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『アルジャーノンに花束を』2015年版その10

最終話

1:
まぁ、終わりました、原作と同じ様に。

気になる、大いに気になるのが、遺伝子操作によって作られた青いバラの種を自然界に播き、
成長し、花まで咲いちゃった事。

脳の機能をいじると言う事の象徴ですが、遺伝子操作した植物を自然界に放していいのか、と言う実際的な疑問が大あり。
まぁ、その事自体も表してるでしょうけど。

神の手と技を持つ存在に成り上がった人間であります。



★まとめ

原作はもう30年以上前に読んでよく覚えてないですが、好みの作品でなかったのは覚えてます。
「知」と「情」を単純に二分して好ましくなかった印象しか残ってません。

今回のドラマもその傾向が終盤まで強かった。

第三話の終盤、橋をさ迷う咲人(山下智久)の演出は中々素晴らしかったけど、
その後が全て「知と情の対立」、「親子」、「愛情」、「思い遣り」、「愛する人と回り逢う」、「知性を他人のために活かす」
等凡庸。
退屈でした。

知能が低い時の咲人を演じる山下智久の演技力不足が痛かった。
「頑張ってるよ」感がありありで下手。



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『アルジャーノンに花束を』2015年版その9

第九話

ネタバレなんで、今回は隠すの回(笑)。

読みたい方はこちらへ(笑)。

続きを読む

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『アルジャーノンに花束を』2015年版その8

第八話

1:
ALGの完成形のために蜂須賀部長(石丸幹二)に協力を求める咲人(山下智久)。

遥香(栗山千明)と暮らし始めた咲人。

柳川(窪田正孝)には顔を見れて嬉しかったと咲人。

こういう事は、
咲人、知能が向上して以来、見せなかった暖かな心。
それが表すのは、知能が向上する以前の咲人。
つまり、知能の退行が密かに進んでいる事を暗示です。


2:
蜂須賀部長の部屋に壁に掛けてある絵は、
グスタフ・クリムトの
「死と生」(1915年)
の複製だな。
参考→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%88#/media/File:Gustav_Klimt_-_Death_and_Life_-_Google_Art_Project.jpg


3:
最後のシークウェンス、柳川、檜山(工藤阿須加)、舞(大政絢)が梨央(谷村美月)の治療の協力を咲人に頼むために
脳生理科学研究センターを訪れ、遥香が応じます。
冷たく追い返す遥香。

なぜ?

そりゃ退行が進む咲人にALGを完成して欲しいから。
愛です、愛。


4:
このドラマ、成長物語でもありますな。
大人になり、知恵が付き、その代り捨てたものもある、ってお話。
その捨てたものを再び手にするには、どうすべきか?
簡単ではありません。

人生の失敗に気付くのも簡単ではなく、失敗の償いをするのは更に難しい。


5:
柳川との付き合いが増えた舞。
着ている物が変わってきています。
黒いストッキングで女を強調するのをやめ、何と、パンツに。
心の変化です。


6:
今回も、何かなぁ、面白くない。
咲人が梨央の治療に何かするか、この点に興味が有るんで、
次回も観ます。



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『アルジャーノンに花束を』2015年版その7

第七話

1:
α-Lipoxanthine-Glucoside


2:
いよいよ、物語が後半へと入りました。

咲人(山下智久)が蜂須賀部長(石丸幹二)へ、言っちゃいました。
「あなたにはまごころがない」

知能が発達してから初めて「情」を見せました。

まぁ以降は原作通りでしょう。

違うのは、


3:
梨央(谷村美月)が檜山(工藤阿須加)に自分の病気の事を話しました。
そして檜山の目の前で発作を起こす。

その前に起きていた事を振り返ると、

蜂須賀部長は梨央の父親河口玲二(中原丈雄)にALGが進行性要素性障害への効果が無いと言い、
更に、
学会で発表したおかげで世界中から資金提供の申し入れが来ていると告げる。
河口玲二(中原丈雄)に今後は今後資金提供を辞退する事も告げる。
咲人は自分でALGを作れるようになっていた。

、と言う事は、
咲人は自分でALGを作れるから、
梨央の為に進行性要素性障害の治療薬を作る、かな?


4:
それで、このドラマ、面白いかと言うと、
う~ん、大して面白くない。

それでも、次回も観ます。



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『アルジャーノンに花束を』2015年版その5

第五話

1:
ふ~ん、転換点の回ですな。
夕方とその後の汀のシークウェンスなんて言ったら、他に示す事無し。

咲人(山下智久)の知能の向上。
そして、恋心。
簡単には割り切れぬ面倒臭いものに嵌らずにはおれぬのが人。

更に、河口玲二興帝メディカル産業社長(中原丈雄)が蜂須賀大吾脳生理科学研究センター部長(石丸幹二)に研究結果を
来月の横浜の学会で発表しろと迫る。
発表すれば咲人自身も世間に知られストレスになり、遥香(栗山千明)との恋も巧く行かなければかなりのストレスになり絶望するかもしれない、
と蜂須賀部長。
だから遥香はフリでいいから咲人の恋人になれ、と蜂須賀部長。
そんなウソは吐けないと言う遥香をキスで口封じする蜂須賀部長。
それを目撃、咲人。

咲人は梨央(谷村美月)をデートに誘い、海へ。
そこで梨央が咲人にキス。

舞(大政絢)は康介(工藤阿須加)と隆一(窪田正孝)に梨央が進行性要素性障害にかかっていると教える。


2:
咲人と遥香。
康介と梨央。
梨央と咲人。
隆一と舞。
蜂須賀部長と遥香。
色々な恋心がこんなにあります。
う~ん、何かねぇ、下手すると自爆しそうな恋愛物語の展開。
恋を絡ませ過ぎています。

「知」と「情」の話なのをお忘れずに。


3:
次回も観ます。




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『アルジャーノンに花束を』2015年版その4

第四話

1:
梨央(谷村美月)の病名は「進行性要素性障害」


2:
咲人(山下智久)の術後、一週間。

蜂須賀大吾(石丸幹二):背外側前頭前皮質が肥大している。
~中略~
灰白質が増えている。
これに加えて前部帯状回AACに働きかければ
それが引き金となって脳全体が活性化されるはずだ

…前部帯状回(AAC)=脳内において心の痛みや嫉妬を司る部位…

望月遥香(栗山千明):ACC つまり感情に働きかけるということですか?

実際、そうなった(笑)。
若いオナゴの写真とナンパ(笑)。
それと父親とのキャッチボールの思い出、それと繋がる野球、代打出場でホームラン。

情と知は繋がり、情が知を導いています。


3:
梨央は知能は劣っていても現状の咲人が好き。
今のところ、咲人が自分の試験台になってるとは知らず。
この物語の「情」の代表。
咲人が自分のテストケースになっているのを梨央が知るのは間違い無し。
その時梨央がどうするか、このドラマの見所。

遥香は、科学者なんで梨央の様に「情」の代表になれず。


4:
まぁ、今回はこんなもんかなぁ…程度の出来。
前回第三話の出来が良過ぎたからネ。

それと特筆すべきは、野島伸司が加わると音楽が耳に心地いい。
今回はベット・ミドラーの「ローズ」。
過去の作品だと『薔薇のない花屋』での山下達郎「ずっと一緒さ」、『高校教師』での森田童子「ぼくたちの失敗」。

次回も観ます。



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『アルジャーノンに花束を』2015年版その3

第三話

1:
ん~、いいじゃん(笑)。
純真、純情な咲人(山下智久)。

でも、相変わらず一生懸命演技してんのが両肩の上に乗っかってますゼ、山下智久クン(溜息)。


2:
今回は2.5回も(笑)夕方が出て来た。

2-1:
1回目は梨央(谷村美月)がパパの別荘へ咲人、檜山康介(工藤阿須加)、柳川隆一(窪田正孝)、小出舞(大政絢)を誘い出掛けるシークウェンス。
その中で、梨央は咲人と浜辺(!)を歩く時が、夕方。
梨央は咲人は今のままでいいと言う。
すると突然崩れ落ち、咲人が誰だか分からなくなる。

2-2:
0.5回目は(笑)、その次のシークウェンス。
梨央はこのままでは脳が委縮し、遷延性意識障害(=せんえんせいいしきしょうがい)=植物状態になる(@_@)。
梨央の父親は河口玲二(中原丈雄)、興帝メディカル産業社長。
興帝メディカル産業は、蜂須賀大吾(石丸幹二)が所属する脳生理科学研究センターのスポンサー。
その治療のために、臨床試験の第一弾として咲人を手術すると蜂須賀大吾。
この事実を知った望月遥香(栗山千明)。

絶望した遥香はセンターを後にしようとすると、咲人が追いつき遥香をだっこし、遥香の胸に掌を当て言葉に出来ない思いを告げます。
この時が、夕方と言うにはちと早過ぎる時間の光の色。
なので「0.5」回なんです(笑)。

2-3:
そして最後の場面。
遥香がいないので手術を拒否し、遥香を探しに脱出(@_@)。
そして、遥香のアパートに着いた時。
ここでは咲人が遥香が一番好きな女の子だと分かったと告げます。

2-4:
2回共、咲人の純真さ、純情さを二人の登場人物が視聴者に伝える場面です。
そして、咲人の純真さ、純情さが失われると暗示する場面でもあります。
夕方は「終わり」と「変化」を象徴するものだからです。

「0.5」の場面は(笑)、母親(草刈民代)初め女性に自分の思いが伝わらないのが終わり、伝わった事を示しています。

2-5:
更に、梨央と咲人が浜辺を歩く場面は、海ですから「始まり」や「出発」を象徴してます。
梨央と咲人には新しい事が始まると暗示しています。


3:
さて、遥香がいないために手術室から逃走した咲人。
咲人が出てくる場面で高度医療研究センター病院の外は橋の上と遥香のアパート。
橋は「変化」や「決心」の肯定と否定の両方を表します。
渡り切れば肯定的で「変わる」や「決めた」。
渡り切らなければ否定的で「変わらない」や「決められない」。

このシークウェンス、この連ドラの前半でおそらく最も、一番、最高に、重要です。

咲人は橋の上で人とぶつかり倒れます。
大きな問題に直面し、自分で決定しなければなりません。
ドラマの中では橋の上のカットから遥香のアパートのカットに直ぐ変わり、
咲人が橋を渡ったのか、渡らなかったのか、自力で渡れたのか、それとも誰かの助けを借りたのか、
何も分かりません。
つまり、咲人は遥香が一番好きな女の子であると自覚しましたが、その思いを伝え、また会いたいと思っても、
自力で遥香のアパートまで辿り着けたかどうかは不明のままです。
「決心」は出来たとしても、自分の現状を「変化」出来たかは分からないのです。

これは前回第二話の冒頭、
花屋の配達で隆一が康介に咲人が一緒ならナビいらないだろうと言い、
実際に咲人は次々と道の指示を康介にしますが、目印にしていたタバコ屋が無くなと途方に暮れるシークウェンスと繋がっています。

つまり、咲人は、ひょっとすると、前回第二話と違い自分で遥香のアパートまでの道を発見出来たかもしれないと暗示しています。
と言う事は蜂須賀大吾達の検査でも発見出来なかった知能の進歩が見られたかもしれない、
脳の手術は不要かもしれない、と捉えられるのです。
その原因は、勿論、咲人の遥香への恋心、愛情です、と思い込みたいのが視聴者(笑)。
私はどう思うか?
はい、そう思いたい(笑)。


4:
こんな感じで嵌りつつあるCYPRESSです(笑)。
話の筋は分かってますが、それでも次回が楽しみ(笑)。




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プロフィール

CYPRESS

Author:CYPRESS
最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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