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『デジタル・タトゥー』その5

最終話


1:
まぁ、当然ながら、目出度し目出度しのハッピーエンド。
まぁ、ネット上でやっちまった犯罪でも、俗世で犯した犯罪でも、
裁かれる場所は地上。
だから、このドラマも終わり方は同じ様になって当然かぁ…(溜息)。


2:
何か、中途半端感が強いなぁ。


★まとめ


1:
ネット上の炎上、誹謗中傷等の犯人を描き、最終話前半までは、
面白く中々の出来でした。
自己中心的、独善的、無教養、無責任、偏見、
どうしようもない人間だと描き、大変興味深かった。


2:
脚本の力不足が現れたのが、
やはり問題の解決の仕方。
今までに無かったネットと言う社会なのだから、
ネットを使って解決して欲しかった。
そうすれば、ドラマ史上に残る佳作になれました。






タグ 高橋克実 瀬戸康史 伊武雅刀 矢田亜希子 近藤公園 中越典子 徳永えり 中村靖日






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『デジタル・タトゥー』その4

第四話


1:
今回も面白い(^^♪。
今季、観ているドラマの中で一番面白く、出来がいい(^^♪。

今回の主な流れは、

怒りに任せ、感情に流され、個人の秘密をネット上に流し、
復讐するとどうなるか?
被害者は主人公岩井堅太郎(高橋克実)の娘岩井早紀(唐田えりか)。
犯人は大学の同級生奥村ミサ(久保田紗友)。
早紀は高崎の小学校時代、ミサをいじめる側だった。
当時は山内ミサだった。
そのいじめが原因でミサは転校、両親は離婚し奥村姓になっていた。
ミサは、大学のミスコンで半年も一緒にいたのに自分の事を気付かなかった早紀を許せず、
ネットに投稿した。

、と言うもの。


2:
今回の脚本で巧いのは、ミサが犯行を早紀に告白し、早紀に先謝れと言った後の早紀。
自分はミサを一生許さない、ミサも自分を一生許さなくていい、と言った事。

それから、
泣き崩れるミサを見詰める早紀の微妙でハッキリしない表情、これが非常に巧い演出。
TV局アナウンサーの内定をもらいながら、10年前のいじめのためにその仕事を奪われるのを、
簡単に許せるでしょうか?
そんな人間、実際には殆どいないでしょう。

そして、10年前から変わっていない二人の力関係も表しています。
早紀はいじめる側で、ミサがいじめられる側。
10年前の小学校転校時、最初の日に力関係が決まった様に、
再び同じ力関係が生まれた瞬間です。
「人の人生を滅茶苦茶にしてタダで済むと思ってんの、アンタ?」
って事。

10年前、小学生のいじめも許されませんが、
二十歳を超えた大学生が小学校時代のいじめられた事に対してネット上で攻撃するなど、
もっと許されません。
犯罪です。
だから、ミサは罰を受けねばならないんですが、
そのまま放置してしまうのが日本の脚本の弱さではないでしょうか?


3:
ミサにしろ早紀にしろ、教養が無い大学生です。
いじめや攻撃を受けた時、どうすべきか?
例えば、
遠藤周作とか聖書を読めばいいです。
寛容になる、これです。
攻める側より、「上」の人間になるのです。

マタイ傳、5章、43節から

「なんぢの隣を愛し、なんぢの仇を憎むべし」と云へることあるを汝等きけり。
されど我は汝らに告ぐ、汝らの仇を愛し、汝らを責むる者のために祈れ。
これ天にいます汝らの父の子とならん爲なり。
天の父はその日を悪しき者のうえへにも、善き者のうへにも昇らせ、雨を正しき者にも、正しからぬ者にも降らせ給ふなり。
なんぢら己を愛する者を愛すとも何の報いをか得べき、取税人も然するにあらずや。
兄弟にのみ挨拶するとも何に勝ることかある、異邦人も然するにあらずや。
然らば汝らの天の父の全きが如く、汝らも全かれ。

そうね、簡単な事ではありません。
無理ですよ、許すなんて。
それでも、遠藤周作とか聖書とか読んだことあるか、ないか、
この違いはとてつもなく、物凄く大きい。
それでなくても生きていくのは大変だから、この違いは幾分か人生を変えるんじゃないでしょうか、
本のページの1ページ分位は。






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『デジタル・タトゥー』その3

第三話


1:
山田加代(徳永えり)、
スーパーの事務員、高校時代に父を亡くし、奨学金で大学へ通った。
職場の上司と不倫関係、2回堕胎。
さえない女=極普通の一般女子=リア充からは程遠い。
ブログ「キラキラ港区女子カオリンのキラキラ日記」で普段の憂さを晴らす、
と言うか不満と不公平の復讐をしている。
プロフは港区在住外資系OL、彼氏はIT系エリートサラリーマン、趣味はケーキの食べ歩きとホットヨガ。

中西あや子(矢田亜希子)、
人気経営コンサルタント、
既婚、娘一人。
伊藤秀光(伊武雅刀)から政界入りを誘われている。
自称ペンシルベニア大学卒。


2:
加代があや子をブログ、次はツイッターで誹謗中傷。
たまたま不倫相手の上司があや子と同じペンシルベニア大学付属語学学校の同級生で、
あや子がペンシルベニア大学に入学もせず、卒業も当然していないのを知り、
ツイッターでまた攻撃。

加代の動機が不公平はズルい、なんですが、
こういうのを教養が無いと言うんです。
人間の社会に公平と自由なんて、あるか?
無いでしょう。
国や社会によってその程度が違うだけ。
例えばアメリカは自由な国と自負してますが、
あそこの国は放埓なだけでしょう。

また、
不公平を正すのはいい事でしょうが、
だからと言って、社会的に「下」にいる者が「上」にいる者を、
不公平だと言ってネット上で誹謗中傷していいのか?
ダメ、やってはいけない。

社会的に「上」にいる者は、
あや子がドラマ終盤の謝罪記者会見で言う様に、
なりふり構わず、ガムシャラに生き、多くを犠牲にしてきたからです。
最初から恵まれていた人は極わずかでしょう。


3:
加代の様な無教養な人間の数は昔から変わらないんでしょうが、
ネット経由で社会に発言し、影響し始め、新たなある意味「毒」が増えてしまいました。

こういう人間は読書量、ほぼゼロでしょうから、
次の様な知恵のある言葉に出逢う機会が無いんです。

15世紀から16世紀にかけてのイギリスの詩人で演説者のジョージ・ハーバートがいます。
彼の言葉の一つが、
Living well is the best revenge.
(道徳的に正しく生きるのが最高の復讐)
私CYPRESSは、たしか、ミステリー作家のディーン・クンツのエッセイの中で出逢いました。

また、
「夜と霧」で有名なヴィクトール・フランクルは、
「たとえどんな環境にいても、どんな人生を送るか決めるのは自分自身だ」
と言っています。


4:
次回も観ます。






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『デジタル・タトゥー』その2

第二話


1:
今回は痴漢冤罪のお話。

それがネット上に拡散…
大本を削除出来ても、ネット上から完全に削除出来たかどうか、調べるのは不可能。
つまり、加害者は罪を完全には償う事は、不可能。
これが、ネットの恐ろしさ。


2:
次回も観ます。






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『デジタル・タトゥー』その1

★簡単な紹介

○放送
2019年5月18日~6月15日
土曜日、午後9:00~9:50
全5回

○スタッフ
脚本:浅野妙子
演出:梶原登城、橋爪紳一朗
撮影:岩崎亮
照明:久慈和好
音楽:蓜島邦明

原案:河瀬季
法律監修:石井誠一郎
警察考証:尾崎裕司
IR監修:美原融
アクション指導:青木哲也
ゲーム指導:大津えみい
振付:朝日太一
Vチューバー制作:もちひよこ
VFX:佐々木理

プロデューサー海辺潔:

○出演
高橋克実…………岩井堅太郎
瀬戸康史…………タイガ(伊藤大輔)
唐田えりか………岩井早紀、堅太郎の娘
伊武雅刀…………伊藤秀光、政界の重鎮、タイガの父
竹財輝之助………伊藤壮輔、秀光の長男、秀光の秘書
朝加真由美………吉川美枝子、秀光の前妻、壮輔の母
飯田基祐…………高嶋弘一、秀光の第一秘書
八嶋智人…………田村正義、弁護士、堅太郎と同じ弁護士会に所属
今野浩喜…………小見山貴士、雑誌記者、堅太郎の検事時代の情報屋
アイクぬわら……オケケ、堅太郎の事務所が入るビルの一階のカレー屋主人
久保田紗友………奥村ミサ、早紀と同じ大学へ通う。ミスコン準優勝。
荒井敦史…………小西達也、早紀と同じ大学へ通い、早紀と付き合っている。
近藤公園…………緒方智紀、Vチューバー
中村靖日…………大野孝史、堅太郎が地方検事時代に担当した痴漢事件の被告人
中越典子…………芝崎ゆかり、新潟に住む専業主婦。息子を大野の塾へ通わせていた。
徳永えり…………山田加代、人気ブロガー、中西あや子から名誉棄損で訴えられる。
矢田亜希子………中西あや子、経営コンサルタント。秀光から政界へ誘われている。




★評


第一話


1:
おや、意外と面白い。
警察でもないし、検事でもない岩井堅太郎弁護士(高橋克実)だから、
少々手荒い事も出来る、か。


2:
今回は、紹介の回。
堅太郎とタイガ(瀬戸康史)を中心に。

Vチューバー緒方智紀(近藤公園)の身勝手、独善的正義感は興味深い。
政治家とその息子に対する単なる嫉妬心に過ぎず、婉曲表現です。
自分が信じる正義と善に対する悪には、どんな事をしてもいいなんてのは、無分別、無教養の極み。
芸がありません。


3:
“digital tatoo”は中々興味深く、面白い。
拡散する前に完全にネット上の書き込みを削除しても、本当に消えるのでしょうか?

思春期にネット上で荒しや過激な書き込みをするのが、実は物凄く危険な事になりかねません。
文字通り、命取りになる可能性があります。
感情的になり「死ね」と書き込めば、本人がどう思っていたか、どういう意思と目的で書き込んだか、
誰にも分からないのです。

例えば20年後に大きな事件の被疑者になり、検察側が徹底的に調査し、
20年前にネット上で何回も荒し、「死ね」と書き込んでいれば検察側に有利な証拠として使われる可能性があります。

アメリカのミランダ警告第2項、
Anything you say can and will be used against you in a court of law.
(あなたが言う事は法廷であなたに対し不利な証拠として使われることがある)
です。

本当に「死ね」と思っていたのか、単に一時的な感情の爆発だったのか、
客観的に証明することは不可能で、相手側に不利な証拠として使われてします。
相手側に自由に解釈されてしまいます。
「そんなつもりで書いたんじゃない」といくら当人が言っても、誰も、何も、証明出来ないんです。


完全に削除したつもりでも、本当に削除されているか不明ですから、
感情に任せ、正義感のつもりで書き込むのは物凄く危険なんです。


3:
第一話を観ると、破綻している所や穴ぼこが無いので、
面白くなりそうです。

ハイ、次回も観ます。






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CYPRESS

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最近好きな女優は杉村春子と中谷美紀。
好きな監督は黒澤明と張藝謀。
気になる監督は堤幸彦。
山田孝之の実力が分かってきました。

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