『アンナチュラル』その3
1:
え~と、
まだ観てます(笑)。
2:
毎回のエピソードと全編を通じての主題からなっている脚本。
何か、よくある構造。
この主題が面白さとドラマから奪い取っていると思うのは私CYPRESSだけか?
今回のエピソードが中々秀逸だっただけに、余計に惜しい。
今回のエピソードは人の道を踏み外し、実刑判決を受け、親からは勘当された男。
父親(木場勝巳)は元消防夫。
男は雑居ビルで焼死。
だが、その前に馴染みの店の仲のいい客達を助けていた。
意識を失った客達を父親に教わったロープワークで背負い、一人づつ運んでいた。
UDIの調査のおかげでそれが分かった。
この事実が分かった時の勘当した父親の台詞と演技が良かった。
ん?、分かる前だったかも(笑)。
馬鹿者め!、と怒るんだね。
男として泣けない時があるんです。
セカチューのTV版でも、アキ(綾瀬はるか)が白血病だと分かり、
父親の真(三浦友和)がサク(山田孝之)に君を憎まなきゃやってられないんだ、
と言ったのと同じ。
心を折らずに絶望とも戦いながら、現実的な問題を処理しなきゃならんからね。
「泣くが嫌さに笑って候」
と同じ事。
木場勝巳、涙を流さず鼻水を垂らしていた。
名演、いい役者じゃないか(^.^)。
2:
それに比べ、
中堂(井浦新)の恋人糀谷有希子(橋本真美)の死の謎、
それに関わってそうな宍戸理一(北村有起哉)。
更に、UDI設立のための資金が怪しいと睨む末次康介(池田鉄洋)。
この主題は、どうも詰まらんなぁ…(溜息)。
3:
この主題のおかげで、このドラマ、佳作になり損ねるな。
2018年3月6日、追記
おっと、書き忘れてました(-_-;)。
木場勝巳が怒りで悲しみを隠す場面と対になっている場面が有ります。
終盤、
六郎(窪田正孝)が父親(伊武雅刀)に向かって決意を伝える場面。
六郎の気持ちを認めながらも、二度と我が家の敷居を跨ぐなと一喝。
父親が世間の荒波に揉まれ道を踏み外したのではなく、
六郎が世間知らずである事を教えているんです。
理想論では巨大組織を動かせない事を暗に教えているんです。
覚悟があるなら、その理想で立ち向かってみろ、とも伝えようとしてる訳です。
こう解釈出来る理由は、伊武雅刀が二度と我が家の敷居を跨ぐなと一喝する前に、
微笑むからです。
タグ 木場勝巳 綾瀬はるか 三浦友和 山田孝之 井浦新 橋本真美 北村有起哉 池田鉄洋
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