『白い巨塔』2019版 その5
1:
まぁ、1978年版連ドラを観たし、小説も読んだんで、
どうなるか知ってましたがねぇ…
その後、アメリカの弁護士資格があり、実際に弁護士の仕事をした本物の弁護士が書いた法廷小説を読んでいるんで、
盛り上がらんのは分かっていましたが…
予想通り盛り上がらんかったし、つまらん終わり方。
日本は水戸黄門や大岡越前、遠山の金さんの世界から一歩も変わってないんだなぁ(溜息)。
2:
浪速大学医学部第一外科助教里見脩二(満島真之介)が財前五郎(岡田准一)に裏切られ、
自身の良心の呵責に耐えられず、第一審の証言を覆し原告側に有利な証言を述べるのは、
いい、問題有りません。
問題は里見脩二がべらべら喋る事。
原告側弁護士関口徹(斎藤工)が尋問で引き出さなきゃいかんでしょう。
決定的証拠となる里見脩二が残した手書きの佐々木庸平(柳葉敏郎)の死亡所見(?)。
これは、現在の電子版では登録した日付とかが完全に残り、日時の特定が出来るのですが、
手書きの物は証人が作成日時を証言しても、特にこのドラマの場合、ほぼ不可能。
だから、被告側弁護士国平幸一郎(山崎育三郎)はこの点を攻撃出来るのです。
電子版の下書きかどうかは、証明出来ず、電子版の前に書いたとも証明出来ません。
この辺の法廷闘争をキチンと描くと過去のドラマ、映画版を上回る作品になったのですが…(溜息)。
まぁ、プロデューサー一同、読書量が少な過ぎるんです。
★まとめ
1:
まぁ、面白いんだけど、旧作を超えられず。
と言うか、裁判を描けないのは全て同じ。
で、最後に尻つぼみ、失速。
医者は描けても、弁護士は描けていません。
原作の小説はどうだったかなぁ、覚えてないんです(^^;)。
2:
演技陣は物語の関係上、ヲヤヂとじぃさんばかりで、中々宜しかった。
里見脩二を演じた松山ケンイチは私CYPRESSが観た作品の中では一番良かったんじゃないだろうか?
松山の代表作としていいでしょう。
主演の岡田准一は、う~ん、どうかなぁ…
最初から最後まで一本調子、全然変化が無い。
気が強く、野心家で医師としても実力があるから、ああいう感じでいつも同じ感じでいいんでしょうが、
「押す」だけで「引く」が無い。
財前五郎は頭がいいのは間違い無いんだから、譲歩する時と場合もあるのを知らないはずがありません。
50年以上前の医学部野心家教授は、傲慢なイケイケだったんでしょう、
だから岡田准一の演技でいいのかもしれません。
満島真之介の純真だけど、小心者振りも良かった。
タグ 岡田准一 松山ケンイチ 柳葉敏郎 斎藤工 山崎育三郎 満島真之介
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『白い巨塔』2019版 その4
1:
面白い(^^♪、
が、
今回は、チト無理がある。
2:
まずねぇ、設定が1963年じゃないんだね、
2019年なんだよ。
財前五郎(岡田准一)がドイツ出張中だからと言って、
帰国するまで自分が訴えらたのを知らいないなんてのは、
100%、絶対、完全にあり得ない。
毎日2回はメールで連絡があって当然。
財前五郎だけでなく、鵜飼裕次医学部長(松重豊)、五郎の義父又一(小林薫)、大阪中央医師会会長岩田重吉(岩松了)、
大阪市議会議員鍋島貫治(山田純大)等が直ぐに善後策を考え、弁護士の国平幸一郎(山崎育三郎)と対策を始めるでしょう。
3:
裁判の判定は妥当。
佐々木庸平(柳葉敏郎)に術前にPET検査をしなかったのは確かに財前五郎の手落ちですが、
死因となった肝臓の血管内リンパ腫が稀な病気なので予見出来たとは考えにくい。
財前五郎が何やら医療について法廷で主張しますが、あり得ないんじゃないでしょうか?
弁護士の質問に対して証人は事実を答えるもので、意見を言うものではありません。
裁判の描写の悪さ、下手さはこのドラマに限った事ではありませんが、
この辺が日本の社会と日本人の限界なんでしょう。
討論という戦争を全く知らず、理解していないからです。
4:
原作通り佐々木家の商売を小規模の繊維問屋にしたままなのも、
無理があり過ぎ、強過ぎ。
2019年の日本の繊維業界は中国、ベトナム、インド等に値段で勝てないのは誰でも知っています。
日本の繊維業界の不況も2,3年の短さではありません。
そんな状況で、示談金¥80,000,000を提示され、更にその2倍¥160,000,000を払う用意があると言われたら、
受け入れ、廃業しない方がおかしい。
借入金を全て返し、従業員には十分以上の退職金を支払えるはずです。
それでも親子二人十分の額が残り息子の庸一(向井康二)も無事に大学を卒業出来るでしょう。
5:
早くも次回が最終話。
絶対観ます。
タグ 柳葉敏郎 向井康二 岡田准一 山田純大 岩松了 小林薫 松重豊 山崎育三郎 岸本加世子
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『白い巨塔』2019版 その3
1:
面白い(^^♪。
浪速大学医学部第一外科、教授選、
当然、財前五郎准教授(岡田准一)、当選。
手術の実力を認められ、ドイツの学会で手術を披露するよう招待される。
(これは間違いなく英語の学会誌に発表したからですな)
外科教授、学部長、学長への出世街道の第一歩を踏み出した。
驕り、高慢、傲慢のために柳原雅博第一外科医局員(満島真之介)、里見脩二第一内科准教授(松山ケンイチ)が提案した術前検査を省略(@_@)。
その結果、患者の佐々木庸平(柳葉敏郎)、危篤となる(@_@)。
2:
私CYPRESSの掛かり付け医のおじいちゃん先生によると、
50年以上昔の大学医学部、医局、附属病院の階級意識はとても強く、このドラマ、小説並みだったとか。
柳原雅博医局員が教授の財前五郎に異議を唱えるなんて、あり得ないと言うよりも、
恐ろしい事。
まぁ、教授誰もが財前五郎並みに傲慢だった、ではなかったですがね。
柳原雅博を演じる満島真之介の気の弱さ、中々宜しい(^^♪。
3:
はい、最後まで観ます(^^♪。
タグ 山崎豊子 岡田准一 松山ケンイチ 満島真之介 柳葉敏郎 岸本加世子 市川実日子
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