罪ねぇ…

老婆屋代昌江(根岸季衣、多香子(長澤まさみ)の母)から3,000万を詐欺した次男暁(さとる、瑛太)。
実刑判決を受け、刑期満了で出所。
長男旭(妻夫木聡)が代わりに月々返済していても、謝罪しないし、感謝も無し。
旭が暁に屋代家へ謝りに行けと言っても、親を放っておいた子供達が悪いと言って、謝らない。

4男旦(ただし、野村周作)が永原香澄(橋本愛)に妊娠してると騙され、結婚か中絶。
中絶なら10万くれと迫られる。
それを3男陽(はる、柄本佑)が解決。
二人が香澄に謝れと言っても、香澄は謝らない。

長女ひかり(満島ひかり)が勤めるNICUでは、600gで生まれた赤ちゃんの謝る母親。


家族を育て、養う人が謝ってます。
謝らない人は罪悪感が無いと言ってます。

…これは恐ろしい事です。
…善悪の区別がつかないからです。

…しかし、このドラマでは、もう少し事情が複雑の様です。
…どうやら、暁は遊ぶために詐欺を働いたのではないらしい。
…香澄にも問題が在りそう。
(参考HPの人物相関図→http://www.fujitv.co.jp/wakamono/chart/index.html)


2:
若い農婦を演じるのが、長澤まさみ
私が観た限りでは、初の汚れ役。
日焼けと共に、少々年の割に疲れた表情がいい。

ひょっとすると、このドラマで凄い演技をして役者として大躍進するかも。

『世界の中心で、愛をさけぶ』の時は綾瀬はるかと同じ位大根だったけど、
『わが家の歴史』から演技が真面になってきました。
今では綾瀬はるかより巧い。


3:
暁と香澄の秘密がどんなものか、興味津々(^.^)。
それに、長澤まさみが今度どんな演技を見せてくれるか、楽しみ(^.^)。

次回も観ます。




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『若者たち2014』その1

★簡単な紹介

○放送
2014年7月9日~
水曜日 午後10:00~10:54
フジTV系
全回

○スタッフ
原案:山内久、森川時久
脚本:武藤将吾
演出:杉田成道、中江功、並木道子
撮影:星谷健司、小松忠信
照明:富沢宴令
音楽:萩野清子

医療監修:楠田聡
医療指導:守屋俊介、伊藤尚志
看護指導:菅野さやか

プロデューサー:石井浩二

○出演
妻夫木聡………佐藤旭(あさひ)
瑛太……………佐藤暁(さとる)
満島ひかり……佐藤ひかり
柄本佑…………佐藤陽(はる)
野村周平………佐藤旦(ただし)

蒼井優…………澤辺梓
長澤まさみ……屋代多香子
橋本愛…………永原香澄

吉岡秀隆………新城正臣




★評


第一話

1:
「理屈じゃねえんだよ、結婚は」
の題名通り、第一話では佐藤家五人兄弟の内、次男暁(瑛太)以外、恋に陥っています。
親代わりの長男旭(妻夫木聡)は、自分の基準では一人前とは言えない妹と弟達が恋に陥るとは許せないのであります。

「理屈じゃねえんだよ、結婚は」と言いながらも妹と弟達の恋心を理解出来ない旭君です(笑)。

特にひかり(満島ひかり)と新城正臣NICU担当医師(吉岡秀隆)は第一話から不倫関係とバラし、当人達にとってもイマイチ理解出来ていません。


2:
それにしても、仲の良い兄弟です。


3:
自分では上がるつもりが無かったプロレスのリンクに上がった旭。
相手は勝てるはずのないプロ。
それでも、勝負を挑む旭。

現在の旭の状況を強調する演出です。
妹と弟達の恋に驚いている旭ではなく、梓の妊娠ですな、表すのは。

なぜ行ったかと言うと、梓(蒼井優)からの招待。
行った時はいなかったけど、リンクで旭が死闘を繰り広げている(笑)最中に来た。
それを観て惚れ直した梓。
そして、旭も自分の気持ちが分かりました。

冒頭の霧が流れる閉園間近の遊園地からの場面から続いてる訳です。
二人の間の「霧」がようやく晴れた、とね。

し、か、し、
これで二人の問題が解決し万事目出度く行くと思ったら大間違い。
二人が夜明けの橋で別れる場面に注目。
まず、橋の真ん中で人が別れるはず有りません。
梓は橋を渡り、旭は元来た方へ戻ります。
二人が正反対の方向へこれから進む、と明示しています。
まだまだ波乱が有りますゼ。


4:
1966年の連ドラを元にやるので、どうなるかと心配半分、興味半分でしたが、
第一話を観た限りでは、合格。
おかしな違和感は有りません。
プロレスも現在も人気が衰えた訳ではなく、旭と梓の共通の楽しみにしても説得力があります。

それにしてもよく喋るドラマだと思い調べると、オリジナルを踏襲しているとか。
(参考→http://www.fujitv.co.jp/wakamono/spe_sugita/index.html)


5:
役者はとりあえず、全員ちゃんと演技してるんで宜しい。
綾瀬はるかみたいな大根がいないんで目に優しい。


6:
朝日新聞の紹介記事では、「傑作になる予感」とか書いてあったけど、
流石にそこまで褒める気にはならん。
でも、次回が楽しみ(笑)。
次回も観ます。



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プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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