『妻への家路』その1 驚異の4K(@_@)
久し振りに映像と音で驚きました(@_@)。
4Kで撮影した映画を観るのはこれが初めてです。
これからは、まぁ当然なんですが(笑)、4Kの時代だと改めて実感しました。
1:
やはり映像の解像度と言うものが、フルHDとは違います。
鮮明さ、ハッキリとクッキリとした物の形、屋外の空気の透明感、
言い換えると映像の現実感が、完全にフルHDを凌駕しています。
『妻への家路』を観ると、この映画以前の張藝謀監督の作品の映像が、
作り物っぽく見えるんです。
まぁ、記録映画じゃないから別に作り物っぽくても問題は無いんですが、
映し出す映像に現実感を感じられるか、られないかは、大きな差があります。
生活感があると言ってもいいでしょう。
映像に現実感があると、気温や湿度、更には街中に漂う匂い(や臭い(笑))、喧騒を想像しやすくなり、
そのために登場人物達の気持ちや設定も、少々ですが、想像しやすくなります。
そう、登場人物達にも生身の人間を感じやすくなります。
この映画ですと、近所のおじさんやおばさんが通りを歩いているかの様に感じるのです。
そう感じるのも役者が大根だったら無理な事で、
主演の陳道明(チェン・ダオミン)と鞏俐(コン・リー)がどこにでもいそうなおじさんやおばさんを演じているからです。
初めてフルHDのアクオスを観た時の驚き、
初めて地デジを観た時の驚き、
そして『妻への家路』で初めて観た4K映画の驚き、
またしても、映像世界は4Kでドラえもんの「どこでもドア」へと一歩近づきました(@_@)。
2:
フルHDになると、音の方も現実感が増しました。
最初に感心したのは、堤幸彦監督の「20世紀少年 第一章『終わりの始まり』」の初めの方。
ケンヂ(唐沢寿明)のキングマートが襲われ、出火する場面。
ここで灯油が床に落ちる音、これに驚きました。
液体が床に落ちる音以外の何物でもありませんでした。
当然の事ですが、フルHD以前の音とは比べ物にならぬ現実感です。
そしてもう一つが5.1chによる2次元化と奥行き感。
群衆シーンでの喧騒で、あちこちから人の話し声が聞こえるようになりました。
これに驚いたのが、『カストラート』です。
この映画でも、こういう何でもない音が素晴らしい。
冒頭の雨のシークウェンス、
部屋の中で外で降ってる雨の音が聞こえます。
しかし、それだけではなく、何と、軒先から落ち続く雨垂れの音まで聞こえます(@_@)。
ここまで雨垂れの音が録音された作品、今迄に観たことありません(^.^)。
更に、雨合羽に当る雨の音(^.^)。
この『妻への家路』以前の雨の音は何だったんでしょう(笑)?
3:
内容以前に撮影と録音の媒体がかように素晴らしい(^.^)。
人生初の4K体験を大好きな張藝謀でやったとは(笑)。
タグ 張藝謀 チャン・イーモウ 妻への家路 20世紀少年 カストラート 陳道明 チェン・ダオミン 鞏俐 コン・リー
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