『生誕200年記念 伊豆の長八 -幕末・明治の空前絶後の鏝絵師』
2015年9月5日(土)~10月18日(日)
武蔵野市立吉祥寺美術館
HP→http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/index.html
松崎町にある伊豆の長八美術館HP→http://www.izu-matsuzaki.com/cyouhachi/cyouhachi.html
漆喰壁の鏝絵の代表絵師で最高峰らしい。
TV東京系『開運!なんでも鑑定団』か何かで観た記憶があり、
ち~と調べると、何と、
伊豆の松崎町の出身(@_@)。
TV版『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地じゃん(@_@)。
松崎町役場が作った『世界の中心で、愛をさけぶ』ロケ地マップにも伊豆の長八美術館は載ってますが、
流石にロケには使われてません。
PDFファイルのロケ地マップ→http://219.165.117.1/loc_pdf/sekachu.pdf
こりゃビックリ(@_@)。
私のブログにセカチューのカテゴリーがあるくらいですから、この連ドラ、私にとっての第一位(^.^)。
宮浦町、ではなく(笑)、松崎町に松本朔太郎と廣瀬亜紀以外に有名人がいたとは(笑)。
その昔、私は神奈川県横浜市金沢区富岡に住んでいて、
川合玉堂がそこに明治時代に別荘を建て絵も描いていたのを知り、偶然に驚いたもんです(@_@)。
富岡に住んでいた頃は学校でも習わなかったし、何にも知らなかったからなぁ…
しかもその後、川合玉堂は私の好きな絵師の一人になるんだから(@_@)。
その時以来の驚きです(@_@)。
「明治の工芸品」や「超絶技巧」に類した形容詞は大好きなんで、いそいそと見に行ってきました(^.^)。
1:
鏝で漆喰を加工して絵にしています。
壁を平らに塗る左官の仕事がいかに難しいか知らなくても、
伊豆の長八の並々ならぬ腕前は一目で分かります。
例えば、
作品番号:2 「二見浦」
の岸辺に身長1cm程の小さな人物が描かれています。
近付いてよく見ると漆喰の上に岩絵の具で描いているのではなく、
鏝で人物を描き、それに色を塗ってあります。
しかも、チャンと絵になってます(@_@)。
これは、正に超絶技巧の芸術家の一人です、ハイ。
2:
更に、描く時に漆喰を少々盛り上げるので、立体的になり、
人物の顔には不思議な表情が加わります。
また全体的に、3D風の跳び出て来る立体感も生み出しています。
関心を引き、興味を湧き立たせる作品の数々です。
3:
しかし、作品としては、力が弱い。
技術に関しては素人目にも分かる素晴らしさですが、
心を捉える雰囲気が無いんです(溜息)。
あと一歩で完成なんですが、そこまで達している作品がありません(涙)。
4:
平面の絵画と一味違う絵画になる可能性が非常に高い。
現在でもやっていらっしゃる方がいて、大いに期待出来ます。
5:
会場の武蔵野市立吉祥寺美術館は今回初めて訪れました。
HPでも分かりますが、入館料、何と、
¥100(@_@)
や、安い(@_@)。
1980年頃のブリジストン美術館の入館料が¥200か¥250でしたから、
いかに安いか、驚異的な安さか、よ~く分かります。
ただ、会場が狭い。
ちっちぇ~(@_@)。
美術館の展示室の一つすでよ、これ。
最近行った所だと、練馬区立美術館とはエラく大きさが違います(@_@)。
タグ 松崎町 伊豆の長八 入江長八 鏝絵 世界の中心で、愛をさけぶ 川合玉堂
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術