★簡単な紹介
2017年6月20日(火)~9月24日(日)
国立西洋美術館
国立西洋美術館のHP→
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2017arcimboldo.html公式HP→
http://arcimboldo2017.jp/1:
この手の「寄せ絵」の代表作は
歌川国芳の「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」かな。
ジョゼッペ・
アルチンボルドの200年後の人であり、作品。
時代で考えれば、
アルチンボルドの方が先駆者だけど、当時の日本でそんな事を知る事は不可能。
まぁ、細かい事は気にせず、まずは見てみますか。
2:
予想通り退屈な絵しかない。
ダリと同じくこけおどしだよなぁ…
描写力を見て想像出来る通り絵画職人にすぎません。
ハプスブルク家の権力、財力、軍事力、繁栄を具体的に示すために目に見える物を描いたそうですが、
納得。
単なる指先が器用な絵画職人が記録のために残した物。
写実描写で事物を描いた記録だけで、それ以上の「もの」がこの絵師にもありません。
宮廷画家としては、写真や映画、VTR等が無い時代ですから、カメラマンの代わりだったのでしょう。
記録係ですから、絵師としては細密に事物を描写する事が何よりも重要で、精神性とか個性等は全く不要。
逆に
アルチンボルドは依頼主のハプスブルク家の面々、宮廷の方々には絵心が無いのが分かっていて、
技術の粋を尽しただけの絵を描いただけかもしれません。
無粋な人間にはこの程度で十分と思っていたかもしれません。
言い換えると、馬鹿にしていた、デス(笑)。
こういう技術しか無い絵には、毎度の事ながら同じ事しか書くことがありません(溜息)。
3:
まぁ、こんな感じで私には退屈な絵しかありませんでした。
今回も企画展の入場券で常設展へ入れるので、常設展へ。
お目当ては、勿論、ジョルジュ・ドゥ・
ラ・トゥールの「聖トマス」。
ジョゼッペ君の絵とは桁違い、段違い、次元が違います。
色の面積、光の明暗の面積、全体の構成、完成度が完璧に近い。
技術だけではなく、絵心など精神溢れる
ラ・トゥールの「聖トマス」。
やはり
アルチンボルドの絵には技術しかない。
今後、国立西洋美術館の企画展では、一回りした後、
ラ・トゥールの「聖トマス」を見て比べるが、
私の見方になりますナ。
アルチンボルド、巧い絵には間違いありません。
私の好みではありませんでした。
いい悪いではなく、この辺は見る人間の好みの差です。
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